こんにちは!ポルトガルから日本へ陸路で旅する「世界半周」中ののぶよ(@nobuyo5696)です。
(世界半周についてはこちらの記事へどうぞ。)
気がつけば世界半周に出て8ヶ月。
ポルトガルをスタートし、ルーマニアから本格的に旅をしはじめて、現在まだブルガリアという亀のようなペースで毎日過ごしています。
間もなくヨーロッパを抜けることになるので、一つの区切りとして、これまでに行った中で良かった場所をシェアしていくこの企画。
今回は、「大自然の絶景スポット編」です。
東欧やバルカン諸国は、日本では全く知られていない絶景の宝庫。
山、海、湖…素晴らしい大自然がどの国にもちゃんと残っています。
8か月間でのぶよが訪れた数々の大自然スポットの中でも、心からおすすめしたい10ヶ所に絞って紹介していきます。
各スポットを実際に訪れた際の記事へのリンクを貼っているので、気になった場所は要チェック!
①クルカ国立公園(クロアチア)
まずは、アドリア海が美しいクロアチアが誇る絶景から。
クロアチアの大自然スポットと言えば、世界遺産のプリトヴィツェ国立公園が有名ですよね。
もちろんプリトヴィッツェ国立公園の自然は素晴らしいのですが、正直有名になり過ぎてしまった感…
「大自然」というよりもただの観光地感が先だってしまうのは残念なところです。
それに比べてまだ穴場感が残っているのが、クロアチア中部のシベニク(Sibenik)近郊にあるクルカ国立公園。
「泳げる絶景」としてSNSで話題沸騰中のこの風景は、国立公園内のスクラディンの滝のもの。
水はかなり冷たいですが、轟々と流れる滝を間近にスイミングが楽しめます。
クルカ国立公園内には簡単な散策コースも整備されており、大自然の中で一日のんびり過ごすにはおすすめの場所です。
②「呪われた山」(アルバニア)
「呪われた山」という何ともおどろどろしい名前の大自然スポットがあるのは、アルバニア北東部の山岳地帯。
「アルバニアン・アルプス」との異名を持つ険しい山々は、モンテネグロやコソボとの国境。
険しい山々が人々の立ち入りを阻むようにそびえ立っていることから、この名がついたそうです。
初心者でも楽しめるトレッキングコースを歩けば、アルバニアが誇る大自然が味わえるのはもちろんのこと。
呪われた山周辺には、伝統的な生活が残るテス村(Theth)や、絶景のフェリー旅が楽しめるコーマン湖(Liqeni i Komanit)など、多くの見どころがある点もおすすめしたい理由です。
はっきり言ってしまうと、アルバニアに来てここに行かなかったら何の意味もないです。
本気でそう思うほど、アルバニアという国が誇る素晴らしい大自然の風景を味わうことができます。
③ドナウデルタ(ルーマニア)
ルーマニア東部の黒海沿岸に広がる広大な三角州地帯が、世界遺産にも指定されているドナウデルタ 。
ドイツを源流に、ウイーンやブダペストなど名だたる美しい町を流れるドナウ川。
黒海に注ぎ込む直前のこの場所で、三角州のドナウデルタとなります。
絶滅危惧種のバルカンペリカンを始め、稀少な鳥類を観察することができる野鳥の楽園としても有名。
ドナウデルタ地域の交通手段は、現在でも船のみ。
ボートツアーでお手軽に観光したり、地元民の足となるフェリーでゆっくりと旅したり…その楽しみ方は色々とあります。
大自然の雄大さはもちろんのこと。
決して便利とは言えない環境で生活する人々の暮らしを通して、ルーマニアという国の原風景が垣間見られるのも大きな魅力です。
④ヤレムチェ(ウクライナ)
「ウクライナ」と聞いて、あまり大自然スポットのイメージが湧かない人も多いのでは?
広大な国土を誇る東ヨーロッパ最大面積のこの国には、手付かずの大自然がたくさん残されているのです。
中でも美しいのが、ウクライナ西部のカルパチア山脈地域。
厳しい自然環境の中で伝統的な生活を守りながら暮らす人々の生活が残っています。
このエリアでののぶよのおすすめは、ヤレムチェ(Yaremche)という小さな村です。
周辺の絶景ハイキングコースへの拠点となるのはもちろんのこと。
この地域に住むフツル族のマーケットや格安で郷土料理が味わえるレストランなど、とにかく滞在するのが楽しい村。それがヤレムチェです。
カルパチア山脈の中のロッジ風のゲストハウスに格安で滞在できるのもヤレムチェの魅力。
美味しい空気をいっぱいに味わいながら、のんびりと過ごしたい場所です。
⑤ドリマデス地方(アルバニア)
アルバニア南部に位置するドリマデス地方(Drymades)は、断崖絶壁に小さな村々が点在し、美しいイオニア海の絶景が望めるエリア。
アルバニアの中でも、リゾート開発されていないのが◎
本来の大自然に触れられる地域です。
ドリマデス地方に行くなら忘れてはいけないのが、「ヨーロッパで最も美しいビーチ」と言われるジペ・ビーチ(Gjipe)。
崖に囲まれた秘境感漂うビーチの風景は、きっと忘れられないものとなるはず!
ドリマデス地方観光の拠点となるヒマラ(Himarë)の町も、のんびりとした雰囲気で居心地抜群です ▼
何日も滞在したくなる、不思議な魅力がある場所です。
滞在に必要な施設や設備はすべてヒマラの町に整っているので、ガッツリ長期でのシーサイド生活も良いかも!
⑦タラ国立公園(セルビア)
日本人には馴染みの薄い国であるセルビアですが、実は大自然の宝庫。
山、渓谷、湖などいろいろな見どころがありますが、セルビア西部にあるタラ国立公園は心からおすすめしたい大自然スポットです。
絶景が続く国立公園内のハイキングコースには、ひっそりと建つ修道院や美しい滝など、とにかく見どころがたくさん ▼
SNSで話題の「川の中の家」も近くにあるので、セットで訪れることも可能です。
ハイキング好きなら絶対に楽しめること間違いなしの、タラ国立公園は、セルビア髄一の穴場自然スポット。
誰も知らない絶景を味わいに訪れてみては?
⑦リラの七つの湖(ブルガリア)
この地球上のものとは思えない、異世界感漂う天空の湖…
ブルガリア南西部にあるリラの七つの湖は、標高2500mの荒涼とした大地に、大小七つの湖が点在する超絶景スポットです。
日本人には全く知られていないリラの七つの湖ですが、ブルガリア人の間ではまず知らない人はいないほどに有名。
個人でのアクセスはやや難ありなものの、頂上から眺める絶景は感動間違いなしです。
山の麓には温泉で有名なサパレヴァ・バーニャ(Sapareva Banja)という町もあり、ハイキングで疲れた身体を癒すのにももってこい!
心からおすすめしたい、穴場の自然スポットです。
⑧ウヴァツ自然保護地域(セルビア)
のぶよ的に、「バルカン半島の穴場絶景大国」であるセルビアから、もう一つランクイン。
セルビア西部のウヴァツ自然保護区域(Uvac)は、まるで地を這う大蛇のように蛇行して流れる川の、唯一無二の渓谷美を堪能できるスポットです。
壊滅的に知名度はなく、アクセスはとても不便…
しかし、実際にその風景を自分の目で眺めた時の感動は、もう言葉に表せないものがあります。
日本語では全く情報がなく、英語やフランス語で調べても個人でのアクセス方法がほとんど出てこないという秘境中の秘境であるウヴァツ。
きっと「ここどこ?!」と注目されること間違いありません!
⑨ドゥルミトル国立公園 (モンテネグロ)
「国内どこでも日帰り圏内」と言われるほどに、国土が小さいモンテネグロ。
コトルやブドヴァなど、アドリア海沿いの町やビーチリゾートばかりが有名ですが、モンテネグロ内陸部の山々の美しさはバルカン半島で随一だと思います。
北西部のドゥルミトル国立公園(Durmitor)がその代表で、山の中の氷河湖である「黒い湖」や、最深部1300mのタラ渓谷に架かる橋など、たくさんの見どころに恵まれています。
アクセスも比較的簡単で、初心者でも問題なく歩けるハイキングコースが整備されているのも嬉しいポイント。
そのアクセスの易しさとは裏腹に、驚くほどのダイナミックな大自然に感動することでしょう。
⑩フヴァル島(クロアチア)
のぶよは基本的に、観光地観光地した場所や、リッチ&パーティピーポーが集うリゾート地は好きではありません。
しかしながら、アドリア海に浮かぶリゾートアイランド・フヴァル島(Hvar)は別格でした。
一見、リゾート客がハメを外す「パーティーアイランド」のように感じられるフヴァル島。
(実際にヨーロッパではそのように知られています。)
しかしながら、美しすぎるビーチや絶景を望むハイキングコース、ラベンダーの香り漂う小さな村など、島本来の素朴な魅力が感じられるスポットが点在していることは、パーティーピーポー達にはあまり知られていません。
バーやクラブ遊びに忙しいリゾート客を尻目に、島のもう一つの顔である大自然を全身で感じる…
それこそが、正しいフヴァル島の楽しみ方なのかもしれません。
本当に本当に本当に、びっくりするほどに気に入ったフヴァル島。
「リゾート地には興味ないし…」なんて言わずに、ぜひ行ってみてください。
きっと思い出に残る滞在になるはず!
おわりに
かなり試行錯誤した上で、ようやく10ヶ所に絞った東欧・バルカン諸国の大自然絶景スポット。
変化に富んだ大自然の風景は、小さな国々がひしめき合っている地域とは思えないほどのダイナミックさ。
いずれもまだまだ知名度が高くはなく、秘境感溢れる雰囲気も素晴らしいです。
今回紹介した10のスポットは、全て個人で、公共交通手段のみでアクセスできるので、節約派バックパッカーでも大丈夫!
どのスポットの絶景も、きっと忘れられないものとなることを保証します!
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