【トルコ】ビーチ、遺跡にツリーハウス!オリンポスの観光スポット&アクセス情報

【トルコ】ビーチ、遺跡にツリーハウス!オリンポスの観光スポット&アクセス情報

こんにちは!トルコ南部の地中海沿いを北上中、世界半周中ののぶよ(@taisuke5696)です。
(世界半周についてはこちらの記事へどうぞ。)

アンタルヤの南80kmほどの地中海沿いに位置するオリンポス(Olympos)は、切り立った山々に挟まれた谷に位置する小さな村。

大型バスが入って来られない狭い道路しか走っていないこともあって、隠れたビーチリゾートとして夏は多くの観光客でにぎわいます。

紀元前2世紀から続く歴史を持つオリンポス遺跡もあり、秘境感あふれる谷間で古代の人々の息遣いが感じられる場所です。

また、オリンポスの名を一躍有名にしたのが、名物のツリーハウス

十数軒の宿は、どこもツリーハウスに宿泊できることを売りにしており、現在流行中の「エコ・トラベル」の先駆けのような存在なんです。

今回の記事では、観光客であふれる有名スポットから逃れてのんびりするのにぴったりなオリンポスの見どころやアクセスを紹介します。

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オリンポスの見どころ

オリンポスは谷間の限られた土地に宿やレストランが十数軒あるだけのとても小さな村です。

しかしながら、村にはいくつかの見どころがあり、のんびりと一泊していくには最適な場所。

夏場のハイシーズンならカヤッキングやダイビングなどのマリンスポーツも楽しめます。

オリンポスビーチ

オリンポス村から東へ1kmほど。
オリンポス遺跡を抜けた先にあるのが、オリンポスビーチです。

ターコイズブルーの海の色がとても美しく、夏場は多くのリゾート客で大変賑わいますが、のぶよが訪れた12月は完全なるオフシーズン。

数組のロシア人観光客が泳いでいるだけの平和な光景が広がっていました。

オリンポスビーチは、オリンポス村の隣のチラル村(Çıralı)にまたがっている海岸。
チラル村はトルコ人家族がバケーションに訪れる場所のようで、リゾート用のアパートが建ち並んでいるような場所です。

オリンポス村

深い谷間に位置するオリンポス村は、オリンポス観光の拠点となる場所。

名物のツリーハウスがある宿が点在しており、木の上で一晩を過ごすという、他ではできない体験ができます。

村の中央には清流が流れており、360°山の緑に囲まれた風景はもはやトルコではないよう。
団体観光客の姿も全くなく、とにかく静かな時間が流れています。

冬場のオリンポス村は、ほとんど観光客が来ないため、9割以上の宿やレストランが閉まっている物寂しい状態。
賑やかな雰囲気を感じたいなら、春~秋にかけての季節に訪れるのが良いでしょう。

オリンポス遺跡

オリンポス観光のハイライトとなるのが、村とビーチを隔てるオリンポス遺跡

紀元前2世紀のヘレニズム時代に城壁が建設されたのが始まりで、その後周辺の都市国家とともに「リュキア同盟」を結び、海上貿易の要所として発展します。

1世紀にはローマ帝国の支配下でさらなる発展をしたオリンポスですが、度重なる海賊による侵略や地震によって3世紀ごろには衰退。

その後はビザンツ帝国時代から中世初期まで細々と続いていたオリンポスですが、15世紀には完全に放置され、現在に至ります。

現在オリンポス遺跡で見られるものの多くは、ローマ帝国時代のもの。

周辺の名だたる遺跡に比べて、どれも保存状態は芳しくなく、敷地内の散策コースもしっかりと整備されてはいないのが残念なところ。

遺跡自体よりも、海沿いの岩山に築かれた城塞から眺める地中海の風景が印象的な場所です。

2019年12月現在、オリンポス遺跡は大規模な発掘作業の真っ最中です。

そのため、ハイライトの一つとなる聖職者の神殿への立ち入りはできません。

また、オリンポス遺跡は谷間を流れる川によって北と南の二つのエリアに分かれているのですが、雨が多い冬場は川が増水して、二つのエリア間を行き来することができない場合があります。

のぶよが訪れた際も、エントランスがある北側から南側へ渡ることはできませんでした。
(びしょびしょになってもいいなら可能)

当記事内で紹介しているのは、オリンポス遺跡北側の見どころのみとなります。

インフォメーション

オリンポス遺跡

営業時間:9:00~19:00 (冬季~17:00)
入場料:24TL(=¥445)  ※ビーチへの入場料とセット

エントランス・コンプレックス

オリンポス村から遺跡の入口を入ってすぐにあるのが、エントランス・コンプレックスと呼ばれる建物の跡。

二階建ての巨大な建物で、内部には11もの部屋があったとされています。

5~6世紀頃まで住居や交易の場所として利用されていたようで、鉄製、セラミック製、ガラス製の道具類が発見されています。

北ネクロポリス

ネクロポリス(Necropolis)とは、かつて死者を埋葬した場所のこと。

オリンポス遺跡には南と北それぞれにネクロポリスがあるのですが、北ネクロポリスの方が各棺の間の距離が大きく開いているそう。

ほとんどの棺は1~3世紀のものですが、後のビザンツ帝国時代にはネクロポリスの中央部に教会が建てられたと考えられています。

サクロファグス(石の棺)

北ネクロポリスを抜けると、鬱蒼とした林の中にサクロファグス(Sacrophagus)と呼ばれる石の棺が点在するエリアに至ります。

ここで見られる棺は2~3世紀頃のものが多く、オリンポスが属していたリュキア同盟に携わっていた人とその家族のものだと考えられています。

圧巻なのが、2世紀後半のものとされるアンティマコスの石棺

棺の正面部分には、リュキア地方で見られる扉のようなデザインが施され、それを挟むように「命の木」と呼ばれるツタのような模様が描かれています。

命の木とは、この地で古くから「永遠に繰り返されると死の象徴」とされてきたもの。
1700年以上前のものですが、かなり素晴らしい保存状態で残されています。

モザイクの建物

サクロファグスが点在する林の最深部にあるのが、「モザイクの建物」と呼ばれる場所。

その名の通り、床にモザイク装飾が施されたタイルが敷き詰められた建物なのですが、残念なことに敷地内への入場はできません。

また、肝心のモザイク部分も、保護する目的かシートと砂で覆われており、ほとんど見ることができなかったのが残念。

海沿いの城塞

オリンポス遺跡で最も高い場所にあるのが、海沿いの崖の上に建てられた城塞

完全に廃墟と化してしまっているものの、現在残っているのは中世に築かれた比較的新しい部分です。

城塞自体は全く整備されておらず微妙ですが、ここからの眺めはとにかく素晴らしいです。

眼下に広がるオリンポスビーチはどこまでも透き通ったターコイズブルー。
12月なので人の数もほとんどなく、雄大な大自然のパノラマを独り占めしているような気分になりました。

かなり足場が悪い山道を10分ほど登らなくてはならないため、アクセスにはやや難ありなものの、ここまで来たなら絶対にチェックしたい絶景です。

キメラ山の永遠の炎

オリンポス村の隣にあるチラル村(Çıralı)の背後にそびえるキメラ山(Chimera)には、永遠の炎と呼ばれる場所があります。

その名の通り、岩場のあちこちから炎が噴き出しているという不思議な光景が見られます。

地中から噴出している可燃性のメタンガスに火がついたもので、古くからこの地で神聖視されてきた永遠の炎。

オリンポス村から個人でアクセスする場合、11kmほど山道をハイキングする必要があるのですが、宿泊先で永遠の炎近くの駐車場までの往復送迎付きのプチ・アクティビティーに参加することも可能です。

辺りが薄暗くなる夕方の出発で、ランタンを手に永遠の炎を眺めるのはきっととても幻想的。

夏場にオリンポスを訪れるなら、是非体験してみたいものです。

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オリンポスへの行き方

オリンポスへのアクセス拠点となるのはアンタルヤの町。

しかしながら直行バスはなく、

・アンタルヤ〜オリンポス入口間のミニバス
・オリンポス入口〜オリンポス間のミニバス

と乗り継ぐ必要があります。

西側の、フェティエ(Fethiye)からアンタルヤ行きのバスは海側ではなく陸側を通るため、アクセスは少々不便。

西側からオリンポスへアクセスする場合は、途中のカシュ(Kaş)でオリンポス入口経由アンタルヤ行きのバスに乗り、オリンポス入口からオリンポス行きのミニバスを利用する必要があります。

アンタルヤからオリンポスへのアクセス

オリンポス入口に停車するバスは、フィニケ(Finike)行きやカシュ(Kaş)行きなどいくつかありますが、全てはアンタルヤのオトガル(バスターミナル)の近距離ミニバスターミナルの発着

夏場・冬場ともに30分に1本の運行です。

アンタルヤ〜オリンポス入口

所要時間:1時間半
料金:19TL(=¥352)

オリンポス入口〜オリンポス間のミニバス

↑オリンポス入口の食堂。ここでオリンポス行きのミニバスに乗り換える。

オリンポス入口はちょっとしたサービスエリアのようになっていて、食堂や商店などがあります。

ここからオリンポス村までは、11kmの谷を下って行く道。
歩ける距離ではないので、ドルムシュ(ミニバス)を利用します。

夏場は8時〜19時の間、30分に1本走っているのですが、冬場(11月〜4月)は本数が激減するのでご注意を。

↑オリンポス入口〜オリンポス村間のミニバス時刻表。左がオリンポス村発、右がオリンポス入口発。

オリンポス入口〜オリンポス村

所要時間:20分
料金:7.5L(=¥139)

冬場は2時間に1本ほどしかミニバスが走っていないため、下手するとかなり待つこととなります。

オリンポス入口の食堂は眺めが良く、チャイ1杯2TL(=¥36)と良心的な価格。
ここでのんびりと待つのも悪くありません。

カシュ/デムレからオリンポスへのアクセス

↑可愛らしいリゾートタウンのカシュは、この地域の交通の要所

西側からオリンポスへアクセスする場合の拠点となるのが、カシュ(Kaş)の町

カシュの中心街から30分〜1時間に1本の頻度で出発しているアンタルヤ行きのミニバスに乗り、オリンポス入口で下車します。

このバスはミラ遺跡があるデムレ(Demre)も経由するので、セットで訪れることも可能です。

↑岩窟ネクロポリスが圧巻のミラ遺跡

オリンポス入口〜オリンポス村間は先述のミニバスを利用します。

カシュ〜オリンポス入口

所要時間:2時間
料金:25L(=¥460)

オリンポス名物のツリーハウスに宿泊

オリンポスでもう一つ忘れてはいけないのが、名物のツリーハウスに宿泊すること。

トルコでは、わざわざツリーハウスに泊まるためにこの地を訪れる人も多いほど有名なんです。

ほとんどのツリーハウス付きの宿はプライベートルームの設定しかなく、料金も少々かかってしまいますが、低予算で宿泊できるドミトリーが入ったツリーハウス・ホステルもあります。

のぶよが宿泊したKadir’s Tree Houseは、オリンポスで初めてツリーハウスを宿泊先として売り出した場所。

ボヘミアンでリラックスしたホステルらしい雰囲気が特徴的なのですが、驚くべきはその値段。
1泊1000円ほど(ローシーズン)で、2食付きという驚異のコストパフォーマンスも誇る宿なんです。

ツリーハウス・ホステルの詳細は別記事に書いているので、こちらもチェックしてみてください!

おわりに

トルコの穴場スポット、オリンポスの魅力を紹介しました。

正直なところ、遺跡自体は大したことありません。
(多くが立ち入り禁止だったり、増水中で南側に行けなかったせいもあるかも)

しかしながら、押し寄せる団体観光客の波から逃れてのんびりと過ごすにはおすすめの場所です。

オリンポスを含むアンタルヤ~フェティエの海岸沿いは、「リュキアの道」と呼ばれる500km以上のハイキングコースが整備されています。

ハイキングはもちろん、点在する風光明媚な村やビーチなどをゆっくりと巡るのも楽しみの一つ。
ゆっくり時間をかけて旅したい地方です。

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