50円で楽しめる!イスタンブール観光の穴場・金角湾クルーズの見どころ・乗船方法解説

50円で楽しめる!イスタンブール観光の穴場・金角湾クルーズの見どころ・乗船方法解説

こんにちは!イスタンブールを満喫中、世界半周中のののぶよです。
(世界半周についてはこちらの記事へどうぞ。)

ヨーロッパとアジア、二つの大陸にまたがる世界で唯一の町、イスタンブール。

この町を訪れた旅行者の多くが、二つの大陸の間に位置するボスポラス海峡のクルーズに参加するのではないでしょうか。

船から眺めるアジア側とヨーロッパ側のイスタンブールの町並みは、観光のハイライトと言えます。

すでにボスポラス海峡クルーズを満喫した人におすすめしたいのが、イスタンブールのもう一つの海峡をまわる金角湾クルーズ

ボスポラス海峡に比べると知名度はかなり低く、観光客の姿はかなり少ないです。

地元の人の交通手段として利用されているヴァプール(Vapur)と呼ばれる船でのクルーズなので、料金も50円ほどと格安なのも嬉しい点。

今回の記事では、金角湾クルーズの乗船場所や基本情報はもちろん、実際に乗船して訪れたエリアの見どころを紹介していきます。

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金角湾クルーズ基本情報

金閣湾クルーズの発着地

まずお断りしておきたいのが、今回紹介するのは現地ツアー会社運行のクルーズではなく、公共交通手段であるフェリー(現地ではヴァプールと呼ばれます)を利用しての旅だということ。
(記事内では便宜上、「金閣湾クルーズ」と呼びます。)

金角湾のフェリーは、アジア側のユスキュダル(Üsküdar)を出発し、ヨーロッパ側のカラキョイ(Karaköy)を経由し、金角湾沿いの地区にいくつか停船したあと終点のエユップ(Eyüp)へと向かいます。

ボスポラス海峡クルーズのような遊覧船(途中下車不可)ではなく、ユスキュダル~エユップ間を単純往復している船に乗船します。

アジア側に宿泊している場合はユスキュダル起点、ヨーロッパ側に宿泊している場合はカラキョイ起点となるでしょう。

金角湾クルーズはボスポラス海峡クルーズに比べて混雑しませんが、どうしても良い席がとりたい人はアジア側へ移動して、ユスキュダル始発の船に乗るという手もあります。

今回の記事ではカラキョイ起点の場合を紹介していますが、ユスキュダル出発の場合も乗船方法は全く同じです。

金閣湾クルーズの運航頻度(時刻表)&所要時間

金角湾クルーズを運航しているのは、イスタンブール市内の他のヴァプール(連絡船)を運航しているのと同じŞehir Hatlarıという会社です。

Şehir Hatlarıのサイトで、運航中の全ての航路の時刻表と料金が確認できます。

金角湾クルーズは、現地では”Halic Hatti”と呼ばれ、1時間に1本の頻度で運航しているのでとても利用しやすいです。

金角湾クルーズの最新の時刻表は、こちらのページでご確認ください。

クルーズの所要時間は、ユスキュダル~エユップ間で片道55分、カラキョイ~エユップ間で片道40分と短め。
観光の合間に、休憩がてら船旅を楽しむことだってできます。

金角湾クルーズの料金&特徴

↑途中下船するとローカルな風景が広がる

金角湾クルーズの料金は格安で、ジェトンと呼ばれる1回券が5TL(=¥94)です。

しかしながら、金角湾クルーズは市民の足でもあるため、イスタンブール市内交通共通のICカードであるイスタンブールカードの利用が可能なのです。

イスタンブールカード利用の場合、1回の乗船はどこまでいっても2.6TL(=¥49)と半額近くの値段に。

つまり、50円ほどで金角湾をクルーズ気分で遊覧できるというわけです。

途中の停泊地で下車して再び乗船する場合は、乗り換え用の割安料金が適用となる(1.50TL~1.95L/乗り換えの回数により変動)ので、気軽にホップオン・ホップオフできるのも嬉しい点。

ポピュラーなボスポラス海峡クルーズは、途中の停泊地での乗り降りが不可なため、文字通り「船に乗って見るだけ」となるのに比べて、かなり自由がきく金角湾クルーズ。

船旅も、ローカル地区散策も、一度に楽しみたい人にはかなりおすすめです。

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金角湾クルーズの乗船方法/各地区の見どころ

金角湾クルーズが、格安で自由な船旅を楽しめる観光手段であることはお分かりいただけたと思います。

ここからは、カラキョイ~エユップ間を実際に金角湾クルーズを利用して、途中下車しながら観光した様子をお伝えしていきます。

カラキョイ~エユップ間を走る金角湾クルーズは、6か所に停船します。

赤字で示したのが、のぶよが実際に散策した地区。

それぞれの地区の観光スポットも含めて、紹介していきます。

カラキョイで金角湾クルーズに乗船

カラキョイの金角湾航路は、ガラタ橋の東側100mほどのところに位置するフェリーターミナルの発着です。

ガラタ橋西側すぐのところにあるターミナルからではないのでご注意を。

イスタンブールカードを持っている場合は、地下鉄やトラムと全く同じように、改札にカードをタッチして入場するだけ。とっても簡単です。

地元の人も、バスのような感覚で利用している船。
海に隔てられたイスタンブールという町の独特な地形を感じさせられます。

注意したいのが、カラキョイのフェリーターミナルは行き先別に改札が三つに分かれていること。

“Eyüp”と表示されている改札から入場すれば間違いありません。

ほぼ時間通りにやってきた船は、乗客を乗せるとすぐに出発。
さあ、金角湾クルーズの始まりです!

クルーズ序盤で見逃せないのが、ガラタ橋をくぐった後の新市街の風景

ガラタ塔を中心に建物が立ち並ぶ様子は、海から見てもとても美しく、感動すること間違いありません。

カラフルな建物が並ぶギリシャ人地区・フェネル

最初の停船場・カスムパシャ(Kasımpaşa)を後にした船が到着するのはフェネル(Fener)地区

丘の上に立つレンガ造りのフェネル・ギリシャ正教高校が目印です。

もともとギリシャ人居住地として発展してきたフェネル地区。
現在でこそその人口は減ってはいるものの、カラフルな建物にどことなく南欧の雰囲気が感じられるかもしれません。

イスタンブール中心街から距離が近いためか、おしゃれなカフェやレストランが点在しているのも特徴です。

対する港周辺は、どことなくのんびりしたローカルな雰囲気。
釣りに来る地元の人や、若者の姿が見られました。

フェネルギリシャ正教高校

フェネルのシンボルであるフェネルギリシャ正教高校は、総レンガ造りの建物がとても印象的。

その名の通り、ギリシャ正教に基づいた教育が行われています。

現役の高校のため、一般人は内部に立ち入ることはできませんが、その外観を眺めるためだけにでも坂道を登る価値があります。

聖ステファン教会

フェネル地区のもう一つのシンボルが、淡い青色の外観が特徴的な聖ステファン教会

こちらはブルガリア正教の教会で、内部の表記は全てブルガリア語となっています。

優雅な外観も美しいですが、黄金色に塗られた内部にもぜひ入場してみましょう。

ヴォディナ通り

フェネル地区と隣のベラト地区を結ぶヴォディナ通り(Vodina Cd.)は、フェネル地区を象徴するようなカラフルな建物にポップなカフェやレストランが点在する通り。

ひとことで「カラフル」と言っても、それぞれのカフェの外観や内装は、オーナーによるコンセプトがあるよう。
お気に入りのデザイン・雰囲気のお店を探すのも楽しいです。

どこのお店も値段はそこまで高くないため、ここでランチ休憩をとるのもいいかもしれません。

かつてのユダヤ人街の雰囲気・バラト

かつてイスタンブール最大のユダヤ人人口を誇ったバラト(Balat)は、フェネル地区のすぐ隣に位置している地区。

現在ではユダヤ人人口はほとんどなく、トルコ東部からやってきた人々が多く居住する地域となっています。

ヴォディナ通りを西に進んでいくと、それまでのカラフルでポップな建物やお店が連なる雰囲気から一転、ローカル感漂う雰囲気に変化するのが分かるでしょう。

↑シナゴーグの入口

バラト地区にはシナゴーグ(ユダヤ教の礼拝所)が点在しているものの、一般人の立ち入りはできません。
ヘブライ語で書かれた石碑などに、かつてのバラト地区の姿に思いを馳せることができます。

ビザンツ帝国の城壁沿いの坂の町・アユワンサライ

バラト地区からさらに西に進んだところにあるのがアユワンサライ(Ayvansaray)地区

丘の斜面に広がるアユワンサライ地区を代表する見どころが、ビザンツ様式の教会を改装したカーリエ博物館(Kariye Müzesi)です。

しかしながら、2019年現在大規模改装中で、かなり残念な外観となっています。

フレスコ画が圧巻らしい内部への入場は、54TL(=¥1021)と高めなので、のぶよは入場しませんでした。

イスタンブール・ミュージアムパスが適用されるので、お持ちの方は足をのばしてみるのもいいかもしれません。

↑本来はこんな感じだそう。ひたすらに残念。そして入場料高すぎ。

わざわざ坂を登った先のミュージアムが改装中という、かなり残念な結果となったアユワンサライ地区の散策。

しかし、この地区にはもう一つの見どころがあります。
それが、地区西側に建つテオドシウス帝の城壁

かつてイスタンブールがコンスタンティノープルと呼ばれていたビザンツ帝国支配時代の422年に、町の南西部(現在の旧市街)を外敵から守るために築かれた城壁の一部で、当時の皇帝であるテオドシウス帝の名がつけられました。

保存状態はあまり芳しくありませんが、城壁の一部を利用した博物館もあるので、興味のある人は訪れてみるのもいいかもしれません。

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金角湾の絶景を望む聖地・エユップ

金角湾クルーズの最終到着地が、エユップ地区(Eyüp)

イスタンブールの郊外の一つとして発展した地区で、多くの店が立ち並び活気がある雰囲気です。

中心広場には、トルコ全体でも大きな宗教的価値を持つエユップ・スルタンモスク(Eyüp Sultan Camii)が建ち、その周囲をオスマン帝国時代の偉人たちが眠る霊廟が取り囲みます。

エユップ地区北部の丘からは、これまで船でたどってきた金角湾の全景を望める絶景ポイントもあり、旅の締めくくりにはぴったりです。

エユップ・スルタンモスク

エユップでまず訪れたいのが、エユップ・スルタンモスク(Eyüp Sultan Camii)
淡い青色の美しい外観が優雅な印象を与えます。

内部もとても荘厳な雰囲気で、時間を問わずお祈りをする人々が絶えず訪れることから、この場所の宗教的な大切さを理解させられます。

金角湾の絶景を望む”Cafe Pierre Loti”

エユップ・スルタンモスクの美しさを満足のゆくまで堪能したら、地区北側の丘の上を目指しましょう。

モスクの裏側からロープウェイが出ており、こちらもイスタンブールカードの適用内なので気軽に利用できます。

もちろん徒歩でのアクセスも可能です。

↑徒歩の場合は墓地の間の階段を登っていく

丘の上には“Cafe Pierre Loti”という、イスタンブールの若者なら知らない人はいない有名カフェがあります。
それは、金角湾の絶景を眺められる抜群のロケーションのため。

遠くイスタンブールの中心街を望む金角湾の風景。
これまでたどってきた航路や立ち寄った町を一つ一つ確認することができます。

エユップ地区のさらに奥にも、金角湾と市街地は続いていきます。

この素晴らしい景色を堪能しながら、トルコ名物のチャイ(紅茶)でも飲んで一休みしたいところなのですが、ここはトルコ。

このような抜群の眺めを誇るカフェを、商売上手なトルコ人が良心価格で営業しているはずなどありません。

チャイやコーヒー、食事メニューなど、すべての値段は相場の2倍ほどとかなり高め。
何も注文しなくてもテラスに入場することはできるので、わざわざここで高いお金を払わなくても絶景は堪能できます。

節約したい場合は、丘から下りた後にエユップ・スルタンモスク前の広場付近のカフェでひと休みするのがおすすめ。
どこもかなり良心的な価格です。

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金角湾クルーズ&周辺地区散策のアドバイス

金角湾クルーズ観光地図

黄色:船着き場/エユップバス停
赤:フェネル地区の観光スポット
緑:バラト地区
紫:アユワンサライ地区の観光スポット
青:エユップ地区の観光スポット

金角湾クルーズの所要時間&散策のポイント

↑フェネル地区の散策は超おすすめ

金角湾クルーズ(カラキョイ~エユップ往復)自体は、片道40分・往復1時間20分の所要時間です。

この往復に、各地区での散策時間を追加することとなります。

それぞれの地区観光の散策時間は、1時間~1時間半程度
金角湾クルーズの船は1時間に1本運行されているので、ちょうどいい時間だと言えます。

時間に限りがある場合におすすめしたいのが、フェネル地区とエユップ地区の散策。
いずれもイスタンブール中心街とは異なった雰囲気で、市内観光とは一味違う散策を楽しむことができるでしょう。

また、フェネル~バラト~アユワンサライ間はそれぞれ距離が近く、全て徒歩でまわることも可能です。(合計4kmほど)
坂道が多いので、それなりに足が疲れることは覚悟しておきましょう。

のぶよ的にはおすすめしませんが、ボスポラス海峡のショートクルーズツアー(1時間半)と組み合わせて、イスタンブールの二つの海をクルーズ三昧する一日にすることも十分可能です。

イスタンブールカードは絶対必要!

金角湾クルーズの際に絶対持っておきたいのがイスタンブールカード
(というか、イスタンブールで公共交通機関を利用して観光するなら絶対に必要です。)

途中乗船の度にいちいち割高なジェトン(一回券)を買うのは、時間とお金の無駄でしかありません。

日本の交通ICカードのようにチャージ式のイスタンブールカード。
金角湾クルーズの各停船場にはチャージ用の機械が設置されているので、残高が足りなくなったら、その都度追加でチャージすることが可能。

あらかじめ必要な額を計算してチャージしておく必要はありません。

エユップからはバスで中心街へ戻ることも可能!

↑活気あふれるエユップの中心広場

行きも帰りも船を利用するのもいいですが、新市街のタクシム広場周辺や旧市街のスルタンアフメット地区に戻るには、カドゥキョイでの乗り換えが必要となってきます。

そんなときに便利なのが、メトロバスと呼ばれる路線バス。
トラムヴァイ(路面電車)や地下鉄ではカバーしきれない地区間の路線があるので、バスの番号と方向だけ押さえておけば簡単に利用できます。

便利なメトロバス番号は以下の通り。

・エユップ~タクシム広場(新市街):55T
・エユップ~ベヤズト(グランドバザール):39
・エユップ~エミノニュ(ガラタ橋):36CE、44B、99

いずれの路線も、リュップの船着き場すぐ近くのバス停からの発車です。

イスタンブールの現地ツアー&アクティビティ


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おわりに

ボスポラス海峡クルーズに比べて穴場感が強い金角湾クルーズを紹介しました。

船で往復するだけでも楽しめるのはもちろん、「ただ船に乗って景色を眺めるだけじゃ物足りない!」という人にもおすすめのアクティビティーです。

イスタンブールカードさえあれば、船であろうとロープウェイであろうと簡単に利用できるのが、イスタンブールのすごいところ。
この特権を最大限に利用して、観光地とは一歩離れたイスタンブールへの船旅に出かけてみてはいかがでしょうか。

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