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こんにちは!アルバニア北部の大自然を満喫中、世界半周中ののぶよ(@nobuyo5696)です。
(世界半周についてはこちらの記事へどうぞ。)
アルバニア北部、モンテネグロとの国境にまたがる「呪われた山(Bjeshkëte Nemuna)」は人が立ち入るのを拒むように切り立った山々が連なる山岳地帯。
正式名称を「プロクレティエ山地(Prokletije)」という呪われた山。
そのおどろおどろしい名前とは裏腹に、美しい山々が織りなす大自然の風景は、多くの人々を魅了します。
名前だけを聞くとかなりハードな登山が待ち受けていそうですが、実際は初心者~中級者でも十分に歩けるハイキングコースが整備されており、若者から年配の人まで多くの人がハイキングに挑戦します。
のぶよ的には、アルバニア観光のハイライトと言える呪われた山のハイキング。
周辺の見どころと合わせて、「アルバニアに来てここに行かないなんて、来た意味ゼロ」と言い切れるほど素晴らしい場所です。
今回の記事では、そんな呪われた山のハイキングコースを写真付きで紹介します。
各ポイント間の距離や所要時間も掲載しているので、実際に訪れる際の参考にしてください。
呪われた山のハイキングコースをポイント別に紹介
呪われた山のハイキングコースは、バルボナ(Valbonë)~テス(Theth)の二つの村を結ぶ12kmほどのコースです。
いずれの村からも歩くことができ、所要時間は合計7~8時間ほどのロングハイキング。
それぞれの村へのアクセスや、周辺の見どころと合わせたモデルコースなどは後述しているので、そちらを参考にしてください。
のぶよは、東側のバルボナから西側のテスへと向かいました。
バルボナ村(地図1)〜トレッキングコース入口(地図2)
呪われた山の東側のベースとなるバルボナ村からハイキングコースの入口までは、舗装された平坦な道路を歩きます。
バルボナ村のどこに泊まっているかによって歩く距離は変わってくるものの、のぶよが宿泊したJezerca Guesthouseからハイキングコース入口までは4kmほどでした。
できる限り歩く距離を減らしたい人は、よりハイキングコース入口に近い宿泊先に滞在することもできます。
ただしその分村の中心から離れるので、ちょっとした買い物などには苦労することになるでしょう。
(バルボナには簡易商店が中央部に一軒しかありません)
距離:4km
所要時間:45分
トレッキングコース入口(地図2)〜ラグラム村(Rragram)(地図3)
トレッキングコース入口からは、緩やかな上り坂の砂利道を歩きます。
ここから終点のテスの中心街までは12kmの距離。
砂利道はかなり楽に歩けますが、次のポイントであるラグラム村(Rragram)到着前に急な上り坂となります。
距離:3.5km
所要時間:45分
ラグラム村(地図3)〜Simoni cafe(地図4)
風景が徐々に変化してくるのがこちらの区間。
山々は徐々にダイナミックな顔を見せ、コースはかなりの急坂になってきます。
体力がつきそうになったところにあるのがSimoni cafeという山小屋風のカフェ。
無料の湧き水があり、水分補給をするならここがベストです。
コーヒーを嗜むのもいいですが、全てが山価格であることは間違いありません。
距離:1.6km
所要時間:45分
Simoni cafe(地図4)〜頂上(地図5)
Simoni cafeから呪われた山ハイキングコース最高地点までは、かなりの急坂が続く一番の難所と言えます。
木々が創り出す日影がほとんどなく、時間帯によってはかなり体力を消耗してしまいそう。
水分補給はしっかりと行うようにしましょう。
ようやく頂上にたどり着いたときの感動は、言葉に表せないものがあります。
これまで歩いてきたバルボナ方面の切り立った山々の風景と、これから向かうテス方面の緑に覆われた山々の両方が望めるのが、呪われた山の頂上。
のぶよの場合は、途中で休憩をはさみつつ普通のペースで歩いて、バルボナ村出発からちょうど4時間で頂上に到着できました。
距離:2.3km
所要時間:1時間
頂上(地図5)〜テス側のカフェ(地図6)
呪われた山の素晴らしい風景を存分に満喫した後は、テスの村に向かって山を下っていきます。
バルボナ側の荒涼とした山の景色とは一変して、緑あふれる森の中を歩くルートになるテス側のコース。
ちょうど暑くなる時間帯にさしかかるでしょうが、木々が作る日陰のおかげでかなり歩きやすいです。
森の中を下ること30分ほどで、山小屋風のカフェがあるので、一休みしていくのもいいでしょう。
カフェからさらに数百メートル少し下ったところに小川があり、水分補給も可能です。
距離:1.6km
所要時間:30分
テス側のカフェ(地図6)〜ゲストハウス(地図7)
テス側のカフェまでの下り坂は比較的ゆるやかで、かなり楽に歩けたのですが、ここからは少し坂が急になってきます。
しばらく下ると、森を抜けて砂利道が続きます。
ちょうど足が疲れてきているであろう頃。
足元が良くない急坂の砂利道は滑りやすいので、注意が必要です。
カフェから1時間弱で、ようやくテスの村の建物が目に入ってくるようになります。
赤い屋根のゲストハウス前が最後の分岐点。
ここを右に曲がって、テス村へと下っていきましょう。
距離:2.6km
所要時間:50分
ゲストハウス(地図7)〜テス中心街(地図8)
ゲストハウス前からテス村までは、坂を下っていくだけです。
美しい山々に囲まれたテスの風景を望みながら、最後の2kmを歩いていきましょう。
距離:2km
所要時間:30分
呪われた山ハイキングの必要日数とモデルプラン
ここまで読んで、呪われた山ハイキングの素晴らしさを知っていただけたでしょうか。
そう信じたいです(笑)
ここからは、「私も行ってみたい!」と思った人のために、呪いの山ハイキングをするために必要な日数やモデルプランを解説していきます。
まず知っておかなければならないのが、呪われた山をハイキングするにはバルボナ(Valbonë)からテス(Theth)へ抜ける右回りコースと、テスからバルボナへ抜ける左回りコースの二通りのルートがあるということ。
どうして「右回り」「左回り」と言うのかというと、呪われた山のハイキングのみを単体で行う旅行者は存在せず、みんな呪われた山の麓にある人造湖を走るコーマン湖フェリーと組み合わせて周遊旅をするためです。
(というか、バルボナ~シュコドラ間の移動にはフェリー以外の手段がありません。)
赤線:フルゴン(乗り合いバス)ルート
青線:フェリールート
黄線:徒歩ルート
シュコドラを基点として、コーマン→フィエルザ→バルボナ→テスと時計回りに移動するのを右回りコースと呼び、反時計回りに移動するのを左回りコースと呼びます。
ここでは、それぞれのコースをまわるのに必要な日数とモデルプランを解説します。
呪われた山ハイキングの必要日数
コーマン湖フェリーと呪われた山のハイキング、テス国立公園内の見どころをまわるのに最低限必要な日数は2泊3日となります。
(後述しますが、右回りコースだと2泊3日は可能ではあるもののかなり厳しいです)
呪われた山のハイキングと、コーマン湖フェリーだけを目的で行くなら、左回りコースで1泊2日でも可能なのですが、のぶよ的にはおすすめしません。
(理由は「1泊2日で呪いの山を訪れる場合」の項で後述しています)
シュコドラから左回りコースでテスに行くのも、右回りコースでコーマンへ行くのも、交通手段はフルゴン(乗り合いバス)のみ。
いずれのフルゴンも、予約が必須です。
アルバニア語に堪能でフルゴンの運転手の連絡先を知っているなら別ですが、基本的には自力で席を押さえることはできません。
(もちろんネット予約という文明の利器もありません)
シュコドラのホステルはどこもフルゴンの運転手とのコネクションがあって席を押さえてくれるので、ホステル経由で予約しましょう。
値段はホステルを経由しようと自力で予約しようと変わりません。
左回りの場合のモデルプラン
1日目
7時:シュコドラ発のフルゴンに乗る(※要事前予約)
11時頃:テスに到着
ブルーアイ&グルナスの滝ハイキング
テス泊
2日目
テスからバルボナへ呪われた山ハイキング
バルボナ泊
3日目
10:30頃:バルボナの宿泊先発のフルゴンに乗る
12時頃:フィエルザ着。
13時:コーマン湖フェリーに乗る。
15時:コーマン着、待機しているシュコドラ行きのフルゴンに乗る
17時頃:シュコドラ着
右回りの場合のモデルプラン
1日目
6:15 シュコドラ発のフルゴンに乗る
8時過ぎ:コーマン着
9時:コーマン湖フェリーに乗る
11時頃:フィエルザ着、待機しているフルゴンに乗る
13時頃:バルボナ着
バルボナ泊
2日目
バルボナからテスへ呪われた山ハイキング
テス泊
3日目
ブルーアイ&グルナスの滝ハイキング
12時:テスの宿泊先発のフルゴンに乗る
16時頃:シュコドラ着
呪われた山ハイキングの右回りコースと左回りコース、どちらがおすすめ?
いずれのコースにもメリット・デメリットがあるため、簡単にどちらがいいか断言できない、呪われた山のハイキングコース。
呪われた山へのアクセス拠点となるシュコドラのホステルに滞在する旅行者の間では、「どちらのコースで行くべきか」という議論が連日なされているほどです。
ここでは、のぶよ自身の経験(右回りコース)を踏まえて、それぞれのコースのメリットとデメリット、最終的にどちらのコースがおすすめか解説していきます。
右回りコースのメリット
右回りコースの最大のメリットは、体力がある状態でメインである呪われた山のハイキングができること。
左回りコースだと、初日にブルーアイへの往復6時間のハイキングをした翌日に呪われた山をハイキングすることになるので、体力的にきついかもしれません。
また、バルボナ~テスへの呪われた山ハイキングコースは、バルボナ側の方が景色がきれいです。
バルボナを朝出発すると、日の当たり具合がちょうど良く、素晴らしい景色を目にすることができます、
また、日差しが強くなる午後は、テス側の森の中を通るコースを歩くことになるので、日陰になっている分、かなり楽です。
右回りコースのデメリット
上のモデルプランを見てお分かりの通り、右回りコースだと最終日が相当きつくなります。
というのも、テス発シュコドラ行きのフルゴンは基本的に12~13時発なため。
それ以降は走っていないので、それまでにブルーアイとテスの滝へのハイキング(所用5〜6時間)を済ませなければならないためです。
ちょっと無理がありそうなので、
最終日のハイキングを削る
テスにもう一泊する
のどちらかになるでしょう。
左回りコースの場合は、到着した日に余裕を持ってブルーアイとテスの滝をハイキングできて無駄がありません。
というわけで、どうしても日程を3日間に抑えたい場合は、右回りコースはおすすめできません。
左回りコースのメリット
左回りコースのメリットは、効率よく各スポットをまわれること。
2泊3日の日程で、ブルーアイ&テスの滝、呪われた山、コーマン湖フェリーの全ての見どころを、時間をたっぷりとかけてまわることができます。
左回りコースのデメリット
左回りコースのデメリットは、メインのハイキングである呪われた山の前日にブルーアイ&テスの滝へのハイキングをすることとなるので、体力的にかなりきついこと。
また、呪われた山のハイライトとなるバルボナ側の風景は、午後は山影が大きくなるため暗く見えてしまいます。
また、バルボナ側には日差しを遮るような木々があまりないため、かなり強い午後の日差しの中を歩くこととなります。
最終日のコーマン湖フェリーも、午後は太陽に向かって走るので、かなりの逆光となってしまいます。
結果:右回りコースと左回りコースどちらがおすすめ?
のぶよ的には、バルボナ1泊、テス2泊、合計3泊4日の日程がとれるなら右回りコースをおすすめします。
どこの景色も最も美しい時間帯に見られるのが一番の理由ですが、居心地が良く魅力的なテスの村への滞在を最後にまわしたほうが、より印象に残る旅になると思うためです。
(バルボナ村も山々の景色は綺麗なものの、村の風景や雰囲気では完全にテスに軍配が上がります)
どうしても2泊3日の日程しかとれないのなら、左回りコースが無難だと思います。
ただし、「ああ、テスにもう一泊すればよかった!」と思うこと必至です。
1泊2日で呪いの山を訪れる場合
のぶよ的には全くおすすめできないのですが、日程の都合で丸2日間とるのが精一杯という人もいるでしょう。
その場合は、左回りコースに確定となり、ブルーアイとテスの滝は諦めることとなります。
1日目にシュコドラからテスに到着するのが11時、そこからすぐに呪われた山ハイキングをすれば、バルボナ到着は19時頃。
日が長い夏場なら十分に可能です。
あとは先述のモデルコースの通り、2日目にコーマン湖フェリーに乗ってシュコドラへと戻ります。
正直に言うと、テスに宿泊しないのは、呪われた山の魅力の半分しか堪能できていないのと同じことだと思います。
1泊2日しかないなら、呪われた山ハイキングは諦めて、シュコドラからテスへの単純往復にしたほうがいいかもしれません。
それくらい、テスの村は魅力でいっぱいです。
呪われた山エリアをハイキングする現地ツアーは、シュコドラやティラナ起点のものがいくつかあり、交通手段を気にする必要がないのが魅力的。
またガイド付きのものが基本なので、ハイキング途中の安全面を考えても利用する価値があるかもしれません。
呪われた山ハイキングの注意点とアドバイス
「ヨーロッパの秘境」と言われるアルバニアの中でも、かなりの秘境感が漂う呪われた山と周辺の村々。
ここからは、のぶよ自身の経験を踏まえて、これから呪われた山へ向かう人のためにいくつかアドバイスをさせていただきます。
必要なものはすべてシュコドラで買っておく
バルボナ村、テス村ともに、想像を絶するような田舎です。
商店(と呼べるかどうか微妙なもの)は、各村に一軒ずつしかなく、いずれも最低限過ぎる品ぞろえです。
また、いずれの村も全てが山プライス。
食材や日用品はもちろん、ビールやタバコの値段もシュコドラの二倍以上します。
食事に関しては、各ゲストハウスで別料金で用意してくれるものをお願いするのが基本となりますが、どうしても節約したいならある程度の食料を持参しましょう。
宿泊先は予約しておく
のぶよが出会ったハイカーの中には、当日の宿を予約せずに一軒一軒渡り歩いて来たという人もいましたが、できれば滞在先は確保しておくべきです。
ハイキング後に疲れた体を引き摺りながら、空室があるかどうかもわからない宿を一軒一軒渡り歩くなんてのぶよにはできません。
また、予約していない観光客の足元を見て、強気な料金を吹っかけてくることも多いのがこのエリア。
事前に予約しておけば、表示された料金以上は払う必要はないので安心です。
また、バルボナ・テス共に、フルゴン(乗り合いバス)で到着する際に宿の前まで行って降ろしてくれます。
宿が決まっていないと、運転手や他の乗客を巻き沿いにしながら一軒一軒宿を渡り歩くことになってしまいます。
大きな荷物はシュコドラに置いておく
シュコドラを拠点に右回り、左回りで呪いの山を訪れ、またシュコドラに戻ってくるわけです。
大きなバックパックやスーツケースを山に持っていく理由はどこにもありません。
バックパックを背負ったままハイキングをしている強者もちらほらいたものの、正直かなり大変そうでした。
バルボナ~テス間は道路が走っておらず、車で荷物を輸送してもらうことはできません。
馬に荷物を積んで山越えするという方法もあるのですが、ご想像通りかなりお金がかかります。
ハイカーのニーズに応えてか、シュコドラのほとんどのホステルでは、荷物を無料で数日間預かってくれます。
たかが数日間のことなので、着替えや日用品など最低限の荷物だけで十分用は足ります。
宿泊先の夕食オプションを一度は利用する
食費をケチって、シュコドラからある程度の食料を持参するのもいいのですが、のぶよ的には一度は山の宿泊先で夕食オプションを利用してほしいです。
なぜなら、食料や物資が限られた山での生活は、基本的に自給自足。
食材のほとんどが自家製のもので、全てが手作りの絶品であるためです。
アルバニアの山岳地方伝統のレモンスープや羊肉の煮込み、自家製のチーズやバターをふんだんに使った伝統的な郷土料理は、この地域以外ではなかなか味わうことができないもの。
のぶよがテスで宿泊したゲストハウスでは、なんと8品のコース料理で€8.5(=¥1028)という良心的な価格で夕食を提供してくれました。
もちろんそのどれもが手作りで、素朴で味わい深い物ばかり。
食を通して大自然の中での伝統的な生活を感じることができますよ。
現金を十分に持っていく
本当に気を付けたいのが、滞在期間中をカバーするのに十分な現金を持っていくこと。
バルボナ・テスともに、ATMや両替所は存在しません。
また、田舎のゲストハウスや商店がクレジットカードを受け付けているはずもないので、現金がなければ確実に詰みます(笑)
ほとんどの場所で、アルバニアの通貨であるレクとユーロの両方が使えるので、十分すぎるくらいの現金を持っていきましょう。
アルバニアの他地域よりも物価が高めな呪われた山エリア。
交通費、宿泊費、食費をすべて含めて、滞在日数×€40~€50くらい用意しておけば安心です。
(実際は、1日€30ほどに収まりますが、あくまでも念のため。)
地図アプリをダウンロードしておく
Google Mapは、ハイキングコースを網羅しているとは言い難いです。
のぶよがハイキングの際に使うのが、Maps.Meというアプリ。
オフラインでも地図の表示や近くのスポットの検索ができるだけではなく、ハイキングコースや自転車コースも詳細に表示されます。
また、ハイキングコースの高低差を表示する機能もあってかなり便利です。
特に、今回紹介した呪われた山に関しては、このアプリなしでは歩けないと思っておいた方がいいでしょう。
おわりに
とにかく素晴らしかった、呪われた山のハイキング。
呪いにかかることもなく、無事に歩ききることができました(笑)
コーマン湖フェリー、テス国立公園とともに、アルバニアに来たなら絶対に外せないスポットです。
今のところ、有名観光地とはなっておらず、「知る人ぞ知る」といった感じですが、今後確実に注目を浴びて開発の波にさらされる時が来てしまうことでしょう。
山を歩くのが好きな人なら絶対に行って損はしません。
人生観が変わるような絶景の中を、自分の足で歩いてみてはいかがでしょうか。
コメント
こんにちは!この春休みにアルバニアに行くつもりなのですが、この時期は雪などできびしいものでしょうか?
るさんちまん様
こんにちは、コメントありがとうございます!
「春休み」というのが具体的にいつを指すのか定かではないのですが、3月くらいと仮定いたします。
アルバニア全土、特に海岸沿いでは、基本的に冬は厳しくなく、雪もほとんど降らないと思います。ギリシャやイタイア南部の気候と同じような地中海性気候だと考えていただければ。
反対に、内陸部(ベラト、ジロカストラ等)は、海岸沿いに比べると冬~春の気温は低めですが、それでも大雪に見舞われることは少ないでしょう。
アルバニア北部の呪われた山地域は標高が高く、冬は雪に埋もれます。(実際に訪問した際に冬場の雪が積もった写真を見せてもらいました)
それだけでなく、観光客向けのホテルやペンション、レストランなどが全てクローズし、ミニバスの運行もなくなるため、住民全員がシュコドラに移動して冬を越すという話も聞きました。
3月だとまだ冬の終わりといったところなので、この地域の観光はおすすめしない、というか行くための手段や宿泊先が見つけられないと思います。
4月後半から5月にかけて、多くの人が村へ戻ってくるため、早くてもGW頃にならないと観光として訪れるのは厳しいかもしれません。