こんにちは!ブルガリア滞在もすでに1ヶ月半、世界半周中ののぶよ(@nobuyo5696)です。
(世界半周についてはこちらの記事へどうぞ。)
大自然の中に独特の伝統文化が息づく、ブルガリア南部のロドピ地方。
その中心都市・スモリャン(Smolyan)の近郊には、ロドピ山脈の大自然を体験できるスポットが多くあります。
その一つが、今回紹介するウォーターフォール・キャニオン。
その名の通り、数々の滝が織りなす渓谷の絶景が魅力的で、スモリャンに来たならまずはここに行くべきと現地の人が勧める場所です。
実際に歩いてみると、緑に囲まれた渓流や木製の橋の数々、優雅な滝が連なる風景は、まるで水墨画の世界。
ロドピ山脈の大パノラマを見渡すことができる展望台もいくつかあり、ロドピ地方の大自然の魅力がここに凝縮されていると言っても過言ではないほどです。
今回の記事では、ウォーターフォール・キャニオンの見どころと、スモリャンからのアクセス方法を紹介します。
ウォーターフォール・キャニオンの見どころ&ハイキング情報
ウォーターフォール・キャニオンは、スモリャンの町を流れるチェルナ川の上流にある、滝や渓谷が織りなす絶景が続く地域。
観光方法はハイキングが基本で、入口から最も奥にある展望台まで片道3.5kmほどの道のりです。
アップダウンが結構激しく、山道を歩くこととなるので、歩きやすい靴や飲料水などの準備は必須。
あまり長い距離を歩きたくない場合は、ウォーターフォール・キャニオン入口近くから馬に乗って、最奥部手間のオルフェイの滝下まで行くことができます。
入口から最奥部の展望台までの往復で、2時間〜3時間ほど見ておきましょう。
ウォーターフォール・キャニオン散策地図
緑線:散策コース
青:見どころ
赤:スモリャンの滝
水墨画のような渓谷沿いを歩く
入口から1.5kmほど何の変哲も無い砂利道を歩くと、不意に美しい渓谷沿いを歩くコースへと至ります。
ここからは、ウォーターフォール・キャニオン名物の水墨画の世界の連続。
青森県の奥入瀬渓流を思い出させるような美しい水の流れと、紅葉しつつある森の色がとても素晴らしいです。
美しい渓谷沿いを歩いていくと、川を渡るための木製の橋が現れます。
この先にもいくつかこのような橋があるのですが、入口から数えて一番最初の木製の橋を渡ったところが、後述する滝コースとパノラマコースの分岐点。
二つのコースは、最高地点にある名もなき展望台で繋がっており、輪を描くように一周することができます。
↑右に行くと滝コース、左に行くとパノラマコース
おすすめは、行きを滝コース、帰りをパノラマコースで散策すること。
滝コースの方が若干坂がゆるやかで、急な崖には階段が設置されているので、上りやすいためです。
滝コース
分岐点を右に進むと、美しい滝がいくつも連なる滝コースを散策することとなります。
最奥部近くのオルフェイの滝が、ウォーターフォール・キャニオンのハイライト。
アップダウンはあるものの、階段がちゃんと整備されているので、比較的歩きやすいです。
オルフェイの滝
分岐点から1kmほど。
かなりの坂を登った先にあるのが、オルフェイの滝(Orfei)です。
ギリシャ神話のオルフェウスの名を冠した滝はとても優雅。
ロドピ地方全体が、オルフェウス伝説の地であることを考えると、このネーミングにも納得がいきます。
オルフェイの滝周辺は、これまで歩いてきた山々の風景が見渡せる絶景ポイント。
どれだけ深い山の中を歩いてきたか、実感することでしょう。
名もなき展望台
ウォーターフォール・キャニオンの最奥部にあるのが、こちらの名もなき展望台。
オルフェイの滝からは300mほどの距離ですが、かなりの急坂を登ることとなります。
名前がないだけあって、展望台として整備されているわけではないのですが、ここからの眺めはとにかく圧巻。
深い山々の奥には白く輝くスモリャンの町並みが望めます。
ここからは、山を下って行くだけ。
来た時と同じ滝コースを戻ってもいいですが、せっかくならロドピ山脈の絶景を望むパノラマコースで下山するのがおすすめです。
パノラマコース
名もなき展望台から、滝コースへの分岐点までは、山の中に二つの展望台があるパノラマコース。
坂はかなり急なので、名もなき展望台から下っていくのがおすすめです。
エフリディカ展望台
名もなき展望台から700mほど山を下っていくと、最初にあるのがエフリディカ展望台(Evridika)。
↑目印はこちらの看板
断崖絶壁の岩の上にある展望台からは、山々の絶景はもちろん、先程までいたオルフェイの滝を望むことができます。
ストラジテ展望台
エフリディカ展望台から更に下ること350mほどのところにあるのがストラジテ展望台(Strazhite)。
↑こちらの看板が目印
景色こそエフリディカ展望台からのものと変わり映えしませんが、ロドピ山脈の絶景が望める最後のポイントです。
ここから滝コースとパノラマコースの分岐点までは、かなり急な山道を下っていくだけ。
距離にして800mほどです。
世界最大級の宿泊予約サイトBooking.comなら、最安値で海外ホテルに宿泊可能。
日本からでも現地でも手軽に予約可能で、直前までキャンセル料無料のホテルもたくさん!
スモリャンのバスステーションからたったの200m!中心街までも徒歩3分という完璧な立地のゲストハウスの魅力は、その格安の料金とテラスからの美しい眺め。
ベッドルームはもちろん、リビングルームやミニキッチンまで自分専用。まるで住んでいるかのように滞在できる、超おすすめの格安ゲストハウス。
ウォーターフォール・キャニオンへのアクセス
スモリャンからウォーターフォール・キャニオンへ行く公共交通手段は存在しません。
スモリャンのバスステーションからウォーターフォール・キャニオンの入口までは2.5kmほど、徒歩30分の道のりです。
一本道をひたすら西に歩いていくだけなので簡単。
こちらの看板のところで右に曲がると、ウォーターフォール・キャニオンのハイキングコース入口となります。
スモリャンの町からウォーターフォール・キャニオン入口まで30分、そこから最奥部の展望台まで1時間〜1時間半なので、全ての道のりを合わせると往復3〜4時間、12kmの長い道のりとなります。
途中のスモリャンの滝も見逃さないで!
スモリャンのバスステーションから1kmほどの所には、スモリャンの滝があります。
ウォーターフォール・キャニオンへ至る道路から少し入った所にあるので、見逃さないようにご注意を。
のぶよ的には、スモリャンの滝はウォーターフォール・キャニオンへ行く途中に立ち寄るのがおすすめです。
というのも、ウォーターフォール・キャニオンで素晴らしい滝や渓流を見た後だと、スモリャンの滝はどうしてもショボく見えてしまうからです(笑)
地図アプリのダウンロードもお忘れなく!
Google Mapは、ハイキングコースを網羅しているとは言い難いです。
のぶよがハイキングの際に使うのが、Maps.Meというアプリ。
オフラインでも地図の表示や近くのスポットの検索ができるだけではなく、ハイキングコースや自転車コースも詳細に表示されます。
また、ハイキングコースの高低差を表示する機能もあってかなり便利です。
おわりに
ロドピ地方の大自然の中を気持ち良く散策できる、ウォーターフォール・キャニオン。
ブルガリア人の間ではとても有名なハイキングコースらしいのですが、外国人観光客の姿は稀です。
優雅な滝と山々の絶景、美しい渓谷の風景が一度に味わえて、アウトドア派にはかなりおすすめ。
ハイキング後には、ブルガリアの中でも独特で絶品と評判のロドピ料理でお腹を満たしましょう。
この記事に関連したおすすめ書籍
旅人マストの一冊、「地球の歩き方」。
写真が多く、訪れる場所のイメージがわきやすいです。安心して旅行したい人にオススメ。
英語ができるなら、“Lonley Planet”は世界最強の旅人のバイブル。
とにかく情報量が半端じゃありません。人と違う場所へ行ってみたい人は是非!
コメント