ヨーロッパ一醜い首都・ポドゴリツァの汚名返上をしてあげたい件。【観光スポット・アクセス・ホステル情報も】

ヨーロッパ一醜い首都・ポドゴリツァの汚名返上をしてあげたい件。【観光スポット・アクセス・ホステル情報も】

こんにちは!モンテネグロ滞在を満喫中、世界半周中ののぶよです。
(世界半周についてはこちらの記事へどうぞ。)

みなさんは、モンテネグロ共和国の首都がどこかご存知でしょうか。
のぶよは知るよしもありませんでした(笑)

答えはポドゴリツァ(Podgorica)

モンテネグロ語で「丘のふもとの町」という意味の名を持つ、人口13万人ほどのポドゴリツァが首都となったのは最近のこと。

かつてのモンテネグロでずっと首都と定められてきたのは、古都・ツェティニェ(Cetinje)でした。

その後のユーゴスラビア併合時代、セルビアとの連邦時代を経て、ポドゴリツァが公式にモンテネグロの首都と定められたのは、2006年のモンテネグロの独立においてのこと。

モンテネグロがユーゴスラビア連邦の共和国であった時代には、国の英雄であったチトー大統領の名を冠した「チトーグラード(チトーの町)」と呼ばれていました。

ものすごい共産主義感(笑)
ロシアのレニングラード(「レーニンの町」。サンクト・ペテルブルグの旧名)と同じ香りがします。

そんなポドゴリツァの町並みは「ヨーロッパで最も醜い首都」という不名誉すぎる表現で表されることもしばしば。

第二次世界大戦で激戦地となったポドゴリツァでは、歴史ある建物はことごとく破壊されてしまいました。

大戦後のユーゴスラビア時代には共産主義感漂う無機質な建物が次々と建てられ、現在でも町の大部分に残っています。

コトルやブドヴァなど、華やかで風光明媚、歴史の香り漂うモンテネグロのアドリア海沿いの町からポドゴリツァにやってきた旅行者は口をそろえて言うでしょう。

「何、この町?」と。

とにかくポドゴリツァは醜いです(笑)
ですが、ちゃんと良いところだってあります。

今回の記事では、ポドゴリツァがどれだけ醜い町なのかお伝えするとともに、ポドゴリツァの良いところも紹介していきます。

ポドゴリツァがもっと多くの人が訪れる町になりますように。(ならんか)

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ポドゴリツァがどれだけ醜いかをあげつらう

まずは、「ヨーロッパで最も醜い首都」と揶揄されるポドゴリツァがどれだけ醜いのか知っていただきましょう。

結論から言うと、結構な醜さです(笑)

そこはかとなく漂うモルドバ感

のぶよがポドゴリツァに着いて初めに思ったこと。それは、

「え?ここキシナウ(モルドバの首都)?」でした。

東欧の小国・モルドバの首都のキシナウも、なかなかパンチの効いた社会主義感漂う町並みだったのですが、ポドゴリツァだって負けてはいません。

大通りの両側には、年季の入った真四角・無機質な建物がずらり。

歩道はモルドバよろしく、ボコボコ、ガタガタ。

本当にここが一国の首都なのか不安になるほどです。

↑無機質な建物と、真っ赤なモンテネグロ国旗が相まって、共産主義そのものな雰囲気

なにも特定の建物だけピックアップして写真に収めているわけではありません。

町全体がこうなんです(笑)

アドリア海沿いの華やかな町との格差

↑中世にタイムスリップしたかのようなコトルの旧市街

モンテネグロ観光のハイライトとも言える、アドリア海沿岸の開放的な歴史ある町の数々。

コトル、ブドヴァ、スヴェティ・ステファン…。

いずれも風光明媚な観光地として、多くの旅行者を魅了しています。

そんなモンテネグロのアドリア海沿岸地方から山を越えてポドゴリツァにやってきた旅行者は、あまりの雰囲気の違いに衝撃を受けることでしょう。

その格差はもはや同じ国だとは思えないほど。

青い海も赤い屋根の家もない灰色の町並みには、ある意味時が止まったような錯覚を覚えます。

美しいコトルの旧市街の路地で迷い、透き通るような水をたたえるブドヴァのビーチで泳いだ後にポドゴリツァにやって来ると、醜い町並みに見えてしまうのは当然なのかもしれません。

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首都とは思えない田舎感

やたらとモルドバを引き合いに出してはいますが、モルドバの首都・キシナウは、観光地としての見どころは少ないものの、都市機能がちゃんと備わった立派な「首都」でした。

一方のポドゴリツァ。
キシナウとの一番の違いは、人の少なさだと思います。

どこへ行ってもほとんど人の姿が見えず、古い共産主義の建物も相まってゴーストタウンのよう。

首都のど真ん中のいたるところに見られる空き地や未舗装の道路。

「首都=国の経済・文化の中心」と思っていたのぶよには衝撃的な光景でした。

「もしかして、ポドゴリツァは首都にされてはいるけど、他にもっと大きな町があるのでは?」と思ったのぶよ。
急いで検索してみました。

その結果、「人口13万人のポドゴリツァは、人口62万人のモンテネグロ共和国の首都であり、最大の都市である」そうです。
そういう国なんです、モンテネグロは。

というか、ポドゴリツァを「都市」と呼んでいいのでしょうか。
「町」と言った方が正しい気がします。

観光地の少なさ

先述の通り、ポドゴリツァは第二次世界大戦において町のほとんどが破壊されてしまったため、歴史的な観光名所はほとんど残っていません。

内陸に位置するため海もなく、絶景ポイントもないポドゴリツァ。

観光する場所がほとんどないため、多くの旅行者が素通りしてしまうのにも頷けます。

ポドゴリツァの数少ない観光スポットを紹介しましょう。

ハリストス復活大聖堂

市内西部にあるハリストス復活大聖堂は、ポドゴリツァで一番の見ごたえがある巨大な聖堂です。

1993年に建てられた新しい聖堂は、白亜の外壁が眩しいセルビア正教の大聖堂。

その外観には圧倒されるものの、いかんせん歴史が浅いため、これまでさんざん中世の聖堂を見てきた旅行者にとってはあまり魅力的には映らないのが残念。

ミレニアム・ブリッジ

ポドゴリツァ市内を南北に流れるモラチャ川に架かるミレニアム・ブリッジは、優雅な曲線美が美しい真っ白な橋です。

かなりの存在感があり、見ごたえもあるのですが、言ってしまえば「ただの橋」

渡って、写真を撮って、観光終了となります。

スタリィ・モスト

モンテネグロ語で「古い橋」という意味のスタリィ・モスト

その名の通り歴史を感じる石橋は、知らないと通り過ぎてしまうような小さなものです。

橋の周辺は遊歩道になっており、崖をくりぬいて作った洞窟や廃城など、ポドゴリツァで最も歴史が感じられるスポットです。

時計塔

ポドゴリツァ市内南部に位置する時計塔は、オスマン帝国支配時代に建てられた歴史あるもの。

第二次世界大戦の戦火を奇跡的に逃れた数少ない建造物なのですが、特に入場できるわけでもないので、ただ写真を撮ることしかできません。

そして、「時計塔」なのに時計がどこにも見当たらない不思議。

もはやただの古い塔です(笑)

 

いかがでしょうか。
ポドゴリツァの必見観光スポット、以上で終了となります(笑)

のぶよ的に結構頑張って他の観光スポットを絞り出そうとしたのですが、どうしても見つかりませんでした。

そりゃあ、観光客も素通りしていくはずです。

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実は居心地が良い街!ポドゴリツァの汚名返上をしてみる

↑ポドゴリツァで一番おしゃれな通り。とは言っても50mほど。

というわけで、本当に魅力が少ないポドゴリツァ

ガッツリ観光目的で滞在しても、「私、ここで何をしてるんだろう」と感じてしまうことでしょう。

しかし、観光だけがすべてではありません。
ポドゴリツァにはポドゴリツァなりの魅力があるんです。

ここからはポドゴリツァの良いところを紹介して、「ヨーロッパで最も醜い首都」の汚名返上をしてあげたいと思います。

観光大使の仕事来ないかな。

ポドゴリツァ観光地図

黄色:バスステーション/鉄道駅
赤:おすすめレストラン
紫:おすすめホステル
青:観光スポット

首都とは思えない清流!モラチャ川のリバービーチ

ミレニアム・ブリッジから下を流れるモラチャ川を見下ろすと、何やら泳いでいる人の姿がちらほら。

そう、モラチャ川沿いは天然のビーチになっており、泳ぐことができるのです。

↑ビーチへの入口。上で紹介したスタリィ・モストもすぐ近くにある

海がないポドゴリツァ。
内陸のため夏場はかなりの暑さになるので、市民はこぞってこの川沿いのビーチに涼を求めてやってきます。

川の水はとてもきれいで、流れもそこまで速くないため安心して川遊びができます。

地元の人は、空のペットボトルに普通に川の水を入れて飲んでいました。
のぶよも泳ぎながら水分補給してみましたが、普通に美味しい水でした。

何より、首都のど真ん中の川が綺麗で、泳げるというのがすごいことだと思います。

東京の隅田川で泳いだり、直接川の水を飲んだりできるか想像してみてください。
無理でしょう(笑)

モンテネグロ一安い?リーズナブルな物価

↑とにかく全てがアドリア海沿岸の半額

モンテネグロ人が口を揃えて言うのが、「ポドゴリツァの物価は安い」ということ。

その言葉に嘘はありませんでした。

のぶよの感覚としては、コトルやブドヴァなどのアドリア海沿岸の観光地に比べて、全ての物価が半分くらい

ホステルは1泊€6~(=¥730)、レストランの食事は€3~(=¥366)、バーでビール一杯€1.5~(=¥182)と、物価がとにかく安めのポドゴリツァ。

コトルやブドヴァで倍ほどの金額を払っていたのは何だったのかと感じます。

洋服や靴なども安く売っているので、旅に必要なものを買いそろえるにもおすすめです。

↑バスステーション近くのショッピングセンターには、モルドバを彷彿とさせるマーケットが。

観光客の少なさ

モンテネグロのアドリア海沿岸地方はとても美しいです。

美しいんですが、のぶよ的に辟易していたのは観光客の多さ

もちろん、お隣の超絶観光大国・クロアチアに比べたらかわいいものなんですが、旧市街の規模が小さいコトルやブドヴァは、文字通り観光客で溢れかえります。

ロシアや西ヨーロッパから青い海を求めて大挙して押し寄せる観光客。
彼らのマナーは決して良いとは言えず、夜中まで大声で騒いだり裸で町を歩いたりとやりたい放題でした。

モンテネグロ側も、観光客にお金を落としてもらうためにはなんでもするという姿勢が見え見え。

ビーチ入場に法外な料金をとったり、歴史ある旧市街のど真ん中のパブで深夜まで大音量で音楽を流したりと、もはやモンテネグロらしい歴史や文化が感じられなくなっていました。

そんな地域からポドゴリツァに来ると、拍子抜けするほどにあか抜けていない、真のモンテネグロの姿に出会うことができます。

観光客の数は驚くほど少なく(そもそも人が少ない)、人々が全く観光客ずれしていないのです。

発展途上国感漂う町並みに、のんびりと暮らす人々。
アドリア海沿岸では、もうほとんど見ることができないようなモンテネグロの人々の日常の風景をいたるところで見ることができます。

英語の通用度は驚くほどに下がりますが、それこそが旅の醍醐味と言えるのではないでしょうか。

魅力的なデイトリップ先の数々

↑世界遺産の大自然、ドゥルミトル国立公園もポドゴリツァからの日帰り圏内

ポドゴリツァ市内には、魅力的な観光名所はありません
それだけは断言してもいいでしょう。

しかしながら、モンテネグロ国内交通の中心であるポドゴリツァからは、様々な町へとバスや鉄道が走っています

モンテネグロはとても小さな国なので、多くの場所が日帰り圏内。

野鳥の楽園であるシュコダル湖国立公園、かつての首都であるツェティニェ、モンテネグロの信仰の中心であるオストログ修道院などは全てポドゴリツァから1時間以内でアクセスできます。

もう少し足をのばせば、モンテネグロ北部の山岳地帯にある世界遺産・ドゥルミトル国立公園ビオグラドスカ・ゴラ国立公園にも日帰りでアクセス可能です。

地方へ行くと、格安のホステルが見つけにくいモンテネグロ。
宿泊費が格安のポドゴリツァを拠点に色々とまわるのは、賢い選択だと言えるでしょう。

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ポドゴリツァへのアクセス

↑ポドゴリツァのバスステーション

いくら醜いと言われようと、そこは一国の首都。

ポドゴリツァはモンテネグロ国内交通のハブであり、国内の多くの都市へのバスや鉄道が発着しています。

モンテネグロ国内ならどこにでも行けるポドゴリツァ。
ここでは、旅行者が多く利用するであろう都市に絞って、ポドゴリツァからのアクセスを紹介します。

モンテネグロの国内バス・鉄道の時刻表を検索できるサイトと利用方法はこちらの記事で解説しています。

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ポドゴリツァ・コトル間のアクセス

世界遺産に指定されている、モンテネグロで一番の観光地・コトル(Kotor)へは、ポドゴリツァから多くのバスが運行されています。

30分~1時間に1本ほどの頻度なので、あまり時間を気にすることなく移動できます。

所要時間:2時間
料金:€6.5 (=¥795)~ ※荷物代別途€1(=¥122)

ポドゴリツァ・ブドヴァ間のアクセス

モンテネグロ一のビーチリゾート・ブドヴァ(Budva)へも、多くのバスが運行されています。

30分~1時間に1本ほどの頻度なので、あまり時間を気にすることなく移動できます。

所要時間:1時間半
料金:€6 (=¥729)~ ※荷物代別途€1(=¥122)

ポドゴリツァ・ツェティニェ間のアクセス

モンテネグロの古都・ツェティニェ(Cetinje)は、 ポドゴリツァ- ブドヴァ間を走る幹線道路沿いにあり、この区間を走るバスは全てツェティニェを経由します。

所要時間:45分
料金:€3 (=¥366)~ ※荷物代別途€1(=¥122)

ポドゴリツァのおすすめホステル

Star’s Hostel

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住所:28 Balšića, Podgorica
料金:€6.90(=¥839)
部屋:8ベッドドミトリー

・立地:8/10

ポドゴリツァの中心街に位置するホステル。

駅とバスステーションからは1.5kmほど離れてはいるものの、スーパーやレストランなど全てが徒歩圏内です。

・アクセス:9/10

入口にはちゃんと看板が出ていてわかりやすいです。

入口のドアも常に開いているので、問題なくアクセスできます。

何より、午前中の早い時間の到着だったのに普通にチェックインできたのが高評価。

・スタッフ:6/10

良くも悪くも、普通。

特に町の観光スポットなどを紹介してくれることもなく、チェックインの手続きをして終わりといった感じでした。

・清潔さ:8/10

部屋、キッチンともにとても清潔です。

モダンな内装ではないものの、きちんと清掃されているので気になりません。

・設備:7/10

キッチンにはある程度調理器具がそろっており、自炊も十分可能です。

気になったのは、トイレ兼バスルームの数。

8人部屋で1つのバスルームをシェアする形なので、タイミングによっては待つことがあるかもしれません。

部屋のコンセントの数も少なめなので、コンセントから遠いベッドの人は部屋の隅でわざわざ充電していました。

・wi-fi:10/10

モンテネグロに来て、初めて完璧だと思えたwi-fiでした。

ここに来るまで、国ぐるみでwi-fiの質を悪くしているのかと疑っていたほど(笑)

部屋、キッチン、テラスのどこででも問題なくつながります。

・雰囲気:7/10

まあ普通のホステルといったところ。

みんなで和気あいあいと言った感じではないものの、殺伐とした雰囲気でもなく、みんな自分の世界にいる感じでした。

一泊だけの短期滞在者が多いポドゴリツァという町の特性上、仕方のないことかもしれません。

総合:7.8/10

ポドゴリツァに滞在するならおすすめのホステル。

キッチンがしっかりしているので、肉料理が続くバルカン半島の料理に飽きてしまった時でも自分の好きなものが作れます。

雰囲気はそこまで温かい感じではなく、あくまでも「安く泊まるための場所」という感じですが、数日間の滞在と割り切るならアリだと思います。

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おわりに

事前に情報収集をしている際に、散々な言われようだったポドゴリツァ。

確かに見どころは少ないですし、魅力的な町かと聞かれればそうではないでしょう。

しかしながら、観光地化された町とは無縁の、地元の人々の暮らしが息づいているのは大きな魅力と言えるのではないでしょうか。

のぶよ的には、コトルやブドヴァなど「観光客にお見せする用の町」よりも、ポドゴリツァのような「観光客自らが魅力を発掘する町」のほうが好みですし、居心地が良く感じます。

結局10日も滞在しましたから。
ほんと、何やってんだって話です(笑)

アドリア海沿岸の町での観光地感に疲れを感じたら、是非ポドゴリツァで数日骨休めしてみてください。
きっと、モンテネグロという国の隠れた魅力に気が付けるはずです。

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