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ヨーロッパ移住・ノマドに!長期滞在向きな住みやすい都市10選【東欧・バルカン諸国】

らいふすたいる × 東欧

こんにちは!ポルトガルから日本へ陸路で旅する世界半周中ののぶよ(@taisuke5696)です。
(世界半周についてはこちらの記事へどうぞ。)

これまで東欧、バルカン諸国11ヵ国を8か月間を旅してきました。

これまで訪れた国11ヵ国

国別の記事一覧はこちらから

間もなくヨーロッパを抜けることになるので、一つの区切りとして、これまでに行った中で良かった場所をシェアしていくこの企画。

今回は、「長期滞在向きの都市編」です。

短い期間で観光スポットをまわる旅行とは異なり、気に入った場所に数日間滞在してその町や国をもっと深く感じることができるのは、長期の旅だからこそ。

まるでそこに住んでいるように滞在すれば、お気に入りのカフェやレストランで顔を覚えてもらったり、誰も知らないような穴場スポットを発見できることもありますよね。

今回の記事では、のぶよがこれまでまわった東ヨーロッパ・バルカン諸国11ヵ国の都市の中で、「ここなら住める!」と感じた10都市を紹介していきます。

正直、10都市に絞るのはかなり難しいのですが、以下のぶよ的「住みたい町」の定義に従って選出しました。

物価が安い
治安が良く夜でも出歩ける

大都市すぎずコンパクト&公共交通手段が便利
周辺に自然が感じられる場所がある

また、滞在するホステルの居心地の良さ(そして安さ)も、その町の印象を決めるのに大きく関わってくるもの。

以下の10都市は、宿泊したホステルが素晴らしかった都市でもあります。

東欧・バルカン諸国の長期滞在向きの町1:ベオグラード / セルビア

ベオグラード

この町の名前を聞くだけで、バルカン半島最大の都市に漂うエネルギーや町を流れるサバ川の風景まで、まじまじと思い出すことができます。

大都市として必要なものはすべて揃っており、快適な滞在ができるのはもちろん、格安の物価もベオグラードの大きな魅力です。

のベオグラード空爆のイメージからからか、治安面を不安に思う人も多いそうなのですが、実際のベオグラードは治安面の問題もほぼなし。
夜中まで多くの人で賑わう中心街の熱気は、バルカン半島で髄一と言えるでしょう。

町のすぐそばをドナウ川とサヴァ川が流れているベオグラードでは、便利で快適なシティーライフはもちろん、お手軽に自然を感じることができるのも大きな魅力です。

東欧・バルカン諸国の長期滞在向きの町2:ザグレブ / クロアチア

クロアチアの首都・ザグレブは、クロアチアで最も物価が安い都市であることは意外に知られていません。

オーストリア=ハンガリー帝国風の重厚で優雅な町並みが美しく、コンパクトな市内のどこにでも格安のトラムで移動できるのも嬉しい点です。

都市開発のモデルとも言えるようなコンパクトで緑あふれる町を歩く人々は、なんだかとてもスタイリッシュ。

アーティスティックな文化も根付いているザグレブでは、感性が刺激されること間違いありません。

近郊にはクロアチア北部の平原地帯が広がり、可愛らしい町へと簡単にデイトリップできるのもザグレブの魅力です。

東欧・バルカン諸国の長期滞在向きの町3:ソフィア / ブルガリア

東ヨーロッパ&バルカン半島の都市の中で、最もコストパフォーマンスに優れた国・ブルガリア。
その首都であるソフィアは、格安で快適なシティーライフが送れる超穴場の都市です。

町の至る所に点在する古代遺跡をまわるも良し。
数ある美術館を訪れて文化的な休日を過ごすもよし。
町のすぐそばにそびえるヴィトーシャ山で、手軽に大自然を感じるもよし。

大都市でありながらも、街には緑があふれ、文化的な香りが至る所で感じられる町です。

ソフィアっ子に交じって、メインストリートに点在するスタイリッシュなカフェで一休みするのもおすすめ。

大都市でありながらどこかのんびりとした雰囲気が漂うソフィアでは、メリハリのある長期滞在が送れること間違いありません。

格安で利用できる地下鉄やトラム、バスで、市内のどこへでもアクセス可能な利便性の良さもソフィアの素晴らしい点。
外国人に対しても開放的な気質の人が多く、滞在後すぐに溶け込めて居心地の良さが感じられるでしょう。

東欧・バルカン諸国の長期滞在向きの町4:キシナウ / モルドバ

誰も知らないのですが、モルドバの首都・キシナウはとっても居心地が良い町です。

リモートワーク可能なおしゃれカフェや、バラエティーに富んだレストランが近年続々オープンしており、いずれも格安で利用することができます。

とにかく物価が安いので、滞在費がほとんどかからないのも嬉しいところ。

↑キシナウ市内には首都のど真ん中とは思えないような静かな雰囲気の湖も。

また、国土が小さいモルドバは、国内どこへ行くのもキシナウから3時間の日帰り圏内というのも魅力的です。

気が向いたときに違う町へ行ったり、歴史ある修道院でパワーをもらったりと、知られていないだけでいろいろな楽しみ方ができるのです。

のぶよおすすめの日本食レストランもあるキシナウでは、なんと日本で食べるよりもかなり安い値段で本物の和食にありつけます

↑広島風お好み焼き 70MDL (=¥455)。ああ、もう一度食べたい…。

長期滞在しない理由が見つからない。
そんな居心地が良すぎるキシナウの素晴らしさを、是非多くの人に体験してほしいです。

東欧・バルカン諸国の長期滞在向きの町5:ウルツィニ / モンテネグロ

モンテネグロ最南端、アルバニア国境まですぐのところに位置するウルツィニ(Ulcinj)は、住民の大半がアルバニア人というモンテネグロでは異色の町。

すぐ目の前にはアドリア海の美しいビーチがあり、快適なシティーライフとビーチライフを同時に楽しむことができます。

コトルやブドヴァなどの有名観光地に比べて、かなり物価が安いのもウルツィニの魅力。
食事面でも、モンテネグロ料理はもちろん、本格的なアルバニア料理を食べることもできます

のぶよがウルツィニを気に入った一番の理由は、街にあふれる独特の雰囲気。
ウルツィニに住むアルバニア人にはイスラム教徒が多く、モンテネグロの他都市とは異なった異国情緒が感じられるのです。

また、モンテネグロ人にはかなり怠け者が多く、あまり愛想が良くない人も多いのですが、ウルツィニの人々は完全にアルバニアの遺伝子を受け継いでいます。

モンテネグロ人がどれだけ怠け者なのか、こちらの記事で書いています。

とにかく人懐っこく、ガンガン話しかけてくる人々との出会いも、ウルツィニ滞在の大きな思い出となることでしょう。

東欧・バルカン諸国の長期滞在向きの町6:サラエボ / ボスニア・ヘルツェゴビナ

「ヨーロッパで一番美しい首都は?」と聞かれたら、のぶよは「サラエボ!」と即答するでしょう。

ボスニア・ヘルツェゴビナの首都・サラエボは、ボスニア人、セルビア人、クロアチア人などが混住する多民族都市です。

「サラエボ」と聞くとどうしても過去の内戦のイメージが強く、現在でもその傷跡を目にする機会も多いですが、確実に前を向いて歩を進めています。

その複雑な歴史を裏付けるような町並みは、ここでしか見られない独特のもの。

オーストリア=ハンガリー帝国風の優雅な建物が連なるメインストリートを歩いていくと、ふいにオスマン帝国風の平屋建てでオリエンタルな雰囲気の旧市街へと迷いこんでしまいます。

↑どちらも一本の同じメインストリートの風景。信じられないほどに雰囲気が異なります。

モスクから流れるコーランを詠む声を聞きながら、伝統的な趣のカフェでのんびりするのもなかなかいいものです。

↑ボスニアコーヒーでひと休み

サラエボ市内自体が360°山に囲まれた盆地に位置しており、そこから流れ出す水は美味しいことで有名。
近郊には「ボスニアのピラミッド」という大自然の中の不思議スポットもあり、手軽に自然へとアクセスできるのも大きな魅力です。

ボスニアには内戦の傷跡を感じさせない、物腰柔らかで温かい人も多いので、すぐに町での生活に溶け込むことができるでしょう。

東欧・バルカン諸国の長期滞在向きの町7:キエフ / ウクライナ

ウクライナの首都・キエフは、「魔法にかかる町」です

格安な物価、快適すぎるシティーライフ、街にあふれる見どころの数々…
と、ヨーロッパで最も観光と生活のバランスがとれた首都の魅力にはまり、気づけば長期滞在してしまっていること必至だからです。

1000年以上続く独特の歴史を持つウクライナの首都だけあり、その文化の豊かさを直に感じることができるキエフ。
ストリートアートやクラフトなどの現代アートも盛んで、地区ごとに異なった魅力が感じられるのも大都市ならではです。

かなり大きな町ですが、どこへでも地下鉄でアクセスできるのもポイント高めです。
しかも、運賃はどこまで行こうとも8UAH(=¥34)という格安さ

のぶよがキエフで一番気に入ったのは、格安で各国料理のレストランが利用できることです。

↑もはや本場の韓国料理。これ全部で148.75UAH(=¥605)って、楽園でしかない。

絶品のウクライナ料理はもちろん、韓国料理やスペイン料理、果てはジョージア料理などの店が点在しており、いずれも格安なのは言うまでもありません。

キエフでは日本のラーメンもとても人気となっており、チェーン展開しているラーメン店もあるほどなんです。

「ウクライナ=東欧=閉鎖的」という方程式は、今すぐ頭の中から消去しましょう。

私たちが想像する以上に、キエフは他文化に対して開放的でコスモポリタンな都市です。

東欧・バルカン諸国の長期滞在向きの町8:シュコドラ / アルバニア

「アルバニア」と聞いて、居心地の良い国と考える人はかなりの少数派なのではないでしょうか。

格安の物価、温暖な気候、優しい人々…。
アルバニアには、長期滞在者に嬉しい環境が一通り揃っていることは、実際に行ってみるまでは想像できないでしょう。

中でも、北部のシュコドラ(Shkodër)は、群を抜いた居心地の良さを誇る町。

格安の飲食店の数々やコンパクトな中心街、居心地抜群のホステルなど、とにかく長期滞在したくなる条件を満たしているのです。

自然が恋しくなったら、すぐそばにあるシュコダル湖へと足をのばしてみましょう。

ローカル感漂うビーチの数々に、凪いだ湖面。
心からリラックスできる自然の環境が、町のすぐそばにあるのは大きな魅力です。

アルバニアの地方都市らしいのんびりとした雰囲気もシュコドラを特徴づけるもの。

タイムスリップしたようなレトロな町並みでのんびり暮らす人々は、とても人懐っこくて優しく外国人に興味津々。
コミュニケーションお化けのアルバニア人なので、みんな躊躇うことなく話しかけてきます。

きっと忘れられないような滞在が送れることを保証します。

東欧・バルカン諸国の長期滞在向きの町9:クルジュ・ナポカ / ルーマニア

ルーマニア中部・トランシルヴァニア地方にあるクルジュ・ナポカ(Cluj Napoka)は、学生の町らしく活気にあふれた美しい町です。

コンパクトな中心街は、ザクセン風(ドイツの一地方)建物が連なる洗練された雰囲気。
居心地の良いカフェや、格安でルーマニア料理が食べられるレストランも簡単に見つけることができます。

スタイリッシュなバーが集まるミュージアム・スクエアでは、地元の学生が主催するインターナショナルなイベントも毎日のように開かれており、現地で友人を作るにも良い環境です。

ビールを片手に町が一望できる城塞の丘で夕日を眺めるのもおすすめ。
ちょっとした散策が楽しめて、気分転換にはもってこいの場所です。

東欧・バルカン諸国の長期滞在向きの町10:ポドゴリツァ / モンテネグロ

ヨーロッパで一番醜い首都」という不名誉極まりない称号を持つ、モンテネグロのポドゴリツァ

その称号に嘘偽りはなく、共産主義時代の建物が連なるだけの町並みはとにかく醜いです。
ほとんど観光スポットもないため、多くの旅行者に素通りされてしまうのが現状です。

しかしながら、観光目的ではない長期滞在なら、ポドゴリツァほど適した町はヨーロッパでは見つからないかもしれません。

モンテネグロ国内でも一、二を争うほど格安な物価
町全体が徒歩圏内というコンパクトさ
中心街を流れる清流でのスイミング

など、ポドゴリツァには快適に長期滞在できる環境が揃っているのです。

↑中心街から徒歩5分の清流。なんとこの水、飲用可能なミネラルウォーターです。

また、小国・モンテネグロの交通のハブであるポドゴリツァからは、国内のどこへでもデイトリップが可能

美しいアドリア海ビーチへ足をのばしたり、北部の山岳地帯でハイキングをしたり、修道院で聖なる雰囲気を感じたり…。
モンテネグロという小さな国の魅力を満喫する拠点として、ポドゴリツァほど適した町はないでしょう。

おわりに:東ヨーロッパ・バルカン諸国長期滞在の最大のメリットとは?

ただ観光地を点から点へとまわる旅の忙しさに疲れたあなたへとおすすめしたい、一か所に長期滞在して暮らすように楽しむ旅のスタイル。

今回は、東ヨーロッパ・バルカン諸国で、ある程度大きな10都市に絞って紹介してきました。

この地域に長期滞在することの最大のメリットは、滞在日数を気にしすぎなくても良い点です。

というのも、ヨーロッパにはシェンゲン協定というものがあり、私たち日本人を含む非EU市民は半年間のうち最大90日間しか滞在できないというルールがあるため。

シェンゲン協定は、西ヨーロッパの国はほぼ全て(イギリス/アイルランド以外)、中欧諸国やバルト三国も全ての国が加盟しています。

つまり、ヨーロッパの大部分の国には、半年のうち合計で3か月間しか滞在できないということになります。

短期旅行者ならそんなことはどうでもいいでしょう。
しかし、ヨーロッパをじっくりまわりたい長期旅行者や、住むように滞在するスタイルの人には頭が痛い問題です。

今回紹介した都市がある、東ヨーロッパ・バルカン諸国11カ国は、EU加盟国であるクロアチア・ルーマニア・ブルガリアを含めて、シェンゲン協定には未加盟です。
(よく勘違いされますが、EU加盟国=シェンゲン協定加盟国ではありません)

なので、滞在日数に関しては各国独自のルールが適用され、どこの国でもそれぞれ90日間までの滞在がOKなのです。

シェンゲン協定加盟国内での滞在のように、残りの滞在可能日数を気にしすぎたり、わざわざビザをとったりする必要がないため、気に入った場所にはできる限り長く滞在することができるのです。

実際に数日間~数週間その場所に滞在してみると、その町やその国を違った角度から見ることができるようになることもあるでしょう。
その背景にある歴史や文化、言語を学んでみたくなるかもしれません。

お金をあまり使うことなく滞在できるものの、あくまでもインフラはヨーロッパ。
シティーライフの快適さを追求しながらも、お金や滞在日数の心配をしすぎずに気のゆくままに滞在できるのは、この地域の国々の大きな魅力です。

ありふれた観光地への短期滞在とは一味違う、自分だけの滞在スタイルを体験してみてはいかがでしょうか。

コメント

  1. ただの通りすがりです(笑) より:

    いくつか記事読ませていただきました。
    ジョージア 移住に興味がありいろいろ調べておりました。
    さぼわーるさん独自の視点、とっても面白かったです。
    特に「ジョージア 移住を考えている人に言っておきたいこと」
    最近、海外移住で調べているとやたらとジョージア を推しているブロガーさんが多くて興味をもって調べてましたが…。

    またブログのネタ切れの際にでも、もしよろしければ
    ジョージア のような移住向きの国のオススメも記事にしていただければとっても嬉しいです。

    当方、子持ちの為、やはりインターナショナルスクールなど教育も気になるところです。

    また時間がある時に、他の記事も読ませていただきます!

    では更新を楽しみにしております。

    • 小山 のぶよ より:

      コメントいただきありがとうございます。

      持論なのですが、この世界には100%完璧な国は存在しないので、今話題になっている「ジョージア移住」に関しても、しっかり考えて実行してもらいたいという思いで執筆しました。
      個人的には、「移住=自分が生活がしやすい国(物価・治安・気候・政治状況等)」という点が第一で、それと同じくらい大切なのが「現地の文化に適応できるかどうか」だと思います。
      ある国に「旅行」ではなく「住む」ということは、現地語や現地の習慣などにある程度移住者側が合わせなければならないと思うためです。

      お子様がいらっしゃるということで、気の向くままとはなかなかいかないことだと存じますが、教育面に重きを置かれると言うことでしたら、やはりヨーロッパやカナダなのかな…と感じました。

      「移住向きの国のオススメ記事」のアイディア、とても参考になります。
      自分自身まだ移住に関する知識が100%とは言えないので、しっかりと調べたうえで記事にできたらと思います!