こんにちは!カッパドキアにのんびり滞在中、世界半周中ののぶよ(@nobuyo5696)です。
(世界半周についてはこちらの記事へどうぞ。)
カッパドキア観光の中心地・ギョレメの南4kmほどの所に位置するウチヒサル(Uçhisar)は、町の中央にそびえ立つ巨大な岩に造られたウチヒサル城がシンボルの町。
城内には入場可能で、世界遺産に指定されているカッパドキアの大地が一望できます。
ウチヒサル~ギョレメ間は幹線道路が走っており、ドルムシュ(ミニバス)で簡単にアクセスできるものの、すぐ近くの鳩の谷(Güvercinlik Vadisi)をハイキングで移動するのもおすすめ。
鳩の谷はカッパドキアの七つの谷のうちの一つで、初心者でも簡単に歩けるハイキングコースが整備されています。
今回の記事では、ウチヒサルの観光スポットと鳩の谷ハイキングコース上の見どころを紹介します。
ウチヒサルの観光スポット
ウチヒサルはとても小さな町。
とにかく観光地化されたギョレメに比べると多少のローカル感が残ってはいるものの、大型バスでやってくるグループツアーの経由地となっていることもあって、昼間は多くの人で賑わいます。
主な観光スポットはウチヒサル城くらいしかなく、1時間もあれば十分に満喫できるほどの規模です。
ウチヒサル観光地図
黄色:バス停
青:観光スポット
赤:鳩の谷ハイキングコース入口
ウチヒサル城
ウチヒサルのシンボルであり、多くの観光客がこの町にやってくる目的が、町の中心部に堂々と立つウチヒサル城(Uçhisar Kalesi)。
トルコ語で「尖った砦」という意味の「ウチヒサル」という町の名前の由来ともなった場所です。
「城」と呼ばれているものの、実際は巨大な岩の中にいくつもの部屋が造られた1000年前の集合アパートのようなもので、他のカッパドキアの洞窟住居と同様、ローマ帝国の迫害を恐れたキリスト教徒たちが隠れ住む場所として利用されました。
ウチヒサル城周辺はとにかく観光地化されており、観光客向けのお土産屋が並びます。
というか、お土産屋しかありません。
↑トルコには居ないはずのラクダに乗って記念撮影も可能。
ウチヒサル城には登ることができ、頂上からはカッパドキア全体の絶景が広がります。
また、ウチヒサル城は夕日の名所としても有名。
カッパドキア全体が赤く染まる風景を求めて、多くの人が訪れます。
インフォメーション
ウチヒサル城(Uçhisar Kalesi)
営業時間:7:30~20:00
料金:9TL(=¥171)
ケクリーン城
ウチヒサル城の裏側にあるのがケクリーン城(Kekliğin Kalesi)。
規模はウチヒサル城に比べてかなり小さいものの、こちらもキリスト教徒たちの住居兼砦として利用されていたものです。
住居として利用されていた跡がしっかりと残っており、1000年以上前の生活の風景が想像できます。
内部の見学は自由ですが、地面に穴が開いていたり崩落の危険性もあるので、くれぐれも自己責任で。
鳩の谷ハイキングコースの見どころ
鳩の谷観光地図&基本情報
ウチヒサルの観光自体は短い時間で済んでしまいます。
せっかくここまで来たなら、ウチヒサルの北側にある鳩の谷(Güvercinlik Vadisi)をハイキングしていくのがおすすめ。
ウチヒサル~ギョレメ間にある鳩の谷には、全長3kmほどのハイキングコースが整備されています。
赤:鳩の谷ハイキングコース入口
青:見どころ
ギョレメからのハイキングも可能ですが、おすすめはウチヒサル→ギョレメ方向。
なぜなら、コースのほとんどが下り坂のため、体力的に楽だからです。
↑ハイキングコースの入口となるモスク
コース上には、谷間にひっそりとあるカフェもあり、のんびりと散策&休憩しながら大自然を味わうにはぴったりです。
コース詳細
コース全長:2.8km
所要時間:1時間
難易度:★☆☆☆☆
1.ウチヒサルのパノラマポイント
鳩の谷ハイキングコースの入口となるモスクからゆるやかな坂道を下っていくと、ウチヒサルの町を見渡せるビューポイントがあります。
まるでファンタジーやRPGゲームの世界に迷い込んでしまったようなウチヒサルの町の絶景。
中央にそびえ立つウチヒサル城を中心として、斜面にへばりつくように建つ小さな家々が織りなす風景は、忘れられない景色となるでしょう。
2.天国への階段
パノラマポイントからギョレメ方面へ歩くこと500mほど。
のぶよが勝手に「天国の階段」と名付けた絶景ポイントに到着します。
鳩の谷に突き出したような白い岩山と、それを取り囲むようにそびえる岩山。
人の姿は全くなく、時折鳩が飛び交うだけの静寂につつまれた風景は、鳩の谷を代表する絶景です。
「鳩の谷」の由来
鳩の谷の名前の由来は、谷の両側の岩山の上部に鳩を呼び込むための穴がいくつも掘られているため。
これはカッパドキア全体で見られるもので、鳩の糞を肥料として利用してワイン用のブドウを栽培するため。
鳩の谷の鳩穴には現在でも多くの鳩が生息しており、ハイキング中にその姿を見ることもできます。
3.大草原
天国の階段からは、坂を下って谷底へと歩いていきます。
高々とそびえる岩山に囲まれた谷底は、一面に草原が広がる圧巻の風景。
荒涼とした風景が多いカッパドキアでは、かなり珍しいものです。
谷底に小川が流れている鳩の谷。
この点も、水不足が大きな問題となっているカッパドキアにおいては異質な存在だと言えるでしょう。
大草原のすぐ先には、ひっそりと営業しているカフェが一軒。
谷間の雄大な景色を眺めながら、チャイ(紅茶)で一服していくのもいいと思います。
大草原からギョレメまでの1.5kmほどの道のりは、見どころはあまりなく少々退屈なルート。
車が通れる未舗装道路を歩いていきます。
時間と体力に余裕があるなら、ギョレメ西部にあるパノラマポイントへ足をのばしてみるのもいいでしょう。
ウチヒサルへのアクセス
ウチヒサルへのアクセスはとても簡単。
ギョレメからウチヒサル経由ネヴシェヒル行きのドルムシュ(ミニバス)に乗るだけです。
ギョレメのバスステーション端のネヴシェヒル行き専用乗り場から、30分に1本の頻度で出発しています。
ドルムシュはウチヒサル中心街までは行かず、幹線道路沿いでバスを下ろされます。
ここからウチヒサル城までは800mほどの距離。
徒歩10分ほどです。
見どころが広い範囲に点在しているカッパドキア。
公共交通手段でもまわれますが、短い日程ならツアー参加が便利で格安!
カッパドキア北部の見どころをまわる定番のレッドツアーから、個人では行きにくいユフララ渓谷やカイマクル地下都市をまわるグリーンツアー、観光のハイライトとなる熱気球フライトまでさまざま。
意外と高額な各観光スポットへの入場料も含まれているのが一番のメリットです。
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・世界遺産カッパドキア 1日観光ツアー<昼食付き/日本語/カッパドキア発>
・世界遺産カッパドキア 1泊2日観光ツアー<国内航空券込/朝・昼食付き/日本語/イスタンブール発>
おわりに
ギョレメ滞在中に是非足をのばしたいウチヒサルと鳩の谷を紹介しました。
いずれの場所も、カッパドキアの現地ツアーの一つであるグリーンツアーで訪れることも可能ですが、正直自力で行けます。
特に鳩の谷は、自分の足で静寂に包まれた雄大な風景の中を歩けるのがポイント。
ツアー参加では、展望台から谷を眺めるだけとなります。
合計で2~3時間ほどあれば、ウチヒサル・鳩の谷ハイキングのいずれも満喫できるので、他の場所の観光と組み合わせることも可能です。
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