こんにちは!ジョージア北西部のスヴァネティ地方を3週間旅した、世界半周中ののぶよ(@nobuyo5696)です。
(世界半周についてはこちらの記事へどうぞ。)
ジョージアで最大の観光エリアの一つとして大人気のスヴァネティ地方。
その入口&観光の拠点として便利なのが、この地域最大の町であるメスティア(Mestia / მესტია)です。
コーカサスの山々に囲まれた谷間に位置するメスティアは、人口たった2000人ほどの小さな町。(というか、村。)
宿泊施設やレストランなど旅行者に必要なものは一通り揃っており、ジョージア各地方とを結ぶマルシュルートカ(ミニバス)が発着することから、スヴァネティ地方を旅する拠点としてはこれ以上ないほどに便利な町です。
今回の記事は、メスティアへのアクセス方法を詳細に解説していくもの。
メスティアは、スヴァネティ地方を旅行する人が必ず最初に訪れることになる町。
プランニングの第一のステップとなる情報なので、しっかり読んでおきましょう!
メスティアへの行き方・アクセス方法は4通り
ジョージア各都市からメスティアへアクセスする方法は、マルシュルートカ(乗り合いミニバス)や鉄道など大きく分けて4通り存在します。
深い山々に囲まれたスヴァネティ地方への移動は、陸路ではかなり時間がかかる場合が多く、どの都市を基点にしたとしても必ず西部のズグディディ(Zugdidi)という町を経由/通過することになります。
できるだけ短時間で移動したい場合は、飛行機での移動を視野に入れてみるのも良いかもしれません。
(意外にもリーズナブルです)
地図を見ると、クタイシ~ウシュグリ~メスティアを通る道路があり、わざわざ最西端のズグディディを経由するルートよりもかなり近道のように見えます。
実はこちらの道路は峠を越える未舗装区間で、道路は穴だらけというものすごい悪路。
マルシュルートカなどの公共交通機関も基本的には走っていないため、個人でのアクセスには向いていません。
①マルシュルートカ(乗り合いミニバス)
ジョージア国内を縦横無尽に走るマルシュルートカ(乗り合いミニバス)は、メスティアにも路線があります。
最も便利なのが、スヴァネティ地方への入口となるズグディディからの便。
1日数本のマルシュルートカが運行しており、所要時間も3時間ほどと比較的簡単に移動することが可能です。
ズグディディ以外の都市からのマルシュルートカ路線は、出発地によって直行便か乗り換え便のいずれかとなります。
どの区間のマルシュルートカも、事前の予約は必要ありません。
(というか、運転手の電話番号を知らない私たち旅行者には予約する術がありません)
しかしながら、マルシュルートカの座席は20席ほどと限られているため、夏場のハイシーズンは旅行者で埋まってしまうことも。
早い者勝ちなので、出発時間より早めに到着して席を確保するのがおすすめです!
トビリシ~メスティア間のミニバス移動
トビリシとメスティアを直接結ぶマルシュルートカは1日2便あり、いずれも毎日朝7時にトビリシを出発しますが、それぞれ出発場所が異なるので注意。
①トビリシ中央駅前発 (7:00発)
②サムゴリ・バスステーション発 (7:00発)
【①中央駅前発のマルシュルートカ】
メスティア行きの便一つ目は1日1本、朝7時にトビリシ中央駅前の駐車場からの出発です。(平日/土日いずれも同様)
【②サムゴリ・バスステーション発のマルシュルートカ】
トビリシ中心街の東に位置するサムゴリ・バスステーションからも1日1便、朝7時発のメスティア行きのマルシュルートカが出ています。(①の便と出発時間は同じですが別の便です)
①と②のいずれのマルシュルートカを利用しても、料金や所要時間は同じなので、自分にとって便利な方を選びましょう。
(ポピュラーなのは中央駅前発なので、サムゴリ発の方が空いているかも?)
冬場などの閑散期でも、この区間の便は毎日決まったスケジュール(朝7時発)で運行されてみぎいるので安心ですね!
【夏場はズグディディ経由が良いかも…?】
トビリシ~メスティア間はかなりの距離があるため、8時間~10時間ほどかかると考えておきましょう。(途中で数回の休憩あり)
マルシュルートカには冷房がないため、夏場に満席となった時の長時間移動は地獄となります。
夏季にトビリシ~メスティア間を移動する場合は、
・途中のズグディディで1泊→翌日メスティアに移動
・ズグディディまで鉄道を利用する(次の項で解説)
など、ルートを二つに分けて、一度に移動する時間を短くするプランを強くおすすめします。
トビリシ~ズグディディ止まりのマルシュルートカは、市内北部のディドゥベ・バスステーションから1時間に1本程度運行しています。
もしくは、メスティア直行便が出発する中央駅前から100mほど離れた路上からもズグディディ行きの便が出ており、こちらはある程度人数が集まり次第の不定期運行です。
クタイシ~メスティア間のミニバス移動
ジョージア西部最大の都市・クタイシ~メスティア間も、直行のマルシュルートカが1日1本走っています。
クタイシの中央バスステーションの、マクドナルドの裏手の一角にメスティア行きの発着場所があり、1日1本・朝8時の出発です。
バトゥミ~メスティア間のミニバス移動
バトゥミ~メスティア間を直行で結ぶマルシュルートカは存在せず、バトゥミ→ズグディディ→メスティアと乗り換える必要があります。
バトゥミ~ズグディディ間のマルシュルートカは、バトゥミ旧市街近くのオールド・バスステーションの発着。
1日3本運行していますが、こちらはある程度乗客が集まり次第の出発となり、決まったスケジュールはありません。
ズグディディに到着したバスは、メスティア行きのマルシュルートカが待機する鉄道駅前を経由します。
(詳しくは、次の「ズグディディ~メスティア間」の項を参照)
ズグディディ~メスティア間のミニバス移動
メスティアへの玄関口として便利なズグディディ(Zugdidi)ですが、実はズグディディ~メスティア間の移動には注意が必要なことも。
「バスステーション」という概念が存在しないズグディディ。
基本的にメスティア行きのマルシュルートカは、ズグディディ鉄道駅前の駐車スペースからの出発です。(地元の人はここを「バスターミナル」と呼びますが、実際はただの駐車場)▼
注意したいのが、鉄道駅前からのメスティア行きマルシュルートカの出発の時間帯は、トビリシからの列車が到着する14:00頃に集中している点。
決まったスケジュールがあるわけではなく、ある程度乗客が集まり次第の出発となるため、鉄道が到着して30分もすれば、メスティアに行く旅行者の姿は見られなくなります。
鉄道駅前からは、遅くても15:00頃までしかメスティア行きは運行されていないと考えておきましょう。
もっと早い時間帯にズグディディ→メスティアと移動したい人には、もう一つのオプションもあります。
鉄道駅から東に500mほどの場所にあるズグディディの中心街の一角から、1日2便のマルシュルートカが出発しています。
この場所からのメスティア便は12:00に1本(確実に運行)と14:00~15:00頃(人数が集まり次第運行)に1本。
残念ながら、午前中に出る便はありません。
途中の休憩も楽しみ!
どこの町を出発しようとも、マルシュルートカは途中で数回の休憩を挟みます。
ズグディディ~メスティアの区間で停車する場合は、食事を兼ねた長めの休憩(20分~30分)であることも多く、スヴァネティ地方の名物料理を食べるチャンスです!
移動時間がどうしても長くなってしまうのがスヴァネティ地方旅行の一番のネックですが、ローカル感あふれるミニバスに揺られながら眺める風景と名物グルメ体験は、きっと良い思い出となるはず。
②鉄道 + マルシュルートカ (トビリシ発限定)
「半日以上もぎゅうぎゅう詰めのマルシュルートカに揺られるのはさすがにしんどい…」
という人におすすめなのが、鉄道とマルシュルートカ利用を組み合わせてのアクセス。
メスティアがあるスヴァネティ地方へとつながる道路の起点となるズグディディ(Zugdidi)という地方都市までは、トビリシから鉄道でアクセスすることができ、この町でメスティア行きのマルシュルートカに乗り換えることができます。
トビリシ以外の町(クタイシ、バトゥミetc)からズグディディへの鉄道は走っていないのでご注意を。
要注意!2022年現在、夜行列車は運休中
かつてトビリシからメスティアへのアクセスにおいては、「トビリシ~ズグディディ間を走る夜行列車を利用→マルシュルートカに乗り換え」という2ステップの移動が、旅行者の定番プランでした。
・深夜トビリシ発 → 早朝ズグディディ着
・ズグディディ駅前でメスティア行きマルシュルートカに乗り換え
寝ている間に長距離移動ができて、時間と宿代を節約できるのはもちろんのこと。
ズグディディ到着後は、鉄道駅前にメスティア行きのマルシュルートカが何台も待機している状態だったので、もはやパッケージツアー感覚でかなり楽に移動できたのです。
しかしながら、2022年9月現在、この区間を走る夜行列車は運休となっています。(再開の目途も立っていません)
結局、トビリシからマルシュルートカを利用したときと同じくらいの時間がかかってしまうため、以前よりも鉄道利用のメリットは薄れてしまいました。
ステップ①:トビリシ→ズグディディへ鉄道移動
トビリシ発ズグディディ行きの鉄道は、早朝発の1本のみ。
・トビリシ中央駅発8:25→ズグディディ駅着14:11 (平日・土日いずれも)
というスケジュールです。
オンラインでのチケット予約も可能なので、予定が決まり次第チケットを購入しておくのが安心ですね。
ステップ②:ズグディディでメスティア行きマルシュルートカに乗り換え
スケジュール通りにいけば、鉄道は14:11にズグディディに到着します。(ジョージア鉄道は意外にも時間に正確なことが多いです!)
ズグディディの鉄道駅に到着したら、駅南側の駐車スペースへと出ましょう。
列車の到着の時間に合わせて、メスティア行きのマルシュルートカが数台待機しているので、いずれかを利用すればOKです。
③飛行機
トビリシ/クタイシからの空の旅なら、Vanilla Skyが便利!
マルシュルートカや鉄道を利用しての移動だと、半日以上かかってしまうのが普通であるメスティア。
子供連れの場合や、長時間座っているのがキツい人、少しでも移動時間を節約したい短期旅行者は、飛行機を利用するのも一つのオプションです。
トビリシ/クタイシの2都市~メスティアを結ぶ路線がVanilla Skyという会社によって運航されており、季節によっては週6便/1日2便と結構な頻度で飛んでいます。
(最新のスケジュールはVanilla Sky社の公式サイトにてご確認を)
大型のジェット機ではなく、最大20人乗りの小型のセスナでの空の旅となるので、スヴァネティ地方の山々を間近に眺めながらのフライトが楽しめるのもポイント。
所要時間は陸路に比べてかなり短く、料金も意外とリーズナブルなので、選択肢の一つに入れてみてはいかがでしょうか。
トビリシ~メスティア間の飛行機移動
トビリシとメスティアを結ぶ小型セスナは、トビリシ国際空港の発着ではない点に要注意。
トビリシ中心街の30kmほど北に位置するナタフタリ空港(Natakhtari Air Base)からの発着となりますが、チケットを予約するとトビリシ中心街~ナタフタリ空港間の無料のトランジットバスを利用することができます。
チケットは全て事前予約制で、Vanilla Skyのホームページ上でのオンライン予約か、トビリシ市内に数軒あるVanilla Skyのオフィスにて可能です。
クタイシ~メスティア間の飛行機移動
クタイシとメスティアを結ぶ小型セスナは、クタイシ唯一の国際空港であるダヴィド建設王国際空港(David the Builder Kutaisi International Airport)からの発着なので分かりやすいです。
ヨーロッパ各国からの格安航空会社(Ryanair/Wizz Airなど)も同じ空港に就航しているので、ジョージアに入国後そのままメスティアに向かうことだって可能です。
ダヴィド建設王国際空港はクタイシ中心街から23kmほど西に離れた場所にあるのですが、トビリシとは異なり送迎サービスはないそう。
タクシーを利用するか、クタイシ中央バスステーションのマクドナルド裏手付近からマルシュルートカで空港までアクセスすることも可能です。
空港止まりのマルシュルートカはなく、さらに先のサムトレディア(Samtredia / სამტრედია)という町が終点の便が空港ビルの目の前を経由します。
チケットは全て事前予約制で、Vanilla Skyのホームページ上でのオンライン予約か、クタイシ市内に数軒あるVanilla Skyのオフィスにて可能です。
メスティア空港到着~メスティア中心街への移動
メスティア行きの飛行機が到着するのが、メスティア中心街の東6kmほどの場所にあるクイーン・タマル空港(Queen Tamar Airport)。
空港の周辺には宿やレストランは存在しないので、到着したらすぐにメスティア中心街へと移動することとなりますが、空港~中心街を結ぶ公共交通手段は存在しません。
夏場のハイシーズンであれば、まず空港の出口付近でタクシーが客待ちしているでしょうが、100%とは言いきれないのが現状。
大きな荷物を持って6km歩くのは大変なので、宿泊するゲストハウスの連絡先を聞いておいて、タクシーを手配してもらうなり迎えに来てもらうなりする必要があるかもしれません。
メスティア空港~中心街まではタクシーで10分ほどしかかからず、本来なら5GEL~10GEL(=¥250~¥500)くらいで十分な距離ですが、ここは超絶観光地のスヴァネティ地方。
30GEL(=¥1500)~とふっかけてくるので覚悟をしておきましょう。
早くてリーズナブルなメスティアへの飛行機移動…でもデメリットもある
所要時間はたったの30分~1時間ほど&料金もリーズナブル!と、かなり理想的に思える飛行機移動ですが、デメリットもあります。
・天候によってフライトキャンセルとなる可能性もある
・荷物は一人15kgまでしか持ち込めない
・ハイシーズンは希望の日程での予約が取りにくい
荷物や予約に関しては、早い時期から計画を立てて準備しておけば良い話なのですが、厄介なのは悪天候によるフライトキャンセル。
・スヴァネティ地方はかなり山深く、天候が安定しない時期も多い
・一般的なフライトよりも風の影響を受けやすい小型機の運航
ということもあり、メスティア行きの飛行機は結構な確率でフライトキャンセルとなることで有名です。
Vanilla Sky社にはキャンセルポリシーがあり、返金などの補償に関しては問題ないのですが、ひとたびフライトがキャンセルとなると、その後の予定が全て台無しになってしまう可能性もあります。
短期でジョージア国内を周遊する人は、日程の変更がなかなか難しいもの。
「絶対にプランや日程の変更は不可能」というスタイルの旅なら、たとえ数倍多くの時間がかかろうとも、天候に左右されにくい陸路移動を選択した方が良いかもしれません。
④タクシー
メスティアへの移動手段のうち最も高くつくのが、各都市からのタクシー利用。
かなりの長距離を走ることとなり、所要時間もマルシュルートカ利用時より少し短いくらいなので、わざわざトビリシなど遠く離れた町からタクシーに乗るメリットは少ないです。
しかしながら、途中の見どころに立ち寄りたい場合や、ぎゅうぎゅう詰めのマルシュルートカでの移動を避けたい場合は一つのオプションとなるでしょう。
タクシー代金は時期や交渉によって大きく変動しますが、おおよそ以下の通りです。
(全て1台あたりの料金)
・トビリシ:300GEL~500GEL(=¥15000~¥25000)
・クタイシ:200GEL~300GEL(=¥10000~¥15000)
・バトゥミ:250GEL~350GEL(=¥12500~¥17500)
・ズグディディ:100GEL~150GEL(=¥5000~¥7500)
メスティアから各都市への帰り方
無事にメスティアに到着し、スヴァネティ地方の大自然と伝統文化を満喫した後は、再び各都市へと戻ることになります。
飛行機利用とタクシーで各都市へ直行する場合は行きと同様のステップで良いのですが、マルシュルートカでメスティアから各都市へ移動(もしくはズグディディで鉄道に乗り換え)する際は少し注意が必要なこともあります。
①マルシュルートカ直行便
飛行機やタクシー利用を除けば、メスティアから各都市へ戻る交通手段はマルシュルートカ一択。
往路と同様に、トビリシ・クタイシ・ズグディディの3都市への便が運行しており、いずれもメスティア中心街にあるバスステーション(らしきもの)からの出発です。▼
メスティア中心街のバスステーション(らしきもの)は、言ってしまえばただの広場。
周りには”BUS STATION”と書かれた看板があるお店が何軒もあり、そのいずれかであらかじめチケットを購入するというシステムです。
のぶよは上の写真内のCafe Lileというレストランの右隣にあるチケット売り場を利用しましたが、チケット料金はどこのお店でも同じだそう。
メスティア発各都市行きマルシュルートカの運行スケジュールはある程度固定されています。
特に、トビリシとクタイシへと直行する便は、乗客の数に関わらず定刻に出発します。
一方で、ズグディディ行きのマルシュルートカは、決まった時間に出発する便もあれば、ある程度乗客が集まってから出発となる便もあるのが厄介。
下のスケジュールでは、「確実にこの時間に出発する」という便のみを掲載していますが、ハイシーズンならばさらに多くの不定期運行便が出ているはずです。
・トビリシ直行:8:00
・クタイシ直行:8:00 / 14:00
・ズグディディ:8:00/10:00/12:00/14:00
※全て2022年9月現在。最新のスケジュールは現地のチケット売り場でご確認を。
②マルシュルートカ + 鉄道
行きと同様に、マルシュルートカと鉄道を組み合わせての移動も可能です。(トビリシ帰着限定)
・メスティア→ズグディディ:マルシュルートカ
・ズグディディ→トビリシ:鉄道 (17:25発→23:18着)
先述の通り、ズグディディ~トビリシ間の夜行列車は2022年9月現在運休中なので、この区間の鉄道はこれ一本のみとなります。
鉄道は17:25にズグディディ発なので、遅くとも12:00までにはメスティアを出発している必要があります。(14:00メスティア発の便だと間に合わない可能性が大きい)
ズグディディは「ソ連感漂う地方都市」といった雰囲気の町。
市内の観光スポットの豊かさには欠けるものの、周辺にはいくつか見どころも点在しているので、数泊して観光していくのもおすすめですよ!
メスティアのおすすめ宿泊エリア
メスティアへの移動に関してプランニングを終えたなら、次は宿泊先を確保するステップ。
メスティアへの移動日はかなりの長時間移動となるので、さらに奥のウシュグリ村へと移動(+2時間半)したり周辺観光に励むよりも、メスティアの宿でのんびりすることをおすすめします。
メスティアは小さな町ですが、宿泊先の選択肢は豊富。
大規模な高級ホテルこそ少ないですが、小奇麗なブティックホテルやゲストハウスなど様々なタイプの宿泊施設が揃っているので困ることはないでしょう。
「せっかくだから、メスティア名物の見張り塔が見られる宿がいいな…」
という人も多いのですが、それは考え直した方が良いかもしれません。
というのも、メスティアは谷底に位置する町なので、かなり坂道が多いためです。▼
メスティア名物の見張り塔(「復讐の塔」と呼ばれます)は、ほぼ全てが見晴らしの良い高台や斜面にあるのがポイント。
つまり「見張り塔が併設されたゲストハウス」や「メスティアを一望するホテル」などは、例外なく坂を登った先にあるのです。
坂はそこまで急なものでないとは言え、買い物やバスの利用、食事のたびに中心街まで上り下りするのは結構ハード。
のぶよ的には、見張り塔は観光の際に見学して、宿泊はメスティア中心街周辺の平坦なエリアにしておくのがおすすめです。
スヴァネティ地方観光のハイライトとなるウシュグリ村では、高台以外にも見張り塔がにょきにょきと建っており、塔が併設された宿もあります。
「見張り塔の近くに泊まりたい!」という気持ちは、ウシュグリ宿泊時までとっておくのが良いでしょう。
【メスティアの全ての宿を見る!】
おわりに
ジョージア旅行のハイライトの一つとなるスヴァネティ地方。
その入口&滞在拠点となるメスティアへのアクセスを詳細に解説しました。
不便な部分もあるとは言え、ジョージアの山岳地域の中では、これでもまだアクセスが簡単な部類です。
メスティア周辺をはじめ、スヴァネティ地方にはたくさんの見どころが点在しているので、ゆっくりと滞在してその魅力を余すところなく味わいたいものです。
コメント
クタイシ発のマルシュルートカは2023年10月現在9時発になっています。しかも実際に出発したのは10時まえ、メスティア着は16時20分くらいでした。乗り場はクタイシのバスターミナル、マクドナルドすぐ裏でチケットの窓口もあるのでクタイシ到着時に時間を確認したほうがいいです。