こんにちは!ジョージア北西部のスヴァネティ地方にのんびり滞在中、世界半周中ののぶよ(@nobuyo5696)です。
(世界半周についてはこちらの記事へどうぞ。)
スヴァネティ地方のメジャーどころの見どころはほぼ制覇してしまった今日このごろ。
どこか穴場のエリアを探していたのですが、見つけてしまいました…天国そのものの風景が見られる村を。
その名も、マゼリ(Mazeri / მაზერი)。
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コーカサス山脈に抱かれたスヴァネティ地方を象徴する存在・ウシュバ山の麓に広がる、人口百人余りの小さな村がマゼリ。
メスティアやウシュグリなど、すでに観光地化の波が到達している地域とは異なり、「ピュアなスヴァネティ地方の村」という雰囲気を色濃く残しています。
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アクセスこそ難ありなマゼリ村ですが、それはつまり訪れる人が限られており、昔のままの素朴な風景や文化が残っているということ。
ウシュバ山の絶景も、昔ながらのライフスタイルが残る村の散策も、ここでしか食べられない激レアグルメも…
スヴァネティ地方をより深く堪能したい人には、うってつけの場所だと思います!
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今回の記事は、マゼリ村の観光&滞在に必要な情報をまとめたもの。
「マゼリ村でしたい5つのこと」と題して、現代の桃源郷の村の魅力を余すところなく紹介していきます!
初めてのスヴァネティ地方旅行で時間に限られている人にはおすすめしにくいですが、日程に余裕がある人や観光地化された場所を避けたい人には心からおすすめ。
スヴァネティ地方の真の魅力を発見しに行きましょう!
マゼリ村でしたい5つのこと
マゼリ村観光マップ
緑線:シュドゥグラの滝トレッキングコース
オレンジ線:シュドゥグラの滝トレッキング・ショートカットコース
緑:トレッキングコース上の見どころ・目印
赤:おすすめレストラン
紫:ゲストハウス
黄色:ベチョ村バス停
①シュドゥグラの滝へトレッキング
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マゼリ村を訪れるなら絶対に自分の目で見たいのが、村から7kmほど北の断崖絶壁を流れ落ちるシュドゥグラの滝。(Shdugra Waterfall / შდუგრა)【マップ 青①】
スヴァネティ地方の人々の間では「ジョージアで最も落差が大きい滝」と言われており(※非公式に)、その雄大な姿はとにかく圧巻のひとこと。
コーカサスの大自然の中に身を置いていることを、五感でひしひしと感じることができます。
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シュドゥグラの滝は第一滝と第二滝、二つの滝の総称。
それぞれ100mほど離れた場所を流れ落ちる二本の滝はどこまでも神々しく、コーカサスの山の神様が確かにこの場所を見守っているような、静謐かつミステリアスな雰囲気が辺りに漂います。
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シュドゥグラの滝が位置するのは、標高2000m以上のコーカサス山脈の最果てのような場所。
「ここより先にはもう人が住むことはできない」という最果て感ただよう滝つぼ付近からは、マゼリ村周辺のパノラマが一望できます。
コーカサス山脈の最果てを轟々と流れ落ちるシュドゥグラの滝。「ジョージアで最も落差がある滝」と地元の人が誇るのも納得の大迫力。
— 小山のぶよ🇵🇹世界半周中の翻訳してる人 (@nobuyo5696) September 18, 2022
崖の向こうはもうロシアなので、国境警備隊の基地を通らなければならないほどのガチ僻地だけど、これ以上ないほどの楽園だった。ここには絶対山の神様いる。 pic.twitter.com/qU1rt40cp5
アクセス方法はマゼリ村から往復で5時間~6時間ほどのトレッキングコースのみ。
自分の足で歩いた人だけが見られる極上の風景は、スヴァネティ地方旅全体においても素晴らしい思い出となることでしょう。
シュドゥグラの滝トレッキングコース詳細
・所要時間:片道7.7km
・距離:片道2時間半~3時間
・高低差:▲▼415m
・難易度:★★☆☆☆
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マゼリ村の中心部からは、西に向かってのびる道を歩いていきます。
途中の橋【マップ 緑②】までのコースは、ドルラ川の東岸(マップ オレンジ線)と西岸(マップ 緑線)の二本に分かれていますが、往路は西岸を通るコースを選ぶのがおすすめです。(理由は後述)
マゼリ村の村はずれに到着すると、小さな橋が架かっており、ここがトレッキングコースのスタート。▼
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コース自体は、橋を渡って右に曲がって歩いて行くものですが、橋を渡った左側すぐの場所にはトヴェビシのミネラルウォーターが湧いているので立ち寄ってみましょう。【マップ 緑①】
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小さな井戸のような設備があり、ポンプのようにミネラルウォーターを汲み上げることができます。
鉄の味が強めな微炭酸のミネラルウォーターはとても美味しく、これからのトレッキングのお供にぴったり。
ここから先には水を補給できるポイントは限られているため、貴重な湧き水となります。
トヴェビシの湧き水からは、堂々とそびえるウシュバ山を正面にひたすら北へ向かって歩いて行きます。▼
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マゼリ村を出発してから4km少々/1時間15分ほど歩くと、ドルラ川に架かる真新しい橋に到着します。【マップ 緑②】▼
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ここが、これまで歩いてきたドルラ川西岸のコース(マップ 緑線)と、やや距離が短いドルラ川東岸のコース(マップ オレンジ線)が交わるポイント。
実はこの橋、洪水などによって幾度となく落ちては架け替えられているそうで、タイミングによっては「橋がない…」なんてことになってしまうそう。
そのため、往路では確実に川を渡れるドルラ川西岸のコース(マップ 緑線)を歩いて、ちゃんと橋が架かっていることが確認できたら復路でドルラ川東岸のコース(マップ オレンジ線)を歩くのがおすすめ、というわけです。▼
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橋のすぐそばには、トレッキングコース上で唯一の商店&レストランであるHiker’s Cafeという施設が営業しています。【マップ 赤】▼
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hiker’s Cafeのフード&ドリンク類は、完全なる山プライス。
とはいえ、ビール5GEL(=¥250)/フード類10GEL(=¥500)~くらいなので、輸送のコストと立地を考えればぼったくり価格ではありません。
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実はこのお店、後の項で紹介する名物グルメ「川マスのクブダリ」が食べられる唯一の場所。
ジョージア広しといえども、他ではまず食べられないので、ぜひとも挑戦してみましょう!
Hike’s cafeを過ぎると、平坦だったコースは徐々に上り坂となっていきます。
はじめの数百メートルは森の中の美しい風景の中を歩きますが、徐々に傾斜はきつめに。
コース全体を通して、最大の難所の一つと言える区間です。
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傾斜のきつい区間が500mほど続いた後は、再び道は平坦に。
Hiker’s cafeを出てから2.5km/1時間ほどで、視界が一気に開けます▼
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この場所が、ウシュバ山とシュドゥグラの滝を遠くから望むビューポイント。【マップ 緑③】
コーカサスの大自然が見渡す限り広がる様子には、きっと感動するはず!
ビューポイントからおよそ300m/10分ほど平坦な道を歩くと、木製の橋が架かっているポイントに到着します。【マップ 緑④】
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木製の橋を渡ったところには、手作りのゲートが設置されています。
通行禁止というわけではなく、自由に開閉が可能。
このゲートを抜けて上り坂を100mほど歩いた先には、国境警備隊のチェックポイントがあります。【マップ 緑⑤】▼
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「チェックポイント」とはいえ、向こうからこちらのパスポートをチェックしてくることは稀だそう。(のぶよは往復いずれも特に何も言われることなく素通りでした)
とはいえ、念のためパスポートを持参することをお忘れなく。
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チェックポイントを通り過ぎると、コースは再び勾配がきつくなってきます。
ここがトレッキングコースで最後の難所。
500m/20分ほど、岩がゴツゴツした急坂が続きます。
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▲ 急坂が終わりをむかえるポイントにあるのが、ウシュバ氷河方面分岐点。【マップ 緑⑥】
シュドゥグラの滝は、分岐点を右に進んで300mほどの場所に位置しています。
分岐点を真っすぐに進むと、ウシュバ氷河へと続く難易度MAXのコース。
装備や経験に乏しい人はまず歩けないほどのコースだそうなので、初心者はおとなしく滝方面に進んでいくのが良いでしょう。
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分岐点から300mほど歩くと、ゴール地点のシュドゥグラの滝に到着。
マゼリ村を出発してから3時間弱の道のりでした。
②時が止まったような村を散策
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コーカサスの険しい峰々に周囲を取り囲まれたマゼリ村。
この地域伝統の石造りの民家が肩を寄せ合うように建ち並ぶ風景は、まるで時が止まったかのような印象を与えます。
ぐるりと一周しても20分ほどの小さな村を、のんびりと散策してみましょう。
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石造りの民家が醸し出す素朴な風景はもちろん、すぐ背後にどーんとそびえるウシュバ山の雄大な姿も印象的。
コーカサス山脈のふもとに位置するジョージアですが、ここまで人里近くに4000m級の山が構えている村は珍しいように思います。
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どこを切り取っても「石造りの民家 × ウシュバ山」というポストカードそのままの風景が見られるのが、マゼリ村最大の特徴。
自分だけの絶景を探しながら、素朴な雰囲気の村をくまなく散策しましょう!
③川マスのクブダリを食べる
ジョージアの他地域とは地理的に隔絶されたスヴァネティ地方には、独自の食文化が根付いています。
最も有名なスヴァネティ・グルメといえば、牛肉を玉ねぎとともにローストした具を薄いパイ生地に挟んで焼き上げたクブダリ(Kubdari / კუბდარი)でしょう。▼
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ジョージアの他エリアでの国民食といえば「ハチャプリ」(チーズ入りのパン)ですが、ここスヴァネティ地方ではクブダリの方が断然ポピュラー。
ゴロゴロとした牛肉と生地に染み出した肉汁、味付けに使用されるスヴァネティ・ソルトの奥深い風味…
「スヴァネティ地方に来てクブダリを食べない=日本に来て寿司を食べない」くらいのど定番グルメです。
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スヴァネティ地方内ではどこでも食べることができるクブダリですが、なんとここマゼリ村にはその進化形のようなグルメが存在します。
その名も、川マスのクブダリ(Trout Kubdari / კალმახის კუბდარი)。
言葉で説明するよりも写真でお見せした方が早いと思うので、いきますね。どどんっ▼
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…はい、いかがでしょうか…
もはや生地から魚の形という直球勝負です。
一般的なクブダリの生地内には牛肉のステーキが入るのですが、その代わりに「カルマヒ」と呼ばれる川マスを丸ごと一尾入れたというトンデモすぎる料理。それが川マスのクブダリです。
川マスは特にスライスされたりほぐした身であるわけではなく、あくまでも丸ごと一尾。
そのインパクトはものすごいものがあります…
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見た目では度肝を抜かれますが、その味は間違いなしの美味しさ。
ほわっほわの川マスの身は淡白で上品な味わい。レモンとスヴァネティソルトで味がつけられており、さっぱり&エキゾチックな風味が楽しめます。
手作りの生地のふわふわ感も素晴らしく、魚から出た脂が染み込んで極上の味わいに…
味に関してはパーフェクトな川マスのクブダリですが、魚が生地内に丸ごと入っているため、果てしなく食べにくいのが唯一の難点。
内臓こそ取り除かれてはいますが、骨や頭の部分は健在。
正直、これをフォークとナイフで綺麗に食べるのは不可能だと思います…(マナー講師出てこい)
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マゼリ村で川マスのクブダリが食べられるのは、シュドゥグラの滝ハイキングコースの途中にあるHiker’s cafeという小さなカフェ。【マップ 赤】
家族経営の小さなお店で、川マスの養殖池の周りにハンモックやテーブルが設置されています。
ウシュバ山の絶景を眺めながらの激レアグルメ。
20GEL(=¥1000)とやや値は張るものの、おそらくジョージアでもここでしか食べられないので、訪問時はぜひ挑戦を!
④ウシュバ山の絶景に酔いしれる
村全体がウシュバ山を望む場所にあるマゼリ村ですが、中でも最も美しい風景が見られるポイントは、村の周辺に点在しています。
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▲ まず紹介したいのが、マゼリ村の南4kmほどの場所にあるドルラ川ビューポイント。【マップ 青②】
ウシュバ山の氷河から解け出た水が形成する急流・ドルラ川と、その奥にそびえるウシュバ山の東側の山頂を一度に眺めることができます。
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▲ もう一つおすすめしたいのが、マゼリ村中心部を出て少し西に進んだあたりにあるウシュバ山絶景ポイント。【マップ 青③】
カウベルの音だけが響き渡る一面の草原と、雄大なウシュバ山の姿…
もはや絵画や映画の世界に迷い込んでしまったかのような感覚になります。
カウベルの音と虫の鳴き声しか聞こえない、絵画の世界を歩いてる。 pic.twitter.com/McnsERrILx
— 小山のぶよ🇵🇹世界半周中の翻訳してる人 (@nobuyo5696) September 18, 2022
⑤極上ゲストハウスでのんびり
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マゼリ村には大型ホテル等は存在せず、一般の民家を宿泊客用に一部開放したゲストハウススタイルの宿に宿泊することになります。
どのゲストハウスでも家庭的なおもてなしが期待でき、素朴な村で暮らすような滞在が楽しめます。
のぶよが宿泊したのがGuest House Shuanという宿。【マップ 紫】
マゼリ村の北側に位置しており、宿のすぐ後ろにはウシュバ山がどーんとそびえ立っています。
ジョージア地方部のゲストハウスの中では、かなりお洒落で設備も整った部類であるのがGuest House Shuanの最大の特徴。▼
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もともとはオーナー家族が暮らしていただけの建物を大幅に改築したそうで、手作業で設置された居間やテラスなど、総合的に居心地の良い空間となっています。
ホテルではないため、シャワールームや部屋の設備等は最低限ではあるものの、数日間の滞在であれば全く問題ありません。
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料金は1泊20GEL(=¥1000)~と、マゼリ村では最安値の部類。
朝食15GEL(=¥750)/夕食25GEL(=¥1250)は、オプションとして追加することも可能です。
オーナー夫妻はとても柔らかな態度で、温かなおもてなしと笑顔が素敵。
ロシア語かジョージア語しか通じませんが、言葉の壁など問題にならないほどです。
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立地も居心地も設備も素晴らしいGuest House Shuanは、マゼリ村の滞在にぴったり。
素朴な村と美しい山々の風景を眺めつつ、ハンモックに揺られながらのんびりと過ごす「何もしない時間」は極上のひとこと。
「ああ…もはや永遠にここに居ても良いのではないだろうか…」と感じてしまう、マゼリ村マジックにかかってしまうかもしれません!(経験者は語る)
【この宿を料金確認・予約する!】
マゼリへの行き方・アクセス
マゼリ村へのアクセス拠点は、ズグディディかメスティアのいずれかに限られます。
ズグディディ→メスティアの移動の途中にマゼリ村に立ち寄るプランも良いですし、メスティアを拠点にマゼリへ往復するプランも可能です。
ズグディディ方面からマゼリ
スヴァネティ地方への玄関口となるズグディディ(Zugdidi / ზუგდიდი)からマゼリへのアクセス方法は、以下の二種類に限られます。
注意しておきたいのが、マゼリからズグディディ方面へアクセスする交通手段はいっさい存在しない点。
マゼリ村には客待ちのタクシー等はなく、メスティア→ズグディディ方面のミニバスは基本的に途中乗車が不可能。(空席があれば、もしかしたら停まってくれるかも…)
マゼリ村滞在後は、メスティアに移動することになるでしょう。
①ズグディディからタクシー
ズグディディ~マゼリ間のタクシー料金の相場は、片道/1台あたり250GEL~350GEL(=¥12500~¥17500)ほど。
3時間~3時間半ほどの長い道のりです。
②ミニバスを途中下車する場合と異なり、歩くことなくマゼリ村に直接アクセスすることができます。
②メスティア行きミニバスを途中下車
マゼリ村へは、ズグディディ~メスティア間を結ぶミニバス(マルシュルートカ)を利用してのアクセスも可能。
終点のメスティアの手前20kmほどの地点に位置するベチョ(Becho / ბეჩო)という村で途中下車します。【マップ 黄色】
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ベチョのバス停からマゼリ村までは6km/1時間半ほどのゆるやかな上り坂。
この区間を結ぶ公共交通手段はないため、必然的に歩く(もしくはヒッチハイク)こととなります。
メスティアからマゼリ
多くの場合は、スヴァネティ地方の中心的な町であるメスティア(Mestia / მესტია)を拠点としてマゼリへとアクセスすることになるでしょう。
メスティア~マゼリ間の移動手段は、以下の4通りです。
注意したいのは、メスティア発ズグディディ行きのミニバスを利用して、マゼリ村入口にあるベチョ村で途中下車するのは難しい点。
閑散期等で空席があれば乗車可能ですが、料金はズグディディまでのフル運賃である35GELを支払わなければならず、割に合わないと思います。
①メスティアからタクシー
最も簡単なのが、メスティアからタクシーを利用すること。
メスティア中心街には客待ちのタクシーがたむろしているので、簡単に利用できます。
・片道:100GEL~120GEL(=¥5000~¥6000)
・同日の往復:150GEL~200GEL(=¥7500~¥10000)
注意したいのが、片道での利用の場合は帰りに流しのタクシーをつかまえるのは不可能である点。
日帰りする場合は往復でチャーターすればOKですが、マゼリに宿泊する場合は②宿の送迎を利用するのがベターです。
②宿の送迎
マゼリ村に宿泊するなら、宿の人にメスティアまで迎えに来てもらう/送ってもらうことも可能。
料金相場は宿によって微妙に異なり、交渉次第ではありますが、だいたい片道80GEL(=¥4000)ほど。
タクシー利用時よりも少し安めであることがほとんどです。
宿を予約した後、メスティアへの送迎を希望する胸を伝え、詳細を交渉すればOKです。
③徒歩
節約派&体力がある人は、メスティア~マゼリ間の26kmほどの幹線道路を自分の足で歩くことも可能。
この区間は8割方アップダウンが少ない道で、最後の6km(ベチョ~マゼリ間)のみゆるやかな上り坂。
6時間ほどあれば歩けてしまいます。
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メスティア~マゼリ間には、観光地化からは程遠い雰囲気の小さな村々が点在しており、楽しみながら歩ける点も◎
日程と体力に余裕があるなら、ぜひ挑戦してみましょう。
④トレッキング
トレッキング経験がある人におすすめなのが、メスティア~マゼリ間を隔てるグリ峠(Guli Pass)を越えるトレッキングコースでのアクセス。
距離25kmほど/標高差1500m以上/所要9時間~10時間と、上級者向けのコースで難易度も低くはありませんが、スヴァネティ地方の険しい山々の絶景を望みながら歩くことが可能です。
グリ峠へのアクセスは1年のうちでも限られた時期しかできず、6月頭~9月末頃限定。
それ以外の季節は積雪により通行不可能となってしまいます。
のぶよはマゼリ→メスティアの移動でグリ峠のトレッキングをしようと考えていたのですが、9月半ばにもかかわらず積雪で通行不可能となっていたため、断念しました…
おわりに
スヴァネティ地方の中でも「裏スヴァネティ」と呼ぶにふさわしい穴場感を誇るマゼリ村を紹介しました。
もはやこんな不便で辺鄙な場所まで誰が行ってくれるのか…疑問に思わないこともないですが、「定番だけでは満足できない!」というのぶよタイプの旅行者の心に刺さったなら嬉しいです(笑)
スヴァネティ地方には、まだまだ魅力的な見どころや素朴な村がたくさん。
ここでしか食べられない名物グルメも存在するので、ゆっくりと腰を据えて滞在するのがおすすめです!
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