こんにちは!パムッカレで温泉ざんまい!世界半周中ののぶよ(@nobuyo5696)です。
(世界半周についてはこちらの記事へどうぞ。)
世界遺産のパムッカレは、トルコ観光のハイライトの一つとなるスポット。
規模はそれほど大きくなく、観光自体は半日もあれば十分。
そのため、多くの旅行者にとっては他都市からの日帰りで訪れるのが定番となっています。
のぶよ的にも、わざわざパムッカレに1泊するまでもない(泊まってもやることがない)と思いますが、パムッカレに宿泊することにはあるメリットがあります。
それは、温泉付きの宿に格安で泊まれること。
世界遺産のパムッカレを観光した後、源泉掛け流しの温泉につかってビールを一杯…
これぞ、トルコ旅行の最高の悦びではないでしょうか(笑)
パムッカレの石灰棚の目の前にあるパムッカレ村での宿泊も便利で良いのですが、残念なことにパムッカレ村には温泉が引かれていません。
そもそもパムッカレの石灰棚に湧く温泉は、湯温36℃と低め。
日本人にとってはかなりぬるめに感じる温度で、あの温泉らしい悦びは味わえないかも…
「なあんだ、じゃあやっぱりパムッカレは日帰りで…」と思うのはまだ早い!
パムッカレから北にたったの8kmほどの場所に、温泉大好き民族・日本人を唸らせる「ガチの温泉村」があるのです。
それが、今回紹介するカラハユット(Karahayıt)という村 ▼
カラハユットではパムッカレとは別の温泉が湧いており、鉄分豊富な泉質と50℃ほどの湯温は、匂いも湯ざわりも温度も日本の温泉そのもの。
さらに嬉しいのが、超絶観光地と化したパムッカレ村に比べると、カラハユットの宿の価格帯は驚くほどに格安な点。
しかもですよ?部屋に自分だけのプライベート温泉が付いた宿がほとんどなのです。(もちろん追加料金等なし)
このエリアの観光ハイライトとなるパムッカレ&ヒエラポリスへのアクセスも、カラハユットなら問題なし。
ミニバスが頻発しているので、個人の旅行者の滞在にもぴったりです。
こんなにポテンシャルが高いのにどうして知名度がないのか不思議に思うほどに、万人におすすめしたいカラハユット村。
今回の記事では、見どころやアクセス方法、のぶよが宿泊した温泉付き宿情報を解説します!
カラハユットの見どころ
最初に言っておきますが、カラハユット村には大した観光名所はありません。
あくまでもパムッカレ観光の拠点&温泉地なので、色々見てまわるよりも温泉につかってゆっくりするタイプの滞在に向いています。
温泉公園
カラハユット村の北端に位置するのが、名物の赤い温泉が湧き出る温泉公園。
パムッカレの石灰棚を思わせるような、巨大な天然の岩(温泉成分が固まったもの)が目を引きます。
温泉公園への入場は無料。
頑張れば入浴できそうな足湯などもあり、温泉地の雰囲気を感じるにはぴったりの場所です!
バザール通り
温泉公園から村の南側の入口まで続く500mほどの通りが、「バザール通り」と呼ばれるカラハユットのメインストリート。
道の両側にはレストランや商店が並び、田舎の村にしてはかなり活気がある印象です。
完全に観光客向けの造られた感しかなかったパムッカレ村に比べると、多少ローカル感が感じられるのがポイント。
昇天や軽食の屋台などの料金相場もトルコの一般的な値段設定の場所がほとんどで、トルコ人の温泉観光客向けの場所が多いです。
バザール通り最南端の、カラハユット村入口のロータリー(巨大な温泉成分の石があるところ)に面した食堂に入ったのですが、安くてボリュームがあって味も抜群という素晴らしい店でした ▼
パムッカレで割高の手抜き料理レストランに行くよりも、リーズナブルな価格で地元の味が堪能できるのも、カラハユットの大きな強み。
これも、パムッカレ観光の宿泊先にカラハユットをおすすめする理由の一つです!
カラハユットへのアクセス・行き方
デニズリ~パムッカレ~カラハユット間バス
カラハユットへの行き方はとっても簡単。デニズリ〜パムッカレ〜カラハユット間を結ぶドルムシュ(ミニバス)に乗るだけ。この路線の終点がカラハユットです。
デニズリのオトガル(バスターミナル)では、地下階のドルムシュターミナルの76番乗り場の発着。
夏場は20分に1本 / 冬場は30分に1本の運行で、朝6:30〜夜23:30の間ずっと走っているのでとても便利です。
デニズリを出発したミニバスは、例外なくパムッカレ村を経由して終点のカラハユット村に到着します。
パムッカレの村の中心部(とても小さな村なので行けば分かります)を通過するのは、毎時20分頃と50分頃(※冬場の場合。夏場はもっと頻繁)です。
カラハユット村に入ったミニバスは、村の南端のロータリー(上の写真の岩がある広場)に到着→北端に位置する温泉公園近くのロータリーまで行き、そこでデニズリ方面へ折り返すルート。
希望すれば好きな所で降りられるので、宿の近くまで来たら運転手に降ろしてもらいましょう。
カラハユット→パムッカレ/デニズリ方面へ戻るミニバスは、毎時10分頃と40分頃(※冬場。夏場はもっと頻繁)の出発です。
カラハユットからヒエラポリスへのアクセスは、北入口が便利!
カラハユット村を拠点にパムッカレ&ヒエラポリスを観光する場合は、メインゲートとなる南側入口(パムッカレ村に面した方)ではなく、北側の入口が近くて便利です。
カラハユット村からドルムシュに乗車し「ヒエラポリス」と言うと、ヒエラポリス北側入口前で降ろしてくれます。
北側入口は石灰棚の上に位置するヒエラポリスに直通しているので、ヒエラポリス観光→石灰棚観光→パムッカレ村の順にまわるのが◎
観光後はパムッカレ村からカラハユット村(もしくはデニズリ)に向かうドルムシュに乗ればとても効率的です!
カラハユットの温泉付き宿で癒される!
カラハユットには大型ホテルは少なく(村はずれに数軒あるのみ)、村の中心部にある宿は小規模のパンシオン(家族経営のアパート風の宿)がほとんど。
どこの宿にもカラハユットに湧く温泉が引かれていて、各部屋に温泉が付いている場合がほとんどです。
最安値で70TLほどで温泉付きの個室に宿泊できる という驚異のコストパフォーマンスは大きな魅力。
先述のバザール通りにはお酒を売っているお店も多くあるので、温泉&ビール三昧の滞在が楽しめます!
パンシオンの部屋の温泉は、どこも素朴な雰囲気なものが多いです。
スパのようなお洒落&豪華な雰囲気の温泉がある宿を希望する場合は、村の入口に数軒あるスパをウリにするホテルでの滞在もアリでしょう。(こちらもかなりリーズナブル)
ここではのぶよが宿泊した宿を紹介しますが、とにかくたくさんの宿があるので、予算と好みに合わせて選んでください!
Azim Termal Pansiyon
・料金:70TL(=¥1317)
・部屋:トリプルルーム (トイレ・温泉付)
・立地:10/10
カラハユット村の中心街に位置する、アパートタイプの宿です。
商店やレストランが連なるバザール通りに面しており、かなり便利な立地です。
・アクセス:5/10
看板は出ているものの宿にはだれもおらず、近くに居る人に尋ねたところ、宿裏側のバザール通りにある布製品の店にオーナーが居るとのことでした。
正直そんなこと旅行者にわかるわけもないので、かなり難ありだと思います。
・スタッフ:7/10
まあ普通といった感じ。
わざわざ湯沸かし器を持ってきてくれたのにコップがなかったり、バスタオルはくれるのにトイレットペーパーはないなど、いろいろと抜けている人でした(笑)
・清潔さ:8/10
部屋、お風呂ともにまあまあきれいに保たれています。
建物自体は新しいものではありませんが、きちんと掃除されているのであまり気になりませんでした。
・設備:7/10
部屋にはエアコンと温泉を利用した床暖房がついています。
広々としたテラスもあって、温泉の後に涼むには最適でした。
部屋についている温泉はいつでも何度でも入り放題。
これが一番のポイントです。
・wi-fi:6/10
wi-fiはあるものの、電波があまり強くなく、写真のアップロードなどはほぼできない状態でした。
普通にネットにつなぐくらいなら問題ないと思います。
・雰囲気:8/10
おそらく他の宿泊客がいなかったので何とも言えませんが、温泉付きのプライベートルームでのんびり過ごすには最適の場所です。
夜はかなり静かで、とにかくゆったりとした滞在ができます。
総合:7.2/10
この低価格で温泉付きの個室に泊まることができるのが最大のメリットの宿です。
のぶよは当日に予約したのであまり他の宿と比較して選ぶ時間がなかったものの、カラハユット村には同じような価格帯の宿も数軒あるので、色々と吟味して予約してみるのもいいかもしれません。
【この宿を料金確認・予約する!】
【カラハユットの宿の予約はこちらから!】
おわりに
ほとんどの観光客が日帰りで訪れるパムッカレ。
そのすぐ近くにあり、滞在の穴場とも言えるカラハユット村を紹介しました。
長距離移動や夜行バスを利用する機会も多いトルコ旅行では、気づかぬうちに旅の疲れが溜まっていることも。
個人でのアクセスもとても簡単で、好きなだけ温泉につかりながらのんびりした滞在ができるカラハユットで、1泊のんびりしていくのも良いのではないでしょうか。
ちなみに、カラハユット村からミニバスで15分のパムッカレ村には、日本人経営の小さな食堂があります。ほっとできる家庭的なメニューばかりですごく美味しかったので、おすすめです。
温泉、日本食、世界遺産と観光にものんびり滞在にもぴったりなパムッカレ。
是非1泊して、旅のエネルギーをチャージしていってはいかがでしょうか。
パムッカレは個人でのアクセスも簡単ですが、交通手段について考える手間を省くなら現地ツアー参加も一つの手です。
イスタンブールから飛行機で往復する日帰りプランから、カッパドキアやエフェス遺跡とセットで訪れる数日間のプランまで選択肢は様々です。
・イスタンブールから日帰りで!世界遺産パムッカレ遺跡と石灰棚 1日ツアー<国内航空券込/日本語or英語/昼食付/イスタンブール発>
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コメント
サボワールのトルコ記事、トルコ旅行でいつも参考にさせていただきまして有難うございます。
当方、2023年10月上旬からトルコを旅行しており、11月10日からはパムッカレ及びヒエラポリスを見るため、お勧めのカラハユット村の温泉付き安宿に泊まっています。
11月11日、パムッカレ、ヒエラポリスに行って来たのですが、おっしゃる通りパムッカレでは温泉放出が止まっていて「乾燥した白い段丘」状態の所ばかりになっています。パムッカレを知っている人にとっては昔と違って非常に残念な場所になってしまっているかも知れません。
そのため、本Webサイトでも、昔の景色写真ではなく、今の景色を掲載していただくことを強く望みます。
日本人にとっては、パムッカレはおそらく二度行く場所ではないと思われますので、今の景色は非常に残念です。おっしゃる通り、私にとっては昔の景色を想像していたため、「ガッカリ観光地」になっています。