こんにちは!3ヶ月のトルコ旅行で完全に沼にはまった、世界半周中ののぶよ(@nobuyo5696)です。
(世界半周についてはこちらの記事へどうぞ。)
トルコの旅情報はもちろん、食文化や歴史についても色々と記事を書いてきた当ブログ。
気がつけばトルコだけでなんと100記事ほど(!)も書いていたことが判明しました。
そして100記事もあるのに、これまでちゃんとしたまとめ記事を書いていなかったことにも気が付きました。
というわけで、今回の記事はトルコで訪れた町や名所、観光スポットなど見どころの総まとめとなるもの。
広大な国土を7つのエリアに分けてサクッと紹介するダイジェスト的な記事となっています。
トルコは本当に底なしの魅力であふれた国。(のぶよは「トルコ沼」と呼んでる)
3ヶ月の滞在ではすべてを見てまわることは到底できませんでしたが、それでもかなり頑張って色々と訪れた方だと思います。
定番のスポットから、誰も知らないような穴場まで…その数58ヶ所の大ボリューム。
ツアーやタクシー等はいっさい使っておらず、すべて公共交通手段&個人でアクセスできる場所となっています。
すべて実際にのぶよが訪れた場所ばかりなので、詳細の観光情報記事も含めてこれから行く人の役に立つはず。
それだけでなく、単に「トルコいいなあ…!」と思ってもらえるだけでも嬉しいです!
各見どころの観光情報の詳細記事へのリンクも貼っているので、気になった場所はぜひチェックしてください!
この記事は、100記事あるトルコの旅行に関する記事の「もくじ」のような感じで作りました。
気になったスポットの詳細記事にいつでも飛べるので、ブックマークしておくしかないのでは?(圧を込めて)
トルコのエリア別観光マップ
本記事では、トルコを7つのエリアに分けて見どころを紹介しています ▼
地域によって、町の雰囲気や文化が大きく変わるのもトルコの面白いところ。
イスタンブールとカッパドキアだけではない、この国の魅力を知っていきましょう!
イスタンブール 世界遺産
「東洋と西洋の境目」イスタンブールは、トルコを旅行する人のほとんどが最初に訪れることになる町。
世界でも有数の大都市であり観光地であるこの町には、古くから様々な民族が行き交った痕跡が現在でも見られます。
ローマ帝国、ビザンツ帝国、オスマン帝国と、この町を支配してきた古今東西の王朝の栄光が感じられる町には、観光スポットが目白押し。
観光以外にも、「ヨーロッパとアジア、二つの大陸にまたがる世界でただ一つの町」を楽しむ方法は無限大です。
イスタンブール以上に旅情をそそる町は、世界中探しても他にないかもしれません。
スルタンアフメット地区
常に多くの人で賑わうイスタンブールの顔とも言える観光エリア。
アヤ・ソフィア、ブルーモスク、トプカプ宮殿…世界遺産の見どころがギュッと詰まっており、イスタンブールに来たことを実感させてくれます。
バザール地区
複数の屋内・屋外バザールが点在するエリア。イスタンブールという町を象徴する混沌と活気が味わえます。
スパイスの香りと色とりどりの雑貨に囲まれながらの散策は、THE・イスタンブールな体験になるはず!
ガラタ橋周辺
旧市街と新市街をつなぐガラタ橋。開放的な風景が広がる橋の両岸の地区は、大きく雰囲気が異なっているのも面白いです。
名物のサバサンドを食べるのもお忘れなく。(有名店のは美味しくないので、ローカルなお店を探すこと!)
新市街
イスタンブールのヨーロピアンな一面が見られる新市街は、優雅で整然とした町並みが美しいエリア。
シンボルのガラタ塔を中心に建ち並ぶ家々の風景は、まるで絵画に描かれたような美しさです。
アジア側 おすすめ
地元の人にこよなく愛されるアジア側エリアは、程良いローカル感が魅力的。
観光地とは違うイスタンブールの一面が感じられ、各種グルメの充実度も文句なし!リピーターには滞在先としてもおすすめです。
クンカプ地区 おすすめ
埃っぽい路地を行き交う荷車。洗濯物がはためく路地。中心街すぐそばにもかかわらず、果てしないローカル感が漂う職人街。
昔ながらの飾らないイスタンブールの風景が残る坂道を、のんびり散策するのがおすすめ。
オルタキョイ地区
イスタンブールっ子の週末デートスポットとして人気のエリア。
ボスポラス海峡を目の前に建つモスクや海沿いのプロムナード、名物B級グルメまで…地元民になった気分で散策できます。
ベシクタシュ地区
観光客であふれるイスタンブール中心街を厭った若者が集まるベシクタシュ地区は、この町のバイブが感じられるエリア。
屋外テラスがあるバーやレストランが連なるオープンな雰囲気が独特。アートの発信地としても有名なのだそうです。
ボスポラスクルーズ
ヨーロッパとアジアにまたがる世界唯一の町を感じるなら、二つの大陸を隔てるボスポラス海峡のクルーズがベスト。
多くの旅行者はツアーに参加しますが、ローカルフェリー利用だと格安&フレキシブルな旅程が組めるのでおすすめ!
ボスポラス海峡の村
ボスポラス海峡沿いの小さな村々は、大都会近郊とは思えない素朴な風景に満ちあふれたもの。
フェリーや路線バスでまわるデイトリップは、イスタンブール滞在の素敵な思い出となるはず。名物のヨーグルトを食すのもお忘れなく!
金角湾 おすすめ
ボスポラス海峡に比べると知名度が低めな金角湾沿いは、ギリシャ系/ユダヤ系など異なる民族の居住エリアだった地区。イスタンブールにありながらも異国情緒が味わえます。
ローカルフェリーで個人でも簡単にデイトリップできる点も◎
リピーターには特におすすめ!
プリンセス諸島 おすすめ
マルマラ海に浮かぶ9つの島々から成るプリンセス諸島。車の乗り入れができないため、現在でも馬車が現役で走っているレトロな風景が魅力的です。
大都市からすぐの場所だとは思えない静寂と素朴な雰囲気。ビーチも点在しているので、一日のんびり過ごせます。
カッパドキア周辺 世界遺産
トルコ旅行の定番中の定番といえば、アナトリア半島中央部に位置するカッパドキア。
荒涼とした大地からニョキニョキと生えたような奇岩が連なる風景は、世界中で有名なものとなっています。
日本人にとっては「カッパドキア=奇岩!洞窟ホテル!気球!」というイメージの人が多いのが現状。
多くの旅行者はとりあえず気球に乗って絶景展望台で写真を撮って、1泊や2泊でこの地を後にしてしまいますが、それ、相当もったいないです。
もともとカッパドキアは、イスラム教徒の襲来に怯えたキリスト教徒が、天然の洞窟を利用して隠れ住んだ地域。
その痕跡である洞窟住居や洞窟教会、地下深くに掘られた地下都市など、カッパドキアには絶景以外にも文化的な魅力がたくさんあるのです。
また、アクティブ派にとってカッパドキアはハイキング天国。
奇岩が連なる大地を眺めながら感じる「この世界にひとりぼっち」な感覚は、他ではなかなか味わえないものだと思います。
ギョレメ
旅行者に必要な施設が全て揃った、カッパドキア観光/滞在の拠点となる町。
名物の気球ツアーや洞窟ホテルはもちろん、町を一望する絶景ポイントから眺める朝日や夕日は一生の思い出になるはず!
ローズバレー おすすめ
カッパドキアの大地をハイキングするなら、最もおすすめしたいのがローズバレー。
ピンク色の奇岩が連なる風景の中を歩いていると、世界に自分一人になってしまったような感覚になるかも。
想像の谷
ラクダ岩が有名な想像の谷は、他にも動物の形に見える奇岩が点在する場所。
童心に還って想像力を最大限に働かせて散策するのが◎
交通はやや不便ですが、アヴァノス観光とセットで訪れることも可能です。
ゼルヴェ屋外博物館
つい数十年前まで人々が住んでいた洞窟住居がそのまま残るゼルヴェ。屋外博物館として保存されています。
洞窟に掘られた教会やモスク、学校の跡など、どれも素晴らしい保存状態。観光客が少なめなのもポイント高めです。
アヴァノス
赤土を使った陶器で有名なアヴァノスは、世界的観光地であるカッパドキアの中でもローカルな雰囲気が残った町。
名産の陶器のカップで飲むコーヒーは格別の美味しさ。鮮やかな色の焼き物をお土産に買っていくのも良いでしょう。
パシャバー(妖精の煙突)
中央がくびれたような不思議な形をした岩々が連なるパシャバーは、「妖精の煙突」として近年人気のスポット。
奇岩はすべて長い年月をかけて雨風によって削られたもの。自然の力の偉大さを感じることができます。
ユルギュップ
カッパドキア南東部のユルギュップでは、天然の岩と同化したような家々が織りなす不思議な町並みが見られます。
観光地化は意外に進んでおらず、ローカルな雰囲気が残っているのも魅力的。気さくでウェルカムな地元の人たちとの出会いも楽しみです。
オルタヒサル
ウチヒサルに並ぶ岩窟城塞として有名なオルタヒサルですが、観光客の数が圧倒的に少なくて穴場感が強い町。
名物の城塞は圧巻のひとことですし、麓の村の風景も素朴で良い感じ。時間が許すなら立ち寄ってみたい場所です。
ラブバレー おすすめ
カッパドキアの中でも比較的最近まで知られていなかった穴場がラブバレー。キノコ型の巨大な奇岩がいくつも並ぶダイナミックな風景をハイキング…すごくおすすめです!
「ラブバレー」の名前の由来が知りたい人は、ぜひ詳細記事へ!
チャヴシン おすすめ
ローズバレーのハイキング起点となるチャヴシンは、観光地化の波に飲み込まれなかった貴重な村。
千年以上前の岩窟教会や洞窟住居も多く残り、奇岩群と一体化したような村の風景も美しいです。
地下都市 世界遺産
カッパドキア周辺に残るかつての地下都市は、異民族の襲来に備えて建設された中世の巨大マンションそのもの。
巨大な地下空間には生活に必要な設備がすべて整っており、当時の技術に感心させられます。異世界感あふれる雰囲気は、さすが世界遺産!
エーゲ海沿岸
トルコの西側一帯を占めるエーゲ海沿岸エリアは、海を越えてすぐの場所にギリシャ領の島々が点在する風光明媚な地域。
古代ギリシャやローマ帝国の文化の影響を強く受けた地域で、当時の繁栄を今に伝える古代遺跡がいくつも点在しています。
古代遺跡以外にも、エーゲ海沿いには魅力がいっぱい。
エーゲ海沿いの素朴なビーチリゾートでのんびりするも良し。オスマン帝国そのままの路地でタイムスリップ体験も良し。「トルコの大阪」な町で食い倒れるも良し…
トルコの中でも、最もバラエティーに富んだ観光資源を持つエリアだと思います。
イズミル
トルコ第三の都市・イズミルは、エーゲ海を望む風光明媚な大都市。
ごちゃっとした市場や気さくな人々、名物グルメの数々など…そこはかとないコテコテ感が漂う「トルコの大阪」のような町です。
エフェソス遺跡 世界遺産
二千年前の古代ギリシャ時代の町がそのまま残されたエフェソス遺跡は、エーゲ海沿岸エリアで文句なしの観光ハイライト。
数々の伝説的なエピソードが伝えられる遺跡は圧巻の見ごたえ。歴史や敷地内の建造物に関する知識を持ったうえで訪問するのがベストです!
シリンジェ
セルチュク近郊の丘陵地帯にある、オスマン帝国時代の雰囲気をそのままに残すシリンジェ村。
伝統的な家々が連なる路地を歩くとタイムスリップしたかのような気分に。古くからワインの産地としても有名で、トルコでは珍しく試飲も可能です。
セルチュク
エフェソス遺跡やシリンジェへのアクセス拠点となる小都市は、旅行者には素通りされがち。
でも実はエフェソスのはじまりの地「アルテーミス神殿」を有する点は見逃せません。
ローカルな雰囲気も素晴らしく、のんびり滞在するにはぴったりな町です。
ボドルム おすすめ
真っ白な町並みとカラフルなドアや窓枠、キラキラと輝くエーゲ海…もはやギリシャの町にしか見えないボドルムですが、正真正銘トルコです。
気取らないリゾート地といった雰囲気が素敵で、素朴な風景が残っているのも◎
格安ホステルもあるので、一人旅でも問題なくエーゲ海リゾートを満喫できます。
ブルサ おすすめ
オスマン帝国はじまりの地・ブルサは、とにかく見どころがたくさんある町。
伝統の回転の舞や温泉ハマム体験、昔ながらの町並み散策に名物グルメの数々…
と、カルチャー面においてもトルコ国内で指折りの充実度。正直、この町がマイナーな理由がわかりません。本当に素晴らしいので、ぜひ!
チャナッカレ
トロイ遺跡への玄関口となるシーサイドタウンは、こじんまりとした中心街と開放的な海沿いのプロムナードが素敵。
学生の町らしく物価が安めなのも嬉しい点。名物のフライドフィッシュ・サンドイッチはとにかく最高です!
トロイ遺跡 世界遺産
神話だとされていた「トロイの木馬」が実際に使用されたのが、ここトロイでした。
気の遠くなるほどに大昔の人々の生活の跡がそのままに残された遺跡。
古代史好きや遺跡好きな旅行者なら絶対に訪れたいスポットです。
ガリポリ半島
チャナッカレの対岸。アジアとヨーロッパを隔てるダーダネルス海峡のヨーロッパ側は、第一次世界大戦の激戦地となりました。
ガリポリ半島は古くから海上防衛の要所とされた地。青い海を背景にそびえる屈強な城壁が印象的です。
アナトリア半島西部
トルコのアジア側は「アナトリア」と呼ばれ、広大な大地に歴史ある見どころが点在しています。
アナトリア西部エリアは、日本人的には「世界遺産のパムッカレがある地域」として有名ですが、それ以外の魅力はほとんど知られていないのが現状ではないでしょうか。
アナトリア西部は、広大な大地に風光明媚な見どころがたくさん。
交通の便も悪くないので、観光地としてのポテンシャルがとても高いと感じます。
「定番はすべてまわったから穴場スポットに行きたい!」というトルコ通な旅行者には心からおすすめしたいエリアです。
パムッカレ 世界遺産
真っ白な石灰棚に溜まったブルーの温泉水…神秘的な光景が世界的に有名な、トルコを代表する観光地です。
見るだけでなく、実際に石灰棚を登って温泉水に入ることも可能。五感で楽しめる世界遺産はトルコ旅行のハイライトの一つです。
ヒエラポリス 世界遺産
パムッカレとともに世界遺産を構成する古代遺跡ヒエラポリスは、見ごたえ・保存状態ともにトルコでも指折り。
圧巻の円形劇場や古代の商店街の跡など遺跡自体の素晴らしさはもちろんのこと。古代遺跡の跡に溜まった温泉で入浴と、ここだけの体験も!
カラハユット おすすめ
パムッカレエリアの滞在先におすすめの小さな村は、なんと村全体に温泉が引かれている日本人歓喜の場所。
硫黄の香りも温度も湯ざわりも文句なしの名湯。観光地化が進んでいないため、ローカルな雰囲気が残っているのも魅力的です。
デニズリ
パムッカレへアクセスする際に必ず通るデニズリは、「よくあるトルコの地方都市」といった雰囲気。
気さくな人々との触れ合いも楽しいですし、名物のデニズリ・ケバブは必食です!
エスキシェヒル おすすめ
「トルコで最も自由な町」と称されるエスキシェヒル。週末になるとナイトライフを楽しむためにやって来るイスタンブールっ子もいるのだとか。
伝統的な町並みも、運河沿いの中心街も素敵。トルコでも髄一の開放的な雰囲気です。
エイルディル おすすめ
「トルコの湖水地方」と称されるエリアのエイルディルは、半島状の不思議な地形にひらけた絶景が望める田舎町。
湖畔の素朴な雰囲気の中で暮らす人々の優しさも印象的。「何もしないことを楽しむ」ためにはベストな滞在先です!
地中海沿岸
トルコ南部の海岸線沿いにのびる地中海沿岸エリアは、多くの旅行者にとって「リゾート地」のイメージが強いかもしれません。
美しい地中海ビーチやリゾートホテルなど、確かにリゾート地としての性格が強い町も点在していますが、それ以外の魅力も底なし沼です。
リゾートとは無縁の素朴な港町や、断崖絶壁の絶景が見られるトレッキング、古代の都市国家の遺跡の数々…
シーサイドライフも大自然も文化面も、一度に楽しむことができるのが地中海沿岸エリアの最大のポイントだと思います。
アンタルヤ おすすめ
地中海沿いきっての大都市・アンタルヤは、このエリアの観光・滞在の拠点。
真っ青な地中海を背景にしたオスマン帝国調の旧市街はとても美しく、ビーチがすぐそばにあるのも◎ のんびり滞在したくなる不思議な魅力があります。
フェティエ
入り組んだ海岸線を望む小さな町は、リュキアの道観光の西の基点。
穏やかな海の風景と、古代の岩窟墳墓が町のシンボル。魚市場で買った魚をレストランに持ち込んで調理してもらえるのもフェティエならではでしょう。
シデ おすすめ
アンタルヤの東に位置するシデは、ビーチリゾートとして有名な町。
可愛らしい町並みも素敵ですが、最大の魅力は地中海すぐそばにある古代都市の跡。無料で見学できるのに見ごたえは抜群で、屋外博物館さながら!
アンタルヤ三大遺跡 世界遺産
アンタルヤ近郊に位置するペルゲ・アスペンドス・テルメソスの三つの遺跡はいずれも世界遺産に指定されたもの。
かつてはそれぞれが別の都市国家として繁栄していたもので、どれも見ごたえ抜群。古代の人々が暮らした息吹が感じられます。
オリンポス
アンタルヤの南に残る古代遺跡の跡は、すぐ目の前には地中海という絶好のロケーション。
悠久の歴史を感じる建造物や城塞も素敵ですが、オリンポスのビーチも極上。周辺にはツリーハウスを備えた宿が点在しており、子供の頃の夢を叶えることができます。
ミラ遺跡
リュキアの道の南海岸にあるミラ遺跡は、古代にこの地域で繁栄を極めたリュキア人の都市国家の跡。
彼らが岩壁に掘って造ったネクロポリス(墓地)が素晴らしい保存状態で残っており、まるで聖域を思わせるような神々しさ。訪れる者を圧倒します。
カシュ
リュキアの道南海岸エリアの観光・滞在の中心となるカシュは、可愛らしい家々が建ち並ぶ港町。
カラフルなウォールアートが施された町並みはどこもフォトジェニック。周辺の見どころへのアクセス拠点としても便利です。
リュキアの道 おすすめ
アンタルヤ~フェティエの海岸沿い500kmにもわたるトレッキングコースは、かつてこの地域を支配したリュキア人にちなんだ名前がつけられました。
極上の自然風景に文化の痕跡がいくつも残る「世界一美しい道」。トルコ観光の真のハイライトとなる見どころがいっぱいの超穴場です!
オルデニス
フェティエの南にある小さなビーチタウンは、夏場はトルコでも有数のパーティーリゾートとなる町。
オフシーズンは静まり返っていて、大自然が作り出した絶景と地中海ビーチを心ゆくまで楽しめます。パラグライディングの聖地としても有名なので、勇気がある人は挑戦してみては?
アナトリア半島中央部
広大な面積を占めるアナトリア半島中央部は、多くの旅行者に素通りされてしまうエリア。
有名な世界遺産が少なく、なんとなく地味なイメージがあるからかもしれませんが、とにかく行ってみてください。そのイメージ、180°変わりますから。
オスマン帝国が力をつけるより前のおよそ800年前に、中央アジアからこの地へやって来たセルジューク朝の建造物が多く残っており、どれもエキゾチックで秀逸なものばかり。
他地域よりもイスラム教が強く根付いている町も多く、凛とした雰囲気には圧倒されるかも。
トルコという国に対するイメージが大きく変わるエリアの一つだと思います。
アンカラ おすすめ
トルコの首都・アンカラは「通過の町」なんて不名誉な呼ばれ方をされることも…
実はアンカラには魅力がいっぱい。アタテュルク廟とアナトリア文明博物館の二大スポットをはじめ、素朴な旧市街に名物グルメに…と、底無し。
通過なんてもったいない!ゆっくり滞在するのがおすすめ。
コンヤ
イスラム教の神秘主義が息づくコンヤは、「祈りの町」らしい凛とした空気に町全体が覆われているよう。
神秘主義の生みの親が眠る聖地は、日本では「回転の舞」として有名なセマー儀式の博物館としての一面も。
コンヤ限定の名物グルメをはしごするのも楽しみです!
シヴァス
セルジューク朝時代には学問の中心地として栄えたシヴァスは、広大なアナトリア半島東部への玄関口となる町。
見事な装飾が施されたモスクやマドラサが点在する中心街は、トルコの他の町とは大きく異なる雰囲気です。
名物料理のシヴァス・キョフテに挑戦するのもお忘れなく!
アマスヤ おすすめ
二千年前の岩窟墳墓に抱かれるようにオスマン帝国調の民家が連なるアマスヤは、トルコ有数の美しい町。
セルジューク朝時代の医学に焦点を当てたディープな博物館も必見です。
トカット おすすめ
古き良きオスマン帝国時代の町並みがそのまま残るトカットは、町全体にレトロな風景が残っています。
観光客向けに整備されていない素朴な雰囲気の町は居心地抜群。人の温かさも印象的です。
黒海沿岸
トルコの中でも最も過小評価されている地域だと思うのが、黒海沿岸エリア。
トルコ人に尋ねても「黒海?絶対に地中海かエーゲ海の方が良い!」なんて言われてしまうのですが、知られざる穴場の町や見どころが多く点在しています。
一年を通して温暖多湿な気候の黒海沿岸は、トルコ人の毎日に欠かせないチャイの茶葉の一大産地としても有名。
他地域に比べてオスマン帝国の支配(=イスラム化)が遅れた歴史もあり、独特な様式の木造家屋や教会建築が残っている点も見逃せません。
交通はやや不便な町が多いですが、日程に余裕を持ってのんびりと旅したい素朴なエリアです。
トラブゾン
ジョージア国境近くに位置するトラブゾンは、黒海に抱かれてゆったりした雰囲気の都市。
THE・トルコなバザールや中世の城壁からの絶景はもちろん、名物のトラブゾン・ピデも必食です!
サフランボル 世界遺産
オスマン帝国時代の町並みがそのまま残る世界遺産の町は、可愛らしい雰囲気が旅行者に大人気。
石畳の町を当てもなく散策していると、モスクから響くアザーン…伝統家屋を改装した宿での宿泊も楽しみです!
アマスラ おすすめ
「黒海の宝石」そのままの美しい風景が見られるアマスラは、トルコ国内でも穴場中の穴場。
木造家屋が連なる半島状の町は全部どこでも絶景スポット。観光というよりも、潮風を感じながらのんびりと滞在したい素敵な町です。
おわりに
これまで書いてきたトルコの旅行情報の総まとめ的な記事をお送りしました。
各地の紹介はできるだけ簡潔にしたつもりですが、情熱があり余ってしまっていたらごめんなさい(笑)
58か所も紹介した後で言うのもなんですが、トルコの観光スポットはまだまだこんなものではありません。
3ヶ月という限られた滞在期間では全部は見られないので、本当にこの沼のような国のごくごく一部の見どころと思っていただければ。
次回トルコを訪問した際は、さらに素敵な場所を発掘していきたいもの。(とくに東部。早く行きたい…)
その際は本記事内に随時追加していきたいと思います。
トルコの旅行に役立つ記事は他にも色々と書いているので、あわせて参考にしてください!
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