モルドバの首都・キシナウの観光スポットを全部紹介!おすすめ情報も。

モルドバの首都・キシナウの観光スポットを全部紹介!おすすめ情報も。

こんにちは!モルドバの首都、キシナウに滞在中の世界半周旅行者・のぶよです。(世界半周についてはこちらの記事へどうぞ。)

「モルドバ」や「キシナウ(ロシア語読みは「キシニョフ」)」と聞いて、どんなところなのか、何があるのか想像がつく人は少ないのではないでしょうか。

東ヨーロッパに位置する内陸国であるモルドバ。その首都であるキシナウは、同国の政治・経済・交通の中心都市です。
旧ソ連時代の雰囲気をいまだに色濃く感じる街並みや、発展途上国感を強く感じるローカルスポットが点在する独特な雰囲気を持つ町に来る観光客は、かなりの物好きと言えるでしょう。

初めに断っておきますが、キシナウには目だった観光スポットはありません!(笑)
それでも、格安の物価やホスピタリティー溢れるモルドバの人々との交流、美味しい食事にワインなど、キシナウの居心地が良くて長期滞在をする旅行者も多いんです。

観光スポットを巡るというよりも、街自体の空気感を楽しみながら滞在するのがオススメなキシナウ。それでも短期で訪れようという人のために、キシナウの観光スポットを特集します。

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キシナウをひとことで!

・目だった観光スポットは特になし(笑)
・一日で周れるが、意外とだだっ広い街なのでかなり歩く
・時間があれば数日のんびりするのもオススメ!

キシナウの観光地図

青:メインストリート北部の観光スポット
赤:メインストリート南部の観光スポット
緑:キシナウ南西部の観光スポット
黄:バスターミナル(北・中央・南)
灰色:観光案内所

メインストリート北部の観光スポット

キシナウのメインストリートは、街を南北に走るシュテファン・チェル・マレ・シ・スフント通り。(長いので以後「シュテファン通り」とします。)
ほとんどの観光スポットが、このメインストリート沿いにあります。

シュテファン通りは、町の中心に位置するキシナウ聖堂広場(Parcul Catedralei din Chișinău)を境に南北に分けられ、通り沿いの雰囲気がガラッと変わります。

聖堂広場より北側は、旧ソ連感を色濃く残す巨大で無機質な建物が並び、政府機関や国会などが並ぶ、いわば「モルドバの心臓部」。

「モルドバの政府機関を見学してもねえ…」なんて言わずに、ゆっくりと散策してみましょう。旧ソ連時代の雰囲気満載の異質な街並みは一見の価値ありです。

1.凱旋門(Arcul de Triumf)

キシナウで一番の観光スポットであろう凱旋門。町の中心であるキシナウ聖堂広場に堂々と佇んでいます。ロシアとオスマントルコが争った露土戦争でのロシア軍の勝利を記念して建てられました。

フランス・パリの凱旋門と比べるのはナンセンスというもの。キシナウの凱旋門はかなり小さく、もはや時計台として市民生活に役立っているほど。

凱旋門の内側には、モルドバ国旗がはためいています。

2.キシナウ大聖堂(Catedrala Mitropolitană Ortodoxă “Nașterea Domnului” din Chișinău)

凱旋門のすぐ後ろ、キシナウ聖堂広場の名前の元となったのがこちら。青い空に映える、白亜のモルドバ正教の大聖堂です。

リノベーションされたのか、かなりモダンな造りの聖堂。正直あまり歴史を感じられるものではありません。

3.モルドバ政府(Casa Guvernului)

モルドバ共和国の心臓部である政府機関の建物は、旧ソ連感が強い四角くて巨大な建物です。キシナウ聖堂広場の向かい側に位置しています。

4.シュテファン・ツェル・マーレ像 (Monumentul lui Ștefan cel Mare)

シュテファン・ツェル・マーレ公園の入り口に建つ同名のモルドバの英雄の銅像です。

シュテファンは15世紀のモルドバ公国の大公であった人物で、現在のルーマニアにあったワラキア公国の王であり、ドラキュラ伯爵として有名なヴラド3世 (ヴラド・ツェペシュ) などと同盟を組んで、オスマントルコ軍の侵略から国を守った英雄です。

5.プーシキン像

ロシア生まれの詩人、プーシキンは、キシナウに3年ほど滞在していました。あまり目立った有名人がいないモルドバにおいては、たった3年間でも世界的に有名な詩人が滞在していたという事実は誇らしいことのよう。「プーシキン通り」や「プーシキン像」などその名を冠したスポットがいくつか点在しています。

プーシキン像はシュテファン・ツェル・マーレ公園の中心部に堂々と置かれています。

6.モルドバ国会 (Parlamentul Republicii Moldova)

メインストリートを北に歩いていると必ず目に入る巨大な建物は、モルドバの国会議事堂。小国の政治の心臓部分です。

7.モルドバ大統領府 (Preşedinţia Republicii Moldova)

国会議事堂の向かいにそびえ立つ、旧ソ連感しかない巨大な建物はモルドバの大統領府です。それにしてもどんなセンスでこういった建物のデザインをするのか教えてほしくなります。

8.モルドバ正教会(Biserica Schimbarea la Faţă a Mântuitorului)

旧ソ連らしい町並みが広がるメインストリート北側にぽつりと建つ、モルドバ正教の教会です。ドーム型の屋根と金色に輝く装飾は、ロシア文化の影響を強く感じさせます。

9.プーシキンの家博物館 (CASA MUZEU ”ALEXANDR PUȘKIN”)

メインストリートから徒歩10分ほどと少し離れた場所にあるのが、ロシアの詩人・プーシキンが暮らした家です。
現在はミュージアムになっており、彼が遺した直筆の詩の下書きや愛用していた調度品などの興味深い展示を見ることができます。

文化の香りが感じられ、彼の言葉に囲まれた独特の空間は、キシナウに来たら訪れる価値ありです。

メインストリート南部の観光スポット

聖堂広場を境にしたシュテファン通りの南側は、お店や銀行、劇場などが並ぶ、キシナウ市民の生活ストリートです。北側に比べて人が多くなり、少しですが活気が感じられるはず。
旧ソ連時代の無機質で巨大な建物は息をひそめ、美しく装飾された、文化的な建物が並びます。

1.オルガン・ホール (Sala cu Orgă)

キシナウ中心部にある大きな音楽ホール。美しい外観はもちろん必見ですが、その内部には、その名の通り巨大なパイプオルガンが置かれています。現在でも定期的にコンサートが開かれる、キシナウの文化的中心地ともいえるスポットです。

オルガン・ホールに併設した観光案内所は、キシナウ市内の観光案内だけでなくモルドバ全体の観光情報も網羅しています。
まだまだ発展途中にあるモルドバの観光業。従業員の人たちはみんな親切で、もっとモルドバの良さを知ってほしいという気持ちが伝わってきました。
情報量が少ないモルドバの観光についての情報を得るなら是非立ち寄りたいスポットです。

2.ミニ市場 (Vânzare de picturi și suvenire)

オルガン・ホール隣の公園で常時開かれている小さなマーケットでは、主にお土産や絵画が売られています。

↑旧ソ連の国らしく大量に並べられたマトリョーシカ

あまり人は多くなく、のんびりとお土産探しをするには最高の場所だと思います。

3.国立劇場 (Teatrul Național “Mihai Eminescu”)

オペラ・ホールとならんで、モルドバの文化的な中心と言える国立劇場。演劇やオペラなど様々なことに使われています。

4.キシナウ中央市場

のぶよ的にかなりおすすめのキシナウ中央市場。
観光客向けの市場ではなく、地元の人が生活用品や食材などを買いに来る巨大な市場です。その敷地はかなり広く、入り組んだ迷路のような通路には無数の店が軒を連ねます。

まるでヨーロッパのものとは思えないカオスな雰囲気を体験できる、ディープなスポットです。

キシナウ南西部の観光スポット

キシナウ西部に位置するモリロール谷公園を中心とした西部地区は、モルドバのお金持ちが豪邸をかまえる落ち着いたエリアです。自然あふれるモリロール谷公園は、キシナウ市民の憩いの場。一国の首都でありながらすぐそばに自然を感じられるのがキシナウの魅力かもしれません。

キシナウの南部は、高速道路が走り空き地が広がるエリアです。主だった観光スポットはないものの、以下で紹介する「モール・ドバ」は、話のタネに行ってみるのもいいかもしれません。(笑)

1.カスカデロール階段(Scara Cascadelor)

「滝の階段」を意味する名が示す通り、中央に水路が通る美しい階段です。次に紹介するモリロール谷公園への入口の一つとなっていて、ここから眺める公園の景色はとても美しいです。特に夕暮れが。

景色を楽しみながら階段を下りていくと、そこは首都とは思えないほどの自然が広がるモリロール谷公園。ゆっくりと散策していきましょう。

↑某ポケモンを彷彿とさせる階段の彫刻。

2.モリロール谷公園(Valea Morilor Park)

カスカデロール階段を下りた先に広がる、大きな池を中心とした広大な公園は、キシナウ市民の憩いの場。散策する人や釣りをする人。みんなそれぞれに楽しんでいます。

池の周りには遊歩道が整備されていて、ゆっくり歩いても30分ほどで一周できます。キシナウの町から出ることなく、自然を体感できるおすすめスポットです。

公園北側にはなんとビーチが。夏はかなり暑くなるキシナウの町では、水辺は貴重な存在。きっと多くの人がやってくることでしょう。ただし水質は良いとは言えません。

3.給水塔(Castelul de apă)

モリロール谷公園からキシナウ中心街へ戻る途中にある大きな給水塔は、キシナウのシンボルの一つです。最上階は展望台になっているのですが、この日はなぜか閉まっていました。

4.永遠の記念碑 (Complexul Memorial „Eternitate”)

1941年~1945年に起こった、ナチス・ドイツ軍による占領からキシナウを取り返すための「愛国戦争」。その犠牲となった兵士の慰霊を目的として建てられた記念碑がこちら。すぐ隣には、戦死した兵士たちの墓があります。

永遠に消えることのない炎が灯るモニュメントの内側。モルドバの歴史を知るうえでとても大切なスポットです。

5.モール・ドバ (Mall Dova)

もはや観光地でも何でもないのですが、そのネーミングセンスが秀逸なショッピングモール、「モール・ドバ」。ノーベル賞もののセンスです。

日本で「高輪ゲートウェイ」とか付けてしまう老害にも見習ってほしい。


内部は驚くほどモダンで、明るい雰囲気。良くも悪くも普通のショッピングセンターで、旧ソ連感は微塵も感じません。人々も着飾ったハイクラスの雰囲気。おそらくモルドバの一等地です、モール・ドバ。

モルドバには、H&MやZARAなど誰もが知っているファストファッションブランドは進出していないため、誰も知らないようなモルドバブランドの店が軒を連ねていて、ただ見て回るだけでもなかなかおもしろいです。

最上階にはフードコートがあり、気軽に安く食事ができますよ。

キシナウのまわり方

リストアップした観光地を全てゆっくりとまわっても、一日あれば済んでしまうほど。
しかしキシナウは小さな町のように見えて、意外にだだっ広いので、全て徒歩で周るとかなり疲れてしまうと思います。

周り方としては、メインストリート沿いの観光スポットやモリロール谷公園は徒歩で周り、少し距離があるモール・ドバや永遠の記念碑など市内南部へのアクセスはローカルバスを使うのがいいでしょう。

キシナウ中心部から30番のバスが市内南部に向かうので、モール・ドバや永遠の記念碑へのアクセスに利用価値が高いです。料金は片道2MDL(=¥13)と格安。
その他の場所へのアクセスもバスやミニバスを利用できますが、路線網は観光客にはかなりわかりにくいのが難点。宿泊先の人にどのバスに乗ればいいか聞いておきましょう。

おわりに

リストアップしていてもなかなか「観光スポット」と呼べるような見どころが少ないキシナウ。先述の通り、観光目的で訪れるよりも、ゆっくり滞在するのに適した町だと言えます。

食事もおいしいですし、人々も素朴ながら温かな人が多いです。何よりも嬉しいのがヨーロッパとは思えないほど格安な物価。
急ぎ足で通り過ぎてしまうのはもったいない!是非住むようにのんびり滞在してほしい町です。

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