【ブルガリア】天空に浮かぶ湖!リラの七つの湖が異世界すぎた【行き方・ハイキングコース解説】

【ブルガリア】天空に浮かぶ湖!リラの七つの湖が異世界すぎた【行き方・ハイキングコース解説】

こんにちは!ブルガリアをのんびり旅行中、世界半周中ののぶよです。
(世界半周についてはこちらの記事へどうぞ。)

ブルガリア南西部、首都のソフィアの南には、広大な山地が広がるリラ国立公園があります。

そんなリラ国立公園の写真を偶然見たのぶよ。

その異世界感漂う荒涼とした風景に、一瞬にして心を惹かれました。

この場所は「リラの七つの湖(Seven Rila Lakes)」と呼ばれ、リラ国立公園の最高地点付近に点在する氷河湖です。

七つの湖の間にはハイキングコースが整備されており、初心者でも十分に歩くことができます。

↑軽装で歩く年配の人も結構見かけました。

情報がかなり少ないリラの七つの湖。
実際に個人で、公共交通機関のみで訪れてきたので、ハイキングコース上の見どころや詳細なアクセス方法を解説していきます。

Advertisement

異世界の絶景!リラの七つの湖ハイキング

↑湖だけではなく、荒涼とした大地が見せる絶景も見どころ

別の惑星に来てしまったかのような風景が広がるリラの七つの湖。

とにかく絶景続きのハイキングコースは、簡単ではないものの誰でも十分に歩けるレベルのものです。

ここでは、リラの七つの湖ハイキングコース上の各湖間の距離や所要時間、絶景ポイントの紹介をしていきます。

リラの七つの湖ハイキングコース地図

黄色:チェアリフト山頂乗り場
青:七つの湖
緑線:五つの湖をまわるコース(周遊3時間/6km) 
赤:エクストラコース(往復1時間半/2.6km)

チェアリフトに乗って天空の世界へ!

リラの七つの湖は、標高2100m~2559m地点に点在しています。

山の上の荒涼とした風景の中に点在する湖の光景は、まさに異世界そのもの。

そんなリラの七つの湖のハイキングコーススタート地点までは、冬のスキー客用にチェアリフトが走っており、夏場はハイキング客用に運転されています。

麓のチェアリフト乗り場は標高1585m地点。
ここから標高2100m地点に位置するハイキングコーススタート地点まで、30分ほどの空中散歩を楽しみましょう。

チェアリフト乗り場までのアクセスについては後述しています。

↑チェアリフトを降りるとすでに絶景がお待ちかね。

チェアリフトが到着した地点から、リラの七つの湖最高地点までの高低差は450mほど

どのコースを歩くかにもよりますが、距離にして6km~8km3時間~5時間程度の所要時間のハイキングコースです。

チェアリフト山頂から最初の湖であるBubreka湖までは、いきなりハードな上り坂が待ち受けています。

体力がある初めに登ってしまえば、あとは下るだけなのでハイキング後半がかなり楽になります。

ハイキングコース詳細

チェアリフト山頂〜Bubreka湖(1)

2.7km/1時間

1.勾玉型のBubreka湖

ハードな上り坂からだんだんと平坦になってくるハイキングコースを歩くこと1時間弱で、最初の湖であるBubreka湖へと到着します。

上から見ると、勾玉のような形をしたBubreka湖。

水はきらきらと輝くエメラルドグリーンで、水温はそこまで低くありません。
頑張れば泳げる…かも。

Bubreka湖からは二通りのハイキングコースがあります

・リラの七つの湖最高地点・Sulzeta湖(3)まで往復するエキストラコース (往復2.6km/1時間15分)
・ゆっくりとチェアリフト乗り場まで下っていくコース (3.3km/1時間20分)

時間・体力と相談しながら、コースを選びましょう。

のぶよの場合は、リラの七つの湖のパノラマが見たかったので、ここからさらに登るエキストラコースを往復することにしました。

こちらが二つのコースの分岐点。

正面の坂を登っていくと、最高地点であるSulzeta湖へと至るエキストラコース。
左に曲がると、Bliznaka湖(4)へと下っていくコースです。

ハイキングコース詳細

Bubreka湖(1)〜Okoto湖(2)

700m/20分

2.「瞳」の名を持つOkoto湖

Bubreka湖からエキストラコースを選んだ場合は、かなりの急な山道を登ることとなります。
距離にして700mほどなのですが、体力的にはかなりしんどいので覚悟が必要です。

登り始めて20分ほどで到着するのが、二つ目の湖であるOkoto湖

ブルガリア語で「瞳」の名を持つOkoto湖は、楕円形の目のような形をしています。
コバルトブルーの静かな湖面がとても印象的でした。

Otoko湖周辺からは、七つの湖のうち四つを一望することができます。

ハイキングコース詳細

Okoto湖(2)〜Sulzeta湖(3)

600m/15分

3.七つの湖の最高地点・Sulzeta湖

Okoto湖から、リラの七つの湖最高地点に位置するSulzeta湖までは、さらに坂を登っていきます。
岩がゴロゴロ転がっている歩きにくい山道なので、少し注意が必要です。

坂を登ること15分ほどで、三つ目の湖であり最も高い場所に位置するSulzeta湖に到着します。
湖は少し暗い青色で、とても小さいです。

Sulzeta湖のすぐそばには、リラの七つの湖の最高地点である標高2559mの山頂があり、大パノラマが広がります。

七つの湖のうち六つを一望できる天空からの眺めは、今回のハイキングのハイライト。

かなりの坂を登るので、体力が必要にはなりますが、登ってみる価値があります。

まるで月面を見ているかのような不思議な風景は、とにかく感動もの。
苦労して登った人だけが見られる、絶景を堪能してください。

Sulzeta湖からは、来た道を下っていくだけ。

足場が悪いので思ったより時間はかかるものの、30分ほどで分岐点となるBubreka湖付近まで戻ることができます。

ハイキングコース詳細

Sulzeta湖(3)〜Bubreka湖(1)

1300m/30分

Bubreka湖(1)〜Bliznaka湖(4)

550m/15分

4.双子の湖・Bliznaka湖

エキストラコースとの分岐点となったBubreka湖付近から、四つ目の湖・Bliznaka湖までは緩やかな下り坂が続き、難なく歩くことができます。

「双子の湖」と呼ばれるBliznaka湖は、ひょうたんのようなくびれを持つ、リラの七つの湖で最大の大きさの湖。

奥にそびえる岩山とともに、かなりの絶景が広がります。

ハイキングコース詳細

Bliznaka湖(4)~Trilistnika湖(5)

400m/5分

5.三つ葉の形・Trilistnika湖

Bliznaka湖の目と鼻の先に位置するのが、三つ葉のクローバーの形をした五つ目の湖・Trilistnika湖です。

七つの湖の中で唯一、人口の堰によって水量が調節されている湖です。

ハイキングコース詳細

Trilistnika湖(5)~Ribnoto湖(6)

500m/10分

6.魚が生息するRibnoto湖

↑左側がRibnoto湖。ハイキング後半にスマホの電池が切れてしまい、近くからの写真が撮れませんでした。

Trilistnika湖からは、岩がゴロゴロと転がっている下り坂を進みます。

六つ目の湖であるRibnoto湖は、七つの湖の中で唯一魚が生息する湖。

湖中には葦などの植物が茂っているため、水の色も緑がかってみえます。

ハイキングコース詳細

Ribnoto湖(6)~Dolnoto湖(7)

400m/10分

7.最も低い地点にあるDolnoto湖

最後の七つ目の湖が、一番低い場所に位置するDolnoto湖です。

群青色の湖の色がとても印象的なDolnoto湖は、荒涼とした風景の中に広がる他の湖とは異なり、たくさんの木々の緑に囲まれています。

Dolnoto湖からチェアリフト山頂までは、多少のアップダウンがある道を30分ほど歩くだけです。

ハイキングコース詳細

Dolnoto湖(7)~ロープウェイ乗り場

1.4km/30分

Advertisement

リラの七つの湖への行き方

ガイドブックはもちろんのこと、ネット上にもほとんど情報がないリラの七つの湖への行き方。

最も簡単なのはレンタカーを借りたりタクシーをチャーターすることなのですが、いずれもかなりのお金がかかってしまいます。

ここでは、実際にリラの七つの湖に公共交通機関だけでアクセスした経験から、詳細な行き方を解説していきます。

リラの七つの湖は、名前こそ「リラ」とついていますが、有名なリラの僧院とはまったく別の場所にあります

リラの七つの湖はリラ国立公園という山々の山頂部分にあり、国立公園の南に位置すリラの僧院までは公共交通手段はおろか、道路すら走っていません

山道を14時間のハイキングでアクセス可能なものの、登山が目的ではないなら現実的ではないでしょう。

リラの七つの湖とリラの僧院の二つの場所を一日で訪れることは不可能です。
最低でも1泊2日が必要となります。

拠点となるのはサパレヴァ・バーニャ(Sapareva Banya)の町

↑町のシンボルである間欠泉。源泉の温度はなんと103℃!

リラの七つの湖の最も近くにある町はサパレヴァ・バーニャ(Sapareva Banya)という小さな町。

むしろ、この町以外から湖へアクセスすることははできません。

ホステルはないものの、ゲストハウスが点在しており、小さなレストランも何件かあるサパレヴァ・バーニャは、ハイキングの拠点にぴったりの町。

町の名前の「バーニャ(お風呂)」の通り、温泉が湧いているサパレヴァ・バーニャ
ハイキング後にのんびりとリラックスすることもできます。

町の温泉施設はプールのような感じ。
日本人がイメージする温泉とはちょっとかけ離れています。

しかしプールの水はちゃんと温泉が引かれており、ほどよい温泉の香りと濁った色が楽しめます。

心なしか肌もすべすべになって、ハイキングの疲れが癒されます。

インフォメーション

Aquaclub Kotvata

営業時間:全日 10:00~21:00
料金:屋内利用10Lv(=¥609)、屋外利用15Lv(=¥914)

サパレヴァ・バーニャのすぐ近くにはサパレヴォ(Saparevo)という町もあるものの、全く別の町です。

ドゥプニツァからの路線バスはどちらの町も通るので、行き先は必ず「サパレバ・バーニャ」と確認するようにしましょう。

サパレヴァ・バーニャ観光地図

黄色:バス停(ドゥプニツァ、ソフィア方面) 
灰色:リラの七つの湖リフト乗り場行きシャトルバス発着場
紫:おすすめゲストハウス
赤:スーパーマーケット
青:見どころ

ソフィアから直行バスでのサパレヴァ・バーニャへのアクセス

↑サパレヴァ・バーニャのバス停

ソフィアの西バスステーション(Ovcha Kupelバスステーション)から、1日1本(14:00発)のバスが出ています。

所要時間:1時間半
料金:6Lv(=¥366)

ソフィアからの直行バスを利用してサパレヴァ・バーニャへとアクセスする場合、同日中にリラの七つの湖へとアクセスするのは不可能

サパレヴァ・バーニャに1泊し、翌日にハイキングをすることとなります。

ドゥプニツァ経由でのサパレヴァ・バーニャへのアクセス

↑ドゥプニツァのバスステーション

どうしてもソフィアから日帰りでリラの七つの湖へとアクセスしたい場合は、途中のドゥプニツァ(Dupnitsa)という町を経由してサパレヴァ・バーニャへと向かうこととなります。

ソフィア~ドゥプニツァ間は1時間に1本程度のバスが早朝から出ているため、利用しやすいです。
ドゥプニツァ行きのバスは、ソフィアの西バスステーション(Ovcha Kupelバスステーション)からの発着となります。

ソフィア~ドゥプニツァ間

所要時間:1時間半
料金:6Lv(=¥366)

ドゥプニツァからサパレヴァ・バーニャ間は、30分に1本程度の割合で路線バスが出ています。

↑サパレヴァ・バーニャ方面行きの路線バス

↑ドゥプニツァ発サパレヴァ・バーニャ方面への時刻表

サパレヴァ・バーニャ行きのバスは、3番乗り場からの出発です。

ドゥプニツァ~サパレヴァ・バーニャ間

所要時間:30分~40分
料金:1.2Lv(=¥73)

ソフィアから日帰りでリラの七つの湖を訪れる場合、ドゥプニツァ発ソフィア行きの最終バスは18:50です。

かかる時間を逆算して考えると、時間的にも体力的にもかなりハードなスケジュールになるので、のぶよ的にはサパレヴァ・バーニャに1泊するのがおすすめです。

サパレヴァ・バーニャからパニチシュテ(Panichishte)へのシャトルバスに乗る

サパレヴァ・バーニャからリラの七つの湖ハイキングコース入口へと登るロープウェイが出ているのは、スキーリゾートであるパニチシュテ(Panichishte)という小さな集落。

集落というよりも、スキー客のために造られた宿泊所群といった雰囲気です。

サパレヴァ・バーニャからパニチシュテのロープウェイ乗り場までは、不定期に運行されているシャトルバス(という名の個人営業の乗り合いバン)を利用します。

ある程度人数が集まったらの出発というシステムで、サパレヴァ・バーニャの町役場前を発着します。

↑シャトルバスが発着する、サパレヴァ・バーニャの町役場前

地元の人曰く、シャトルバスは1日4往復のみ(季節による)ということで、夏季は8:00、8:30、10:00、12:00にサパレヴァ・バーニャを出発するとのこと。

のぶよが訪れたのは9月中旬のギリギリハイシーズンでしたが、10時ちょっと過ぎくらいにちゃんとバスがやってきました。

料金は乗客の人数や運転手によって変動するシステム。
のぶよの場合は、行きは4Lv(=¥244)、帰りは6Lv(=¥366)でした。

かなりの山道を走ること30分ほどで、パニチシュテのロープウェイ乗り場入口へと到着します。

パニチシュテからの帰りのバスの時間は、ドライバーに要確認です。

決まったスケジュールはないため、帰りに利用することを言っておかないと迎えに来てもらえない可能性もあります。

のぶよの場合は16:00パニチシュテ発ということで、時間ちょっと過ぎくらいにちゃんと迎えに来てもらえました。

念のため、運転手の電話番号を聞いておいて、いざというときに電話がかけられる(ロープウェイの係員にかけてもらう)ようにしておくと安心です。

パニチシュテからチェアリフトでハイキングコース入口へ

シャトルバスが到着する場所から500mほど歩いたところに、リラの七つの湖へと登るチェアリフト乗り場があります。

料金は片道12Lv(=¥732)、往復20Lv(=¥1221)とブルガリアにしてはかなり高め。

チェアリフトを利用せずに山道を自力で登ることもできますが、片道だけで2~3時間かかるそう。

リラの七つの湖のハイキング自体が4時間ほどかかるので、相当歩きたがりでない限りは大人しくチェアリフトを利用しましょう(笑)

このチェアリフトがなかなかスローで、片道30分ほどかかります。
ハイキングにかかる時間を計算する際に、チェアリフトの往復分+1時間を含めるのをお忘れなく

Advertisement

サパレヴァ・バーニャのおすすめ宿情報

Къща за гости Михалкови

→この宿をBooking.comで料金確認・予約する

料金:21Lv(=¥1282)
部屋:ダブルルーム (バス・トイレ別)

・立地:8/10

町のバス停から徒歩5分ほどの好立地のゲストハウス。

商店までも徒歩5分ほどなので、いろいろと便利です。

・アクセス:9/10

キリル文字ではあるものの、ちゃんと看板が出ています。

門の鍵は開いており、常に家の人がいるので問題なくチェックインできます。

・スタッフ:9/10

家族が住んでいる家の一部をゲストハウスとして改装しています。

みんな笑顔が素敵で、温かく迎えてくれました。

英語は全く通じませんが、そんなの問題にならないくらい素晴らしい人たちです。

・清潔さ:9/10

部屋、バスルーム、キッチンともにとても清潔です。

建物自体は新しいものではありませんが、古さを感じさせないように改装されています。

・設備:8/10

ゲストハウスなのに広々としたキッチンがあるので、自炊も可能です。

シャワーはブルガリアでは定番のトイレとつながったもの。

野菜や果物がなっている庭があり、のんびりとくつろぐことができます。

wi-fi:9/10

問題なくつながり、速度も完璧でした。

庭では少し電波が弱くなるものの、全く気にならないほどのレベルです。

・雰囲気:10/10

とにかく温かい雰囲気が魅力の家族経営のゲストハウスです。

まるで家族の一員になったような温かい気持ちにさせてくれました。

なぜか夕食をごちそうになったり、自家製のラキア(蒸留酒)を飲まされたりと、とにかくホスピタリティーに溢れる家族の人柄が一番の魅力だと思います。

総合:8.9/10

この値段で個室に宿泊できる素晴らしいコストパフォーマンスと、ブルガリアの地方部らしい素朴で温かい家族のもてなしが嬉しいおすすめの宿です。

英語を話せる人がいないので、コミュニケーションは少々大変ですが、その辺は家族の人柄でなんとかなっています。

暮らすように数泊滞在したくなる、素晴らしい宿でした。(結局3泊もしてしまった)

→この宿をBooking.comで料金確認・予約する

→Booking.comでサパレヴァ・バーニャの宿を探す

おわりに

ブルガリアに来たなら絶対に訪れておきたい大自然スポット、リラの七つの湖を紹介しました。

個人でのアクセスは、乗り換えが必要だったりシャトルバスのスケジュールが定かではなかったりと少々ハードルが高めですが、行けないことはありません。

不安な場合は、ソフィア発着の現地ツアーを利用するのも手です。

秋~春にかけては、雪で閉ざされてしまうリラの七つの湖。
もし春から秋の間にブルガリアを訪れるなら、季節限定の神秘的な天空の世界へと足をのばしてみてはいかがでしょうか。

この記事に関連したおすすめ書籍

旅人マストの一冊、「地球の歩き方」
写真が多く、訪れる場所のイメージがわきやすいです。安心して旅行したい人にオススメ。

英語ができるなら、“Lonley Planet”は世界最強の旅人のバイブル。
とにかく情報量が半端じゃありません。人と違う場所へ行ってみたい人は是非!

Ça voir! - さぼわーる- の最新情報を受け取る

Ça voir! - さぼわーる -をフォローして最新情報を受け取ろう!
           

Category New Article