こんにちは!ジョージア北西部のスヴァネティ地方を3週間旅した、世界半周中ののぶよ(@nobuyo5696)です。
(世界半周についてはこちらの記事へどうぞ。)
スヴァネティ地方で最大の町であり、観光・滞在の拠点として便利なのがメスティア(Mestia / მესტია)。
ジョージア他都市からスヴァネティ地方にやって来た旅行者が、必ず最初に足を踏み入れることになる町です。

コーカサスの山々に囲まれた細長い地形の谷にひらけたメスティアの町とその周辺には、興味深い見どころがたくさん。
宿泊先の選択肢も豊富で、名物料理を提供するレストランも充実しているので、スヴァネティ地方の旅の始まりと総仕上げ、どちらにもおすすめな町です。
今回の記事は、メスティアの観光・滞在に必要な情報を解説したもの。
以下のトピックに分かれているので、知りたいところからどうぞ!
・メスティア観光の基本情報 (3つのエリア / 必要日数)
・メスティアの観光スポット
・メスティア近郊の観光スポット
・メスティアへのアクセス情報
・メスティア中心街のおすすめレストラン
・メスティアの宿泊先選びのポイント・おすすめ宿
伝統と大自然が見事に融合したスヴァネティ地方観光のハイライトとなる滞在ができるはずです!
メスティア観光の前に知っておくべきこと(3つのエリア/必要日数)
メスティアの3つのエリア

メスティアは、ムルフラ川沿いの谷間にひらけた、東西に細長い町。
中心部は大きく3つのエリアに分かれているのが特徴です。
・中心街:バスステーション/スーパー/レストランが点在する滞在の中心
・ランチュヴァリ地区:高台に位置する、「復讐の塔」が建ち並ぶ集落
・ラガミ地区:観光地からやや外れた、素朴な風景が残る集落
端から端までは2kmほどの距離なので、徒歩での観光が十分可能です。
ただしランチュヴァリ地区とラガミ地区は、中心街よりも高い場所に位置しているので、行ったり来たりするのはなかなか大変。
効率の良い観光計画を立てておくのがおすすめです。
メスティア観光に必要な日数
スヴァネティ地方の中心都市でありながら、見どころは上で紹介した3つのエリアに集中しているメスティア。
限られた時間であってもかなり充実した観光をすることができ、3エリアのみなら、丸1日あれば十分に可能です。
しかしながら、ジョージア他地域から離れた場所に位置するメスティアでは、到着日はすでに午後遅い時間になっていることが多いのがネック。
到着後の観光だと時間が足りないので、1泊は必ずすることになるでしょう。
また、メスティアには観光以外の面でも楽しみがたくさん。
町にいくつかあるミュージアムをまわったり、スヴァネティ地方の名物料理をコンプリートしたり…
メスティアを拠点として、近郊の大自然スポットへと足をのばすことも可能です。
というわけで、メスティア観光の必要日数は以下の通り。
・中心3エリアのみ:1泊2日
・近郊の見どころ:それぞれ +半日~1日
どれだけ多くの場所へ足をのばすかによって、必要日数が変わってくるのがポイントです。
エリア別!メスティアの観光スポット
メスティア観光地図
メスティア中心街

メスティアの中心街は、スーパーや銀行、レストランなど旅行者に必要な施設が一通り揃ったエリア。
ゲストハウスも多くあるので、滞在拠点としてはかなりおすすめです。
見どころはさほど多くないので、中心街に滞在しながら他エリアへ足をのばす観光スタイルになるでしょう。
スヴァネティ歴史民俗博物館

メスティアもとい、スヴァネティ地方を訪れたなら、ジョージア他地域とは異なる歴史や伝統文化を知っておきたいもの。
中心街と川を挟んだ対岸にある、スヴァネティ歴史民俗博物館(Svaneti Museum of History and Ethnography)は、近代的な建物の中に貴重なコレクションが保存されている場所。
古代から現代までずっと続く、スヴァネティ地方の人々の生活や文化を知ることができます。
古代~中世にかけての出土品や歴史に関する展示も充実しているのですが、のぶよ的に興味深かったのが、スヴァネティ地方の家庭で使用される家具や日用品に関する展示コーナーでした。

深い山に囲まれたスヴァネティ地方は、金や銀細工とともに、木工細工が伝統的に盛んな地域です。
各家庭で使用される家具などの多くは木製のもの。
女性が家を守るという伝統が根付いている地域であるため、各家庭の女性たちは少しでも生活に彩りを与えようと、木製の家具に美しい彫刻を施したそうです。


それぞれの家具や道具に関する説明書き(英語/ジョージア語)も比較的充実しており、この地域の人々が守り伝えてきた伝統的な文化の一端を垣間見ることができます。
ランチュヴァリ地区

中心街から東へ1kmほど。
石畳の坂道を登った先の高台に位置する小さな集落がランチュヴァリ地区(Lanchvali / ლანჩვალი)です。
スヴァネティ地方を象徴する「復讐の塔」を持つ建物が点在している、メスティア観光のハイライトとなるランチュヴァリ地区。
石造りの家々の間に連なる路地をただ散策しているだけでも楽しいですが、「復讐の塔」に登ることができる必見のミュージアムもあります。
ランチュヴァリ地区の路地散策

メスティアを訪れる観光客がイメージする「石造りの町並み」が連なるランチュヴァリ地区の路地は、ぜひともたっぷり時間をかけての散策がおすすめ。
かつては小さな村だったメスティアの古き良き風景が、至る所で見られるためです。


ぐるりと一周しても30分もかからないほどの小さな集落ではありますが、高台に位置していてアップダウンが激しいのが特徴的。
その代わり、谷間にひらけたメスティアの町並みを一望できるポイントもいくつかあります。

のんびりした風景を堪能したら、ランチュヴァリ地区最大の見どころであるマルジアニ・ハウスミュージアムへと向かいましょう。
マルジアニ・ハウスミュージアム

ランチュヴァリ地区の東端に位置するマルジアニ・ハウスミュージアム(Margiani’s House Museum)は、スヴァネティ地方の伝統的な石造りで建てられた家屋をそのままミュージアムに改装したもの。
かつては家族の生活空間であった室内の展示コーナーは、まるでタイムスリップしたかのように昔のまま。
すでに紹介した、スヴァネティ歴史民俗博物館に展示されていた家具と同じものがそのままに残されているので、ぜひセットで訪れるのがおすすめです。

マルジアニ・ハウスミュージアム見学の最大のポイントが、敷地内に建つ「復讐の塔」に実際に登ることができる点。
塔の内部は6層に分かれており、各階をつなぐ急な梯子を登っていきます。


塔の内部はかなり狭くて薄暗いのですが、実はこの6層に及ぶ空間は異民族の侵入を見張るためのものではなく、家族全員が一定期間生活できるように作られたもの。
スヴァネティ地方には伝統的に「血の復讐」と呼ばれる風習が根付いており、他の村人による復讐を避けて家族全員が隠れ住む目的でこのような塔が建てられたのです。

そんなおどろおどろしい歴史も、今は昔。
復讐の塔の最上階の見張り穴から望むメスティアの町並みは、どこまでも平和でのどかなものでした。
「復讐の塔」とは?
ジョージアの山岳部地域ではどこでも見られる見張り塔。
ジョージア語でコシュキ(koshki / კოშკი)と呼ばれ、そのほとんどはコーカサスの山を越えて侵入してくる異民族から、自分たちの村や家族を守るために建設されたもので、敵の侵入を見張ることができる高台などに位置しているのが普通です。

しかしながら、スヴァネティ地方では高台以外にも、一般の民家に見張り塔が併設されているのが独特。

ここには、15世紀~19世紀にかけてどこの国にも属さず、村ごとに自治が行われていたスヴァネティ地方独自の事情が関係しています。
村の掟を破る者や、他の村人を侮辱したり暴力をふるう者には「血の復讐」と呼ばれる制裁がなされ、本人はもちろんその家族も復讐の対象とされました。
(日本の村八分のエクストリームバージョンだと思ってください)
一応、「血の復讐」は村の偉い人の決定により行われるというルールがあったのですが、しばしばそのルールは破られ、個人的な怨恨などで復讐が実行されることも多かったそうです。
「何がきっかけで他の村人に復讐されるかわからない」という恐怖は、人々に見張りと防衛を兼ねた塔を自宅に作らせ、数か月間塔の内部で籠城生活を送ることを可能にしたのです。
現在ではその風習は廃れ(たとされてはいます)、人々は塔の外の自宅で生活を送るようになりました。
これらの塔はいつしか「血の復讐の塔」と呼ばれるようになり、スヴァネティ地方独自の風習や歴史を現在に伝え続けています。
ラガミ地区

メスティアの3エリアの中で最も東に位置するラガミ地区(Laghami / ლაღამი)は、一大観光地であるメスティアの中では最も素朴でローカルな雰囲気が漂う地区。
中心街から2kmほど離れているためか、ここまでやってくる観光客は多くありません。

集落の規模はとても小さく、10分もあれば一周できてしまうほど。
しかしながら、伝統的な石造りの家々や「復讐の塔」は健在で、昔から変わらない風景を現在に伝えています。
ラガミ教会

ラガミ地区を象徴する見どころが、ラガミ教会(Laghami Church / ლაღამის ეკლესია)。
屈強な印象を与える石造りの教会ですが、外壁をよく見ると美しい模様が刻まれていることに気が付くでしょう。
ラガミ教会の内部には、中世そのままのフレスコ画が残されているそうなのですが、のぶよが訪問した際はコロナウイルスの影響で内部への立ち入りができませんでした。
ミハイル・ヘルギアニ・ハウスミュージアム

ラガミ地区には、ジョージア人(とロシア人)に大人気のミュージアムがあります。
それが、ミハイル・ヘルギアニ・ハウスミュージアム(Mikhail Khergiani House Museum)。
ソ連時代に活躍した登山家のミハイル・ヘルギアニの生家を博物館に改装したもので、彼の功績を現在に伝える展示がなされています。
日帰り可能!メスティア近郊の観光スポット
メスティアの市内観光を一通り終えたら、周辺に点在する見どころへと足をのばすのがおすすめ。
それぞれの場所には、徒歩から現地ツアー利用までさまざまなアクセス方法があり、日程や体力に合わせた楽しみ方ができます。
コルルディ湖群

せっかくメスティアにまでやって来たなら絶対に訪れてほしいのが、コルルディ湖群(Koruldi lakes / კორულდის ტბები)。
メスティア中心街の北7kmほどの山の中にある氷河湖で、周辺のコーカサスの山々を反射する湖面がとにかく美しいのです。
中心街からトレッキングでのアクセスがおすすめですが、高低差がかなり大きいため難易度はやや高め。
体力に自信がないなら、タクシーか現地ツアー利用をすることになるでしょう。
チャラアディ氷河

メスティア中心街から北に12kmほど。
ロシアとの国境付近にあるチャラアディ氷河(Chalaadi Glacier / ჭალაადის მყინვარი)も定番の日帰りトレッキング先として人気です。
チャラアディ氷河の一部分は天然の洞窟のようになっており、内部には「チャラアディ・ブルー」と呼ばれる幻想的な世界が広がります。
メスティア中心街からトレッキングコース入口まではタクシーで簡単に移動することができ、コース自体も片道3kmの簡単なものとなっているので、手軽に大自然を感じたい人にはおすすめです。
ウシュグリ

メスティアと並ぶスヴァネティ地方最大の見どころが、ウシュグリ(Ushguli / უშგული)。
「ヨーロッパで最も標高が高い、人が定住している村」と称され(この国がヨーロッパかどうかは置いておくとして)、まるで桃源郷のような現実離れした風景が一面に広がる村です。
これほどに秘境感が漂う場所でありながら、アクセスがかなり簡単なのも人気の理由。
メスティアからウシュグリを結ぶ観光マルシュルートカを利用すれば、十分日帰りで観光することが可能であるため、多くの旅行者はデイトリップ先としてウシュグリを訪れるのですが、十中八九「泊まれば良かった…」と後悔します。
ウシュグリの見どころの多さはメスティアの比ではなく、のんびりとした雰囲気は是非とも宿泊して味わいたいもの。
一応日帰りも可能なのでこの項で紹介してはいますが、のぶよ的には絶対に宿泊するべきだと思います。
ハツヴァリ展望台

「自分の足で歩くのは嫌だけど、コーカサスの山々の絶景が見たい!」という人におすすめなのが、メスティア中心街の南側の山頂にあるハツヴァリ展望台(Hatsvali)。
中心街からはチェアリフトを乗り継ぐことで、ほとんど歩くことなくアクセスが可能なのが最大のメリットです。
展望台からの眺めはとにかく素晴らしく、ロシアとの国境に位置するウシュバ山の堂々たる姿を望むことができます。
ツヴィルミ

上で紹介したハツヴァリ展望台を起点としたトレッキングをするなら、ツヴィルミ村(Tsvirmi / წვირმი)を訪れてみるのがおすすめ。
一見すると、「何の変哲もないジョージア地方部の村」に見えますが、その素朴な雰囲気こそがツヴィルミの最大の魅力。
ここ数年で観光地化の波が一気に押し寄せたスヴァネティ地方では、こうした「普通の村」がどんどん少なくなってきているためです。

時が止まったような村の風景も美しいですが、ハツヴァリ展望台からツヴィルミまでのトレッキングコースからの眺めも素晴らしいです。
3週間のスヴァネティ地方滞在で色々な場所へ足をのばしたのぶよですが、このコースは3本の指に入るほどのお気に入りとなりました。
メスティアへのアクセス・行き方

ジョージア国内の各都市からスヴァネティ地方へ入る旅行者が必ず最初に到着するのがメスティア。
かなり山奥にある町ながら、交通機関は意外にも充実しているのがポイントです。

マルシュルートカと呼ばれる乗り合いバスでのアクセスが最もポピュラーではありますが、予算や都合に合わせて飛行機でアクセスすることも可能。
各都市~メスティアへのアクセス情報の詳細は別記事で徹底解説しているので、そちらも参考にしてください!
メスティア中心部のおすすめレストラン2軒

メスティアが位置するスヴァネティ地方は、深い山に囲まれた地理的条件のため、長い間ジョージア他地域とは別の歴史をたどってきた地域。
その独自の歴史は、この地方独特の食文化にも顕著に表れています。
この項では、スヴァネティ地方の名物料理が食べられるおすすめのレストラン2軒を紹介します。
いずれもメスティアの中心部にあるので、観光の合間の食事にもぴったりですよ!
Cafe Laila

メスティア中心街で最大規模のレストランの一つが、セティ広場に面したCafe Laila。
テラス席が設置された外観はかなりお洒落ですが、内部は意外にも気取った雰囲気ではないので、一人でも気兼ねなく利用できます。

一大観光地であるメスティアは、レストランなどの価格帯がジョージアの他都市に比べてやや高いのが特徴で、Cafe Lailaも例外ではありません。
とは言え、メインディッシュが10GEL~20GEL(=¥314~¥627)くらいなので、日本人的にはリーズナブルに感じるでしょう。
スヴァネティの名物料理はほぼ全部そろっており、店員さんもかなり感じが良くて高ポイント。
食事だけでなく、ちょっとビール片手にひと休み…なんて利用法もおすすめです。
Lile

他都市へのマルシュルートカが発着するバスステーションの目の前にあるLileという小さなレストランもおすすめ。
店の規模は小さめですが、内装は結構お洒落。
カフェとしての利用も可能です。

定番のジョージア料理からスヴァネティの名物グルメまで一通りそろっていて、かなり豊富なメニューが特徴的。
価格は上で紹介したCafe Lailaよりやや安めといったところで、メインディッシュが8GEL~15GEL(=¥251~¥470)ほどです。
夏場のハイシーズンなら夜は毎日ライブ演奏があるそうで、スヴァネティの伝統音楽を聴くチャンスもあるかもしれません。
メスティアの宿泊先選びのポイント/おすすめゲストハウス
スヴァネティ地方の観光拠点としては、かなり優秀な部類に入るメスティア。
旅行者向けの施設が充実していて、ジョージア山岳地域では最も観光地としてのインフラが整っている印象です。
しかし、地図を見ただけで適当な宿を予約すると、現地で後悔してしまうことも…。
この項では、多くの人が数日間滞在するであろうメスティアでの宿泊先選びに関する情報を解説していきます。
メスティアの宿泊先選びのポイント
メスティアの宿泊先の選び方に関して、のぶよからのおすすめはただ一つ。
絶対に中心街エリアに泊まりましょう。
というのは、メスティアは谷間に開けた村で、川岸から離れれば離れるほど斜面になっているため。

観光情報の項で紹介した、ランチュヴァリ地区やラガミ地区などの「メスティアらしい風景」のエリアは例外なく、中心街から坂を登った先の高台に位置しています。
裏を返せば、それだけ素晴らしい眺めが見られるということなのですが、買い物や食事ができる施設はほぼ中心街に限られているのがネック。
ちょっとしたお出かけのたびに坂を登り下りするのは、体力的に結構きついもの。
「どうしても絶景が見られる宿に泊まりたい!」という場合以外は、平坦な中心街エリアに宿泊するのが良いでしょう。
予算別!メスティアのおすすめゲストハウス・ホテル3選
観光地として発展しているメスティアですが、宿泊施設のバリエーションは意外に少なめ。
2020年現在は大規模リゾートホテル等はなく(中心街に何やらそれらしいものが建設中でしたが)、個人経営のゲストハウスか、小規模ホテルのいずれかの宿泊となります。
「ゲストハウス」とひとことで言っても、設備が充実したモダンなものから、一般家庭感満載なローカルなものまで様々。
予算や好みに合わせて滞在先を選ぶことが可能です。
節約派におすすめ!格安ゲストハウス
Keti-Pilpani Guesthouse

・部屋タイプ:ダブルルーム1名利用
・料金:15GEL(=¥470)
・立地:7/10
メスティア中心街のバスステーションやスーパーマーケットから徒歩10分もかからない場所にある小さなゲストハウスです。
中心街までは少し緩やかな坂があるだけなので、簡単に移動することができます。
・アクセス:7/10
宿の入口には看板がでていますが、外観は普通の民家そのもの。
インターホンなどもないので、勝手に敷地内に入ってオーナー家族に声をかける必要があります。
・スタッフ:8/10
オーナー家族は誰一人英語が話せませんが、皆とても柔らかくて良い人なので何とかなるでしょう。
顔を合わせると、気にかけて声をかけてくれました。
・清潔さ:7/10
部屋はかなり清潔に保たれていました。
バスルームやキッチン(いずれもゲスト専用)も掃除はされているのですが、物が多くやや生活感が感じられる雑多さがあったので、気になる人は気になるかも。
・設備:9/10
こんな激安のゲストハウスでありながら、設備は結構しっかりしていたのが意外。
ゲスト専用のキッチンはいつでも自由に使えますし、ドライヤーや洗濯機も備えられています。
嬉しかったのが、部屋に自分専用の電気ストーブがあったこと。
メスティアでは夏場でも夜は冷え込むことがあり、自分で操作できる暖房器具があるのはとてもポイント高いです。
・wi-fi:0/10
コロナウイルスの影響で観光客がゼロだった2020年のジョージアでは、Wi-Fiの契約を打ち切ってしまっている宿がとても多く(誰も来ないのに月に200ラリほどの支払いをするのはもったいないので)、この宿も例外ではありませんでした。
例年ならちゃんとインターネットがあると思います。
・雰囲気:8/10
オーナー家族が居住しているエリアと、ゲスト用のエリアが分かれているため、プライバシー重視派にはぴったりだと思います。
ゲスト用エリアは庭に面しており、花々がいっぱいの景色が楽しめて、リラックスした滞在を送るには最適でしょう。
・総合:6.6/10
Wi-Fiがないため点数的には低めなものの、この格安の料金でこの滞在ができるのは素晴らしいと思います。
中心街にありながら静かなエリアなので、のんびりと滞在したい人にはもってこい。
キッチンで自炊も可能なので、節約派の旅行者にはかなりおすすめの宿です。
快適&リーズナブル!モダンなゲストハウス
Nino Ratiani’s Guesthouse

・部屋タイプ:ダブルルーム1名利用 ※朝食付
・料金:65GEL(=¥2040)
「リーズナブルな料金で、モダンなゲストハウスに泊まりたい!」という人におすすめなのがこちら。
ゲストハウスとしてはかなり大規模な部類で、近年改装したばかりのモダンな内装です。

のぶよが泊まった宿から近かったため一度夕食を食べに行ったのですが、良い感じの雰囲気と美味しい食事に大満足でした。
設備面では、なんと宿泊客用のサウナまであるほど。
中心街までも平坦な道のりで5分ほどと近いため、総合的にかなり快適な滞在ができると思います。
眺め重視のリゾート滞在に!中上級ホテル
Suntower Hotel

・部屋タイプ:ダブルルーム1名利用 ※朝食付
・料金:170GEL(=¥5336)
「せっかくのメスティア滞在だから、眺めの良いホテルに泊まりたい!」という部屋からの眺望重視の人は、少し坂を登ったところにあるこちらのホテルがおすすめ。
小規模の家族経営のホテルながら、モダンな内装とメスティアを一望するテラスがウリとなっています。

中心街までは坂道を下って5分ちょっとと近く、坂もそこまで急なわけではないので、景色の良さをウリにした宿の中では最も立地に難がないと思います。
おわりに

ジョージア国内でも一、二を争うほどに人気があるスヴァネティ地方。
その中心の町であるメスティアの観光情報を徹底解説しました。
町としての機能も申し分なく、すぐそばには大自然があるのもメスティアの良さ。
コーカサスの山々を背景に名物の塔が建ち並ぶ風景はとても素敵ですし、近郊の見どころの数々も見逃せません。
1日、2日では物足りず、1週間ほどのんびりしたくなる…
そんな不思議な居心地の良さがある小さな町の魅力を堪能しましょう!

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