ベジタリアンお断り!肉肉しいセルビア料理。定番の15品を写真付きで紹介!

ベジタリアンお断り!肉肉しいセルビア料理。定番の15品を写真付きで紹介!

こんにちは!セルビアに3週間滞在した、世界半周中ののぶよです。
(世界半周についてはこちらの記事へどうぞ。)

セルビアを旅行するなら、セルビア料理を食べないわけにはいきません。

歴史的にオーストラリア=ハンガリー帝国やオスマントルコの支配を受けてきたセルビア。

・パプリカを多用して肉を煮込むハンガリー風の食文化。
・鉄板で豪快に肉をグリルし、チリペッパーで辛味を加えるトルコ風の食文化。

これら両者の食文化が融合した独自の食文化が発達しました。

そんなセルビア料理は、とにかく肉食系。
どんな料理も肉が中心として使われており、肉を避けては通れません。ベジタリアンの人は一体どうしてるのだろうと不思議に感じるくらいです。

また、旧ユーゴスラビアの中心的存在だったセルビアの料理は周辺国にも広がり、現在のバルカン諸国の食文化はセルビア料理が多少変化したものであると言っても過言ではないほど。

セルビア人はかなり大量に食べる人が多く、いたるところにあるストリートフード店の人気からもセルビアの食文化を垣間見ることができます。

日本では全く知られていない、未知なるセルビア料理。

肉肉しくもエスニックな、魅力的な料理の数々を、写真付きで紹介します。

記事後半では、セルビアでレストランやストリートフード店を上手に利用するコツも紹介しています。

Advertisement

セルビア料理をひとことで!

・安くて美味しいストリートフード天国!
・トルコ料理とハンガリー料理がミックスした、濃いめの味付けが特徴。
・どんな店でも専用のグリルで焼くので、セルビアの肉料理にはハズレがない!

前菜・スープ・飲み物

ユネチャ・チョルバ (Juneća Čorba)

セルビア名物の仔牛肉のスープがユネチャ・チョルバ。

のぶよ的に超絶おすすめのセルビア料理です。

ゴロゴロとした仔牛肉はもちろん、人参やジャガイモが入っているポタージュのようなスープで、とにかく旨味がすごいです。
どうやって出汁をとってるのか教えてほしいレベルでした。

魚のスープ (Riblja Čorba)

川の町、ウジツェの名物の魚のスープ。

ウジツェでとれる川魚をパプリカペーストとともに身がほぐれるまでじっくりと煮込んだスープは、臭みが全くなく、エスニック風味ででぴり辛。

余計な味付けがされてないので優しい味で、とても美味しいです。
肉料理ばかりのセルビア料理に飽きてきたころに食べると、それはそれは幸せな気分になります。

コーヒー (Kafa)

「コーヒーがセルビア料理?」と思う人もいるでしょう。

セルビアでは、オスマントルコ帝国の影響を受けたトルコ式コーヒーが主流です。

フィルターや機械を使って淹れる一般的なコーヒーとは異なり、挽いたコーヒー豆に直接水を注いで火にかけて作るトルコ式コーヒーは、初めて飲むと少し粉っぽく感じるかもしれません。

コーヒーの粉が沈殿するのを待ちながら、お喋りに興じるのがセルビアスタイルです。

WHERE&HOW MUCH?

どこでも。

予算:70DIN(=¥73)~

ラキア (Rakija)

「ラキアを飲まずして、セルビアを去ることなかれ。」

のぶよが勝手に考えた格言ですが(笑)、セルビアの国民的アルコールであるラキアはとても大切なセルビアの食文化の一部です。

プラムを使った蒸留酒であるラキアは、セルビアのみならずバルカン諸国で広く飲まれています。
アルコール度数はかなり強く、のどが焼けるような感覚になることでしょう。食欲を増進させる効果があるらしく、食前酒として主に嗜まれます。

驚くのが、ほとんどのラキアは自家製であるという点。

セルビア人の家にお邪魔すると、何も言わずにそっとラキアがふるまわれます。

ラキアを出されて断るのは無粋で失礼にあたるそうなので、お酒が苦手な場合はまず初めに宣言しておくのがいいでしょう。

ホテルやホステルでも、ウェルカムドリンクとして出されることもありました。

WHERE&HOW MUCH?

セルビア料理のレストランならまず置いてあります。

カフェやパブでも飲むことができます。

予算:0.3ℓ/80DIN(=¥83)

軽食・ストリートフード

プリェスカヴィツァ (Pljeskavica)

セルビア風ハンバーガーであるプリェスカヴィツァ。
長くセルビアに滞在していても、どうしても覚えられない名前の料理です(笑)

ホームメイドの薄めのパテを、鉄板で豪快にグリルしたものです。

焼きたては衝撃的なおいしさです。ジューシーにも程があるってもの。

レストランで食べる際は、にんにくとパプリカで味付けされたサワークリームを塗りながら食べるのが主流です。
ストリートフード店では、セルビア風揚げパンにパテをはさんで、ソースや野菜をお好みでトッピングする形式で提供されます。

セルビアで「ハンバーガー」と書いてあったら、十中八九このプリェスカヴィツァのことを指します。

WHERE&HOW MUCH?

どこのレストランにも置いてある、定番メニューです。
安く済ませたい場合は、その辺のストリートフード店でいただきましょう。

予算:ストリートフード店:200DIN(=¥208)
レストラン:440DIN(=¥459)

ブレク (Burek)

セルビアの国民的軽食であるブレク。

「軽食」の概念が覆ります。とにかく重い。重すぎる。

何層ものパイ生地の中に肉やチーズ、ほうれん草などを詰めたもので、円形のものをピザのように切り分けるのが主流です。

味付けはかなり濃いめで、パイ生地の油がすごいので、正直あまりたくさんは食べられません。
しかし数日経つとまた食べたくなるという不思議な食べ物です。

WHERE&HOW MUCH?

“Pekara”と呼ばれるベーカリーなら、どこにでも置いてあるメジャーな料理です。

予算:120DIN(=¥125)

チェヴァピ (Ćevapi)

セルビア風ケバブであるチェヴァピ。

その可愛らしい名前とは裏腹に、実物はかなりの肉肉しさです。

ソーセージのように棒状のものや、薄く伸ばされたものまでバリエーション豊かですが、ひき肉を固めてグリルしたものを総じてチェヴァピと呼びます。

レストランでも食べられますし、ホットドッグのように提供されるストリートフードとしても定番で、お店によってバリエーションは豊富です。

お気に入りのチェヴァピを見つけた時の感動は、言葉に表せません。

WHERE&HOW MUCH?

どこのストリートフード店でも置いてあるチェヴァピ。
先に紹介したセルビア風ハンバーガー「プリェスカヴィツァ」と並ぶ定番メニューです。

予算:ホットドッグ:200DIN(=¥208)
レストランでメインディッシュ:350DIN(=¥365)

マンティーヤ (Mantija)

ノヴィ・パザル名物の、一口サイズのミートパイがマンティーヤ

ブレクのような味ですが、油っこさはあまりなく、記事は少し固めです。

ヨーグルトと一緒に食べるのがノヴィ・パザル流のようで、朝食時にはほとんどの人が大量のマンティーヤとヨーグルトを食べている光景が見られました。

コンプレト・ラピーニャ (Komplet Lepinja)

ウジツェ名物のストリートフードである、コンプレト・ラピーニャ。

ラピーニャとは、パンに牛脂を塗ったもので、セルビア西部ではとてもポピュラーな軽食なのですが、ウジツェのラピーニャは「コンプレト(完全な)」というくらい一味違います。

サクサクしたパンの中に、牛脂とカイマク(Kajmak)というチーズを挟んでこんがりと焼いたものを指します。

かなり塩辛いので、ヨーグルトと一緒に食べるのがおすすめです。

ウジツェやズラティボルなどのセルビア西部では、チーズがとても有名です。
カイマクは、セルビアの他の地域ではなかなかお目にかかれないご当地チーズ。ウジツェに来たら、是非味わってみましょう。

メインディッシュ

ラジュニィチ (Ražnjići)

肉の串焼きの総称であるラジュニチ。

豚肉が基本なものの、鶏肉や牛肉、羊肉もポピュラーです。

上の写真のものは、ジューシーな鶏肉をこれまたジューシーなベーコンで巻いて、グリルしたラジュニチです。

正直、日本の焼き鳥が負けたレベル(笑)

特に濃い味付けなどはされていないものの、素材の味が最大限に引き出されていて絶品でした。
付け合わせのグリルドポテトもほくほくで、ほのかなニンニクの風味が食欲をそそります。

ベロ・メソ(Belo Meso)

「白い肉」という意味のベロ・メソは、鶏むね肉のステーキのこと。

胡椒がたくさんかかってスパイシーで味付けも焼き加減も絶妙でした。

唐辛子入りのヨーグルトソースと胡椒入りのヨーグルトソースをつけて食べます。すでにスパイシーなのですが、さらにエスニック感が増します(笑)

ハンバーガーのように、パンの間に鶏むね肉を挟んだストリートフード版もあります。

WHERE&HOW MUCH?

ノヴィ・パザルのRestoran Rekicでいただきました。

手軽に食べられるストリートフード版ベロ・メソは、どこの店でもおいてあるわけではないので、見つけたら是非挑戦してみましょう。

※ノヴィ・パザルのおすすめレストラン情報、観光スポットをまとめた記事はこちら。

予算:260DIN(=¥271)

スルプスカ・シュニツラ Srpska šnicla

セルビア風豚肉のシュニッツェル。

薄く叩いて伸ばした豚肉に、玉ねぎ、トマト、パプリカのグリルをたっぷりとのせたものです。

何が「セルビア風」なのかいまいちわかりませんでしたが、チリが効いていてぴり辛なのがそうなのでしょうか。

WHERE&HOW MUCH?

モクラ・ゴラ村のシャルガン・エイト鉄道駅横にあるŠargan Eightというレストランでいただきました。

予算:550DIN (=¥575)

プニェナ・パプリカ (Punjena Paprika)

セルビア語で「詰める」を意味する”Punjena”。

その名の通り、黄パプリカに、牛肉とお米をつめて、パプリカペーストを加えて煮込んだものです。

何だかハンガリーを感じさせる料理で、中の具にしっかり味付けがされていてとても美味しかったです。

サルミカ (Sarmica od zelja)

キャベツの葉の緑の部分で、米とひき肉を包んだセルビア風ロールキャベツ

ルーマニア名物のロールキャベツ、サルマーレに比べると小ぶりで、酸っぱさは全くありません。(ルーマニアでは酢漬けキャベツを使用する)

たっぷりのサワークリームをかけていただきます。

チュフタ (Ćufta)

セルビア風ミートボール煮込みであるチュフタ。

おそらくそのルーツはトルコ料理のミートボールであるキョフテでしょう。名前も似ていますし。

ミートボールをグリルするのがトルコ流ですが、セルビアのチュフタは、焼かずにソースの中で煮込んだものです。

しっかり味付けされたミートボールはとても柔らかくて、それはもう絶品。いい具合にニンニクが効いています。
トマトベースのソースもかなり美味しく、セルビアに来たら絶対に食べたい一品です。

セルビアで安い&美味しいレストラン・ストリートフード店の見分け方

独自の食文化を持つセルビア。

せっかくなら、観光客向けの値段が高くて味はそれなりのレストランよりも、地元の人が通うローカルレストランやストリートフードに挑戦してみたいものです。

ここからは、できるだけ安く、美味しい料理を食べられるレストラン・ストリートフード店の選び方を解説します。

パンを買うならPekaraで!

セルビアは総じてパンが美味しい国。
流石、トルコ文化の影響はかなりのものです。(トルコもパンが美味しいことで有名。)

特におすすめなのが、“Pekara”と呼ばれるベーカリーでパンや軽食類をテイクアウトすること。

上で紹介したブレクや、ピザなども置いてあることもあります。

値段もかなり安く、お得にセルビア名物を堪能できますよ。

焼きたてか作り置きか

セルビアのレストランでは、基本的に手作りで時間をかけて料理を作っていることが多いです。
(そのため、提供までは結構時間がかかることが多い。)

しかし、ストリートフード店では、数枚の肉をあらかじめ焼いておいて、注文が入ったら少し焼き直してパンに挟むだけ、という店が結構あります。

どんな小さなストリートフード店でも、立派な鉄板があるのがセルビア。

ストリートフードに挑戦する際は、この鉄板に注目しましょう。

鉄板の脇にすでに焼いた肉を積み上げているような店は100%作り置き(というか焼き置き)です。

反対に、注文時に「10分くらいかかるけどいい?」と聞かれたら、これから肉を焼くというサイン。焼きたてのジューシーなお肉が味わえます。

場所によっては、注文が入ってからひき肉をこねて、薄く延ばして焼いてくれるような店もあります。

同じ値段を出すなら、美味しく食べた方がいいってものです。

ビールの値段を見れば、料理の相場もわかる

レストラン限定なのですが、その店のおおよその価格を知る一番の手掛かりがビールの値段です。

500mlのビールが200DIN(=¥209)以上するようなお店は、中級以上のレストランか、観光客向けのレストラン。

地元の人が通うローカルレストランは、間違ってもそんなにしません。

目安としては、ベオグラードで180DIN、地方で150DINほど。

ちなみに、のぶよ的セルビアのNo.1レストランでは、500mlのビールが120DIN(=¥125)という驚異の価格でした。
もちろん地元の人でいつも賑わっていて、味も雰囲気も完璧。

価格と質は必ずしも比例しないのがセルビア。
おしゃれなレストランでも、結局肉を焼いて提供しているんですから(笑)、安い方がいいじゃないですか。

セルビアのレストランの上手な利用方法

セルビアのレストランカルチャーは、少し独特。

人々の間に根付いているストリートフード文化が代表的な例なのですが、他にも、他の国からセルビアにやって来ると戸惑いかねないものがいくつかあります。

ここからは、少し変わったセルビアのレストランカルチャーについて紹介していきます。

喫煙席か禁煙席か

↑室内喫煙可を表す黒いサイン。タバコが苦手な人は、白いサイン(禁煙ゾーンあり)を目印に。

喫煙天国・セルビア。
老若男女問わず、かなりの喫煙率を誇ります。

セルビアに来て驚いたのが、レストランやバーのほとんどが、屋内喫煙可能であることです。

日本人的には「え?別に普通でしょ?」と思うかもしれませんが、ヨーロッパにおいてこれはかなりすごいこと。

EUは、「室内の禁煙を促進すること」を加盟の条件として掲げています。なので、EU加盟国では室内で喫煙できる国など存在しません。

しかし、そこはセルビア。
EUに加盟しておらず、加盟しようとする素振りさえ見せないこの国では、そんなEUの決めごとなんてお構いなしなのです。

タバコが苦手な人にとっては、どこに行ってもたばこの煙を感じることになるセルビアのレストランは結構きついかもしれません。
逆に、愛煙家にとっては、どんどんたばこの本数が減っていくことが悩みの種となります(笑)

24時間営業のストリートフード店

多くの人が誤解しているのですが、セルビアはかなり安全な国です。

その証拠に、24時間営業のスーパーマーケットやストリートフード店がいたるところで見られます。


セルビアのすごいところは、24時間営業文化が、ベオグラードなどの大都市に限ったものではない点
でしょう。

ノヴィ・パザルやウジツェなどの地方の小都市でさえ、普通に24時間営業のお店がたくさんあります。

もちろん肉しか置いてあるはずがなく、「そんな時間に誰がそんな重たいものを食べるねん!」と不思議に思っていました。

しかし、深夜でも結構大盛況な、セルビアのストリートフード店。
日本人の「締めのラーメン」は、セルビアでは「締めの肉」というわけです。

飲んだ後に塩辛いものを求めるのは、世界共通であることを実感しました。

セルビアでチップは置いた方がいい?

旅行者を悩ませるのが、チップ制度。

国によって習慣は異なり、チップの額もそれぞれなため、ナーバスに感じてしまう人も多いのではないでしょうか。

西ヨーロッパや北アメリカからの観光客の増加に伴い、かつてはチップ文化など存在しなかった国でも、旅行者に対してはチップを期待するようになった国は多くあります。

セルビアでは、チップ制度は存在しないものの、残せば喜ばれること間違いありません。
※ストリートフード店ではチップは全く必要なし

とはいっても、料金の何%という決まりはありません。
「中途半端にお釣りをもらうならチップとして残しておく」くらいの感覚で大丈夫です。

個人的には、「チップ残した方がいいかなあ~でもなあ~」なんて考えるのが面倒くさいので、サービスに満足したら切りのいい数字に切り上げてお釣りを残すようにしています。

例えば、「合計が470DINだったら、500DINと考えて、差額の30DINはチップとして残す」という感じ。

30DINって、たった30円そこらですよ?それで、店員もこちらもいい気持ちのまま店を後にできるならいいんじゃないでしょうか。

そのお店が気にいったなら余計に、少しでもチップを置いた方がいいでしょう。
次に再訪するときに、こちらとしても行きやすいですし、向こうも気持ちよく対応してくれるはずです。

おわりに

日本人の間では、全く持って知名度がないセルビア料理。

バルカン半島の他の国同様、肉料理が中心ですが、不思議と脂っこさはあまりないため飽きません。

また、小さい国ながら、地域によって名物グルメがあったり、豚肉文化圏から鶏肉文化圏になったりと、セルビアという国が持つ多様性を舌で感じることができるのも大きな魅力です。

ストリートフード三昧のセルビア滞在をするも良し。家庭的なレストランで手作り料理に舌鼓を打つも良し。
ヨーロッパにいながら、エスニックな風を感じられること間違いありません。

この記事に関連したおすすめ書籍

旅人マストの一冊、「地球の歩き方」。
写真が多く、訪れる場所のイメージがわきやすいです。安心して旅行したい人にオススメ。

 

英語ができるなら、“Lonley Planet”は世界最強の旅人のバイブル。
とにかく情報量が半端じゃありません。人と違う場所へ行ってみたい人は是非!

Ça voir! - さぼわーる- の最新情報を受け取る

Ça voir! - さぼわーる -をフォローして最新情報を受け取ろう!
           

Category New Article