世界遺産の古代都市ネセバル&黒海リゾート・サニービーチへ日帰り旅のすすめ。

世界遺産の古代都市ネセバル&黒海リゾート・サニービーチへ日帰り旅のすすめ。

こんにちは!ブルガリアをのんびりと旅している、世界半周中ののぶよです。
(世界半周についてはこちらの記事へどうぞ。)

ブルガリア東部、黒海に面したネセバル(Nessebâr)は、小さな半島状の土地に伝統的な建物がひしめき合う世界遺産の町。

その起源はとても古く、古代ローマ時代から人が居住していたそうです。

可愛らしい建物が並ぶネセバル旧市街は、ブルガリア観光に来たら絶対に訪れておきたい場所。

すぐそばにはブルガリアNo1.のリゾート・サニービーチがあり、夏場はものすごい数のリゾート客で埋め尽くされます。

今回は、ブルガスを拠点にデイトリップするのもおすすめなネセバルとサニービーチの観光スポットを紹介します。

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ネセバル/サニービーチ観光地図

黄色:ネセバルバス停/ サニービーチバスステーション
青:観光スポット

ネセバル旧市街の観光スポット

現在でこそ道路で本土とつながっており、半島状の土地に位置しているネセバルですが、かつては完全な島でした。

その特殊な地形は町の防衛に大きく役立ち、中世の繁栄を現在に伝えるかのように古い教会が多く残っています。

オスマン帝国によるブルガリアの支配は500年以上続いたものの、ネセバルに関してはその豊かな歴史と独特の町並みが重要視され、建築物が保護されてきたため、現在でもキリスト教関連の遺跡や教会が多く残っているのです。

ネセバル旧市街を散策する際に注目したいのが、この地方独自の木造建築

どこか日本の町並みを彷彿とさせるような家々はとても可愛らしく、ネセバルらしい風景を演出しています。

ネセバル旧市街入口の木造風車

ネセバルのシンボルが、旧市街へと続く道路に建つ木造の風車
かつては数十基の風車があったネセバルですが、現在残るのはこちらを含め二基のみだそうです。

風車の奥には美しいネセバル旧市街の町並みが見え、青い海とのコントラストがとても素敵。
これから世界遺産の町を観光する気分を盛り上げてくれるような存在です。

町の入口はローマ時代の遺跡

ネセバル新市街から木造風車を通り過ぎ、細長い橋のような道路を渡ると、ネセバル旧市街となります。

旧市街の入口には、ローマ時代に築かれた要塞の跡が。

こちらが旧市街の入口となる、いわば門の役割を果たしています。

ネセバルの旧市街には他にも多くの遺跡があり、ローマ時代のものから中世初期のものまでその時代背景は様々。

青く輝く黒海をバックに凛と佇む遺跡の数々は、なんだか郷愁をそそられます。

旧市街の中心、聖ソフィア聖堂が散策の拠点

旧市街に入ってメインストリートをまっすぐ歩いていくと、5世紀建造の聖ソフィア聖堂が堂々と構えています。

半分廃墟と化した聖ソフィア聖堂は、ビザンツ帝国時代のビザンチン様式で建てられたもの。
とても印象的な建物で、観光客に人気の写真撮影スポットとなっています。

聖ソフィア大聖堂を中心とした広場が、ネセバル旧市街の中心地。
広場の周囲はネセバル独自の木造の家々に取り囲まれ、観光客向けのお土産屋やカフェなどが並ぶ賑やかな雰囲気です。

迷路のように路地が入り組むネセバル旧市街ですが、迷ったら聖ソフィア聖堂を目印にしましょう。

ネセバルの三大教会を訪問

「面積当たりの教会の数がブルガリアで一番」と言われるネセバルの旧市街。

その言葉を裏付けるように多くの教会や聖堂があり、路地を歩いていると教会に行き当たるほど。

ネセバルの教会が建造された時期は、5世紀から17世紀と多岐に渡るため、教会巡りをしながらキリスト教建築の移り変わりを見ることができるのがポイントです。

ここでは、ネセバル観光で是非チェックしておきたい三つの教会/聖堂を紹介します。

聖ステファン聖堂

ネセバル旧市街南部に位置する聖ステファン聖堂(Sv.Stefan)は、11世紀建造の初期キリスト教建築で建てられたもの。

教会を取り囲む外壁に囲まれており、観光客の間でとても人気のある場所です。

聖ヨハネ・アリトゥルゲトス教会

聖ステファン聖堂のすぐ近く、黒海を望む崖の上に建つ聖ヨハネ・アリトゥルゲトス教会(Sv. John Aliturgetos)は、14世紀建造の小さな教会。

1913年にこの地を襲った大地震によって廃墟と化し、現在でも建物は半壊した状態です。

「アリトゥルゲトス」とは、「神聖でない、不純な」と言った意味で、ネセバルに伝わる伝説によると、この教会は一度も神の洗礼を受けたことがないためこの名がついたそう。

教会下のテラスからは、美しい黒海の絶景が望めます。

全能者ハリストス聖堂

旧市街入口から中心地の聖ソフィア聖堂への道の途中にあるのが14世紀建造の全能者ハリストス聖堂(Christ Pantokrator)

その外壁の美しさは他の教会とは群を抜いたもので、ネセバルで最も保存状態が良い教会の一つと言われています。

現在では建物内部はローカルギャラリーとして利用されていて、教会としての機能は持っていません。

独特の建築様式の家々と海を眺めながらの散策

古代都市・ネセバルで見逃せないのが、黒く塗られた木造の家が連なる独特の町並み

一階部分より二階部分が外側に張り出しており、それを支える曲線の木の梁が特徴的で、東ルメリア様式と呼ばれます。

ソゾポル(Sozopol)など近郊の町でもこの様式の家々は見られるものの、ネセバルの家々は外壁となる木を黒で統一しているので、少しシックな雰囲気に感じました。

↑ソゾポルの町並み。建築様式は同じだが、茶色で明るい雰囲気。

建築に興味があるなら、二つの町を巡って違いを見つけてみるのも面白いかもしれません。

先述の旧市街の中心地・聖ソフィア聖堂周辺の町並みは、ネセバルを代表するような伝統的なもの。

しかしながら、居住地というよりもお土産屋やカフェに改装されたものがほとんどなので、観光地感がすごいです。

中心地を少し離れ、入り組んだ路地を歩いていくと、世界遺産の古代都市で暮らす地元の人の生活感が漂う風景を見ることができます。

また、周りを海に囲まれたネセバルでは、美しい黒海を眺めながら食事ができるレストランが点在しています。

名物のシーフードを提供する店がほとんどで、値段はどこも観光地価格。
とは言っても。ここはブルガリアなのでたかが知れています。

世界遺産の美しい町を観光した後に、夕暮れの海を眺めながら食事なんてとってもロマンティック。

バックパッカーののぶよには今のところ全く縁がありませんが、いつか実現させたい夢のリストに追加しておきました(笑)

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ネセバルからすぐ!ブルガリア中からバカンス客が集まるサニービーチへ

ネセバル新市街のすぐ北側に位置するのが、ブルガリア人なら誰でも知っているサニービーチ

ブルガリアで初めてリゾート開発が行われたエリアで、お洒落な響きにするためか英語で「サニービーチ(Sunny Beach)」の名がつけられました。

イメージするヨーロッパのビーチリゾートそのままの雰囲気は、浮かれたバカンス客に大人気の一大リゾート地です。

サニービーチの中心街は、リゾート客向けのレストランやクラブ、そしてものすごい数のアパートメントホテルが建ち並び、開発されすぎた感が否めません。

夏場はみんな家族や友人と一週間単位でアパートを借りて、ただひたすらビーチでのんびりと過ごすのです。

7、8月は砂浜に横たわる場所もないほどものすごく混雑するサニービーチですが、のぶよが訪れた9月後半はガラガラで何だかもの寂しい雰囲気。

ホテルやレストランもほとんどが閉まっていて、人気もあまりありませんでした。

世界遺産のネセバル観光のついでに、ちょっとリゾート気分を味わってみるのにはいいかもしれません。

ただし、サニービーチの物価はブルガリアの一般的な価格の2倍はするので、食事や買い物は他のところで済ませましょう。

ネセバルへのアクセス

鉄道が走っていないネセバルへのアクセスは、バスが基本となります。

最も便利なのは、南に位置するブルガス(Burgas)からのアクセス
バスが頻発しているので、日帰りも十分可能です。

北に位置するヴァルナ(Varna)からのアクセスも可能ですが、日帰りだと移動時間が長くなってしまいます。

ブルガス〜ネセバル〜ヴァルナと移動しながらの観光も可能です。

ブルガスやヴァルナからネセバルにやって来るバスは、旧市街入口まで行く便と、1.5kmほど離れた新市街にしか停車しない便があります。

↑新市街のバス停

ブルガス〜ネセバル間のバス移動

↑”SUNNY BEACH”と大きく書かれた行き先表示。すでに何だか浮かれています。

ブルガスのユーグ(南)バスステーションから、ネセバル経由サニービーチのバスステーション行きのバスが40分に1本の頻度で出ています。

ブルガスのユーグ(南)バスステーションでは3番プラットホームからの発車です。

チケットはバス車内で購入します。

所要時間:50分〜1時間
料金:6Lv(=¥362)

ヴァルナ〜ネセバル間のバス移動

黒海沿岸北部のヴァルナ(Varna)は、「ブルガリアの夏の首都」と呼ばれる活気ある町。(夏限定)

ヴァルナのセントラルバスステーションからサニービーチ経由ネセバル行きのバスが1日7本出ています。

所要時間:2時間
料金:15Lv(=¥905)

ネセバル〜サニービーチ間の移動

ネセバルの旧市街入口~サニービーチ~さらに北に位置するスヴェティ・ヴラス(Sveti Vlas)間を往復する路線バスが30分に1本(夏季は15分に1本)出ています。

所要時間:10分
料金:1.6Lv(=¥96)

ネセバル旧市街から徒歩でサニービーチへアクセスすることも可能ですが、2kmほど歩くこととなります。

サニービーチは南北6kmほど続く砂浜沿いに造られた人工の町。
レストランやクラブなどが集まる中心街まではネセバル旧市街から5kmほどと歩ける距離ではありません。

サニービーチ中心街に宿泊する場合などは、先述の路線バスを利用しましょう。

おわりに

ブルガリアの中でもかなり人気の観光地・ネセバルと、ブルガリア人歓喜のリゾート・サニービーチを紹介しました。

拠点となるブルガスからの日帰り観光で二か所をまわることも十分可能です。

のぶよ的には、ハイシーズンが過ぎた9月後半にも関わらず観光地感がすごかったネセバル。
7月、8月の大混雑ぶりは想像に難くありません。

逆に冬季は、サニービーチも含めゴーストタウンのようになるそう。
レストランやお土産屋などもほとんどが閉まるそうなので、オフシーズンの旅行には注意が必要です。

町の規模は小さいものの、世界遺産に指定されているだけあって、その豊かな歴史が感じられるネセバル。
短い夏を極限まで楽しむために造られた、何でもありのサニービーチ。

全く毛色が異なる二つの隣り合った観光地を、是非訪れてみてはいかがでしょうか。

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