東欧・バルカン諸国は観光の超穴場!8ヶ月旅した11か国おすすめランキング

こんにちは!8ヶ月間東ヨーロッパを周遊した、世界半周中ののぶよです。
(世界半周についてはこちらの記事へどうぞ。)

これまで東欧、バルカン諸国を旅すること11ヵ国。

これまで訪れた国11ヵ国

・ルーマニア (1ヶ月)
・モルドバ (3週間)
・ウクライナ (1ヶ月)
・セルビア (3週間)
・ボスニア・ヘルツェゴビナ (3週間)
・クロアチア (1ヶ月)
・モンテネグロ (3週間)
・アルバニア (1ヶ月)
・コソボ (2週間)
・北マケドニア (2週間)
・ブルガリア (1ヶ月)

最終回となる今回は、これまで巡った東ヨーロッパ・バルカン諸国11ヶ国のおすすめランキングです。

これまで8ヶ月旅している中で、のぶよはよく質問を受けます。

「どこの国が一番良かった?」
「おすすめの国はどこ?」

これがなかなか難しい質問。

客観的におすすめの国を決めるのは難しいこと。
ある国を好きになるとき、そこには人によって様々な基準や要因があるためです。

物価の安さや治安の良さ、観光スポットの充実度はもちろんのこと。
出会う人の優しさだったり、お気に入りの食堂や宿を見つけたことで、その国に対する印象が大きく変わることもあります。

というわけで、今回の記事は8ヶ月間の東欧・バルカン諸国旅の総まとめ。
のぶよが訪れた11ヶ国を、おすすめ順にランキング形式で紹介していきます。

ランキングの基準は、フィーリングです(笑)

しかし、それだけでは説得力がないので、のぶよが大切だと思う以下6項目で客観的に評価しています。

・物価の安さ
・治安の良さ
・人の温かさ
・観光地の多さ
・食文化の豊かさ
・旅のしやすさ

正直、順位をつけるのは相当難しかったです。
でも、やると言ったらやります。

おすすめの国第1位に輝くのは、果たして…?

ランキング下位だからといって、おすすめできない国というわけではもちろんありません。

結論から言うと、全ての国がおすすめです!

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東欧・バルカン諸国おすすめの国ランキング第11位:北マケドニア

北マケドニアってこんな感じの国

物価の安さ:★★★★☆
治安の良さ:★★★★☆
人の温かさ:★★★☆☆
観光地の多さ:★☆☆☆☆
食文化の豊かさ:★★☆☆☆
旅のしやすさ:★★★☆☆

色々と残念な国・北マケドニア

お隣のギリシャからの圧力により、国名をマケドニア→北マケドニアと改めさせられたのはごく最近の話。
それ以前も、ブルガリアやセルビア、オスマントルコ帝国に翻弄されてきた歴史を持ちます。

↑ほとんどの観光客がオフリドだけを訪れて去っていく

有名な観光名所は世界遺産に指定されているオフリドくらいしかなく、どうしても地味な印象がぬぐい切れない北マケドニア。

しかしながら、国中どこにでも漂うのんびりとした素朴な雰囲気と格安の物価は、長期滞在するのにぴったりと言えます。

↑昭和感ただようスコピエのオールド・バザール

小さな国なので、バス・鉄道を使って移動がしやすいのもポイント。
しかしながら、地方部の観光地化はかなり遅れているため、マイナーな観光スポットへ行く公共交通手段の確保が難しいのがネックです。

↑プリレプにある隠れた絶景スポット・マルコの塔からの眺め

他の国のようにダイナミックでメジャーな観光スポットほど少ないものの、バルカン半島の田舎の雰囲気を感じるにはぴったりの国です。

北マケドニアの記事一覧へ

東欧・バルカン諸国おすすめの国ランキング第10位:モンテネグロ

モンテネグロってこんな感じの国

物価の安さ:★★★☆☆
治安の良さ:★★★★★
人の温かさ:★★☆☆☆
観光地の多さ:★★★★☆
食文化の豊かさ:★★☆☆☆
旅のしやすさ:★★★★★

のぶよ的に結構期待が大きかったモンテネグロ

物価がかなり高いクロアチアでの節約生活の後の滞在ということもあり、結構羽を伸ばすことができた国です。
(それでも他の国に比べると物価は高めですが)

↑モンテネグロを代表する風景が見られる、コトル城塞

モンテネグロにやってくる多くの観光客は、クロアチアのドブロブニクからの日帰りツアー参加者。
アドリア海沿いのコトルやブドヴァなどの観光地だけを訪れて去っていきますが、それは本当にもったいない。

モンテネグロのアドリア海沿いの町は、のぶよ的にはハリボテ。
超絶観光地のクロアチアのおこぼれで成り立っているような地域です。(もちろんその美しさは認めます)

↑「モンテネグロのモン・サン・ミッシェル」と称されるスヴェティ・ステファン

アドリア海沿岸地域では、黙っていても毎日押し寄せる観光客の上にあぐらをかいているような人も多く、あまり印象が良くありませんでした。

本当のモンテネグロの魅力を感じたいなら、内陸部へ行きましょう。
山々の大自然や歴史あふれる古都、アルバニア国境近くには素朴なビーチや湖も。

きっと、観光地とは異なる素顔のモンテネグロに出会えるはずです。

モンテネグロが素晴らしいのは、首都のポドゴリツァから国中どこでも日帰り圏内である点。

首都なのに他の町よりも物価が安いポドゴリツァで滞在費を節約しながら、山・海・湖などの大自然スポットへアクセスすることができるのです。

↑モンテネグロの信仰の中心・オストログ修道院

バスや鉄道の交通機関もかなり充実しており、安心して旅できるモンテネグロ。
将来、「ドブロブニクのついで」の地位から、「ドブロブニクが(モンテネグロの)ついで」の地位になることもあり得るかもしれません。

モンテネグロの記事一覧へ

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東欧・バルカン諸国おすすめの国ランキング第9位:モルドバ

モルドバってこんな感じの国

物価の安さ:★★★★★
治安の良さ:★★★★☆
人の温かさ:★★★★☆
観光地の多さ:★☆☆☆☆
食文化の豊かさ:★★★★☆
旅のしやすさ:★☆☆☆☆

とにかく壊滅的に知名度がない、東欧の小国・モルドバ

かつてソ連に属していたヨーロッパの辺境の地とも言えるこの国にやってくるのは、相当物好きな旅行者だと言えるでしょう。

観光スポットはほぼ皆無。
ランキング最下位の北マケドニアよりも、その地味さは際立っています。

しかしながら、観光客がほとんどやってこない=どこに行ってもローカルな旅が楽しめるということ。

ご想像の通り、英語はほぼ通じず、メインの交通手段はローカルなミニバスというハードな旅が待っています。

↑モルドバ地方部の移動手段は、馬車。

おまけに、ただでさえ小さな国なのに、勝手に独立宣言をした沿ドニエストル共和国というトンデモな未承認国家まである始末。

↑沿ドニエストル共和国の「首都」・ティラスポリ

しかしながら、モルドバ、沿ドニエストルともに治安はとても良く、物価はヨーロッパとは思えないほどの格安さです。

全くもって知名度のないモルドバ料理も、ルーマニア料理とロシア料理の影響を受けており、素材の味を最大限に活かした調理法でとても美味しいです。

↑8か月間の旅で最も美味しかったのは、沿ドニエストルで食べた料理でした。

言葉は通じなくても、優しい人がとても多かったのも印象的。
あなたの「東欧」に対するイメージが変わること間違いなしの、超穴場の国です。

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東欧・バルカン諸国おすすめの国ランキング第8位:ボスニア・ヘルツェゴビナ

ボスニア・ヘルツェゴビナってこんな感じの国

物価の安さ:★★★☆☆
治安の良さ:★★★☆☆
人の温かさ:★★★★☆
観光地の多さ:★★★☆☆
食文化の豊かさ:★★★★☆
旅のしやすさ:★★★☆☆

私たち日本人の間では、いまだに紛争や内戦のイメージがあるボスニア・ヘルツェゴビナ

確かに、ボスニア・ヘルツェゴビナを旅するなら紛争について知らないわけにはいかないでしょう。

内戦時の銃弾やロケット弾の跡が残る首都・サラエボ。
クロアチア人兵士がボスニア人を狙撃するために使った「スナイパー・タワー」が残るモスタル。

何よりも、依然として残る民族間の対立に、紛争の傷跡を感じずにはいられません。

しかしながら、現在のボスニア・ヘルツェゴビナは、そうした過去の記憶を乗り越えて前に進もうとしています。

観光業も好調なボスニア・ヘルツェゴビナ。
世界遺産のモスタルは、お隣クロアチアからの日帰り観光客で連日大いに賑わいます。

国内のバス・鉄道路線も発達しており、個人でどこにでも行きやすいのもポイント。
都市部では英語も問題なく通じ、観光地としてこれからさらに発展していくことが簡単にに予想できます。

セルビア料理やハンガリー料理、トルコ料理の影響を強く受けたボスニア料理も見逃せません。

バルカン半島全土で食されるブレク(棒状のパイ)ですが、一番美味しかったのはボスニアのものでした。

ボスニア・ヘルツェゴビナの旅でとても印象的だったのが、控えめながらも優しい笑顔に出会う機会が多かったこと。

25年前の内戦の記憶は人々の心から完全にぬぐい取られたわけではないものの、きっとこの国の未来は明るいと確信させられることでしょう。

クロアチアからの日帰りなんてとんでもない。
この国がたどった歴史を知らずに、ただ綺麗な部分だけを切り取って旅するような国ではないことだけ、強く主張したいです。

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東欧・バルカン諸国おすすめの国ランキング第7位:コソボ

コソボってこんな感じの国

物価の安さ:★★★★★
治安の良さ:★★★★☆
人の温かさ:★★★★★
観光地の多さ:★★☆☆☆
食文化の豊かさ:★★☆☆☆
旅のしやすさ:★★★★☆

ヨーロッパで一番若い国、コソボ

いまだにコソボを国家として承認していない国もあり、少々微妙な立場にあります。

コソボと聞いて私たちが思い浮かべるのは、まぎれもなくコソボ紛争でしょう。

↑「分断の町」ミトロヴィツァは、コソボ紛争&民族対立の象徴的な場所

その爪痕は現在でも深く残っており、コソボ国内のセルビア人とアルバニア人の対立度合は、すでに紹介したボスニア・ヘルツェゴビナの比ではありません。

コソボ=紛争=危険という方程式がどうしても浮かんできてしまいがちですが、現在のコソボは安全に旅行ができる国。

観光スポットの整備こそ遅れてはいるものの、隠れた穴場スポットは多くあります。

コソボで最も印象的だったのが、超人懐っこい人々

人口の大半がアルバニア人であるコソボでは、アルバニア人の人懐っこさ遺伝子が脈々と受け継がれており、それは本国アルバニアよりも強くなっているようです。

とにかく観光客が少ないので、どこへ行っても大歓迎の嵐
「ようこそ」ではなく「来てくれてありがとう」と言われたこと、これまで一度もありませんでした。

西ヨーロッパで向こうから声をかけてくるような人には注意が必要なことが多いのですが、コソボでは別の話。

言葉は通じなくても助けてくれようとする人、勉強した英語を使って仲間にドヤ顔したい人、外国人に興味津々な人、ただ暇な人など。
誰もこちらの財布なんて狙っていません。


↑「THE・コソボ」な風景

意外にも交通機関が充実していて旅行しやすいのもポイント。
小さな国土なので、国中どこへでも2時間以内でアクセスできるくらいです。

食事に関しては、ほぼセルビア料理というのはコソボの七不思議のひとつ。
大嫌いなセルビアと同じものを、アルバニア人が食べているのですから。

お腹と心を満たしてくれる食事が民族の垣根を越えて食されているように、二つの民族の融和がなされる日も遠くはないのかもしれません。

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東欧・バルカン諸国おすすめの国ランキング第6位:クロアチア

クロアチアってこんな感じの国

物価の安さ:★☆☆☆☆
治安の良さ:★★★★★
人の温かさ:★★☆☆☆
観光地の多さ:★★★★★
食文化の豊かさ:☆☆☆☆☆
旅のしやすさ:★★★★★

もし「ゴージャス」という言葉がどこか一つの国を表すためにあるのだとしたら、それは間違いなくクロアチアでしょう。

オーストリア=ハンガリー帝国調の瀟洒な建物が並ぶザグレブ、ベネチア共和国時代の美しい町が点在するアドリア海沿岸、とにかくフォトジェニックなプリトヴィツェ国立公園など、私たちがイメージする「クロアチア」は決して期待を裏切らないもの。

↑フヴァル島の感動の絶景

とにかく観光スポットに恵まれているクロアチア。
超絶観光立国となったのも納得です。

治安もかなり良く、人々もかなり観光客慣れしているのも旅行がしやすい要因の一つ。
おそらくヨーロッパ全体でみても、かなり安全な国の一つだと言えるでしょう。

しかしながら、観光地として洗練されているということは、のぶよ的旅の醍醐味である「期待が裏切られる(良くも悪くも)」ことが少ないということ。

クロアチアはとにかくすべてが予定調和なんです。

写真で見た通りのドブロブニクやプリトヴィツェ国立公園
西ヨーロッパと変わらず快適な交通・宿泊などのインフラ
観光客慣れしていて当たり障りのない人々の態度

なんとなく、物足りなさを感じてしまいました。

また、クロアチアの物価の高さはバルカン半島で断トツのトップ
もはや西ヨーロッパであるスペインと変わらないくらいです。

食事に関しても、クロアチアでは安く美味しいものを食べることは不可能です。

食文化空白地帯であるクロアチア。

バルカン半島らしい肉料理は作り置きされ、お隣のボスニアやセルビアのように焼きたてを食べられることは稀。
すぐそばの海からとれるシーフードも、焦げるほどにグリルされるので、新鮮さも何もあったもんじゃありません。

おまけに、独自のクロアチア料理がほぼ存在しないのも残念。
周りの国と同じものが、倍の値段で、不味く提供されるのですから、たまったものではありません。

と、ネガティブなことばかり書いてしまいましたが、総合的にクロアチアはとても魅力的な国

ダイナミックでゴージャスな海岸線と、中世そのままの町の雰囲気を感じる旅は、一生の思い出となること間違いありません。

のぶよ的には、ヨーロッパ周遊の途中に立ち寄るよりも、クロアチア単体で旅行した方が断然楽しめると思います。

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東欧・バルカン諸国おすすめの国ランキング第5位:ブルガリア

ブルガリアってこんな感じの国

物価の安さ:★★★★☆
治安の良さ:★★★☆☆
人の温かさ:★★★☆☆
観光地の多さ:★★★★☆
食文化の豊かさ:★★★☆☆
旅のしやすさ:★★☆☆☆

東欧の神秘が詰まった国・ブルガリア

ヨーロッパの端っこ、トルコと国境を接するこの国には、底知れぬ魅力があります。

↑かつての首都、ヴェリコ・タルノヴォ

自分たちの歴史や文化に誇りを持つブルガリアの人々、豊かな歴史を現在に伝える観光スポットの数々、格安の物価。

ひとことでブルガリアの良さを伝えることは到底できません。

↑第二の都市・プロヴディフの絶景

英語の通用度の低さ、キリル文字のみで表記されたバスステーションの案内など、決して快適に旅行できる国ではないのは事実。
しかしながら、ブルガリアのコストパフォーマンスの高さはおそらくヨーロッパで一番です。

格安で大都市でのシティーライフが送れるのはもちろん、山も海も遺跡も温泉も美しい町並みも、とにかく何でもそろっているのです。
しかも何をしようとも格安ですから。

↑黒海を望む天然温泉。なんと無料。

少々独特な気質を持つブルガリア人
お隣のルーマニアのような明るさはなく、アルバニアやコソボのような人懐っこさもありません。

良く言えば他人行儀。悪く言えば冷たい印象を持つかもしれません。

しかしながら、少しでも下手なブルガリア語(それしか通じない)でコミュニケーションをとろうとすると、自然と笑顔で対応してくれる人はほとんど。
実は優しい人が多いんです。第一印象は冷たい感じでも。

↑ノスタルジーに満ちたトリャヴナの町

格安でも快適な滞在ができるブルガリア。
のぶよ的には、数日間の観光で忙しくまわるよりも、じっくりと滞在しながらその魅力を発見していく旅におすすめの「スルメ国」だと思います。

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東欧・バルカン諸国おすすめの国ランキング第4位:ウクライナ

ウクライナってこんな感じの国

物価の安さ:★★★★★
治安の良さ:★★★☆☆
人の温かさ:★★☆☆☆
観光地の多さ:★★★★☆
食文化の豊かさ:★★★★★
旅のしやすさ:★★★★☆

ウクライナ
この魅力あふれる東欧の国についてどうお伝えすればいいのでしょう。

正直、ウクライナと聞いて良いイメージが浮かんでくる人は少数派なのでは。

数年前のクリミア危機による、首都・キエフでの衝突は記憶に新しく、常に大国の思惑に翻弄され続けてきたウクライナ。

しかし実際に訪れてみると、この国が持つ多彩な顔に気づかせられます。

東欧の雰囲気を色濃く残すキエフの地下街、明るく中欧のような町並みが広がるリヴィウ、港湾都市らしく開放的な雰囲気のオデッサ。

英語はほぼ通じないものの、鉄道やバスなどで国内どこにでもアクセス可能なのもポイントです。

↑中欧の雰囲気色濃いリヴィウ

何よりも魅力的なのが、とにかく格安の物価

それもこれもクリミア危機による通貨下落の影響なのですが、私たち旅行者にとっては安さは正義。
もはやヨーロッパとは思えないような、東南アジアレベル(もしかしたらそれ以下)の低予算での滞在が可能です。

食文化もかなり奥深く、ロシア料理のイメージが強いボルシチは実はウクライナ発祥。
東欧らしい素朴で味わい深いものが多いです。
何を食べようとも格安なのは言わずもがな。

↑伝統的な生活が残る地方部も魅力的

見どころも多く、豊かな歴史を持つウクライナ
その魅力にどっぷりとはまって、図らずも長期滞在してしまう人もかなり多い魔法の国です。

将来観光地化の波がやってくる前に、ピュアなウクライナの魅力を感じてほしい。
それほどにおすすめしたい国です。

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東欧・バルカン諸国おすすめの国ランキング第3位:セルビア

セルビアってこんな感じの国

物価の安さ:★★★★☆
治安の良さ:★★★★☆
人の温かさ:★★★★☆
観光地の多さ:★★★☆☆
食文化の豊かさ:★★★★☆
旅のしやすさ:★★★☆☆

長期間旅している旅行者同士では、「どこの国が良かった?」という話題になるもの。

のぶよはこの質問に対して、この記事の第三位以上の三ヵ国をように答えるしているのですが、十中八九聞き返されます。

「セルビア?WHY?」

WHY?もへったくれもありません。
セルビア、本当に心からおすすめしたい国の一つです

海がない内陸国であるセルビア。
旧ユーゴスラビア連邦の中心的存在であり、紛争や反EU・反NATOな根強いイメージも相まって、現在でも観光地化とは程遠い存在となっています。

裏を返せば、観光地化されていない穴場スポットだらけだということ。

↑SNSで話題沸騰の「川の中の家」

手つかずの大自然は、バルカン半島でも一、二を争うほどの美しさですし、首都のベオグラードは大都市にもかかわらず抜群の居心地の良さを誇ります。

歴史的にも、オスマン帝国とオーストリア=ハンガリー帝国の境界線だったセルビア
「文明の交差点」らしい豊かな歴史を証明するような観光スポットや、二つの食文化のいいとこどりなセルビア料理は、ヨーロッパに居ながらもまるで東洋に旅しているように感じさせます。

↑セルビア南部は完全にイスラム色強め

格安の物価が魅力的なのはもちろん、一番印象に残ったのはセルビアの人々でした。

その歴史のせいか、ヨーロッパでも誤解されることが多いのですが、セルビア人には本当に温かい人が多いんです。

バルカン半島特有のホスピタリティー(おもてなし)文化も残っており、言葉は通じなくても温かい気持ちにさせられることも。

周辺諸国との軋轢はいまだに残っているものの、それを忘れてしまうほどの良い思い出となる旅ができることを保証します。

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東欧・バルカン諸国おすすめの国ランキング第2位:アルバニア

アルバニアってこんな感じの国

物価の安さ:★★★★★
治安の良さ:★★★★☆
人の温かさ:★★★★★
観光地の多さ:★★★★★
食文化の豊かさ:★★★★★
旅のしやすさ:★☆☆☆☆

「ヨーロッパの秘境」なんて呼ばれるアルバニア

共産主義時代の鎖国のイメージが強く、周辺諸国とはことなる歴史を送ってきたこの国の実態は、いまだに多くの人にとって謎に満ちていることでしょう。

↑アルバニア人にとっての英雄・スカンデルベグの銅像は国中いたるところに。

とにかく、行ってください。アルバニア。
「ヨーロッパ」という地域に対するイメージが180°変わることをお約束します。

なんとなく治安が悪そうなイメージがあるアルバニアですが、実際には超安全な国です。
日本人がこぞって訪れるパリやローマの方が100倍危険です。

↑「千の窓を持つ町」・ベラト

アルバニアで感動したのが、その見どころの多さ。
美しい山々やアドリア海・イオニア海沿いに続く海岸線、レトロな雰囲気漂う町や紀元前に築かれた城塞など、とにかく観光スポットが目白押しなんです。

↑ヨーロッパでもっとも美しいと言われる、ジペ・ビーチ

それでいて、観光地化が進んでいないのがアルバニア。

もし同じものがクロアチアにあったら…。
団体観光客で占拠され、数千円の入場料をとられていることでしょう。

海を挟んだ先にイタリア、南にギリシャ、500年以上続いたオスマン帝国による統治などの影響で、アルバニアの食文化は周辺諸国に比べてかなり独特なのも特徴。
もちろん何を食べても美味しく、格安なのは言うまでもありません。

↑羊肉のレモン&ヨーグルト煮であるタフ・コーシ。他の国ではまず食べられません。

コソボの項で触れた通り、アルバニア人は総じて人懐っこいです。
とにかく話しかけてくる人が多く、すべての情報伝達が口伝いで行われるその様は、まさにコミュニケーションお化け

会話下手と言われる私たち日本人も、見習わなければならないのかもしれません。

一方で、アルバニアの旅のしにくさはお墨付きです。
何しろ、誰もいつどこからバスが出発するのか把握していないような国ですから。

もちろん英語が通じるわけもないので、旅の難易度はヨーロッパでは髄一
しかしながら、旅するうちに気がつくでしょう。

「まあアルバニアだから、何とかなる」と。

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東欧・バルカン諸国おすすめの国ランキング第1位:ルーマニア

ルーマニアってこんな感じの国

物価の安さ:★★★☆☆
治安の良さ:★★★☆☆
人の温かさ:★★★★☆
観光地の多さ:★★★★★
食文化の豊かさ:★★★★★
旅のしやすさ:★★★☆☆

正直、このランキングをつけるのにかなり悩みました。
もはやランキング形式じゃなくしようかと思ったくらいに。

そんな中で、のぶよのおすすめの国第一位に輝いたのは、ルーマニアです。

ルーマニアに対して、ポジティブなイメージを持つ日本人がいったいどれだけいるのでしょうか。
西ヨーロッパでさえ、「ルーマニア=共産主義=危険」や「ルーマニア=ジプシー=危険」などのイメージが根強いくらいですから。

ひとことで言います。
ルーマニアに対してネガティブなイメージを吹き込んでくる人は、ほぼ行ったこともないのにイメージで語っている人にすぎません

ルーマニアの何が素晴らしいかって、とにかく全て。すべてが素晴らしいです。

やたらと「中世の雰囲気」を謳う、西欧・中欧の観光地を見た後でルーマニアを訪れると気が付くでしょう。
ああ、これが本当の中世の雰囲気だ」と。

↑中部のシギショアラでは、タイムスリップしたような感覚になるはず。

鄙びた雰囲気も含めて数百年前そのものの雰囲気なトランシルヴァニア地方の小さな町。
今にもドラキュラが出てきそうな森や、時が止まったようなマラムレシュ地方の村。
人々の信仰心の深さが感じられる、フレスコ画に彩られた教会の数々。

とにかく、見るものすべてが時が止まっているよう
それほどに、ルーマニアの地方部は素晴らしいです。

ルーマニアが気に入らなかったという旅行者と話していると、十中八九首都のブカレストに滞在しただけ。
それはルーマニアではありません。ブカレストです。

ルーマニアの魅力の99%は地方部にこそあることを強く主張したいです。

↑「ルーマニア人の心のふるさと」、マラムレシュ地方

ラテン民族であるルーマニア人は、なんだか陽気で温かい人が多いのも特徴的。
ルーマニア人のホスピタリティー文化はとても有名で、知らない人に手招きされて自家製の蒸留酒や謎の漬物をいただくことも数多くありました。

↑バスの運転手に自宅に招かれ、変な漬物をもらったのは良い思い出

壊滅的に英語は通じないものの、鉄道やバス路線が充実しているルーマニア。
困っていると誰かが助けてくれることがほとんどで、意外に旅の難易度は高くありません

食文化もとても豊かで、その味付けはもはや天才の域
日本に帰ったら絶対にルーマニア料理店を探します。というか、通います。

時が止まったような小さな町も印象的ですが、出会った人々の温かさがとても印象に残ったルーマニア。
どうにかしてこの国に対するイメージを変えたいと願うのぶよでした。

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おわりに

というわけで、迷いに迷ってつけた東ヨーロッパ・バルカン諸国のおすすめ国ランキング。

「え~?私はこの国が好きなのに~」
という意見から逃れるために、言わせてください。

最初にも述べましたが、11か国全てがおすすめです!(笑)

まだまだマイナーなこの地域。
とにかく全ての人におすすめしたいです。そうでなかったら8か月も滞在していません(笑)

これまでこの地域に関する様々な記事を書いてきましたが、今回がおそらく最後。
もっと多くの人が訪れて、その魅力を発見してくれることを願いながら、ヨーロッパの秘境感ただようこの地域のこれからを静かに見守っていきたいと思います。

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