詐欺の定番「財布落とし」に遭遇!ウクライナの都市別治安と注意すべき人たち。

詐欺の定番「財布落とし」に遭遇!ウクライナの都市別治安と注意すべき人たち。

こんにちは!ウクライナに3週間滞在した、世界半周旅行者・のぶよです。
(世界半周についてはこちらの記事へどうぞ。)

「ウクライナ」と聞いて、なんだか危なそうなイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。

記憶に新しい2014年のウクライナ危機。衝突・戦闘によって黒く焼け焦げ、荒れ果ててしまった首都・キエフの街をテレビで見て衝撃を受けたのはのぶよだけではないはず。

結論から言うと、現在のウクライナ情勢は比較的安定していて、旅行や長期滞在するには全く問題ありません。

しかし、ウクライナ危機による経済的困窮によって、貧しい人々が多く存在するのもウクライナの現実です。
命の危険を感じる機会こそないものの、外国人観光客を狙ったスリや詐欺などには十分に注意する必要があります。

今回の記事では、のぶよが滞在して感じたウクライナの治安を、都市別・地区別に考えていきます。

まずは、ウクライナでどれだけ身近に、旅行者を狙った詐欺が横行しているかをお見せしましょう。
のぶよがキエフの街中で実際に遭遇した「財布落とし」と呼ばれる手口の詐欺についてお話します。

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実際に目撃!「財布落とし」の手口

ウクライナだけではなく、中欧や東欧で広く見受けられる詐欺の手口、「財布落とし」。

なかなか手が込んでいる手口は鮮やかで、知らないと引っかかってしまうこともあるかもしれません。
被害を未然に防ぐために、詐欺師がどんな手口を使ってくるのか知っておくに越したことはないでしょう。

「財布落とし」とは、その名の通り詐欺師が財布(もしくは札束)を、カモとなる旅行者の目の前でこれ見よがしに落とすことから始まります。(もしくは予め道に置いておきます)

財布を落とした詐欺師をAとすると、Aはその財布をさも偶然道で見つけたふりをして、カモに話しかけてきます。

その内容は、
「どうしよう、こんなに大量の現金…」
「なあ、誰も見てないし、内緒で山分けしようぜ」
などと様々。

そこでカモが断り切れずにいたり、無駄に会話を続けていると、タイミングを見計らって詐欺師B(仲間)がやってきて、「それは俺の財布だ!」と言ってきます。

詐欺師Bは、落ちていた財布の中の現金(もしくは札束)を数え、「どうも足りない。拾ったのはお前らだから、確認のためお前らの財布を見せろ」とわけのわからない理論を吹っかけてきます。

ここで穏便に済ませようと財布を見せてしまうともうアウト。
確認しているフリをして、鮮やかに現金だけ抜き取られてしまうという寸法です。

「財布落とし」の被害に遭わないためには、

・詐欺師Aが現金を落とそうが拾おうが、とにかく無視。
・万が一会話をしてしまって、詐欺師Bが現れても、決して自分の財布は見せない。とにかく「警察を呼べ」と連呼する
・それでもだめなら、とにかく全速力で逃げる

以上です(笑)

のぶよが実際に目撃した「財布落とし」は、キエフの鉄道駅から中心街に向かって大きなバックパックを背負って歩いているときのことでした。明らかに旅行者でしかない見た目なので標的にされたのでしょう。

のぶよの後ろを歩いていた男がのぶよを追い越してすぐに、米ドルの札束をポトンと落として、「ワオ!マネー!」と叫びだしました。こちらをチラ見しながら。

いや、お前が落としたところ一部始終見てたわ(笑)しかもなぜ英語(笑)

お粗末すぎて笑ってしまうような未熟な詐欺師だったこともあり、すぐにこれが「財布落とし」だと気づいたので無視。

あ、でも、満面の笑顔で振り向いてあげました。
「せいぜい頑張れよ、ばーか」という侮蔑の笑顔で(笑)

キエフの治安

人生初の「財布落とし」に迎えられて始まったキエフでの滞在。

結局こうした詐欺に遭遇したのはその一度きりでした。

キエフと言われて思い出すのが、2014年に起こった「ウクライナ危機」。

デモ隊が首都・キエフの中心にある独立広場を占拠して、政府側と激しく対立、多数の死者・負傷者を出した一連の出来事は、まだ記憶に新しいのではないでしょうか。

その衝突の中心地となったキエフは、現在では平和そのもの。
かつてここで戦闘があったなんてにわかには信じがたいほど、美しい姿を取り戻しつつあります。

しかしながら、通貨下落や経済危機の影響により、失業者や生活困窮者が多いのがウクライナの現実。治安は概ね安定しているものの、軽犯罪や詐欺など観光客を狙った犯罪には十分な注意が必要です。

キエフ鉄道駅周辺の治安

どこの国においても、さまざまな人が行き交う大都市の鉄道駅やバスターミナル周辺は、旅行者を狙った犯罪が多く起こる場所です。

キエフも例外ではなく、鉄道駅前の広場には怪しい人がウロウロ。

昼間から飲んだくれている人、お金をねだってくる人、何をしてるんだかわからない人などがたむろしていて、お世辞でも良いとは言えない雰囲気が漂っています。

駅から少し離れて中心街に入ると安全で普通の街の雰囲気になるので、不安な人は駅周辺にとどまらずにさっさと移動してしまった方がいいでしょう。

キエフ独立広場周辺の治安

観光客が多く集まるキエフ独立広場~キエフ中心街地区は、かつての戦闘や衝突などによる危険な状態が想像できないほど、平和な雰囲気です。

しかし、観光客を狙ったスリや置き引き、詐欺が頻発しているのがこの地区。

特に注意しなければならない人たちは以下の通りです。

着ぐるみ

独立広場に行った人が必ず目撃するであろう、微妙なクオリティーの着ぐるみに身を包んだ人たち。

彼らは5年前にも存在していましたが、当時は地元のNPOの人が寄付目的に行っていたものでした。

しかし現在の着ぐるみ軍団は、旅行者らしき人に声をかけ、「一緒に写真を撮ろう!」と言ってきます。

ここでカメラを渡して写真を撮ってもらうと、写真代として法外な代金を請求されるという悪徳なもの。
支払いを断ってもカメラを渡してしまっているので、もはや人質のようなものです。

とてもフランクに声をかけてくる着ぐるみたち。かなりしつこいです。
一度返事をしてしまうと一生つきまとってくるので、無視。それが一番。

露出美女

冬にも関わらず、タンクトップとミニスカートという装いのウクライナ美女軍団(夏は水着らしい)を見かけたら要注意。

こちらも着ぐるみと手口は同じで、ものすごいテンションで「一緒に写真を撮ろう」と言ってきます。
後はお察しの通り(笑)

美女たちの近くには、屈強な男たちが控えているので、お金を払わないと取り囲まれるという恐ろしい結果になってしまいます。

また、写真だけではなくいきなりハグを求められたりすることも。
もちろん結果は同じなので、頑張って欲望に抗ってください。(笑)

動物使い

最も法外な料金を請求してくるらしい動物使い。

オウムやリスザルなどの珍しい動物を連れていて、勝手に肩に乗せようとしてくるしつこい人たちです。

基本的に動物と一緒に写真を撮ると料金を請求してくるのですが、触っただけでもお金を払わせようとするクズのような人もいます。

ミサンガ屋

ウクライナカラーの青と黄色のミサンガは、2014年のウクライナ危機の際に人々の心をつなぐシンボルのようなものでした。

しかし「喉元過ぎれば~」とはよく言ったもの。
キエフでは、大量のミサンガを持った人が、勝手に腕に巻いてこようとします。

もちろん彼らはボランティアではないので、一度腕にミサンガが結ばれてしまったらお金を払わなければいけません。
なんせ、自分ではなかなかほどけませんから。

キエフ地下鉄の治安

地下鉄やバスなどの公共交通機関内は、スリや置き引きなどの軽犯罪が多発する場所。気を付けるに越したことはありません。

キエフの地下鉄でのぶよが感じたのは、現地の人も地下鉄内ではリュックサックを肩から下ろし、手で持っていたことです。

現地の人でも気を付けるんですから、旅行者である私たちはよりいっそう注意するべきでしょう。

朝、夕のラッシュ時のキエフの地下鉄はパンク状態。かなり多くの人が利用する地下鉄車内は、泥棒にうってつけの場所です。

また、意外に盲点となるのが駅構内のエスカレーター。
ソ連時代に核シェルター代わりとして作られたキエフの地下鉄は地下深くにあり、エスカレーターもかなりの長さです。

日本のように片側を開けるという概念がないため、常に多くの人が乗り、歩くことが不可能なキエフ地下鉄のエスカレーター。微妙な振動と音は、スリの気配を隠すのに絶好の場所です。

地下鉄から降りても、荷物は前で持つことをお忘れなく。

キエフのその他の地域の治安

観光スポットがたくさんあるキエフですが、独立広場以外の場所ではなぜか詐欺師の姿を見ることは稀です。ハイシーズンになると現れるのかもしれませんが。

もちろん、スリや置き引きなどに対する基本的な注意は必要です。

オデッサの治安

「黒海の真珠」と称えられるオデッサ。
夏には多くの人がバケーションを過ごしにやってきます。

多くの人が来るということは、それだけ悪い人も来るということ。治安面では問題はなく、安全な町と言えますが、スリや置き引きなどは起こりうるので気を抜かないようにしましょう。

オデッサであまり雰囲気が良くないと感じたのが、バスターミナル近くの市場周辺。

夜は真っ暗になり、酔っぱらった浮浪者が歩いていたりとなんだか不穏な空気を感じました。
昼間は多くの人が行き交う市場ですが、夜はほとんど人がいないため、何かあっても助けを呼びづらいと思います。

反対に、オデッサの旧市街は、夜でも多くの人でにぎわっていて、とても安全そうな雰囲気でした。

リヴィウの治安

キエフやオデッサと比べて、開放的で自由な雰囲気が感じられるリヴィウの町。旧市街は昼も夜も多くの人でにぎわっており、夜遅くなってもパブやバーで楽しく過ごす人々でにぎわいます。

街灯もいたるところに設置されていて、あまり怖い雰囲気の場所が見当たらなかったリヴィウ。
強いて言うなら、鉄道駅周辺では物乞いをする人を少し見かけたくらいです。

もちろん最低限の注意は必要ですが、ウクライナでは最も安心して滞在できる都市だと思います。

ウクライナの地方部の治安

どこの国でも、地方部ではのんびりした空気が流れ、犯罪とは程遠い世界が広がっているもの。
それはウクライナでも全く同じです。

治安の心配などは無用で、のんびりと滞在ができることでしょう。

地方都市では、キエフやオデッサの一部地域のような、陰鬱とした治安の悪そうなエリアはあまり目につきません。
それでも、あまり気を抜きすぎずに、荷物の管理を徹底し、貴重品は肌身離さずに持っておきましょう。

意外に盲点!ホステル滞在中は荷物に注意。

あまり言いたくはないのですが、ウクライナの大都市のホステルは、余り雰囲気が良くないところが多いです。
というのも、地方部から大都市に出てきた出稼ぎウクライナ人たちが、そこで暮らしている場合が多いからです。

彼らは決して悪い人ではなく、話してみると実はいい人である場合がほとんどなのですが(全く英語通じないけど)、お金がないからホステルでの生活を仕方なくしているわけです。

ベッドにパソコンや財布などを置いたまま外へ出たりするのは、「盗んでください」と言っているようなもの。

嫌な疑いを持たずに、お互いに気持ちの良い滞在にするためにも、用心できることはしておくべきでしょう。

おわりに

ウクライナに行ったことがない人には、「なんだか怖そう」というイメージを持たれてしまうウクライナ。

これから先のロシアや、クリミア半島の情勢などに左右される部分はあるものの、現在のところ戦闘や衝突とは無縁の平穏な雰囲気が広がっていました。

最低限の用心さえしていれば、何の問題もなく旅行できるはずです。

しかしながら、何度も言うように、ウクライナは裕福な国ではありません。
観光客からお金を盗もうとする人も少なからず存在しますし、スリなどの軽犯罪も多いです。常に注意を払うことを忘れずに。

ウクライナ東部、ドネツクなどの二州では、いまだにロシア軍との戦闘が継続している場所もあり、外務省から渡航注意喚起が出されています。

また、ロシアが実効支配するクリミア半島には、2019年現在旅行者の立ち入りができません。

 

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