こんにちは!3週間滞在したイスタンブールをようやく脱出した、世界半周中ののぶよ(@nobuyo5696)です。
(世界半周についてはこちらの記事へどうぞ。)
トルコのアジア側、アナトリア半島の中央部に位置するカイセリ(Kayseri)は、カッパドキアへの空の玄関口であるカイセリ空港がある町として有名。
カッパドキアの各町まで1時間ほどでアクセスできるため、旅行者のほとんどは空港からシャトルバスを利用して早々にカイセリを去っていきます。が…それ、かなりもったいないです。
のぶよ的には、カイセリは魅力的な見どころにあふれた町。
何よりも、すぐお隣のカッパドキアとはまったく雰囲気が異なるのです。
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シルクロードの時代から、東洋と西洋を結ぶ交通の要所として栄えたカイセリ。
隊商部隊の中継点として発展し、11世紀にアナトリア半島を支配したセルジューク朝の建築物が多く残っている中心街の雰囲気は、トルコにありながらもどこか中央アジアのような雰囲気が漂います。
また、カイセリにはいくつかのご当地グルメもあり、トルコ人の間ではとても有名。
今回の記事では、旅行者に見逃されてしまいがちなカイセリの魅力(観光スポット、名物グルメetc…)を存分にお伝えしていきます!
カイセリの観光スポット
カイセリ観光地図
灰色:路線バス900番/トラム停留所
紫:ホテル
赤:おすすめレストラン
青:観光スポット
カイセリ城塞
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カイセリの中心街に堂々と建つカイセリ城塞(Kayseri Kalesi)は、カイセリ観光でまず訪れたい見どころ。
ローマ帝国がこの地を支配していた3世紀(1800年前)に起源をもつ城塞で、その後ビザンツ帝国やセルジューク朝時代に改築を重ねられました。
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ヨーロッパに残る城塞とはかなり異なった、力強い造りが印象的。
黒っぽい岩で造られた城壁が高々とそびえるに入口付近では、まるで映画の世界に迷い込んだような感覚になります。
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カイセリ城塞がすごいのは、その歴史だけに留まりません。
古代の城塞と現代建築が見事に融合している城塞内側の広場には、きっと誰もが驚くことでしょう。
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城塞内の広場の中央にはこの地域の出土品が展示されたミュージアムがあり、その外観は超モダン。
ここが歴史ある城塞の中だとは誰も想像できないでしょう ▼
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城塞内には他にもおしゃれなカフェやレストランが数軒あり、観光スポットというよりも地元の人たちがやってくる場所といった雰囲気です。
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好みはあると思いますが、のぶよ的にこのカイセリ城塞は「古代と現代の調和」に見事成功した例だと思いました。
マーペリ・フナト・ハトゥン
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カイセリ城塞の幹線道路を挟んだ反対側にあるのが、マーペリ・フナト・ハトゥン(Mahperi Hunat Hatun)。
セルジューク朝支配時代の13世紀に建設されたもので、モスク、マドラサ(イスラム教の学院)、ハマムが一つになった複合施設です。
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石を使った建築や装飾を得意としたセルジューク朝の芸術を象徴するかのような建物は、ただただ圧巻のひとこと。
どこか中央アジア地域の建築を思わせるのは、セルジューク朝はもともと中央アジアに居住していた遊牧民だったからかもしれません。
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必見なのが、敷地内にあるマーペリ・フナト・ハトゥン・モスク(Mahperi Hunat Hatun Camii)。
1238年の建造で、現役で使用されているものです。
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モスク内部には美しい光が差し込んで幻想的な雰囲気。
声を上げてコーランを読む人々の姿が至る所に見られます ▼
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カイセリは、同じアナトリア中部のコンヤ(Konya)と並んで、人々の信仰心が深いと言われる町。
イスタンブールでは絶対に感じられない厳かな雰囲気に、すがすがしい気分になりました。
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グランドバザール
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カイセリ城塞の裏側に位置するのが、カイセリのグランドバザール(Kapalı Çarşı)。
イスタンブールのグランドバザールに比べると規模は小さめですが、この地域の商業の中心とだけあってなかなかに活気があります。
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もともとのグランドバザールは、東西を結ぶ交易の拠点でした。
当時は絨毯や織物が多く売られていたそうですが、現在では生活雑貨や日用品、食料品を売っている店ばかりの「生活密着型バザール」といった雰囲気です。
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お土産屋などは全くなく、観光客向けではないリアルなバザールの喧騒やレトロ感が味わえるのも◎
トルコの人々の日常生活の一部にお邪魔したような気分になります。
モスク
宗カイセリの人々の信仰の中心となる場所が、町中に点在する美しいモスクの数々。
セルジューク朝時代に起源を持つものから、オスマン帝国時代に建設されたものまで…歴史背景が様々なモスクが点在しているのが特徴です。
ウル・ジャーミィ(Ulu Cami)
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カイセリ中心街西側。小売店が多く並ぶ地区に建つのが、セルジューク朝時代の1205年建造のウル・ジャーミィ(Ulu Cami)。
煉瓦造りのミナレット(尖塔)がシンボルで、現在でも地元の人たちの祈りの場としての役割を担っています。
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クルシュンル・ジャーミィ(Kurşunlu Cami)
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セルジューク朝が衰退した後に、アナトリア地方を制圧したのがオスマン帝国。
その典型的な建築様式で16世紀に建てられたのが、クルシュンル・ジャーミィ(Kurşunlu Cami)です。
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スレイマニエ・モスクをはじめ、イスタンブールに数あるモスクを設計した著名な建築家のミマール・シナン(Mimar Sinan)の建築スタイルに忠実に造られたモスクは、外観も内部もかなりの美しさ。
ちなみに、ミマール・シナンはカイセリ近郊の村の出身だそう。
彼の名がついた通りや公園、レストランなどがカイセリに多くあるのはそのためで、人々の誇りとなっている人物です。
クムフリエト広場
カイセリ中心街のど真ん中に位置するのが、トラム停留所があるクムフリエト広場(Cumhuriyet Meydanı)。
カイセリ城塞の屈強な壁と新市街のモダンな建物に挟まれ、多くの市民が行き交う場所となっています。
時計台
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クムフリエト広場の中央に建つ時計台は、セルジューク朝やオスマン帝国時代の古い建物が点在する町において「現代のカイセリ」を象徴する存在。
1919年に起こったトルコ革命において、打倒・オスマン帝国を掲げた大国民議会政府の基地として利用された場所なのです。
すぐそばには、トルコ共和国建国の父・アタテュルク像が建ち、現代のカイセリの町を見守っているかのようです。
セルジューク朝時代の墓
カイセリの町の至る所に見られる三角柱の石造りの建造物は、セルジューク朝時代の皇帝の墓。
カイセリ市民はみんな気にも留めずに通り過ぎていくものの、この町の長い歴史が感じられるスポットです。
アラジャの墓
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幹線道路のど真ん中に佇む、アラジャの墓(Alaca Kümbeti)は13世紀の建造。
いきなり出現する、巨大な鉛筆のような独特の形の墓にはきっと驚くはずです。
クトル・ハンの墓
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駐車場のど真ん中にあるのが、クトル・ハンの墓(Kutlu Hatun Türbesi)。
こちらも全くと言いほどに人々の関心をかっていないのですが、その入口のドアの装飾は一軒の価値あり。
セルジューク朝時代の美しい石の装飾が残っています。
セルジューク朝時代のマドラサ
セルジューク朝といえば、ここアナトリア地域にイスラム文化を持ち込んだ存在。
モスクはもちろんのこと、マドラサ(Medrese)と呼ばれるイスラム教の学校も多く建設され、現在でもその多くがカイセリに残っています。
サハービー・マドラサ
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中心街北側に建つサハービー・マドラサ(Sahabiye Medrese)は、コーランの教えに基づく教育が行われていた場所。
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内部にはかつての部屋を利用した数軒の本屋が営業しており、現在でも学問・教養の場としての一端を感じることができます。
チフテ・マドラサ
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カイセリ近郊出身の偉大な建築家の名を冠したミマール・シナン公園内にあるのが、「双子のマドラサ」という意味のチフテ・マドラサ(Çifte Medrese)。
その名の通り内部でつながっている二つのマドラサは、世界初の医学学校として1204年に開設されたもの。内部には療養所と病院が併設されていました。
現在では、建物の大部分はセルジューク朝博物館として利用されています。
セルジューク博物館
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のぶよ的にカイセリで一番のおすすめスポットが、セルジューク博物館(Selçuklu Uygarlığı Müzesi)。
先述のチフテ・マドラサの建物の一部分を利用した博物館は、とにかく色々と素晴らしいです。
セルジューク朝がどのようにアナトリア地域を支配し衰退していったのかを視覚的に理解でき、当時の文化や芸術をインタラクティブに学ぶことができます。
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独特の歴史と文化に彩られたカイセリの町をより深く理解するためにも、必ず訪れておきましょう!
絶対食べたい!カイセリの名物グルメ
カイセリの町で楽しめるのは、セルジューク朝時代の建築物だけではありません。
古くから交易の拠点として発展してきた町は、トルコ全土で有名な名物グルメでも知られています。
カイセリ・マントゥ
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カイセリで絶対に挑戦したいのが、カイセリ・マントゥ(Kayseri mantı)。
「マントゥ」とはトルコ全土で食べられる水餃子なのですが、カイセリのマントゥはとにかく有名なんです。
一般のマントゥよりもかなり小さな生地の中には牛ひき肉が詰まっており、トマトとバターベースのソースで提供されます。
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好みでヨーグルトや各種スパイスをかけていただくのは通常と同じです。
カイセリ・マントゥを提供するレストランの多くは中心街から離れた場所に位置していて、中心街では調理前のカイセリ・マントゥを量り売りしている商店がほとんど。
調理されたカイセリ・マントゥをいただくなら、ENFESがおすすめです ▼
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サラダとパン付きで20TL(=¥381)と、リーズナブルな値段で本場のカイセリ・マントゥを食べることができます!
パストゥルマ
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カイセリでもう一つ有名なのが、パストゥルマ(Pastırma)。
パストゥルマとは、牛肉を塩漬けして乾燥させた保存食のこと。発祥はここカイセリだと言われているのだとか。
レストランで食すものというよりも、ソーセージやチーズなどを売っている商店で購入するのが一般的。
グランドバザール内部や周辺の商店のどこでも売られています。
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メゼ(前菜)として食べたり、パンと一緒に軽食として食べたりと、色々な楽しみ方があります。
厳しい気候のシルクロードを旅する人たちの知恵が生み出した伝統の味。
カイセリで本場のパストゥルマに挑戦してみるのはいかがでしょうか。
格安バクラヴァ
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カイセリのオリジナルグルメというわけではなく、トルコ全土で愛されるバクラヴァ(Baklava)。
オスマン帝国時代の伝統あるトルコのスイーツなのですが、カイセリ中心街にあるSaray Tatliのバクラヴァはおすすめです ▼
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というのも、絶品の自家製バクラヴァが格安価格で売られているため。
イスタンブールでは安くても1kgあたり50TL(=¥952)ほどはするバクラヴァですが、Saray Tatliでは1kg20TL(=¥381)~。
もちろん、好きな種類を好きな量だけ買うことができます。
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愛想の良いおじさんが売っている格安バクラヴァはとにかく絶品。
先に紹介したカイセリ・マントゥのお店・ENFESの近くにあるので、食後のデザートにいかがでしょうか。
感じたいカイセリの文化
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セルジューク朝時代の観光スポットや名物グルメなど、カイセリの魅力を紹介してきました。
しかしカイセリを特徴づけるのは、目に見える部分だけではありません。
先に少し触れましたが、カイセリはトルコ国内でも人々の信仰心が強いと言われる場所の一つ。
世俗化が進むトルコの他の町では見られない、イスラム色が強い独自の文化が感じられるのもカイセリの特徴の一つです。
挨拶はアッサラームアライクム
カイセリの地元の人の会話を聞いていると、ほとんどの人が「アッサラーム・アライクム」と挨拶しているのに気が付くでしょう。
トルコ語で「こんにちは」は「メルハバ」。
イスタンブールなど他地域では、基本的にどこでも「メルハバ」が使われます。
私たち日本人の間では、「アッサラーム・アライクム=アラビア語の挨拶」という認識がありますが、実際には少し異なるよう。
「アッサラーム・アライクム」の直訳は「アッラー(神)の許しとともに」。
主にアラビア語がつかわれるイスラム圏では共通の挨拶として日常的に使われているのですが、日本人が使う「こんにちは」とは異なり、宗教的な意味合いが強いのです。
つまり、「アッサラーム・アライクム=イスラム教徒同士のコミュニケーション手段」と考えるのがシンプル。
誰もがこの挨拶を用いるカイセリのイスラム色の強さが感じられます。
金曜日は全ての店が閉まる
イスラム教の休息日である金曜日。
トルコの大部分の地域では、金曜日であっても何事もないように人々は街へ繰り出し、お店も営業しています。
一方のカイセリでは、金曜日の正午には一軒の例外もなくすべての店が閉まるそう。
外を出歩く人もほとんどおらず、皆イスラム教で定められた休息をとるのです。
お酒が売ってない
のぶよのような飲みたがり系旅人にとってかなりハードなのが、カイセリではお酒が全く売られていない点。
イスラム教国とはいえ、かなり世俗化が進んでいるトルコ。
イスタンブールなどの大都市では商店で普通にお酒が買えますし、テラス席でビールを飲むのも普通の光景です。
一方のカイセリでは、レストランでもアルコールを提供しているのは高級ホテル内にある1軒のみ。
商店や一般のレストランでは、お酒を購入するのはほぼ不可能です。
カイセリの市内交通/カッパドキアへの移動
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カイセリの経済は好調だそう。
市街地は年々拡大しているものの、見どころの全ては中心街にあって徒歩で観光ができます。
いっぽうで、カッパドキア方面へのバスが発着するオトガル(バスステーション)は、中心街の西9kmほどのところにあり、とても歩ける距離ではありません。
ここでは、カイセリのオトガル~市内中心部の移動方法と、カッパドキア方面へのバス情報を解説していきます。
オトガル(バスターミナル)〜市内の移動
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カイセリのオトガル(バスターミナル)はとても近代的で巨大。
長距離バスが発着するターミナルAと近郊の町へ向かうドルムシュ(ミニバス)が発着するターミナルBの二つの建物がありますが、簡単に行き来できるので複雑さは全くありません。
オトガル~中心街までのアクセス方法は、路線バスかトラムの二通りです。
市内交通のチケットは、バス・トラム共通で1回3.75TL(=¥71)。
往復チケットはありません。
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オトガル出口付近にあるチケットブースでの購入となります。
バス900番
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オトガルの出口前の路線バス停留所から、カイセリ中心街方面へと向かう900番のバス。
オトガルから歩く必要がないので便利なのですが、中心街手前で方向転換して別の方面へと向かうという謎のルートをとるため、下車後に中心街まで1kmほど歩く必要があります。
トラム1号線(T1)
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オトガル~中心街のもう一つのアクセス手段が、近代的なトラム(路面電車)。
T1とT2二つの路線がありますが、オトガル~中心街間はT1の利用です。
5~10分に1本ほど走っていて便利なのですが、オトガル~最寄りのトラム停留所まで900mほど距離があるのが難点。
しかしながら、中心街のど真ん中・クムフリエト広場を通るので、下車後は歩かずに済みます。
カイセリのバスターミナルには、荷物預かりサービスがあります。
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夜行バスで早朝到着→カイセリ市内を観光→夕方のバスでカッパドキアへ向かうプランの場合でも、大きな荷物の心配なく観光できるので便利です。
カイセリ空港〜市内のバス移動
カッパドキアへの空の玄関であるカイセリ空港からカイセリ中心街へ移動する場合は、空港前の路線バス乗り場を発着するドルムシュ(ミニバス)を利用します。
トルコ語で「中心街」は「メルケジ(Merkezi)」。
乗車前に運転手に行き先を確認するようにしましょう。
料金は運転手にもよるものの、6TL(=¥114)~が相場です。
カイセリ〜カッパドキアのバス移動
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カイセリを訪れた旅行者の多くが次に向かうのが、カッパドキアの各町。
いずれの町にもミニバスが頻発していて利用しやすいです。
カイセリのオトガル~カッパドキアの移動
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カイセリのオトガルからカッパドキア各町へ移動する場合は、近郊路線用のターミナルBから出発するドルムシュを利用するのが基本。
アヴァノス、ユルギュップ、ネヴシェヒルなどカッパドキアのある程度大きな町への便は、いずれも1時間に1本(毎正時)の出発です。
カイセリ空港~カッパドキアの移動
カイセリ空港~カッパドキアの町を直接結ぶ公共の交通機関は存在しません。
したがって、空港~各町へのシャトルバスを利用することとなります。
いくつかの会社がシャトルバスを運航しているものの、すべてが事前予約制。
当日、空港に到着した後に飛び込みで乗ることは不可能です。
シンプルなのは、カッパドキア宿泊先のホテルにシャトルバスの予約をお願いすること。
どこのホテル・ホステルでも、予約後に必ずツアーの案内やシャトルバスの案内が記載された返信メールを送ってくるので、それに返信して(もちろん英語で)予約するという形になります。
英語でのやり取りが不安な場合は、事前にシャトルバスを日本語で予約しておくのが良いでしょう。
もしくは、イスタンブールから往復の飛行機+ホテルまでの送迎+宿泊+観光がセットになった現地ツアーもあるので、限られた日程でのカッパドキア観光なら利用するのも手です。
カイセリのホテル情報
カイセリの観光スポットは、急ぎ足なら日帰りでも十分にまわれます。
しかしながら、宗教色濃い独特な雰囲気や名物グルメ、セルジューク朝時代の建造物が並ぶ町並みをより堪能するなら、宿泊するのもおすすめです。
ホステルはないものの、ホテル代の相場はかなり安め。
ドミトリーと変わらない値段で宿泊できるホテルを紹介します。
Talaslioglu Hotel
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・料金:67L(=¥1276)
・部屋:シングルルーム(シャワー付)
・立地:8/10
中心街西側に位置しており、トラムの停留所まで500mほど。
観光スポットは全て徒歩圏内にあります。
・アクセス:10/10
ちゃんと看板が出ているので簡単に見つけられます。
入り口のドアは開いており、受付には常に人がいるのでスムーズにチェックインできました。
朝の到着でしたが、チェックイン時間の前にも関わらず部屋に入れてくれたのも高ポイント。
・スタッフ:8/10
一人を除いて、英語はほぼ通じません。
しかしながら、なんだかアットホームな雰囲気が好印象でした。
・清潔さ:5/10
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設備・建物ともに古いので、清潔感はあまり感じられません。
トイレはトルコ式(和式のような感じ)なので、人によっては嫌に思うかも。
とはいえ、この値段で個室に泊まれるのだから、あまり文句は言えません。
・設備:7/10
2階には食堂スペースがあり、いつでも無料でチャイを飲むことができます。
シャワーは部屋についているものの、トイレは各階に一つと少々不便でした。
・wi-fi:9/10
速度、接続ともに問題ありません。
・雰囲気:7/10
とにかく設備が古く、改装が必要と思われる部分が多かったのがマイナス。
夜はかなり静かで、他に宿泊客がいるのか疑ってしまうほどでした。
総合:7.7/10
とにかく設備が古く、清潔感は疑問なものの、気にならない人にはおすすめな格安ホテルです。
従業員みんな感じが良く、言葉は通じなくとも快適な滞在ができます。
チェックアウト後も荷物を預かてくれ、自由に食堂のチャイが飲めたのも嬉しかったです。
【カイセリの宿をすべて見る!】
おわりに
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あまり知られていないカイセリの見どころを、余すところなく解説しました。
全くの前知識なしでバスの値段の安さだけで訪れたのですが、独特の魅力に驚かされると同時に印象に残った町です。
観光客もほとんど来ないためか、「どうして来たの?」なんて疑問を投げかけられたことも(笑)
点在するセルジューク朝時代の観光スポットはもちろんのこと、食事面でも文化面でも独特の側面を持つカイセリは、ただ通り過ぎてしまうにはもったいない町。
カッパドキア滞在に+半日~1日で十分に楽しめるので、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
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