ウクライナの物価はどれくらい安い?旅行スタイル別一日の予算。

ウクライナの物価はどれくらい安い?旅行スタイル別一日の予算。

こんにちは!ウクライナをまったり満喫中の、世界半周旅行者・のぶよです。
(世界半周についてはこちらの記事へどうぞ。)

滞在した国の物価から、旅行に必要な1日の予算を考えていくこのコーナー。今回はウクライナ編です!

2014年に起こったウクライナ危機や、記憶に新しいロシアによる強引なクリミア半島編入などの政治的混乱が続き、ウクライナの通貨であるフリブニャはかなり下落してしまい、5年前の半分の価値にまで下がってしまいました。

旅行者の間では、「東南アジアより安い国」とか「世界一物価が安い国」等言われることが多いウクライナの物価。

初めに結論を言ってしまうと、確かにウクライナの物価は格安。しかしそこまでではない。という感覚です。

これには、ウクライナの急激すぎる通貨価値の下落に反発した、急激すぎる物価の上昇が原因として挙げられます。
実はのぶよはウクライナウライナ危機直後の2014年夏にウクライナを訪問しているため、今回(2019年)が二度目のウクライナ訪問。

5年前と比べて、全ての価格がウクライナ・フリブニャ計算で2倍になっているように感じました。

5年前は4フリブニャで乗れた地下鉄が8フリブニャに、30フリブニャで食べられたランチが60フリブニャに…。

通貨の価値が5年前の半分になっているため、私たち旅行者にとっては結局同じ値段。しかし現地の人々の給料は二倍になったわけではありません。

入ってくる給料は同じなのに、いつのまにか物価が2倍になっている。この点だけで、ウクライナという国が現在どれだけ困窮した状況にあるのか理解していただけるのではないでしょうか。

↑多くの場所で、商品の料金が手書きで書き直されている。

話が少しそれてしまいました。
ここからは、2019年訪問時のウクライナの物価について、お伝えしたいと思います。

つい数年前の2017年、2018年のウクライナの物価についてのブログ記事をいくつか拝見しましたが、2019年現在のウクライナの物価に対するのぶよの印象とはかなり乖離しています。
それだけ、短期間でウクライナの物価が上昇しているのでしょう。

ウクライナの通貨はフリブニャ (UAH)※1UAH=4.10円で計算しています。

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ウクライナの食費

ウクライナの食費は安いです。安くてもある程度のクオリティーの食事ができます。

しかしながら、安いといっても隣国のモルドバよりほんの少しだけ安い程度で、モルドバから国境を越えてウクライナにやってきた旅行者はあまり差を感じないと思います。

また、ウクライナの外食費は概して安く、特にその安さを際立たせるのがランチタイムの存在。

多くのレストランでは、昼12時~15時の間は食事代金が10%~15%割引になるサービスを行っています。
そもそもの値段が安いのに、そこからさらに割引って。なんだか申し訳ない気持ちになります。

ボルシチやキエフ風カツレツなどに代表されるウクライナ料理は、バラエティー豊富で、寒い国らしく濃いめの味付けが特徴。節約派バックパッカーの旅でも、気軽に名物料理を味わえるのはとても嬉しいポイントです。

ルーマニア、モルドバともに高く感じた、カフェで飲むコーヒー。
ウクライナでもコーヒーの値段は物価と比較して高めです。確実にバーで飲むビールの方が安いです。

あまりコーヒー文化が定着しておらず、「コーヒー=おしゃれ」という感覚があるのではないでしょうか。コーヒー1杯60円で飲めたポルトガル生活が恋しくなりました。(笑)

外食費

カフェでコーヒー1杯:25UAH~ (=¥103)
コーヒースタンドでコーヒーテイクアウト:14UAH~ (=¥58)
レストランでランチメニュー:100UAH~ (=¥412)
バーでビール1杯:25UAH~ (=¥103)
レストランで夕食:150UAH~ (=¥617)
食堂で食事:70UAH (=¥288)

スーパーの食料品

ビール1缶:20UAH (=¥82)
ワイン1本:100UAH (=¥410)
水1本:10UAH (=¥41)
牛乳1リットル:22UAH (=¥92)
米1kg:25UAH (=¥104)
鶏肉1kg:92UAH (=¥385)
卵12個:30UAH (=¥123)
じゃがいも1kg:8UAH (=¥33)
トマト1kg:33UAH (=¥138)
リンゴ1kg:17UAH (=¥71)

ウクライナの移動費

食費と同様に激安なのが、移動費です。国土が広いウクライナですが、交通費が安いので長距離移動もあまり負担になりません。

一般的に鉄道はバスよりもかなり安く、半額ほどの料金で移動できることも。
ただし本数は少なくかなり時間がかかってしまいます。格安でのんびり移動したい人には、かなりおすすめ。

モルドバと同様に、バスでの国内移動はマルシュルートカと呼ばれるミニバスが主流で、大型バスはあまり目にする機会がありません。

市内移動に関しては、モルドバに比べると若干高めに感じました。
市内バスが2MDL(=¥14)で利用できたモルドバに比べて、ウクライナのバスは7UAH(=¥29)~と倍の値段。まあ、いずれにしても安いのですが。

長距離移動

寝台列車(2等)で、オデッサ~キエフ間移動(450km):342UAH (=¥1407)
寝台列車(3等)で、イヴァノ・フランキーフスク~チェルニフチ間移動(110km):52UAH (=¥217)
バスでキエフ~リヴィウ間移動(470)km:500UAH (=¥2055)

市内移動

路線バス:7UAH~ (=¥29)
路面電車:5UAH~ (=¥21)
キエフ地下鉄:8UAH (=¥33)
タクシー初乗り:50UAH (=¥209)

ウクライナの宿泊費

ウクライナがヨーロッパ一安いと胸を張って言えるであろうものが、宿泊費でしょう。

特に、ホステルは、1泊90UAH (=¥370)~と考えられないような値段で泊まることができます。
個室派の人にとっても、エコノミーホテルなら驚くような低価格で宿泊できます。

都市部に安宿が集中していて、地方へ行くとホステル自体が存在しないことも多いのですが、ウクライナの場合は地方の小さな町でも500円ほどで宿泊できる格安なドミトリー付きの安宿があり、旅行者にとっては嬉しい限りです。

ホステルのドミトリー1泊:90UAH (=¥370)~200UAH (=¥823)
エコノミーホテル個室1泊:300UAH (=¥1235)~

観光費・その他雑費編

要塞やミュージアムへの入場料は、意外と高めな印象。

いや、安いんです!格安なんですが、モルドバと比べるとやはり高く感じます。
ミュージアム内部の写真撮影は別料金なところがほとんどなのは東欧あるある。

チェルノブイリ原発への日帰りツアーは、ウクライナの物価を鑑みるとかなり高額。しかし、ツアー内容やガイドの質、訪れる場所の特別性を考慮すると、これぐらい払って当然だと思います。

ウクライナのタバコ一箱の値段は180円ほどと、隣国モルドバとほぼ同等か少し高め、ルーマニアよりはかなり安いと言えます。ウクライナの場合は、より安い国産銘柄もあるので、試してみるのもいいかもしれません。

ショッピングセンターなどで洋服などを少し見たのですが、Tシャツ1枚300UAH (=¥1235) ~と、いったいこの格安な国でみんなどうやって服を買うお金を捻出しているの?と不思議になるくらいの値段でした。

主な観光地の入場料

キエフ・チュエルノブイリ博物館:24UAH (=¥99)
※写真撮影料48UAH (=¥198)
キエフ・聖ソフィア大聖堂鐘楼:60UAH (=¥247)
チェルノブイリ日帰りツアー:2547UAH (=¥10,482)
リヴィウ・ビール博物館入場+試飲:115UAH (=¥475)
アッケルマーン要塞入場:80UAH (=¥330)

雑費

タバコ一箱:44UAH (=¥181)

旅のスタイル別・ウクライナ旅行の予算

モルドバと並んで、ヨーロッパで最安の物価を誇るウクライナ。

旅行のスタイルにもよるものの、総合的にウクライナのほうが安く済むのではないかと感じました。

モルドバよりも国土が広いウクライナでは、移動費は格安であるといえども、どうしてもモルドバよりも多くかかってしまいます。
しかし、長距離移動なんてそう毎日するものではありませんし、ウクライナの鉄道は夜行のものが多いので、宿泊費を節約しやすいのがポイントです。

宿泊費の安さはぶっちぎりなウクライナ。思わず長期滞在してしまう旅人が多いのもうなずけます。(のぶよもその一人)

ここからは、節約型の「バックパッカースタイル」快適旅行型の「トランクで一人旅スタイル」の二つの旅行スタイル別に、モルドバ旅行で一日に必要な予算を考えていきます。

できるだけ節約しながら、名物は楽しむ!バックパッカースタイルの一日の予算

「宿泊は基本的にホステルのドミトリー、食事は自炊を中心としながらも時々名物を外食、移動は最安の手段で観光は有名どころを制覇しつつ無料スポットを中心に。」

そんな節約型のバックパッカースタイルの一日の予算がこちら。

朝食:パンとコーヒー/15UAH (=¥62)
昼食:レストランでビジネスランチ/110UAH (=¥453)
夕食:ホステルで自炊/20UAH (=¥83)
市内移動:基本は徒歩・遠いところはバス・地下鉄利用/15UAH (=¥62)
長距離移動:鉄道3等席利用/100UAH (=¥410)
宿泊:ホステルのドミトリー/120UAH (=¥493)
観光:有名どころだけ入場/60UAH (=¥246)
缶ビール1杯/20UAH (=¥83)

合計:460UAH (=¥1892)

まさかの2000円切り!
しかもこの予算モデルは、お昼は外食、長距離移動をして、観光地にも入場するという、最もお金がかかる一日のものです。

移動しなかったり、お昼を軽く済ませたり、無料の観光スポットだけを訪れればより予算を抑えられるはずです。

個人的な感覚としては、滞在中の平均で一日1500円くらい。
これってすごくないですか?移動・食事・宿泊・観光、全て込みの予算ですよ?

西ヨーロッパなら、ホステルの1泊分の宿泊代にすら及ばない金額で一日過ごせるウクライナは恐ろしい国です。
のぶよの場合は酒は飲むわタバコは吸うわなので、1日1800円くらいでした。

しかも、ウクライナに来て一度も自炊をしていないことを、今ここで宣言します(笑)
だってレストランや食堂が安すぎて、自炊するのが馬鹿らしくて。

そしてウクライナに来て確実に飲む量が増えたのは言うまでもありません(笑)

快適&自由にめいっぱい楽しむ!トランクで一人旅スタイル

「無駄な出費は押さえるけど、移動や宿泊はある程度快適にしたい。食事も現地の美味しいものをたくさん食べて、観光スポットも逃したくない。」

そんなエコノミー派の、トランクで一人旅スタイルの一日の予算がこちら。

朝食:宿泊費に込み
昼食:レストランでランチ/130UAH (=¥535)
夕食:レストランでディナー/200UAH (=¥820)
市内移動:バス・地下鉄利用/25UAH (=¥102)
長距離移動:ミニバスを利用/200UAH (=¥820)
宿泊:ホテルの個室/300UAH (=¥1235)
観光:有名どころは制覇する/150UAH (=¥617)
バーでビール一杯/25UAH (=¥102)
カフェでコーヒー一杯/30UAH (=¥123)

合計:1060UAH (=¥4346)

移動費や観光費は、毎日かかるものではないですし、食事も毎回レストランでとるわけではないでしょう。ランチをサンドイッチなどの軽食ですませることもあると思います。

これらを差し引くと、一日2500円くらいが目安でしょう。

おわりに

通貨下落の影響で、近年物価がものすごい勢いで上昇しているウクライナ。
政治的・軍事的状況による影響が未だ安定してはいないため、これからウクライナの物価がどうなっていくのか誰にもわかりません。

しかしながら、旅人にとっては格安でそれなりのクオリティーのものが得られる夢のような国であることには変わりありません。

数日間で駆け抜けてしまうなんてもったいない!何をしても格安なので、是非暮らすようにのんびり滞在してみるのはいかがでしょうか。

 

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