次の旅を夢見て。

旅好きには苦しい時期。
そんなときはさぼわーる。で空想トラベルはいかがでしょう。
海外観光スポットから名物グルメ、コラムまで情報たっぷりでお届けしています。
好きな国・テーマごとに記事のPick upもできますよ◎

みてみる

「ジョージアはアジア?ヨーロッパ?」問題に決着をつけたい件。

かんじる × 西アジア

こんにちは!ジョージア滞在ももう5か月、世界半周中ののぶよ(@taisuke5696)です。
(世界半周についてはこちらの記事へどうぞ。)

コーカサス山脈のふもとに位置する小国・ジョージアは、近年の観光ブームや移住ブームで一躍注目を集めている国。

「ジョージアって国あったっけ?アメリカの州じゃなくて?」
という人の中には、旧名の「グルジア」と言えばピンとくる人もいるのではないでしょうか。

かつてはソ連に属していたグルジアでしたが、独立後はロシアとの領土問題や紛争を経験して対露感情が悪化し、ロシア語読みの「グルジア」ではなく英語読みの「ジョージア」という国名を用いるよう国際的に主張しているのです。

国名からしてなんだかややこしい香りがするこの国ですが、問題はそれだけではありません。

「文明の交差点」と呼ばれるほどに、東西南北各方向の大国による侵攻や支配を受けてきた歴史を持つジョージアは、ヨーロッパともアジアとも思えるほどに様々な文化が混ざった国

それこそがこの国の独特でエキゾチックな雰囲気を形成しているわけですが、ここで一つ大きな疑問が生まれます。

それは、「じゃあ、ジョージアはヨーロッパ / アジアどっちなの?」というもの。

今回の記事では、何度も議論にあがっては結果の出ぬままに放置されてきたこの問題をバシッと解決していくものです。

データや各種サイトなど参考にしてはいるものの、結局はのぶよの主観がほとんどとなっています。

人によって印象は変わるので、あくまでもエンタメ的に楽しんでくださいね!

日本人の間でも意見が分かれる「ジョージアはヨーロッパ?アジア?」問題

「そもそも、ジョージアってどこ?」という人はひとまず置いておくとしましょう。
(後の「地理」の項を見てください)

ジョージアの場所を知っている/知識がある/訪れたことがある日本人は大きく「ヨーロッパ派」と「アジア派」に分かれます。
(というか、日本だけでなく欧米圏でもどちらなのか微妙な扱いです。)

これに関する面白い点が、その人がどういうスタンス/目的でジョージアに滞在しているかによって、ヨーロッパ派とアジア派が結構きれいに分かれるのです。

「ジョージアはヨーロッパ!」派

↑確かにヨーロッパっぽいバトゥミの旧市街

まずは、インターネットやSNS等でよく見かける「東欧のジョージアでは…」というフレーズを用いる人々が「ジョージアはヨーロッパ」派です。

のぶよの個人的な主観では、こんな人たちが多い印象。

「ヨーロッパ」という枕詞をつけてジョージアのイメージを固めたい旅行サイト
ヨーロッパらしいお洒落な町やライフスタイルを発信したいインスタ系
「ヨーロッパでビジネス」という肩書きが欲しいビジネス系
ヨーロッパから直行便でやってきた、ノマド系欧米人

などなど。

俗に言うキラキラした人は、ジョージア=ヨーロッパ派が多いのではないかと思います。
(そうでないキラキラした人は、友達になりましょう。笑)

「ジョージアはアジア!」派

↑アジア的カオス感に包まれたトビリシの中央市場

一方で、「ジョージアは(西)アジア」派に関しては、あえて「アジアの果ての小国」というような枕詞をつけたがる人は少数派である印象。

「地理的にトルコより東にあるのだから、アジア」という単純明快な主張が根拠になっていて、以下のような人たちが多い気がします。

 西へ東へと旅をするバックパッカー系
長期(グルジア時代から)の現地在住系
陸路で大陸横断旅する人たち(国籍問わず)
欧米圏出身者/在住経験者

キラキラ系と言うよりも、泥臭い「THE・旅人」といった感じの人が多いように感じるのはのぶよだけでしょうか(笑)

また、ヨーロッパに住んだことがある日本人や欧米圏出身者は「ここはヨーロッパではない」と口を揃えて言うのも面白いところです。(ソースはのぶよの友人たち)

一般の日本人はどう考えてる?

そもそも人口に限りがある日本人のジョージア界隈の中で「アジアだ!ヨーロッパだ!」といくら議論していたところで、それはただの井の中の蛙。
ジョージアへ渡航経験がある/知識がある日本人なんて、本当に少数派でしょうから。

というわけで一般的な日本人は、ジョージアはヨーロッパとアジアのどちらに属すると考えているのでしょうか。

以前ジョージア文字に関するツイートをした際に多くの人に協力いただいたアンケートを公開します。

というわけで、一般の人(おそらくジョージアに関してあまり知らない人が多数だと思います。)1377人の投票結果では、「ジョージア=ヨーロッパ」という意見が46.8%で最も多いという結果となったように見えます。

しかしながらよくよく考えてみると、二位の「西アジア:26.8%」と三位の「中央アジア:23.5%」を合計するると、「ジョージア=アジア圏」だという意見が50.3%と過半数となります。

すでに比較状況が微妙な上に、アジア派合計もヨーロッパ派も結構な僅差。

ジョージアに関してあまりなじみがない日本人の間でも、ジョージアがヨーロッパなのかアジアなのかは意見が分かれるということの証明となりました。

ジョージアはヨーロッパかアジアか。10本勝負で決着をつけてみる

これだけでは、ジョージアがヨーロッパなのかアジアなのかの分類は「人によって変わる」としか言えません。

しかしです。
のぶよは白黒はっきりつけたいのです(笑)

ここからは、地理や食文化・言語など、ジョージアに関する10項目を順番に見ていき、それぞれヨーロッパ風かアジア風か、独断と偏見でジャッジしていきます。

ジョージアがヨーロッパとアジアのどちらに属するのか、そろそろはっきりさせてやろうじゃありませんか!

1.公的機関・ガイドブック各紙の分類:ヨーロッパ

面白みのないところは先に済ませてしまいましょう。

主要各国の外務省や旅行省などのオフィシャルな機関が、ジョージアをヨーロッパとアジアどちらに分類しているのかという点です。

主要7か国(G7)のジョージアの地域的分類

・日本:ヨーロッパ
・英国:地域区分なし
・フランス:ヨーロッパ
・ドイツ:ヨーロッパ
・アメリカ:地域区分なし
・ロシア:地域区分なし
・中国:ヨーロッパ&中央アジア

※ソースは各国外務省(Ministry of Foreign Affaires)サイト

はっきりと地域を明記していない国もありますが、見事に「ジョージア=ヨーロッパ」派です。

ただし日本の外務省に関しては、中央アジアの旧ソ連構成国(キルギスやウズベキスタンなど)もヨーロッパに分類していました。
それはちょっと違うんじゃ…

ではその他の国際機関はどうかというと、こちらも完全なるヨーロッパ派

主な国際機関によるジョージアの分類

・IOC(国際オリンピック連盟):ヨーロッパ
・FIFA(国際サッカー連盟):ヨーロッパ
・WHO(国際保健機関):ヨーロッパ

最後に、英語圏・フランス語圏・日本語圏でベストセラーとなっている旅行ガイドブック各社はどうかと言うと、

・Lonely planet(英語圏):ヨーロッパ
・Routard(仏語圏):ヨーロッパ
・地球の歩き方(日本):ヨーロッパ

と、完全にジョージア=ヨーロッパです。
日本の地球の歩き方に関しては、ジョージアはロシア編内の数ページに掲載されているだけというお粗末な内容なので、カウントできるかは微妙ですが。

というわけで、公的機関や国際機関、旅行ガイドブック各社ではジョージア=ヨーロッパ派の完封勝ちでした。

2.地理:アジア

地理的にとっても微妙な位置にあるジョージア。

ジョージア=アジア派からすると、「ここがヨーロッパだったら、トルコは?イランは?イスラエルは?」と思うのは当然です。

一方のジョージア=ヨーロッパ派からすると、「ウクライナやロシアは東欧。じゃあそのすぐ南のジョージアもヨーロッパでしょ!」と感じるよう。

ジョージアが地理的にヨーロッパとアジアのどちらに属するのかに関しては、明確な答えがあります。

オックスフォード辞典による「ヨーロッパ」の定義は、

【Europe】

A continent of the northern hemisphere, separated from Africa to the south by the Mediterranean Sea and from Asia to the east roughly by the Bosporus, the Caucasus Mountains, and the Ural Mountains.

【ヨーロッパ】

北半球の大陸で地中海によってアフリカと隔てられ、おおまかにボスポラス海峡(イスタンブール)とコーカサス山脈、ウラル山脈によってアジアと隔てられる。

つまり、こんな感じになり、ジョージアは地理的には完全にアジアに属することとなります。

コーカサス山脈を挟んだ北コーカサス地方(現在ロシア領)はヨーロッパ、山脈の南側のジョージア、アルメニア、アゼルバイジャンは、トルコの大部分と同様にアジアに属するというのが地理学上の定説となっています。

3.ジョージア国民の意識:ヨーロッパ

続いては、当のジョージア国民が自分たちのアイデンティティーをどう感じているのかについて。

ジョージアに来たことがある人ならわかるでしょうが、都市部のジョージア人(特に若い世代)のヨーロッパかぶれ感はすごいです。

バーやクラブに集まってみんなでお祭り騒ぎ
欧米っぽいファッション(タトゥー率高し)
 とにかく欧米発の新しい物に食いつく(シェアスクーター、デリバリーetc)

など、ところどころに欧米への憧れのような感情が感じられます。

ソ連時代を経験した上の世代においても、「かつての東側勢力とは袂を分かって、ヨーロッパの一員となりたい」という意識が強いようで、EUへの加盟が国民の悲願となっているほど。

おそらくジョージア人に「あなたはヨーロッパ人?アジア人?」と二択で聞いたら、確実に「ヨーロッパ」と返ってくるはずです。

というわけで、ジョージアの人々の意識面においては、ジョージア=ヨーロッパ派がかなり優勢だと思います。

4.食文化:アジア

↑ジョージア料理と言えば…ヒンカリ!

続いては、独自の魅力を持つジョージアの食文化について。
これに関しては単純明快で、ヨーロッパ感はかけらもありません

強いて言うならパン文化やワインなどがヨーロッパぽいかな…というくらいで、調理法や味付けなどは確実にアジア~中東地域の影響が強いです。

モンゴル帝国支配時代に持ち込まれたヒンカリ(小籠包)
パクチーやニンニク、スパイスを多用するエスニックな味付け

など、基本はアジアが感じられるものが多いのですが、ヨーグルトやバターなど乳製品などを用いることも多く、ロシア帝国~ソ連時代に持ち込まれたロシア料理の影響も見られます。

↑スパイスを効かせた煮込み料理もたくさん。

のぶよ的にはジョージア料理=アジア料理ですが、東アジアや東南アジアというよりも、トルコやイランなど近隣国の食文化の影響が強いのが特徴的。

いずれにしても、様々な食文化の良いとこどりをしたものがジョージアの食文化の基本だと言えます。

定番~おすすめのジョージア料理についてはこちら!

5.町並み:ヨーロッパ/アジア

よく「ヨーロッパらしい」と表現されるジョージア都市部の町並みですが、確かにヨーロッパが感じられる雰囲気はあります。

ロシア帝国~旧ソ連時代に築かれた比較的新しい市街地の建物は、重厚な石造りの「THE・ヨーロッパ」といった雰囲気。

しかしながら、トビリシの温泉街であるアバノトゥバニ地区へ足を運ぶと、ペルシア~中央アジア風の建物や共同浴場が並んでいて、こちらはアジアを感じさせる町並み

地元の人が通うトビリシ中央市場の雰囲気や、そこら中に見られる野菜や日用品を売る露店などは、確実にアジアの香りがぷんぷんです。

このように、町並みの一部だけをきりとってヨーロッパ/アジアと断定することができないほどに、様々な文化が混ざっているのがジョージア。

しかしながら、こうしたヨーロッパ/アジアを強く感じさせる町並みはほんの一部。
実際のジョージア都市部の町並みの9割は、旧ソ連時代のボロボロの共同住宅や傾いた民家で占められています。

旧ソ連的な町並みがヨーロッパなのかアジアなのかは、これまた微妙なトピック。
「ジョージアの町並みがヨーロッパかアジアか」に関しては、引き分けということにしておきましょう。

6.言語:アジア/ヨーロッパ

続いては、ジョージアの公用語であるジョージア語について。

ジョージア語は世界でも珍しい孤立言語の一つで、カルトヴェリ語族に属しています。

このカルトヴェリ語族がいったい何なのかというと、ジョージア国内(とトルコの一部)で話される4つの言語のみが属す言語グループで、周辺のアルメニア語やアゼルバイジャン語などとは全く異なる言語です。

世界でもここだけでしか使用されていない言語なので、ヨーロッパ系かアジア系か?という次元ではもはやありません。

しかしながら、ジョージア語の特徴を見ていくと、

膠着語こうちゃくご:一つの単語を発展させて色々な意味を持たせることができる言語
→日本語、モンゴル語、トルコ語、タミル語etc (アジア系)

緩やかな統語法:SVOに縛られず語順を入れ替えられる
→日本語、トルコ語etc (アジア系)

名詞の格変化:~を/~になどによって名詞の語尾を変化させる
→スラブ系言語、フィンランド語etc (ヨーロッパ系/アジア系)

など、東ヨーロッパ~アジア圏の言語の特徴がかなり混ざっていることがわかります。
どちらかというと、アジア系言語の特徴の方が多く見られるかな…という印象。

また、ジョージア語の特徴であるジョージア文字についても、かなり微妙なところ。

↑ジョージア文字のアルファベット…鬼です。

ローマ字やキリル文字と同様の表音文字で、漢字のような表意文字ではなく、こちらはヨーロッパ寄りと言えるかもしれません。
そもそもジョージア文字の起源は、聖書を書き写すために古代ギリシャ語の文字を発展させたものだと考えられているので、ヨーロッパ文明の影響を受けていると考えられます。

しかしながら、丸っこくてグニャグニャしたジョージア文字は、南インドのタミル語やタイ語、クメール語などアジア圏の文字とそっくりである点も見逃せません。

というわけで、言語面に関してもかなり微妙なところで引き分けとなってしまいました。

ジョージアに滞在するならジョージア語は絶対!必須フレーズをPick upしました。

7.宗教:ヨーロッパ

ジョージアの人々が信仰するのはジョージア正教
つまりキリスト教です。

キリスト教がヨーロッパの歴史において重要な役割を担ってきたことを考えると、宗教面でのジョージアは完全にヨーロッパ文化圏に分類されることになります。

実は、ジョージアのお隣・アルメニアが世界で初めてキリスト教を国境として認めた国で、ジョージアは二番目。

あのローマ帝国よりも早い時期にキリスト教を受容していたのですから、「キリスト教発祥の地」なんて言われるのにも頷けますね。

ちなみに、キリスト教で「神の血」とされるワイン文化が根付いているジョージアは、なんとワイン発祥の地としても有名。

ジョージアのワイン製法はとても独特。
「クヴェヴリ」と呼ばれる陶器の壺の中にブドウ果汁を入れて、地中に埋めた状態で発酵させるというものです。(詳細は今度まとめますね)

キリスト教が根付いた人々の習慣やワイン文化。
このあたりでも、ジョージア=ヨーロッパと言えそうな伝統文化を感じることができます。

ムツヘタの見どころ&名物グルメ、トビリシからのアクセスなど観光総まとめ記事はこちら!

8.文化:アジア

続いては、ジョージアの人々が誇る文化面に関して。

ソ連時代に持ち込まれたオペラや人形劇などの東欧らしい文化も見られるものの、ジョージア伝統の民族舞踊や歌を鑑賞すると、ヨーロッパかアジアか一発でわかると思います。

地域によって様々な種類があるジョージアの民族舞踊ですが、そこはかとないアジア感を感じるのはのぶよだけでしょうか。
何となくシベリアの民族舞踊に似ているような気もします。

衣装や踊りのスタイルもそうですが、音楽の感じも何となくエスニックでトルコやイラン文化の影響が感じられます。

また、首都のトビリシでは温泉文化が根付いており、中近東のハマムのような温泉施設で入浴する習慣があるのも特徴的。

ヨーロッパでも温泉自体はありますが、あちらは水着着用で温度がぬるいプールのような感覚です。

一方のジョージアでは、日本と同様に全裸で熱いお湯に入るのが主流。
こちらの面でもアジア由来の文化が強く感じられます。

トビリシのローカル温泉利用法&周辺エリア観光情報はこちら!

9.伝統的なライフスタイル:アジア

すでに「現在のジョージアの人々の意識はヨーロッパを向いている」と書きましたが、伝統的なライフスタイルに関しては話が別。

17世紀~19世紀頃に建てられたジョージア各地の伝統家屋を移築した、トビリシの野外民族博物館を訪れると一目瞭然なのですが、家の造りや当時の人々の伝統的な暮らしは完全にアジア文化圏のものです。

釘を使わずに建てられた木造建築や、トルコ東部でも見られる石造りで半分地中に埋まった家などが特徴的で、内部には囲炉裏まであるくらいですから。

完全に「日本昔ばなし」の世界そのものでした(笑)

ジョージア全国の伝統家屋が展示されている野外民族博物館。周辺の見どころとセットで訪れましょう!

ちなみに、伝統的ではない現代のライフスタイルにおいても、ジョージアは独特。

というのも、西ヨーロッパ諸国に根付く「個人主義的な考え方」や「核家族」という概念はあまり根付いておらず、みんなが自分の家族や親しい友人とのネットワークに属しながら生活しているためです。

日本では大学に入ったら/就職したら独り立ちすることが一般的でしょうが、ジョージアの場合は大学に行こうと成人しようと家族の元で生活し続けるのが一般的だそう。

経済的な理由ももちろんあるでしょうが、自分が生まれ育った家や古くからの友人たちを人生の中心に置くジョージアの人々。
個人主義や核家族という概念が根付いたヨーロッパ風ではなく、完全にアジアや中東諸国の伝統的な価値観と共通するものがあると思います。

10.人種:ヨーロッパ

ジョージアの人口の八割以上を占める民族はジョージア人です。
現在のジョージア人が人種的にヨーロッパ系の白人なのかアジア系の有色人種なのかは、かなり微妙なところ。

最初にこの地に居を構えた古代ジョージア人は、「イベリア人」とも呼ばれていました。
イベリア人が何者だったのかはまだ分かっていないのが現状ですが、同時期にイベリア半島(現在のスペインとポルトガル)に居住したバスク人と何らかの関係があるのではないかと言われています。

つまり、ここまでではジョージア人の祖先はヨーロッパ出身であったと言えるでしょう。
(とはいえ、バスク人の起源もはっきりしていないのですが)

ヨーロッパ系だったと思われる古代ジョージア人がこの地に住み始めてから、すでに2000年以上が経った現代。

モンゴルやペルシア、中央アジアの諸王朝をはじめ、近代ではオスマン帝国やロシアなど様々な民族がこの地を支配してきました。
そのため、古代ジョージア人と他民族との混血はかなり進んでいて、ジョージア人=ヨーロッパ系の白人と一概に言い切れない部分があります。

個人的な印象では、

肌が白くて髪の色が薄い欧米系の風貌の人
 褐色の肌で目鼻立ちがはっきりした中東っぽい風貌を持つ人(一番多いかも)
丸顔で目が細めなアジア系の風貌の人

など、ジョージアにはとにかく様々な外見の人がいて、かなりミックスされた印象です。
(アジア系の風貌でも目が青い / ロシア人かと思うほどに色白でも眉毛が繋がっている etc)

しかしながら、現段階では古代ジョージア人=ヨーロッパ大陸出身という説が強いとのことなので、ジョージア=ヨーロッパ派に1ポイントということにしておきましょう。

まとめ:ジョージアが属するのは…

というわけで、ジョージアがヨーロッパなのかアジアなのか白黒つけるための10本勝負をお送りしました。

結果をまとめると…

1.公式機関や旅行ガイド:ヨーロッパ
2.地理:アジア
3.ジョージア国民の意識:ヨーロッパ
4.食文化:アジア
5.町並み:アジア/ヨーロッパ
6.言語:アジア/ヨーロッパ
7.宗教:ヨーロッパ
8.文化:アジア
9.伝統的なライフスタイル:アジア
10.人種:ヨーロッパ

結果:アジア4 ヨーロッパ4 / 引き分け2

ということで、ヨーロッパ vs アジアは4対4、引き分けということに!

「え、結局引き分け…?白黒つけるって言ったのに…」
と思った人、すみません。(自分でも予想していませんでした)

それくらい、ジョージアはアジアとヨーロッパの良いところが混ざり合った「文明の交差点」と呼ぶにふさわしい国だということです。

「ジョージアはヨーロッパ?アジア?問題」の記事、いかがだったでしょうか?
アジアもヨーロッパも体験できる、コーカサスの宝石・ジョージアを実際に訪れて、ぜひ五感で感じてみてくださいね!!!

…なーんて。

当ブログが、よくあるまとめサイト(大嫌いです)のように中途半端&無難に終わらせるわけがありません
ちゃんと白黒つけてやろうじゃありませんか。

最終決戦のカギとなるのが、ジョージアの物価

ジョージアに来たことがある人ならわかるでしょうが、この国はとにかく物価が安いです。

ヨーロッパのほとんどの国よりも格安で滞在でき、東南アジアかそれ以上に安いかもしれません

格安の物価はどう見てもヨーロッパ圏のそれではなく、完全にアジア諸国と同じようなもの。

というわけで、「ジョージアの物価面=アジアそのもの」という無茶苦茶な理由を加えて、ジョージアはアジアだ!と声を大にして主張したいと思います(笑)

どれくらい安いの?ジョージアの物価&旅行1日の予算を詳細に解説しています!

色々と見てきましたが、結局ジョージアがアジアだろうとヨーロッパだろうと、正直なところどっちでも良いのです。

東洋と西洋が見事に入り混じった独自の文化や伝統、風景こそが、この小国の最大の魅力であり、
訪れた人々がその魅力を感じて好きになってくれることがが最も大切なことなのかもしれませんね。

のぶよはゴリゴリの「ジョージア=西アジア派」なので、今回の記事ではアジアと言う結論に(かなり無理やり)着地しましたが(笑)、「日本と同じアジア圏にこんなに素晴らしい国がある!」と自慢に思えるというポジティブ思考で、これからもジョージア=西アジア説を布教していこうと思います。

ジョージア移住/長期滞在を考えている人にぜひ読んでほしい記事はこちら。

ジョージアの記事をもっと見る

コメント