こんにちは!トルコのエーゲ海沿岸を北上中、世界半周中ののぶよ(@nobuyo5696)です。
(世界半周についてはこちらの記事へどうぞ。)
トルコ観光のハイライトの一つといえば、世界遺産のエフェソス(エフェス)遺跡。
エフェソスの観光に必要な時間は最大で4時間ほど。
観光後にパムッカレやイズミルなどの別エリアに移動するのも良いのですが、せっかくならエフェソス近郊の見どころもセットで観光するのがおすすめです!
古代遺跡とはガラりと性格が変わる観光スポットなら、今回紹介するシリンジェ村(Şirince)が良いかも ▼
シリンジェはオスマン帝国時代の町並みがそのまま残る小さな村。
白い漆喰の壁と赤い瓦屋根で統一された民家の風景がとても可愛らしいです。
世界的観光地・エフェソスからほど近いこともあり、やや観光地化されてしまっている部分も見受けられるシリンジですが、素朴な雰囲気もまだまだ残っています。
公共交通機関でのアクセスも簡単なので、エフェソス遺跡観光とセットで訪れるにはぴったりの場所です!
シリンジェ村の見どころ
シリンジェ村はかなり小さく、長くても2時間あれば十分に満喫できるほどの規模です。
シリンジェはもともとギリシャ人が居住していた村で、キリスト教において重要なワインが名産となっており、観光がてら試飲も可能。
アルコールを飲まない人も多いイスラム教国のトルコにおいて、独特の存在感を放っています。
シリンジェにはオスマン帝国風の家々が連なっていますが、土台となる一階部分は石造りがむき出しのままになった民家が多く、独特の建築様式にも注目しながら散策しましょう!
シリンジェ村観光地図
青:見どころ
緑:絶景スポット
洗礼者ヨハネ聖堂
シリンジェ村最大の見どころが、村全体を見下ろす高台に位置する洗礼者ヨハネ聖堂(St. John Baptist Kilisesi)。
ギリシャ正教の聖堂で、かつてこの村に住んでいたギリシャ人たちの信仰の中心だった場所です。
現在は聖堂としての役割はなく、一般に開放された内部はギャラリーとして利用されています。
シリンジェ村の中心部
シリンジェ村の中心部は、伝統的な造りの家々に土産物屋や観光客向けのレストランが連なり、「THE・観光地」な雰囲気。
トルコ人観光客はもちろん、エフェソス遺跡の観光後に立ち寄る団体観光客の姿も多く見られます。
素朴な村の雰囲気を期待していただけに、のぶよ的に中心部の観光地感は少しがっかり。
いっぽうで、観光地らしい活気を味わいたい人にはおすすめです。
中心部には、名産のワインのテイスティング&購入ができるお店も多いので、ワイン目的の人は必見。
トルコらしい雰囲気が素敵なテラスで、ワイン片手にのんびりと過ごすのも素敵!
シリンジェ村の小道
シリンジェ村の本当の魅力を感じたいなら、完全なる観光地の雰囲気しかない中心部を離れて、人々が居住するエリアへと足をのばしてみましょう。
中心部から歩くこと5分ほどで、山の斜面にひらけた本来のシリンジェ村の町並みが広がるエリアへと到着します。
車が通れないほど狭い石畳の路地には、半石造りの伝統的な民家がずらりと軒を連ねます。
中心部からたったの5分歩いただけとは思えないほどに、静かで素朴な雰囲気が一番の魅力。
家々の保存状態は良好とは言えないものの、これこそがのぶよが見たかった「山あいのオスマン帝国の村」といった雰囲気です。
村の南側の高台あたりには、シリンジェ村の可愛らしい町並みを一望できる絶景スポットもあるので、ぜひ足をのばしてみましょう ▼
ここまで来れば団体観光客の姿は一切なし。
鳥の鳴き声だけが響き渡る静寂に包まれた村の風景を眺めていると、オスマン帝国時代にタイムスリップしたかのような気持ちになるはずです。
中心街の活気あるストリートやワインテイスティングも良いのですが、ここからの絶景こそがシリンジェ村観光のハイライトだと思います!
シリンジェ村へのアクセス
シリンジェ村へのアクセス拠点となるのは、セルチュク(Selçuk)の町。
セルチュクの中心部に位置するオトガル(バスターミナル)から、30分に1本(冬場は1時間に1本)のミニバスが出ています。
シリンジェ村の終点は、村の中心部にあるバス停。
セルチュクへの帰りのバスもこのバス停からの出発で、冬場は毎時20分の出発です。(夏場は30分に1本と、より頻繁に出発しているそう)
シリンジェへのアクセス拠点となあるセルチュクの町は、エフェソス(エフェス)遺跡の観光の拠点ともなる町。
ホステルもあり、ローカルな飲食店も多いのんびりした地方都市の雰囲気がセルチュクの魅力。数日のんびり滞在するにもおすすめな町です。
エフェソス遺跡の観光は2時間~4時間ほどみておけば十分なので、1日でエフェソスとシリンジェ村を組み合わせるプランでも余裕です!
【セルチュクの宿をすべて見る!】
おわりに
山あいの静かなオスマン帝国風の村・シリンジェを紹介しました。
正直なところ、一大観光地であるエフェソス遺跡のおこぼれにあやかっているような観光地感がどうしてもぷんぷん漂っており、のぶよ的には中心部はあまり好みではありませんでした。
いっぽう、中心部を外れると村本来の魅力に気が付くことができるはずです。
個人でのアクセスもとても簡単なので、エフェソス観光のついで時にはぜひ立ち寄ってみては?
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