こんにちは!イスタンブールを満喫中、世界半周中ののぶよ(@nobuyo5696)です。
(世界半周についてはこちらの記事へどうぞ。)
イスタンブールの中でも、かなりのローカル感が残るクンカプ地区(Kumkapı)。
職人街らしい雑多な町並みと、観光地感が全くない雰囲気が魅力的ですが、ローカルグルメも楽しめるのが素晴らしいところ。
イスタンブールの観光エリアの半額ほどで地元の人と同じものが食べられるのですから、挑戦しないわけにはいきません。
今回の記事ではクンカプ地区散策の途中に絶対にチェックしたい、おすすめローカル食堂を4軒紹介します。
大人気のピラフ専門店・”Ikizler Pilav”
クンカプ地区の中心、ローカルレストランが連なるトゥルケリ通り(Türkeli Cd)沿いで大人気のお店がこちら、“Ikizler Pilav”です。
その名の通り、ピラフ(トルコ風炊き込みご飯)を専門に扱う食堂です。
トルコのピラフは白ご飯ではなくチキンブイヨンで炊かれるため、優しい風味がついているのが特徴。
お米大好き民族の日本人が嫌いなわけがありません。
メニューはピラフ+メインとなる具材(肉か豆類)が多く、価格は6TL(=¥113)~10TL(=¥189)と格安。
地元の人に人気なのも納得です。
のぶよが注文したのが、ピラフの上に蒸し鶏がのったタヴクル・ピラフ(Tavuklu Pilav)、6TL(=¥113)。
これ、シンプルですが超美味しいです。
優しい味付けのピラフにひよこ豆の食感が加わり、上にのった鶏肉との相性も抜群。
お好みで、卓上のお酢や唐辛子をかけてみるのもいいと思います。
かなりあっさりしているので、朝食や軽めのランチにはぜひおすすめ。
スルタンアフメット地区では、何の具もないピラフが8TL(=¥151)以上することを考えると、かなりお得だと言えます。
NOソースでヘルシー?なケバブ専門店・”Tekocan”
続いて紹介するのが、なんてことはないケバブ店の“Tekocan”。
クンカプ地区の東側にぽつんとあります。
こちらのおすすめは、もちろんドネルケバブ。
本場・トルコのドネルケバブはとにかくどこでも美味しく、Tekocanも例外ではありません。
このお店がすごいのが、ソースを一切使わない点。
普通、ケバブと言えば、ヨーグルトを使ったツァジキソースやチリソースなどを挟むことが多いのですが、Tekocanの具はあくまでも野菜と鶏肉、フライドポテトのみというシンプルさです。
鶏肉にはしっかりと味が付いているため、ソースがなくても全く問題ありません。
そして8TL(=¥151)という格安な値段も魅力的。
それでいて、かなりの大きさです。
イスタンブールの観光の中心であるスルタンアフメット地区では、全く同じケバブが12TL(=¥227)以上するのが普通。
それでいてボリュームは半分くらい、野菜はトマトのみ、なんていう貧相なものが横行していることを考えると、Tekocanがどれほどお得かお分かりいただけるのでは。
よくあるドネルケバブでは、中の野菜は時間がたってクタクタなことも多いのですが、Tekocanの具は新鮮そのもの。
シャキシャキのレタスと瑞々しいトマトの食感が、なんだか健康的にさえ感じられます。
生地は薄いクレープのようなもので、まるでラップサンドのよう。
ソースがないのでとても食べやすいです。
店はおじさん(お兄さん?)が一人で経営していて、とても感じの良い人でした。
歩きながらでも、外のテーブルに座っでも食べられる絶品&ヘルシーケバブ。
クンカプ地区に来たならぜひお試しください。
とにかく巨大なピデ専門店・”EFE”
続いて紹介するのが、トルコ風ピザであるピデ(Pide)の専門店・“EFE”。
最初に紹介したピラフ店、”Ikizler Pilav”の目と鼻の先にあります。
小さな店内には生地を作るための台と窯があるだけ。
二階部分に飲食スペースがありますが、地元の人の多くはテイクアウトしていくようです。
EFEの名物は、もちろんピデ。
というか、ピデしかありません(笑)
イスタンブールの観光エリアでは20TL~25TL(=¥379~¥474)以上するピデですが、EFEでは12TL~18TL(=¥227~¥341)。
上にのせる具によって値段が変わります。
一番ポピュラーだという、ひき肉と卵がのったKiymali yumurtali pide(14TL=¥265)を注文します。
EFEでは、注文を受けてから生地をのばし、具をのせ、窯で焼き上げます。
作り置きはしないため、注文から10分ほど時間がかかります。
やってきたピデがこちら。香ばしい香りが充満します。
そして何よりもびっくりしたのが、そのサイズ。
ロングサイズのタバコの箱と比べてみると一目瞭然。
女性なら二人で一枚くらいがちょうど良いかもしれません。
肝心の味は、とにかく最高でした。
具材の味を活かしたシンプルな味付けで、想像よりもかなり軽めに食べられます。
(それでもかなりお腹いっぱいになります)
そして、注文を受けてから練り上げた生地はとにかく美味しいです。
焼き加減も絶妙で、とにかくパーフェクト。
従業員がやたら写真をとって欲しがるのでとってあげました。
左が窯焼き担当、右が生地担当です。
こうした地元の人とのやりとりも、旅の楽しみの一つ。
「次はチーズ入りのものに挑戦しよう」と、さっそくリピートが決定したお店となりました。
新鮮なシーフードを格安で!”Gedikpasa Balikcisi”
最後に紹介するのが、シーフードを専門に扱う食堂・“Gedikpasa Balikcisi”。
すでに紹介した3軒とは少し離れており、トラムヴァイ1号線のベヤズト駅(Beyazıt)からほど近いレストラン通りに位置しています。
スルタンアフメット地区から坂を下ることなくアクセスできるので、簡単に足を伸ばすことができる立地も魅力的です。
こちらのおすすめは、もちろんシーフード。
マルマラ海と黒海の二つの海に面したイスタンブールでは、魚市場もあるため、新鮮なシーフードを味わうことができるんです。
店頭には、海老やイカなどを揚げるための大鍋があり、美味しそうなにおいが漂っています。
店内には炭火のグリルマシンがあり、魚を焼く良い香りに満ちています。
のぶよがおすすめしたいのが、ウスクムル(Uskumru)と呼ばれる鯖のグリル(15TL=¥284)
新鮮な鯖を開いて、炭火で豪快に焼いた一品です。
とてもシンプルながら、風味豊かな鯖。
まるで日本にいるような気分になります。醤油ほしい(笑)
地元の人はみんなレモンを絞って手で食べていたので、のぶよも見習うことにしました。
他の地区で魚料理を食べようとすると、ある程度の出費を覚悟しなければいけないことがほとんどですが、Gedikpasa Balikcisiはあくまでもリーズナブルで庶民的な雰囲気。
人気店のようで、混み合うランチタイムは相席が基本。
地元の人に囲まれて、みんなで黙々と手で鯖を食べるという不思議な体験ができます(笑)
おわりに
一つのメニューを専門に扱っているクンカプ地区のローカル食堂を4軒を紹介しました。
いずれも完全なるローカルな雰囲気で、トルコ語以外通じないというディープさですが、まあなんとかなります(笑)
バラエティーに富んだメニューが食べたい場合は、ロカンタと呼ばれる食堂がトゥルケリ通り(Türkeli Cd)沿いにいくつもあるので、そちらで食事するのもおすすめです。
とにかく、どこで、何を食べても外れないのがトルコのすごいところ。
今回紹介したお店以外にも、美味しくて安いローカルなお店はたくさんあることでしょう。
おしゃれなレストランもいいですが、せっかくイスタンブールに来たなら、地元の人が通うこうした食堂に挑戦してみるのも面白いですよ。
日本でもトルコ料理が食べられる!
おすすめ書籍
旅人マストの一冊、「地球の歩き方」。
写真が多く、訪れる場所のイメージがわきやすいです。安心して旅行したい人にオススメ。
英語ができるなら、“Lonley Planet”は世界最強の旅人のバイブル。
とにかく情報量が半端じゃありません。人と違う場所へ行ってみたい人は是非!
コメント