こんにちは!ジョージア滞在ももう1年、世界半周中ののぶよ(@nobuyo5696)です。
(世界半周についてはこちらの記事へどうぞ。)
近年、これまでにないほどに盛り上がりを見せるジョージアという国。
かつては「バックパッカーの聖地」なんて呼ばれていたコーカサス山脈の麓の小国は、徐々に人々に知られる存在となり、観光ブームや移住ブームに沸きつつあります。
「ジョージア」という国名になじみがない人でも、「グルジア」と言えばピンとくるのではないでしょうか。

つい30年前まではソビエト連邦の構成国だったグルジア。
ソ連からの独立直後には暗黒時代を経験し、政治的混乱や犯罪率の高さ(誘拐などが多発していたそう…)など正直あまり良いイメージがない人も多いかもしれません。
しかしながら、現在のジョージアの治安は全体的にかなり良好。
当時を知る人からすると驚くほどに、安全に旅行&滞在ができる国となりました。
2014年に旧名のグルジアからジョージアへと国名変更をし、旧ソ連の国というイメージも少しずつ変わってきている気がします。

とは言え、安全神話が根付いた日本と同じ感覚で訪れてしまうと、思わぬ危険に巻き込まれたりする可能性もゼロではありません。
同じ都市でもエリアによって雰囲気の悪い場所もありますし、観光客を狙った詐欺や犯罪などの話も耳にします。
今回の記事は、ジョージアの治安面について徹底的に解説していくもの。
旅行者が訪れる機会が多い5つの都市の治安と危険なエリア情報をシェアしていきます。
記事後半では、コロナ後のジョージア旅行の際に気をつけたいことや、旅行の前に知っておきたい注意点やアドバイスも解説しています。
全てのぶよ自身が実際に旅して感じた「このエリアちょっと嫌な感じ…」や「これは事前に知っておきたかった!」というリアルな治安情報やアドバイスなので、きっとお役にたてるはず。
これさえ読めば安心してジョージア旅行&滞在が楽しめる内容の記事となっています!
ジョージアの都市別治安情報

ジョージア全体を通して治安は概ね安定しており、旅行時に必要な最低限の注意さえ払っておけば問題なく旅行することができます。
しかしながら、世界中どこでも大きな都市には色々な種類の人が集まるのも事実。
一人で出歩くには向かないような雰囲気のエリアや、観光客の足元を見てくるぼったくりが蔓延しているスポットもあります。
ここではジョージアの5つの主な都市の治安状況と、注意が必要な危険エリア情報を解説していきます。
トビリシの治安&危険エリア

ジョージアの首都であるトビリシ(Tbilisi)は、100万人が暮らす同国最大の都市。
各地への交通のハブとなる町でもあるので、旅行者は必ず訪れることになるでしょう。
その歴史は5世紀(1600年前)にまで遡り、帝政ロシア時代の美しい建物やペルシア(現在のイラン)支配時代の雰囲気が残る旧市街がとても絵になる、「文明の交差点」の称号にふさわしい町です。
しかしながら、インターネットやSNS上でよく発信されている「トビリシの美しい町並み」は、実はごくわずかな部分を切り取ったもの。
町の9割は、半世紀以上続いたソ連統治時代の町並みで構成されています ▼

のぶよは、このソ連の香りが漂う町並みこそがトビリシの本質だと考えているのですが、初めて訪れた人は、なんとなく陰惨で退廃的な町だという印象を受けるかもしれません。
誤解しないでほしいのですが、「ソ連的な雰囲気=治安が悪い」というわけではありません。
(もしそうなら、トビリシの9割以上のエリアは治安が悪いことになってしまいます)
観光客が訪れるような中心街エリアであれば、注意をしすぎる必要もないほど。
そう。トビリシの治安は、大都市にしてはかなり良い方なのです。
ぼったくりや地元民同士の喧嘩こそ日常茶飯事ですが、観光客を狙った強盗や傷害事件などの話はあまり耳にしません。
なんなら、パリやローマなど西ヨーロッパの大都市の方が危険だと思います。
とは言え、やはり最低限の注意は必要。
近年の観光ブームによって、外国人相手の詐欺なども出てきていますし、なんとなく雰囲気が悪いエリアも点在しています。

トビリシの危険エリア①:スタジアム周辺

トビリシの観光エリアからは少し離れてはいるものの、多くの旅行者が訪れる機会があるトビリシ中央市場周辺。
トビリシ中央駅前の広大なスペースを占める市場は、喧騒と活気に満ちた空間。
ローカルになった気分で見学を楽しみたい場所です。
市場自体には特に危険はないのですが、注意したいのは市場の敷地の北西側にある巨大なスタジアムの周辺 ▼
昼間はそれなりに車も通り、人も多いので全く問題がありませんが、日が暮れると人通りがとても少なくなるので怖いかも。
夜になると怪しげな人が集まり、売春目的の人も多く集まるポイントとなっています。
市場の敷地自体も昼の活気が嘘のように人通りが少なくなり、野犬が闊歩し出す世紀末な雰囲気となるので、暗くなってから一人で訪れるにはあまりおすすめできないエリアです。
トビリシの危険エリア②:ピース・ブリッジ周辺

トビリシ旧市街と、クラ川を挟んだ対岸のリケ公園を結ぶピース・ブリッジは、トビリシ観光の目玉の一つとなる場所。
リケ公園内には観光ハイライトのナリカラ砦に上るロープウェイ乗り場もあり、旧市街からもすぐなので、旅行者は必ず一度は通ることになる橋です。
ピース・ブリッジで注意が必要なのは、しつこいツアー勧誘や物売り。
橋の近くから遊覧船ツアーが催行されているのですが、このツアーの勧誘が本っっっつ当にしつこいのです(笑)
学生がアルバイトで勧誘していて、おそらく観光客を呼び込めばコミッションでお金がもらえるシステムであるためだと思うのですが、とにかく声をかけまくっています。
反応してしまうともう最後。
どこまでも着いてきて、遊覧船ツアーの素晴らしさを語られます(笑)
興味があれば参加したら良いと思いますが、のぶよは「もう前に利用したから!」と言って足早に立ち去るようにしています。
また、香水や偽ブランド品を売りつけようとする若者も多く、中には葉っぱを売るような人もいるのが現状。
「ピース・ブリッジで英語で話しかけてくる現地人=面倒くさい」と考えておきましょう。
トビリシの危険エリア③:ルスタヴェリ通り

トビリシのメインストリートであるルスタヴェリ通りは、帝政ロシア時代の重厚な建物が建ち並ぶお洒落な雰囲気。
通り沿いにはミュージアムやショッピングセンター、レストランなどが多く建ち並び、旅行者は必ず足を運ぶことになるでしょう。
ルスタヴェリ通り自体の雰囲気は全く悪くなく、治安が悪い印象も受けないと思います。
このエリアで注意が必要なのは、観光客相手に声をかけてくる外国人。
(特に、ルスタヴェリ通り南側の地下鉄リバティースクエア駅周辺 ▼)
「どこから来たの?」
「俺は○○(ドバイ/アメリカなどが多い)から来た!」
「知り合えてうれしい!外国人仲間欲しかったんだ!」
「今からおすすめのバーに行くんだけど、一緒に行かない?」
はい、もうわかりますね。
ぼったくりバーに連れて行かれて法外な料金を請求される詐欺です。
トルコの首都・イスタンブールでかつて(今も?)横行していた手口と全く同じで、ある程度旅をしている人ならまずひっかからないでしょう。
いっぽうで、近年のキラキラジョージアブームに乗ってこの国に来た人は、「初海外がジョージア」なんてこともザラ(すごすぎ)。
危険を察知できる肌感覚が身についていない人は、「外国人の友達ができるチャンス!」なんて安易について行って、痛い目を見ることになります。
日本で同じ状況になった場合、見ず知らずの外国人に誘われて、果たして同じようについて行くのでしょうか。
いくらジョージアの治安が安定しているからと言って、「集まる人全員が良い人」ではないですよね。
バトゥミの治安&危険エリア

黒海沿岸のリゾート都市・バトゥミ(Batumi)。
「市街地のすぐ目の前に海」という絶好のロケーションから、移住者による人気が高まってきている町です。
雑多な雰囲気のエリアが多いトビリシに比べると、海がすぐそばにあるバトゥミはかなり開放的な雰囲気の町。
治安面の問題は全くなく、夜でも安心して出かけられるほどです。
特に夏場は多くの人がビーチ沿いや町中で夜が更けるまで楽しい時間を過ごす「フェスティバル・シティー」さながらの雰囲気となります。

バトゥミの危険エリア①:旧市街南側エリア

「バトゥミ」と検索してヒットするような情報の多くは、観光エリアとなる旧市街~シーサイドエリアのものか、その南にあるタワーマンションが建ち並ぶ「キラキラバトゥミエリア」のいずれか。
これらのエリアなら夜中でも問題なく歩けるのですが、旧市街の南側にあるバザールエリアだけは少々注意が必要 ▼
地元の人々が集まる商店が所狭しと並ぶローカルな雰囲気で、ソ連時代の町並みが連なる面白いエリアではあるのですが、夜になると全ての店が閉まって人通りがほぼゼロとなります。
女性が夜に一人歩きするのにはかなり怖い雰囲気だと思います。
犯罪などが横行しているという話は聞きませんでしたが、特にこのエリアに夜に行く理由もないので、わざわざ近づく必要もないでしょう。
クタイシの治安&危険エリア

トビリシに次ぐ大都市であるクタイシ(Kutaisi)は、ジョージア中央部~西部観光の拠点となる町。
お洒落な雰囲気の旧市街とこぢんまりとした新市街は、どちらもヨーロッパ風の美しい町並み。
それらを見下ろす高台に、バグラティ大聖堂が凛と佇んでいます。
クタイシは大都市の割にものすごくのんびりした雰囲気が漂っているのが特徴的。
治安の問題もなく、安心して観光を楽しめる町です。
トビリシとはまた異なる喧騒に満ちた市場を散策したり、近郊に点在する観光スポットをまわったり…
ゆっくりと流れる時間を味わいながらの滞在が楽しめるでしょう。

クタイシの危険エリア①:バスステーション周辺

クタイシで唯一注意が必要なエリアが、中心街から4kmほど離れた中央バスステーション周辺。
トビリシやバトゥミなど、ジョージアの他都市とを結ぶマルシュルートカ(乗り合いミニバス)が発着する場所なので、多くの旅行者がクタイシで最初に目にする光景でもあります。
中心街のスッキリとまとまった雰囲気とは対照的に、市場が併設されたバスステーションの建物の周りには安定のカオスな雰囲気が漂っているのがポイント。
その辺の路上でビニールシートを広げて謎の雑貨や野菜を売っている人たちが集まり、ジョージアという国を象徴するような光景です。
治安面では全く問題はないように感じましたが、こうしたローカル感極まりない場所では外国人は注目の的。
クタイシにはあまり多くの観光客が訪れないこともあってか、トビリシやバトゥミに比べて良くも悪くも視線を感じたように思います。
だからと言って特に何かされたりするわけではないので、ご安心を。
他都市からクタイシにやって来て初めて経験することが「ジロジロ見られまくる」なので、気になる人は心の準備をしておきましょう(笑)
ズグディディの治安&危険エリア

ジョージア西部、サメグレロ地方最大の町であるズグディディ(Zugdidi)は、かつてこの町を治めたダディアニ家関連の優雅なスポットと安定のソ連的な町並みが調和する、独特な雰囲気の地方都市。
ジョージア西部観光のハイライトとなるスヴァネティ地方へアクセスする際の拠点として立ち寄る旅行者も少なくはありません。
そんなズグディディは、ジョージア国内の都市の中で唯一、治安面が若干不安定な町。
中心街のソ連そのままな雰囲気やカオスな市場など、どこもかなりローカル感があって面白いのですが、どうしても雑多な印象を持ってしまうかも。

また、ジョージアから勝手に独立宣言をした未承認国家・アブハジア共和国との「国境」まで10kmほどしかないという地理的条件もズグディディの不安定要素の一つ。
ズグディディにはアブハジア出身の人々も多く暮らしており、政治や軍事状況の影響をダイレクトに受けやすいのです。
政治状況によっては、アブハジア過激派による立てこもり事件などが起きる可能性もあり、最新情報をチェックしておく必要があります。
(実際に、2020年11月のジョージア総選挙前後に銀行強盗や立てこもり事件が数件連続して起こりました。)

ズグディディの危険エリア①:中央市場周辺

ジョージアのどこの町でも同じことなのですが、多くの人が集まる市場周辺では、身の回りの品などに対して最低限の注意は必要です。
中心街に位置するズグディデイ中央市場は、この町を象徴するような喧騒と雑多な雰囲気に包まれた場所。
実際に足を踏み入れてみると、人々はかなり気さくで観光客に興味津々なことがわかるのですが、市場の入口付近には四六時中多くの人が集まっており、初めは少し勇気がいるかもしれません。
ズグディディの危険エリア②:チュホウシ川西側エリア

ズグディディの町を二分するチュホウシ川の西岸エリアは、東岸に比べてさらに雑多な雰囲気が増すのが特徴的。
だからと言って危険なわけではないのですが、外国人が一人で歩いていると確実に注目の的となります。
ズグディディの人々は「ジョージアの中でも最も開放的な気質」だと言われています。
知らない人にもどんどん話しかけてくることが多いのですが、99%はただの外国人に対する興味本位です。
とは言え、悪い人が絶対にいないという保証はないので、最低限の注意を払いながら、地元の人々とのコミュニケーションを楽しみましょう。
メスティアの治安&危険エリア

ジョージア観光のハイライトの一つであるスヴァネティ地方の中心の町がメスティア(Mestia)。
人口は1万人ほどと少なく、「都市」と言うよりも「町」と言った方が正しいくらいの規模です。
こんな小さな町で治安の良い悪いもあるわけがなく、メスティアには安心して滞在することができます。

メスティア(というか、スヴァネティ地方)において治安よりも注意するべき点が、観光客に対するぼったくり。
あまりに急激に観光地化が進んだため、「観光客=金づる」という考えが少しずつ広がりつつあるのです。
・タクシー/食事/現地ツアーetcの料金は必ず事前に交渉する
・ぼったくり宿もあるので、誰かが実際に宿泊しておすすめしている宿が安心
など、ジョージアの他地域よりも注意が必要な場面も多いと思います。

また、スヴァネティ地方の小さな村では外国人女性は注目の的。
村の若い男性は出会いがほとんどないため、外国人の女性旅行者を狙ったセクハラなどの被害も発生していると聞きました。
反対に、純粋なホスピタリティーからお酒を勧めてくれる人やガイド役をしてくれる良い人もいます。
こればかりは自分の人を見る目を磨くしか対処法がないのですが、女性の場合は「そういったこともあり得る」と頭に入れておいた方が良いでしょう。
コロナ後のジョージア旅行を考える(差別・健康面)

2020年は、世界中が新型コロナウイルスの対応に右往左往する年となりました。
ジョージアでも例外ではなく、コロナウイルスの流行前と後では、旅行のしやすさや気をつけるべき点などは少し変わってきています。
現時点(2021年1月)においてコロナ後のジョージア旅行や観光について語るのは時期尚早。
しかし、いつかまた旅行者が戻ってくるときのために、実際に1年間この国に居て感じたことなどをシェアしておくのも大切です。
この項では「ジョージアとコロナ」というトピックで、この1年間の実際の経験やコロナ後のジョージア旅行がどんな流れになっていくのか、少し考えていきます。
ジョージアにコロナ差別はある?

「ジョージアに1年間滞在している」と言うと、最も多く質問されるのが、「ジョージアには差別はあるの?」という疑問。
特に、のぶよがジョージアに滞在していた(現在進行形で滞在していますが)のは、コロナウイルス流行前~流行真っ只中の1年間だったこともあり、「コロナウイルスのせいで日本人が差別されることがあるのか?」気になる人も多いと思います。
2020年初頭のコロナウイルス発生時はアジア圏で感染が広がっていたこともあり、「コロナ=アジアのウイルス」という認識はどうしてもあったのでしょう。
はっきり言ってしまうと、ジョージアには(コロナによる)差別があります。
「(コロナによる)」とカッコ書きにしたのは、コロナがあろうとなかろうと差別はもともと存在しているため。
・市場で「コロナ!」と叫ばれる
・AirBNBで部屋を借りて、隣人が「コロナが隣に来た!」と警察に通報する
・レストランや美容院など、アジア系であるために入店拒否
・温泉施設のサウナ内で「コロナは出ていけ!」と言われる
のぶよが実際に体験したものでも、耳にした話でも、挙げればキリがないほど。
コロナという未知のウイルスが、現地の人々の心に元々あった差別的な意識を表面化させたに過ぎないと考えています。
しかしながら、ジョージアの人全員が差別的な意識を持っているわけではもちろんないですし、たとえ差別や偏見を持っていたとしても、それを相手に投げかけてくるような人は本当に一部です。
というか、差別や偏見が存在しない国など、この世界に一つたりともありませんから。
2020年の夏頃にはアジアだけではなく、コロナウイルスは世界的に流行しているものとなり、「アジア人=コロナ」という認識は変わりつつあるような気もしていました。
しかしながら、ジョージアで感染拡大が起こった2020年秋頃には再び、アジア人を見ると「コロナ!」と言ってくるような人も増えたように感じました。
コロナに感染することを恐れて差別しているというよりも、「もともと(口には出さなくとも)馬鹿にしていた→コロナを免罪符に差別的感情をぶつける」という人もいるのは事実。
のぶよ的にはこれから数年ほどは外国人(特にアジア系)がジョージアを旅しにくい状況は続くのではないかと感じます。
万が一の際の医療体制は?

「ジョージア」と聞くと、万が一の際の医療体制が不安に感じる人も多いでしょう。
特に、世界的にコロナウイルスが流行した状況で、自分もいつ感染して重症化しないとも限りませんし、「最悪の場合」をイメージしておくに越したことはないでしょう。
幸運なことに、のぶよはジョージアで一度も病院のお世話になったことはありませんが、実際に医者にかかった人の話を聞いたり、医療体制のキャパシティーに関する日々のニュースを追っている限りは、ジョージアの医療体制はかなりしっかりしている印象を持ちます。
しかしながら、海外での医療費は高額になる場合も多く、保険なしで病院にかかって全額自己負担となってしまうと相当の出費になることが多いです。
2021年1月現在、ジョージア渡航の際には海外旅行保険への加入が義務付けられていますが、コロナウイルス感染時の補償があるのかどうかの確認は絶対に必要です。
コロナ後、ジョージアの出入国条件に変更はある?

世界の多くの国が国境を閉ざしたままであったり、入国時の隔離や検査を義務付けていることがほとんどで、2021年になっても未だに終息の兆しが見えないコロナ禍。
ジョージアの場合は、2021年1月現在、観光目的でのビザなし滞在はできない状況となっています。
「ビザなしで最大1年間の滞在が可能」
「1年間滞在後、一度出国して再入国すれば、再び1年間の滞在が可能」
という、世界で唯一の寛大なビザ制度をウリにしていたジョージアですが、現状では“Remotely from Georgia”(通称:リモートワーク・ビザ)を事前に申請しない限りは、これまでのように気軽に渡航することはできなくなっています。
この”Remotely from Georgia”は、「コロナ禍でもジョージアでリモートワークをしたい外国人向けの暫定的な制度」という形で始まったものですが、制度導入から半年近く経った現在でも引き続き運用されています。
ジョージアの出入国のシステムが今後どのように変わっていくかは誰にもわかりませんが、のぶよ的にはかつてのように「1年間ビザなし滞在OK / 再入国すればもう1年滞在OK」という夢のような制度には戻らないのではないかと思います。
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