こんにちは!タイトルの通りイスタンブールに3週間滞在した、世界半周中ののぶよ(@nobuyo5696)です。
(世界半周についてはこちらの記事へどうぞ。)
東洋と西洋が交差する町・イスタンブールは、その豊かな歴史を象徴する観光スポットであふれる町。
初めての人もリピーターも、そのエキゾチックな雰囲気に魅了されてしまう場所です。
イスタンブールはとにかく巨大な町。
限られた滞在日数で効率良く観光するなら、事前の情報収集は欠かせません。
今回の記事は、イスタンブール滞在の総まとめ。
まず1ページ目では、市内7つの観光エリア&3つのデイトリップ先を紹介します。
2ページ目は、実際のイスタンブール滞在のプランニングに役立つ情報 ▼
全体で、イスタンブール観光・旅行情報のまとめ的な記事となっています。
初めてのイスタンブール旅行なら、きっとお役に立てると思います!
イスタンブールの7つの観光エリア&3つのデイトリップ先
ここに行かなきゃ始まらない!必見の4エリア
イスタンブール観光で絶対に訪れたいのが、有名どころの観光スポットが集まる4つのエリア。
短期のイスタンブール滞在なら、このエリアをメインで観光することになるでしょう。
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①スルタンアフメット地区
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イスタンブール観光の中心となるのがスルタンアフメット地区(Sultanahmet)。
世界遺産に指定されているイスタンブール三大建造物はすべてこのエリア内に位置しています。
私たちがイメージするイスタンブールそのままの雰囲気が味わえるので、日程に余裕がない人はこのエリアだけの観光でもOK。
有名どころだけではなく、町並みも綺麗に整備されているのがスルタンアフメット地区。
風情のある裏路地を散策していると、オスマン帝国時代にタイムスリップしたような気分になるはずです。
「イスタンブール=イスラム教の建造物」のイメージがありますが、中世のビザンツ帝国時代のキリスト教遺跡が残るのもスルタンアフメット地区のすごいところ。
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当時競馬場だったヒッポドロムや、貯水池として造られた地下宮殿など、歴史が感じられる見どころがとにかくたくさん。
イスタンブールの悠久の歴史がギュッと詰まったエリアなので、たっぷりと時間をかけて観光したいところです。
②バザール地区
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お土産探しにはもちろんのこと、ただ散策しているだけでも楽しめるのがバザール地区。
熱気と喧騒に満ちた、イスタンブールの異国情緒が感じられるエリアです。
グランドバザールとエジプシャン・バザールの二大バザールを有するバザール地区は、買い物好きにはパラダイス。
可愛らしい雑貨やバラマキ土産にぴったりな小物、オスマン帝国時代から続くスイーツなど…とにかく何でもござれです。
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それぞれの敷地外には、よりローカル感漂う場外市場が広がり、イスタンブール市民の生活が垣間見られるのもポイント。
バザール地区西側にあるスレイマニエ・モスクから眺める金角湾とボスポラス海峡のパノラマも見逃せません!
③ガラタ橋周辺地区
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新市街と旧市街を結ぶガラタ橋は、イスタンブール随一の夕日の名所。
潮風に吹かれながら釣り糸を垂らす数百人もの釣り人たちが、ガラタ橋の風物詩となっています。
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橋の両岸にあるのが、エミノニュ(Eminönü)とカラキョイ(Karaköy)の二つの地区。
いずれも港町なで開放的ながら、対照的な雰囲気が魅力的です。
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イスタンブール名物グルメの「サバサンド」が食べられるのもエミノニュ/カドゥキョイの二地区ですが、お店選びには本当に注意しましょう。
④新市街地区
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トルコがオスマン帝国だった19世紀に、西洋を見習って近代化を推し進めて造成されたのが、旧市街の北岸に広がるイスタンブール新市街地区。
丘の上に広がる街並みは、パリやウイーンを手本にして造られたもの。
イスラムの香り高い旧市街とは異なったヨーロピアンな雰囲気です。
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メインストリートであるイスティクラル通り(İstiklal Cd. )をレトロな路面電車が行き交う風景は、新市街を代表する風景。
また、イスタンブールの全景が見渡せる人気スポット・ガラタ塔があるのもこのエリアです。
ディープにイスタンブールを味わう!穴場の3エリア
イスタンブール滞在日数に少し余裕があるなら、必見4エリア以外のスポットへと足をのばしましょう。
観光地としてのイスタンブールとは別の顔が見られる、ローカル感たっぷりの3つのエリア。
いずれも異なる魅力を放つ穴場エリアです!
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⑤アジア側
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二つの大陸にまたがる世界唯一の町・イスタンブール。
その独特のロケーションを100%味わうなら、ボスポラス海峡を渡ってアジア側へアクセスしましょう。
ヨーロッパ側に比べて観光客の数はぐっと減り、ローカル感が強くなるアジア側は、イスタンブールの人々の生活の場として人気が高いエリア。
お洒落なカフェや格安のローカルレストランが連なる通りを歩いていると、まるでこの町で生活しているような気分になるはずです。
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アジア側のシンボルである乙女の塔や、ボスポラス海峡の絶景を望むチャムルジャの丘などの絶景スポットはもちろん必見。
雑然とした雰囲気が魅力的なユスキュダル地区に、食い倒れの街・カドゥキョイ地区など、観光にもグルメにもおすすめのエリアです。
⑥クンカプ地区
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「スタイリッシュなイスタンブールもいいけれど、もっとディープなイスタンブールを見たい!」
という人におすすめしたいのが、旧市街西側に位置するクンカプ地区(Kumkapı)。
スルタンアフメット地区やグランドバザールなどの「THE・観光エリア」から徒歩10分という立地にも関わらず、観光客の数はゼロ。
超ローカルなおすすめエリアには、昔ながらのイスタンブールの風景が至る所に残っています。
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洋服や靴などを製造する町工場が坂道に連なる風景は、初めて来たのに懐かしくなる不思議な雰囲気。
三輪車や手押し車が行き交うストリートを散策していると、古き良きイスタンブールの下町にタイムスリップしてしまったような錯覚を覚えるかも。
観光エリアの半額ほどの値段で絶品ローカルグルメが食べられるお店が多いのもクンカプ地区の特徴。
観光客であふれる中心街を逃れて、ゆっくりと食事&散策を楽しむのにおすすめのエリアです。
⑦ベシクタシュ&オルタキョイ地区
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イスタンブール新市街の北側。ボスポラス海峡沿いに広がるベシクタシュとオルタキョイの二つのウォーターフロントエリアは、観光地化した中心街から脱出した地元の人々が集まるエリア。
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若者の街であるベシクタシュ地区には、ポップなお店やバーが点在する「若者の街」そのもの。
石畳のストリートには流行を追ったカフェやレストランが建ち並び、どこも中心街に比べて割安の料金である点も魅力的です。
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海を目の前に佇むオルタキョイ・モスクがシンボルのオルタキョイ地区は、イスタンブールの若者のデートスポット。
潮風に吹かれながらの散歩が気持ち良く、狭い路地にはカフェやレストランが連なります。
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世界遺産のドルマバフチェ宮殿とセットで訪れることもできる二地区。
中心街からもほど近く、気軽に開放的な雰囲気が味わえる穴場エリアです!
デイトリップにおすすめ!イスタンブールから船で行ける3つの近郊観光スポット
大都市・イスタンブールの喧騒と人ごみに疲れたら、近郊のスポットへデイトリップするのがおすすめです。
いずれの場所へも船でのアクセスとなり、格安で船旅気分が味わえるのもポイント。
どこも古き良きイスタンブール感が残っており、のんびりと散策&観光を楽しむには絶好のデイトリップ先です。
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⑧ボスポラス海峡
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イスタンブールに来たなら、アジアとヨーロッパの二つの大陸に挟まれたボスポラス海峡を船でめぐるボスポラスクルーズは、絶対に参加したい定番のアクティビティー。
所要時間が1時間半のショートクルーズなら、観光の合間の休憩がてら利用することができ、料金も12TL(=¥227)〜とリーズナブルです。
海から眺めるイスタンブールの町並みは、陸から眺めるのとは異なる美しさ。
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時間がない人はショートクルーズでも満足できますが、余裕がある人はローカルフェリー路線を利用して個人でボスポラス海峡沿いをまわることも可能です。
半日~丸一日かかりますが、クルーズツアーでは味わえないボスポラス海峡沿いの村の素朴な風景をたっぷりと味わうことができるのでおすすめ!
⑨金角湾
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かなりポピュラーなボスポラス海峡クルーズに比べてマイナーな金角湾クルーズ。
金角湾とは、イスタンブール旧市街と新市街を隔てる細長い海峡のこと。
ローカルフェリーを利用して小さな村々をのんびりとまわる船旅は、観光地ではないイスタンブールの顔が見られるおすすめのデイトリップです!
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ギリシャ人居住地、ユダヤ人居住地、イスラム教の聖地…と、金角湾沿いの各地区はそれぞれ個性が強いのも面白い点。
大都市。イスタンブールの多様性を感じることができます。
⑩プリンセス諸島
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イスタンブール中心街の人ごみと喧騒に疲れたら、ぜひ足をのばしたいのがプリンセス諸島(Adalar)。
9つの島からなるプリンセス諸島のうち、有人島は4つ。
すべてイスタンブールからフェリーで簡単にアクセスできます。
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プリンセス諸島では、車の乗り入れが禁止されています。
馬車や電動三輪車が行き交うのんびりとした雰囲気は、島から見える巨大都市・イスタンブールとはもはや別世界のよう。
町歩きにも、ビーチにも、ただぼうっとするのにも…プリンセス諸島の過ごし方はさまざま。
イスタンブール滞在日数に余裕があるなら、ぜひ訪れてほしいです!
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