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モルドバ旅行はこれで完璧!キシナウ市内&長距離移動や治安情報ガイド。

とらべる × モルドバ

こんにちは!気づけばモルドバに2週間も滞在している、世界半周旅行者・のぶよです。(世界半周についてはこちらの記事へどうぞ。)

モルドバを旅行する際に困るのが、モルドバの観光や移動に関して詳しく書かれたガイドブックがほとんどないという点ではないでしょうか。

インターネット上にいろいろな情報が載ってはいるものの、モルドバの国内移動を網羅したものはほとんどないのが現実です。

そこで今回は、のぶよ自身がモルドバ国内を移動した経験を踏まえて、情報が少ないモルドバの移動手段について解説します。

モルドバ国内移動
キシナウ市内移動

のいずれも解説しているので、モルドバでの移動に関してはこれでバッチリなはず。

日本人の間ではマイナー過ぎる旅行先であるモルドバですが、きっと誰かの助けになると信じて、筆を(キーボードを)進めます。

この記事のトップ画像は、モルドバの地方部の人々の移動手段、馬車です。

私たち観光客はおそらく利用する機会はないでしょう。(笑)

後半では、旅行の際に気になるモルドバの治安情報も。

首都のキシナウはもちろん、沿ドニエストル共和国のティラスポリなど危なそうなイメージがありますが、実際のところはどうなのでしょうか。

キシナウ市内の移動情報

地図で見るより意外にだだっぴろいモルドバの首都・キシナウ(ロシア語読みはキシニョフ)。

ほとんどの観光スポットは徒歩でまわることが可能ですが、歩き疲れてしまうこと間違いなしです。限られた時間でのキシナウ滞在なら、格安の公共交通機関を利用しない手はありません。

キシナウには地下鉄は走っておらず、交通手段はトロリーバスか「マルシュルートカ」と呼ばれるミニバスのみとなります。

いずれもキシナウ市内の移動に活躍するのは同じなのですが、

トロリーバス:決められた停留所のみで乗降可能
マルシュルートカ:路線上のどこでも乗降可能

という大きな違いがあります。

料金はどちらも一律で、

トロリーバス:2MDL(=¥13)
マルシュルートカ:3MDL(=¥20)

と鬼のような安さです。
もはや節約して歩く意味がわからなくなります(笑)

意外に見どころあり!キシナウの観光スポットと超おすすめホステル情報はこちらの記事で。

移動に便利なキシナウ市内バス&マルシュルートカ路線

キシナウを移動する際に知っておくと便利なバス路線は以下の通りです。

4、8番トロリーバス:シュテファン通り-キシナウ鉄道駅
30番トロリーバス:中心部〜キシナウ南部(モール・ドバ)〜空港
9番トロリーバス:キシナウ中心部~キシナウ北バスターミナル
124番マルシュルートカ:キシナウ中心部〜キシナウ南バスターミナル

キシナウからモルドバ国内各都市への移動

モルドバを旅行する旅行者を悩ませるのは、キシナウ市内には三つのバスターミナルがあり、行き先によってバスの発着場所が変わることでしょう。

大まかな分け方としては、

・北バスターミナル:モルドバ北部、ウクライナ方面行き国際バス
・中央バスターミナル:キシナウ近郊線、沿ドニエストル方面
・南バスターミナル:モルドバ南部、ルーマニア方面行き国際バス

といったところ。

もちろん例外も多々あるので、一概に言うことができないのがややこしいところですが。

それに加えて、ワイナリーで有名なクリコバ行きのバスや洞窟修道院があるオルヘイ・ベッキ行きのミニバスは中央バスターミナルから少し離れた場所から出発します。

黄色:右側から、北・中央・南バスターミナル
赤:クリコバ行き2番バス乗り場
青:オルヘイ・ベッキ行きミニバス乗り場

キシナウ~クリコバ(Cricova)間のバス

↑ローカル感しかない、クリコバ行きの2番バス

その芳醇な風味と高品質ながら抑えられた価格を武器に、世界的に有名になってきているモルドバワイン。
そのワインセラーの中でも最も有名で、観光に力を入れているのがクリコバワイナリーでしょう。

全長数千kmに及ぶ地下ワイン貯蔵庫をめぐり、数種類のクリコバワインをテイスティングするツアーは観光客に大人気ですが、ツアーに参加する場合でも基本的に自力でクリコバの町までアクセスする必要があります

キシナウからクリコバへは、近距離路線バス2番の利用が便利です。

Alexandru cel bun通りとVasile Alecsandri通りの交差点付近にある停留所から20分に1本ほど運行されており、料金は5MDL(=¥33)、所要20分ほど。

料金は車内のチケット販売員のおばちゃんに直接支払います。

キシナウ~オルヘイ・ベッキ(Orhei Vechi)間バス

キシナウから1時間のショートトリップでたどり着く、オルヘイ・ベッキ地区のブトゥツェニ村。

この村の名物は、石灰岩を削って造られた洞窟修道院です。

谷間に位置するオルヘイ・ベッキ地区では、その地理的な特殊性と歴史から世界遺産の候補地になっています。

オルヘイ・ベッキを観光したようすや詳細な行き方はこちらの記事で。

キシナウの中央バスターミナルから北に50mほど歩いたところにある郊外路線専用ミニバス乗り場から、ミニバスが1日に3往復しています。

キシナウ~沿ドニエストル共和国間のバス

ティラスポリやベンデルなどの沿ドニエストル共和国内の町へは、キシナウ中央バスターミナルの裏側の沿ドニエストル方面行きミニバス乗り場からミニバスが頻発しています。

未承認国家である沿ドニエストルですが、入国時にはパスポートが必要となるのでお忘れなく。

沿ドニエストル共和国への詳細なアクセス方法、国境越え情報などはこちらの記事で。

キシナウ~モルドバ北部間の移動

城塞が残るソロカ(Soroca)や、洞窟修道院が残るティポヴァ(Tipova)など、モルドバ北部へのアクセスは、キシナウ北バスターミナルの国内線バスターミナルから便が出ています。

キシナウ~モルドバ南部間の移動

独自の言語と文化を今でも守り続けるガガウズ共和国の首都・コムラトなど、モルドバ南部の町へのバスはキシナウ南バスターミナルから出ています。

ガガウズ共和国へ潜入した際の記事はこちら。
キシナウの宿泊なら!
キシナウ旧市街


キシナウ中心街は、市内交通はもちろんモルドバ国内移動の拠点でもある場所。
トロリーバスやマルシュルートカ(ミニバス)が縦横無尽に走っているので、どこにでも簡単にアクセス可能です。

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キシナウから隣国(ルーマニア/ウクライナ)への国際移動

キシナウからは、国境を越えて隣国(ルーマニア、ウクライナ)へと向かう国際路線バスも運行されています。

便利な路線は、ルーマニアならブカレストやヤシへの便、ウクライナならオデッサへの便で、いずれも1時間に1本ほどと頻発しています。

キシナウからルーマニア各都市へのバス

・ブカレストへ

中央バスターミナルから1時間に1本。
料金:300MDL(=¥1940)
所要時間:8~9時間

・ブラショフへ

南バスターミナルから1日に5~6本。
料金:300MDL(=¥1940)
所要時間:9時間

・ヤシへ

南バスターミナルから1時間に1本。
料金:160MDL(=¥1035)
所要時間:2時間半

・ガラチへ

南バスターミナルから1日1本。
料金:160MDL(=¥1035)
所要時間:6時間

最もマイナーであろうガラチ – キシナウ間のルートで国境越えをした際の記事はこちら。

キシナウからウクライナ各都市へ

・キエフへ

キシナウ北バスターミナル発
運行頻度:一日2便 (20:30、21:30)
料金:300MDL~ (=¥1945)
所要時間:10時間

・オデッサへ

キシナウ北バスターミナル発
運行頻度:1時間に一1便
料金:200MDL~ (=¥1295)
所要時間:4~5時間

・リヴィウへ

キシナウ北バスターミナル発
運行頻度:一日1便 (18:35)
料金:490MDL~ (=¥3170)
所要時間:17時間半

キシナウからオデッサへ実際に国境越えした様子はこちらの記事で。

実際に滞在して感じた、モルドバ各都市の治安

「モルドバ」と聞いて、どんなイメージを持つでしょうか。

「東欧」「旧共産圏」「旧ソ連」「未承認国家」など、正直あまりポジティブなイメージが浮かんでこないのでは。

複雑な歴史を持つモルドバですが、実際の治安は概ね良いです。

確かにロシア系とルーマニア系の民族間での対立は根強く、言語問題や政治的問題なども根強く残っています。
しかし民間レベルではあまりそういった問題を感じることはなさそうで、観光客として訪れる外国人は温かく歓迎してもらえることがほとんどです。

しかしながら、大きな町ではスリや置き引きなどの軽犯罪とは無縁ではありません。

モルドバはヨーロッパ最貧国とも言われるるほど貧しい国。
人々は私たちよりもずっと低い収入しか得られないことを忘れてはいけません。

観光客だからと言って贅を尽くしたり、高価なものを身に着けて歩くのは、安全面からもモラル面からもいかがなものかと思います。

キシナウの治安

首都でありモルドバ最大の町であるキシナウですが、町に漂う雰囲気はかなりのんびりとしています。
大きな犯罪などはあまり多くないそうで、安心して街歩きが楽しめます。

キシナウで注意したいのは人が多く集まる場所でのスリなどの犯罪。

特に中央バスターミナルやキシナウ中央市場にはいつでも多くの人が集まります。
身の回りのものには十分気を付けるに越したことはありません。

キシナウのメインストリートを外れると、街灯が設置されていない通りが多く、夜は真っ暗になります。
治安面でも少し気を付けた方がいいのですが、何よりも歩道がボコボコなので、怪我をしないように気を付ける方が先かもしれません(笑)

キシナウの見どころをとりあえず全部まわってみました。

ティラスポリの治安

悪名高い沿ドニエストル共和国の首都・ティラスポリの街。

イメージはかなり悪く、「旧ソ連がそのまま残っている国=危ない場所」と考えてしまいがちです。

しかしながら、実際のティラスポリの街は安全を絵に描いたような町

ソ連風なのか何なのか、至る所に軍人や警官が立っているせいでもありますが、この町の時が止まったようなのんびりした雰囲気の中にいると、全くもって危ない雰囲気は感じられません。

キシナウと異なり、どこへ行っても閑散としているティラスポリ。
そもそもあまり人が集まっている場所がないので、スリなどに遭う可能性もかなり低そうだと思いました。

人も優しく、笑顔で接してくれる人がほとんどだったのも印象的でした。

ただし、日本の外務省からは沿ドニエストルに対する危険情報が発令されています。
主に政治的理由によるものですが、状況は変わることがありえます。

いくら民間レベルでは安全そうでも、渡航の際はそういった政治的・軍事的リスクも含めて考えるようにしましょう。

びっくりするほど良かったティラスポリの見どころを解説しています。

その他モルドバの地方部の治安

もはや言及するまでもないと思いますが、完全に平和です
犯罪なんてほぼ起きていないんじゃないかと思ってしまうくらいにのんびりしているのがモルドバの地方部です。

しかし、モルドバ全体に言えることですが、アジア人が珍しいのかかなりの視線を浴びることとなります。
特に地方部ではその傾向が強まると言えるでしょう。スーパースターになった気分にひたれますよ(笑)

そんな平和極まりないモルドバ地方部なのですが、一つだけ注意すべきなのが、野犬です。

キシナウやティラスポリではあまり見かけることのない野犬ですが、地方部の都市のバスターミナルには普通に日向ぼっこをしている野犬がいたり、小さな村を堂々と闊歩していたりします。

こちらから構わなければ襲われることはないとは思いますが、注意しておいた方がいいでしょう。

キシナウから気軽に行けるオルヘイ・ベッキ。地方部らしいのどかな雰囲気も魅力的です。

おわりに

日本人の間では知名度がほぼゼロのモルドバ。
かなり居心地がよく、物価も安いので、長期の旅行で旅疲れを感じたときにのんびりと滞在するのに最適な国です。

首都が小さな国土のちょうど真ん中にあるので、同じ宿に連泊しながら、気が向いたときに地方部や他都市に日帰り旅行をするといった楽しみ方もできるのも大きな魅力だと思います。

中にはキシナウだけに数日滞在して、さっさと他の国へ行ってしまうバックパッカーも多いのですが(というかその人たちの方が多数派)、首都だけしか見ないなんて本当にもったいない!

格安な移動手段を駆使して、この東欧の小国の魅力を余すことなく体感してほしいです。

溢れあまるモルドバへのラブコールを記事にしています。

モルドバの記事をもっと見る

A31 地球の歩き方 ロシア 2018~2019 (地球の歩き方 A 31)
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