こんにちは!ジョージア西部をのんびり旅している、世界半周中ののぶよ(@nobuyo5696)です。
(世界半周についてはこちらの記事へどうぞ。)
ジョージア北西部に位置するサメグレロ地方。
伝統的な木造建築が残る村々や、まだ観光客に知られていない穴場スポットが多く点在するエリアです。
そんなサメグレロ地方の最大都市であり、観光・滞在の拠点となるのがズグディディ(Zugdidi / ზუგდიდი)。
19世紀に絶大な権力を誇ったダディアニ家が居住地とした町で、現代でも4万人以上の人口を誇るジョージアで6番目の都市です。
有名なダディアニ宮殿を見ると、帝政ロシア時代にかけての優雅な雰囲気の町だと思ってしまいますが、ズグディディの雰囲気をひとことで表すなら「ジョージアで最もソ連感が強い町の一つ」。
ソ連時代に整備された中心街にはもはやお約束の集合住宅が建ち並び、カオスな雰囲気の市場や露天が並ぶ光景は、お世辞にも「観光都市」からは程遠い雰囲気です。
観光地もさほど多くないズグディディは多くの旅行者が素通りしてしまうのですが、実は隠れた魅力もたくさん。
・アブハジア共和国へのアクセス拠点
・サメグレロ地方の名物グルメ
・近郊の見どころへのアクセス拠点
旅行者にとっては市内観光だけではなく、このエリアの滞在・観光の拠点としても便利な場所なのです。
というわけで、今回の記事はズグディディ観光に必要な情報を解説したもの。
以下の5つの項目に分かれています。
・ズグディディ市内の見どころ
・ズグディディ近郊の見どころ
・ズグディディの名物グルメ&レストラン情報
・ズグディディの移動・アクセス情報
・ズグディディの宿情報
観光客はほとんど訪れない町ですが、「素顔のジョージア」を感じることができますよ!
ズグディディ市内の観光スポット
初めに言っておきましょう。
ズグディディ市内の見どころは、かなり限られています。
見どころは全てこぢんまりとした中心街に位置しており、徒歩で簡単にまわることが可能。
数時間もあれば十分満喫できるほどなので、他都市へ/から の移動の途中に散策するのもおすすめですよ!
ダディアニ宮殿
ズグディディ髄一の見どころであり町の象徴でもあるダディアニ宮殿(Dadiani Palace /დადიანების სასახლე)は、1839年にダヴィット・ダディアニという人物によって建設されたもの。
ダヴィットは、当時サメグレロ地方を治めていたダディアニ家の王子だった人物で、周辺地域で発掘された出土品や美術品の収集を趣味とした人物です。
彼が収集した貴重なコレクションは現在でも内部に展示されており、ダディアニ宮殿自体がミュージアムとして利用されています。
ミュージアム内には、世界に4つしか現存していないフランス皇帝・ナポレオンの仮面が展示されていることでも有名です。
ミングレリア(Mingrelia)として自治が行われていた時代のサメグレロ地方を代表する建築物であるダディアニ宮殿。
その様式は各国の良いとこどりです。
ロシア帝国調をベースに、当時政治・文化的に大きな影響力があったフランスの様式を取り入れ、窓や扉などには、かつてジョージアを統治したペルシアの建築様式の影響も見られます。
ダディアニ宮殿のすぐ横にあるのは、白壁が美しい聖母マリア教会。
ダヴィットの父・レヴァン5世の統治時代だった1830年に、お隣のロシア帝国の皇帝・アレクサンドル1世による資金援助によって建設されたことで知られています。
ズグディディ植物園
ダディアニ宮殿の見学を終えたら、すぐ隣に広がる広大なズグディディ植物園(Botanical garden / ბოტანიკური ბაღი)を散策しましょう。
町の中とは思えないほどに緑があふれる植物園への入場は無料。
地元の人々の憩いの場となっているのはもちろん、歴史的にも大きな価値がある場所です。
この植物園は、宮殿を建設したダヴィット・ダディアニの妻であるエカテリーヌが、イタリアから専門家を招いて造成したもの。
ヴェルサイユ宮殿やミラノからわざわざ運ばせた植物を植えさせるという徹底ぶりだったそうで、当時のダディアニ家の権力がいかに大きなものだったかイメージできますね。
ズグディディ中央市場
ここまで、19世紀の栄華が香るズグディディの見どころを紹介してきました。
しかし、それらは言わば見せかけ。
ダディアニ家の時代からおよそ100年後に整備されたソ連的な町の雰囲気にこそ、この町の魅力は詰まっているのです。
その代表的な場所が、ズグディディ中央市場(Zugdidi central market / ზუგდიდის აგრარული ბაზარი)。
宮殿や植物園で、おフランスやロシア帝国、イタリアのエッセンスに酔いしれた後に訪れると、一気に現実に戻されるカオスな場所です(笑)
市場内は安定のジョージア感で、食品や日用品から服、靴下、果てはひよこまで…ありとあらゆるものが売られていますが、ぜひチェックしたいのはスパイス類。
サメグレロ地方の名産品である「メグレリアン・ソルト」というスパイス入り塩はこの地方でしか入手しにくいレアな調味料。
また、お隣のアブハジアで有名な「アジカ」と呼ばれる激辛スパイスミックスの生バージョンも簡単に見つけることができるので、お土産にはぴったりだと思います。
(冷蔵庫で1ヶ月はもつそうですよ!)
ソ連感漂う町並みを散策
ズグディディに初めてやってきた旅行者は、この町に漂うソ連的な雰囲気に驚くはず。
ジョージアの都市はどこもソ連っぽいエリアが多い(というかそれが大半)のですが、トビリシやバトゥミではどうにかそこから脱却しようと、キラキラ&モダンなお洒落スポットを建設することに躍起になっていますが、ズグディディは全くもってブレていません(笑)
かなり小さくまとまったズグディディ中心街ですが、モダンなビルやおしゃれな雰囲気のカフェ等は一切ありません。
メインストリートの両側には、数十年前から変わらずに建つ集合住宅がずらり。
これはこれでかなり味があり、そこはかとないレトロ感が味わえます。
ズグディディ中心街を散策していて感じたのは、モルドバの首都・キシナウとかなり雰囲気が似ているということ。
ソ連的な町並みなのですが、不思議と退廃的な印象は受けないのです。
中心街南部の自由広場からダディアニ宮殿へとのびるメインストリートも、かなり良い感じ(のソ連感)です。
このように、決して万人向けではないながらも一部の人にはかなりウケが良さそうなのがズグディディの中心街。
普通の観光客はまずやってこないので、そこはかとないローカル感を独り占めすることができます(笑)
中心街以外にも、謎のモニュメントや放置された線路と取水塔など、マニア垂涎な風景が至る所に点在しているズグディディ。
気になる人は、数日間滞在して散歩してみるのもいいかも(笑)
ズグディディ近郊の観光スポット
というわけで、中心街の見どころこそ少なかったズグディディ。
(その割にはやたら書いていて楽しかったのはなぜでしょう(笑))
一方で、近郊には日帰りで足をのばせるスポットが点在しており、どの場所もズグディディがアクセスの拠点となります。
ここからは、滞在中に足をのばしたいズグディディ近郊の見どころを紹介していきます!
エングリ・ダム
ズグディディの北に位置するエングリ・ダム(Enguri Dam / ენგურის კაშხალი)は、ソ連時代に建設された広大なダム。
当時は世界で二番目の高さを誇ったそうで、コバルトブルーの湖面と無機質なアーチ壁のコントラストが面白い場所です。
ジョージア政府主導の「キラキラ観光地化計画」が進められているエングリ・ダム。
もしかしたら将来は、ジョージア旅行の必見スポットの一つとして名を連ねているかもしれません。(絶対にないけど)
インツラの滝
サメグレロ地方内陸部にあるインツラの滝(Intsra waterfall / ინწრას ჩანჩქერი)も、ズグディディ滞在中にぜひ訪れたい場所です。
エメラルドグリーンの滝つぼは、ダディアニ家の王族たちにスイミングスポットとして愛された地。
神秘的な雰囲気の中で流れ落ちる滝は、サメグレロ地方でも指折りの自然スポットです。
インツラの滝周辺は、なんだかちょっと怖い雰囲気があるのもポイント。
のぶよはそういうオカルト的なものを信じるタイプではありませんが、何となく背筋がゾクゾクするような体験をしました。
ルヒ城塞
ズグディディから北西に7kmほど幹線道路を走ったところにあるルヒ城塞(Rukhi castel / რუხის ციხე)もダディアニ家によって建設されたもの。
オスマン帝国の侵攻に備えて築かれましたが、現在では放置された廃城塞となっています。
一見するとよくある廃城塞なのですが、実はルヒ城塞はアブハジア共和国との境界線まで1kmにも満たない立地なのがポイント。
特別なビザの手続き(や危険)など一切なく、通常は簡単に立ち入れないアブハジアの風景を一望することができるのです。
サメグレロ地方名物グルメを!ズグディディのおすすめレストラン
ズグディディがあるサメグレロ地方は、ジョージアの他地域とは一線を画す独自の食文化が根付いた地域。
その一つが食べられるレストランが、こちらの“Leo D’oro”。
「ズグディディで一番美味しいピザ屋」と評判のお店で、もちろんピザもおすすめなのですが、ぜひ挑戦したいのがメグルリ・ハチャプリ(Megruli khachapuri / მეგრული ხაჭაპური)という名物グルメ。
ジョージア語で「サメグレロ風のハチャプリ」という意味で、国民的グルメであるハチャプリ(チーズ入りパン)のサメグレロ地方版といったところです。
それがこちら。
円形の生地の中にチーズがたっぷり入っているのは、お隣のイメレティ地方名物の「イメルリ・ハチャプリ」と同じですが、違いは上部にもチーズがのっていること。
サメグレロ地方名物の「スルグニ(Sulguni / სულგუნი)」というチーズが使用されるのが定番で、モッツァレラチーズを塩辛くしたような味わいです。
ご想像の通りかなりのボリューム&しょっぱさで、一人で全部食べ切るのはなかなか難しいですが、残りを持ち帰ることも可能なのでひと安心。(でもやっぱり焼きたてが一番!)
一般的なハチャプリよりも少々値は張りますが、ピザ屋なので生地も焼き方もパーフェクトなハチャプリがいただけますよ!
ズグディディの交通・アクセス情報
名だたるジョージアの観光地とは異なる楽しみ方ができる(?)ズグディディ。
町並みだけでなく交通のオーガナイズされていなさにもソ連感が感じられます(笑)
ジョージア国内の諸都市でも、ズグディディの交通機関の複雑さはおそらく断トツ。
旅行者は確実に混乱することになるでしょう。
・他都市~ズグディディ間のアクセス(=長距離移動)
・ズグディディ~近郊のアクセス(=短距離移動)
の二つに分けて、ズグディディの移動・交通情報をできる限り詳しく解説していきます。
ジョージア他都市~ズグディディ間の移動・アクセス
ジョージア国内の各都市~ズグディディ間の移動手段は以下の二つのみ。
・マルシュルートカ(乗り合いミニバス)
・鉄道(トビリシ発着のみ)
トビリシ発着の場合のみどちらも利用可能ですが、それ以外の都市を発着する場合はマルシュルートカの一択となります。
マルシュルートカ(各都市~ズグディディ)
公式なバスステーションが存在しないズグディディですが、その代わりとして機能しているのが鉄道駅前の広場。
長距離移動のマルシュルートカは全てこの場所の出発/到着となりますし、鉄道利用の場合はもちろん駅の発着です。
「他都市~ズグディディ間の移動のズグディディ側の拠点は鉄道駅」
と、とりあえず覚えておきましょう。
鉄道駅~ズグディディ中心街間は市内路線バス1番で移動できますが、距離にして700mほどなので、徒歩でも十分に移動可能です。
トビリシ~ズグディディ間のマルシュルートカは、トビリシ市内北部のディドゥベ・バスステーションから1時間に1本程度運行しています。
もしくは、トビリシ中央駅近くの路上からもズグディディ行きの便が出ており、こちらはある程度人数が集まり次第の不定期運行です。
ジョージア西部最大の都市・クタイシ~ズグディディ間も、直行のマルシュルートカが30分~1時間に1本と頻発しています。
クタイシの中央バスステーションの、マクドナルドの裏手の一角からの出発です。
バトゥミ~ズグディディ間のマルシュルートカは、バトゥミ旧市街近くのミニバス・ターミナル(オールドバスステーション)の発着。
1日3本運行していますが、こちらはある程度乗客が集まり次第の出発となり、決まったスケジュールはありません。
ズグディディは、旅行者に大人気であるスヴァネティ地方の玄関口となる町で、中心の町であるメスティア(Mestia)を結ぶマルシュルートカが1日数本走っています。
この区間の移動は、方向によって注意が必要。
ズグディディ→メスティア方面は、マルシュルートカの出発時間帯が限られるためです。
【メスティア→ズグディディ】
メスティアの中心部の一角から、1日4本(8:00/10:00/12:00/14:00)のマルシュルートカが出ています。
【ズグディディ→メスティア】
メスティアへの玄関口として便利なズグディディ(Zugdidi)ですが、実はズグディディ~メスティア間の移動には注意が必要なことも。
バスステーションという概念が存在しないズグディディ。
基本的にメスティア行きのマルシュルートカは、ズグディディ鉄道駅前のスペースからの出発(他都市への便と同様に)です。
(地元の人はここを「バスターミナル」と呼びますが、実際はただの駐車場です)
注意したいのが、鉄道駅前からのメスティア行きマルシュルートカの出発の時間帯は、トビリシからの夜行列車が到着する早朝の時間に集中している点。
決まったスケジュールがあるわけではなく、ある程度乗客が集まり次第の出発となるため、鉄道が到着して30分もすれば、メスティアに行く旅行者の姿は見られなくなります。
鉄道駅前からは、遅くても正午頃までしかメスティア行きは運行されていないと考えておきましょう。
一方で、「午後になるとズグディディ→メスティア間の移動ができない」というわけではありません。
鉄道駅から東に500mほどの場所にあるズグディディの中心街の一角から、不定期(人数が集まり次第)でマルシュルートカが出ています。
鉄道(トビリシ~ズグディディ)
トビリシ~ズグディディ間の移動なら、鉄道を利用することも可能です。
マルシュルートカ利用時よりも少し安く、ゆったりとした座席で快適に移動ができるのもメリット。
所要時間もさほど変わらないので、スケジュールさえ合えば断然鉄道利用がおすすめです。
かつては夜行列車が走っていて、効率的に移動できたトビリシ~ズグディディ間ですが、2020年12月現在、この区間を走る夜行列車はコロナウイルスの影響で運休となっています。
(再開の目途も立っていません)
そのため、トビリシ発ズグディディ行きの鉄道スケジュールは
・トビリシ発7:20→ズグディディ着12:55 (平日・土日いずれも)
の1日1本のみとなっています。
ズグディディ~近郊の見どころの移動・アクセス
「ズグディディ近郊の見どころ」の項で紹介しましたが、ズグディディはサメグレロ地方のどこへ行くにも便利な交通の要所。
しかしながら、一つ旅行者を悩ませる問題があります。
それは、ズグディディにはバスステーションの類が存在しないこと。
長距離移動の場合は鉄道駅前に行けば良いのですが、近郊の町へ向かう場合は行き先によってどこからマルシュルートカが発着するか大きく変わるのです。
のぶよが知っているだけでも、市内に6か所の発着地があるほど。
(たぶんもっとあるのでしょう)
他にもズグディディの旅行者泣かせっぷりはすさまじく、
・地元の人でさえもどの行き先の便がどこから出発するのか把握していない
・どのマルシュルートカの行き先表示もジョージア語表記のみ
・ジョージア語かロシア語しか通じない(誰一人英語を話さない)
という状況。
地元の人ですらわからないことを、旅行者が把握できるわけありません(笑)
のぶよが実際に利用した(=確実な)ズグディディ~近郊間のマルシュルートカの発着地は以下のタブ内で確認してください。
ズグディディ近郊で最も見ごたえがあるのが、エングリ・ダムとインツラの滝という二つのスポット。
ズグディディ中心街からタクシーで快適に移動するのもOKですが、よりこれらのスポットに近いジュワリ(Jvari / ჯვარი)という小さな町までマルシュルートカで移動→タクシー/徒歩 という選択肢もあります。
ズグディディの中心街西側のロータリー付近から、ジュワリ行きのマルシュルートカが30分に1本の頻度で出発してます。
ズグディディからルヒ城塞を観光する際に便利なのが、マルシュルートカの47番。
ズグディディ中心街の市場脇から20分~30分に1本の割合で出発しており、結構遅い時間(~19時頃)まで往復しているので、帰りの心配も要りません。
サメグレロ地方で最も有名な観光スポットであるマルトヴィリ渓谷。
その入口となるマルトヴィリ(Martvili / მარტვილი)の町へは、ズグディディからの直行マルシュルートカは走っていないため、アクセスはやや不便。
サメグレロ地方東部のセナキ(Senaki / სენაკი)という町まで行き、マルトヴィリ行きのマルシュルートカに乗り換える必要があります。
セナキ行きのマルシュルートカは、ズグディディ中心街南側の自由広場西側のマクドナルド付近から1時間に1本ほど出発しています。
セナキは、ズグディディ~クタイシ間の幹線道路沿いに位置しているので、ズグディディ鉄道駅前発のクタイシ行きマルシュルートカを途中下車してのアクセスも可能です。
(その場合、バスステーションと線路を挟んだ反対側の鉄道駅入口付近で降ろされるので注意!)
セナキのバスステーションからは、マルトヴィリ行きのマルシュルートカが1日5本(10:00/13:00/15:00/17:00/18:30)走っています。
ズグディディの宿情報
ズグディディはこの辺りでは最も大きな都市なので、宿泊先の選択肢に困ることはありません。
中級ホテルから個人のゲストハウス、ホステルなど様々なタイプの宿があり、料金もかなりリーズナブルです。
特別な理由がない限り、移動や観光に便利な中心街エリアの宿泊が基本となるでしょう。
Levani Guesthouse
・部屋タイプ:ダブルルーム1名利用
・料金:20GEL(=¥626)
・立地:6/10
ズグディディ中心街から1kmほど離れた住宅街にあるゲストハウスです。
中心街までは少し歩く必要があり、近くにお店などもなくやや不便を感じました。
・アクセス:6/10
いわば普通の家で、ゲストハウスの看板等は一切ないので、予め住所を確認しておかなければなりません。
宿の人は基本的に在宅しているので、チェックイン自体はとても簡単でした。
・スタッフ:9/10
レヴァニというおじさんが一人で住んでいる家の一部を宿泊客に開放しています。
英語はほとんど通じませんが、とても良い人でした。
・清潔さ:7/10
建物はかなり古いのですが、清掃はまあ行き届いていた印象。
シャワーやキッチンなどの水回りも、特に問題ないと思いました。
・設備:6/10
キッチンを自由に使うことができたのは嬉しいポイントですが、基本的に宿の人と共用なので、プライバシーを重視する人には向いていないかもしれません。
・wi-fi:9/10
全く期待していなかったのですが、Wi-Fiはちゃんとありました。
個室でも問題なく接続でき、ストレスも感じませんでした。
・雰囲気:7/10
ゲストハウスというよりも「普通の家」なので、あまり宿らしい雰囲気は感じられませんが、サメグレロ地方の伝統的な家の雰囲気を味わうことができます。
宿の周辺は静かな住宅地なので、かなり落ち着いた雰囲気でした。
・総合:7.1/10
泊まろうと思っていた中心部のホステルがコロナウイルスの影響で閉まっていたため、次に安いこの宿に泊まりましたが、まあ可もなく不可もなくと言った感じ。
設備は古く、オーナーと同じフロア(スペースは区切られています)と過ごすことになるので、気になる人は気になるかもしれません。
ただ、この値段で個室に宿泊できるのは大きなメリット。
設備の古さを気にしない人の短期滞在ならアリだと思います。
おわりに
刺さる人には刺さるかもしれない、ズグディディの見どころを紹介しました。
市内の観光に関しては「必見!」とまでは言えませんが、周辺の見どころにはかなり恵まれているので、滞在拠点としてはぴったりな町だと思います。
ズグディディは、ジョージア西部~中部の他エリアへのアクセスも良いのがポイント。
・ジョージア観光のハイライトとなるスヴァネティ地方
・中世の修道院が点在するイメレティ地方
・黒海の暖かな雰囲気が魅力的なアジャラ地方
など、多くの町へ短時間で簡単に移動することが可能です。
ジョージア旅行の小休憩もかねて、数日間滞在してみるのも面白いですよ!
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