こんにちは!ブルガリア滞在もすでに1ヶ月半、世界半周中ののぶよ(@nobuyo5696)です。
(世界半周についてはこちらの記事へどうぞ。)
ブルガリア南部・ロドピ山脈の中にあるシロカ・ラカ村(Shroka Laka)。
人里離れたこの地には、19世紀の民族復興様式の家が多く残っており、ロドピ地方の伝統が現在でも息づいている場所です。
ロドピ地方の中心都市・スモリャンからアクセスしやすいので、気軽に伝統的な村の雰囲気を味わえるのがポイント。
今回の記事では、シロカ・ラカ村の見どころとスモリャンからのアクセス情報を解説します。
シロカ・ラカ村の見どころ
シロカ・ラカはとても小さな村。
端から端まで歩いても20分ほどなので、1時間半もあれば十分に観光できます。
村の中心には数件のメハナ(家族経営の食堂)があり、食事も可能。
ランチをとるなら+1時間は見ておきましょう。
民族復興建築が並ぶ村を散策
シロカ・ラカ村観光のメインとなるのが、「民族復興建築」と呼ばれる19世紀の様式の家々が並ぶ通りをあてもなく散策すること。
オスマン帝国統治に対してブルガリアで民族感情が高揚したこの時代の建築は、ブルガリアの伝統的な建築様式に、当時の最新の様式を組み合わせたもの。
それに加えて、シロカ・ラカ村では、ロドピ地方伝統の建築様式も混ざっているため、他ではあまり見られない独特の雰囲気となっています。
村はロドピ山脈の深い山々に囲まれていて、とにかく空気が新鮮。
村の中心には清流が流れていて、絶え間なく聞こえる水の音にも癒されます。
のぶよがシロカ・ラカ村を訪れたのは10月の中旬。
昼間の気温は20℃以上あり、照りつける日差しはまだまだ夏を感じさせます。
しかしながら、一足早く冬が訪れるのが山というもの。
各家では、冬の間に燃料として使われる薪の準備がすでに始まっており、厳しい自然の中で生きる人々の伝統的な生活を垣間見たような気がしました。
白壁の家々が連なる村の小さな路地は、とにかく静か。
人の姿はほとんどなく、猫の数の方が多いんじゃないかと思ってしまうほどです。
美しく独特の建築を眺めながら村の路地を存分に散策したら、村の中心を流れる川沿いにある聖母教会へと足を運んでみましょう。
聖母教会
村外れに位置する聖母教会は、シロカ・ラカに来たなら是非訪れたい場所。
オスマン帝国統治時代には、キリスト教の教会はモスクより高く作ることが禁止されていたため、半地下のように一段低い場所に建設されました。
石造りの外観ももちろん美しいのですが、内部も必見。
褪せた緑色を基調とした内装は、小さいながらも神聖な雰囲気です。
シロカ・ラカの村人の信仰の中心地として大きな役割を果たしている場所であることを実感させられました。
シロカ・ラカ村へのアクセス
シロカ・ラカ村へは、ロドピ地方の中心都市・スモリャン(Smolyan)からミニバスが走っており、アクセスは比較的簡単。
デヴィン(Devin)行きのミニバスを途中下車します。
平日は1日6本の運行ですが、土曜日は15:00発の1本のみ、日曜日は1日4本のみと減便になるのでご注意を。
所要時間:40分
料金:4.5Lv(=¥277)
スモリャン発シロカ・ルカ経由デヴィン行きのミニバスの時刻表は、下の画像の赤枠内です。
(2019年10月現在)
シロカ・ラカ発スモリャン行きのバス時刻表は、シロカ・ラカ村のサイト(ブルガリア語のみ)で確認できます。
1日でスモリャンの七つの湖との組み合わせ旅も可能!
デヴィン行きのミニバスのいくつかは、スモリャンの七つの湖の一つであるラゲラ湖(Lagera)のそばを通るので、運転手にあらかじめ伝えておけば湖の側で降ろしてもらことも可能です。
運転手はブルガリア語しか話さないので少々ハードルが高めですが、アクセスが不便な七つの湖へ効率良くアクセスすることができます。
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おわりに
スモリャン滞在中に、山の中の小さな村へちょっと足をのばすには絶好のシロカ・ラカ村。
毎年3月の第一日曜日にはペスポネデルニク(Pesponedelnik)というシロカ・ルカ伝統の祭りも開催され、ロドピ地方の民族歌謡や一風変わったショーなども見られるそうです。
小さな村でロドピ地方の伝統文化を感じたいなら、おすすめの場所です。
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