【セルビア】絶景、滝、修道院と「川の中の家」。全てを満喫できるタラ国立公園の日帰りハイキングが素晴らしい!

【セルビア】絶景、滝、修道院と「川の中の家」。全てを満喫できるタラ国立公園の日帰りハイキングが素晴らしい!

こんにちは!セルビアを3週間ほど旅した、世界半周中ののぶよです。
(世界半周についてはこちらの記事へどうぞ。)

セルビア西部、ボスニア・ヘルツェゴビナとの国境に位置するタラ国立公園(Tara National Park)。

春~秋にかけては、広大な敷地内に広がる山々が織りなす絶景に魅了された多くのハイカーで賑わいます。

日本人の間では、近くにあるズラティボル(Zlatibor)が有名なようですが、あそこはただのリゾート地。
軽井沢みたいなもので、「家族連れが手軽に自然を感じる場所」といった感じです。

スキーリゾートとして大規模開発が行われたズラティボルは、どちらかというと「安全に楽しめるように整備された大自然」といった雰囲気。

間違ってもバックパッカー一人旅で行くような場所ではありません(笑)

セルビアの本当の大自然に触れたいなら、断然タラ国立公園の方がおすすめです。

というわけで、宿泊しているウジツェ(Uzice)から、タラ国立公園に日帰りでハイキングをしに行ってきました。

これが予想以上に素晴らしかったんです。
ただ大自然の中をひたすら歩くだけではなくて、ハイキングコース途中に点在する見どころに立ち寄りつつ、楽しみながら大自然に触れることができました。

SNSで人気が出てきている、ドリナ川の中に建つ家にも立ち寄るこのハイキングコース。

ネットには全く情報がなく、完全にのぶよのオリジナルルートです!
日帰りで大自然と、人気スポットの両方を満喫できるパーフェクトな日帰りハイキングコース。

合計で10km~16kmほど(途中でバスに乗るかどうかによる)歩きますが、基本的に下り坂なので、意外と歩けてしまいます。
体力のある方に是非おすすめしたいです。

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タラ国立公園ハイキングマップ

黄色:バイナ・バシュタバスターミナル
赤:Kaludjerske Bare(バス停)
青:ハイキングコース上の見どころ

 

タラ国立公園観光の拠点・バイナ・バシュタからハイキングコース入口へ移動

タラ国立公園のゲートウェイ的存在の場所が、国立公園の東端に位置するバイナ・バシュタ(Bajina Basta)という町です。

ボスニア・ヘルツェゴビナとの国境であるドリナ川沿いに位置する小さな町で、すぐ向こう側はボスニア。

タラ国立公園の入口であると同時に、話題のスポットである「ドリナ川の中に建つ家」があるのもこのバイナ・バシュタの町。

ベオグラードやウジツェなど、セルビア他都市からバスでアクセスすることとなります。

バイナ・バシュタへの行き方

↑とても質素なバイナ・バシュタのバスターミナル

ベオグラードから

ベオグラードからは早朝から夕方まで比較的多くの本数のバスが運行されています。

バイナ・バシュタからベオグラードへ戻る最終バスは17:30と早めなので、タラ国立公園でのハイキングを含めての日帰り往復は厳しいと思います。

ドリナ川の中に建つ家だけを見るだけなら、ベオグラードからの日帰りは可能ですが、正直往復8時間以上かけて見に来るようなものではありません(笑)

運行頻度:1日8本
所要時間:4~5時間
料金:1200DIN(=¥1250)~

ウジツェから

おすすめなのが、セルビア西部の観光の拠点的都市であるウジツェからタラ国立公園への日帰りハイキング。

朝早くからバスがあり、バイナ・バシュタからウジツェへ戻る最終バスは19:30発と、余裕を持ってハイキングを楽しむことができます。

運行頻度:1~2時間に1本
所要時間:1時間半
料金:230DIN(=¥239)~

バイナ・バシュタからハイキングコース入口へ

バイナ・バシュタから、今回紹介するタラ国立公園内のハイキングコース入口までは、かなりの上り坂。
かなり距離があるので、是非バスを利用しましょう。

バイナ・バシュタのバスターミナル(地図上黄色)から、1時間半に1本の割合で運行されているTara方面へ向かうバスに乗車し、“Kaludjerske Bare”というバス停(地図内赤色)で降車します。
料金は150DIN(=¥156)、所要時間は30分ほど。

↑Bajina BastaからTara(Kaludjerske Bare)経由、Zlatibor行きのバス

バスによっては、ズラティボル(Zlatibor)行きなど、Kaludjerske Bareを経由して他の目的地へ向かうものもあるので、運転手への確認をお忘れなく。

このガソリンスタンド付近が、バスの降車場所である“Kaludjerske Bare”。
運転手さんがちゃんと教えてくれます。

周辺にはレストランが一軒あるのみ。
この先には食事をできる施設は皆無なので、食料を持ってきていない場合はここで腹ごしらえをしておきましょう。

Kaludjerske Bare(バス停)からツルニェスコヴォ展望台(地図1)へ:3km / 40分

Kaludjerske Bareのバス停から、最初の見どころであるツルニェスコヴォ展望台までは舗装された緩やかな下り坂を3kmほど歩きます。
時間にして40分ほどの簡単なコースです。

大自然の中に点在する家々が作りだす風景はとても美しく、のんびり歩いているうちに展望台に到着してしまいます。

タラ国立公園ハイキングコース上の見どころ

見どころ1:ツルニェスコヴォ展望台(地図1)

スタートして40分ほど歩いて到着するのが、ハイキングコース上最初の見どころであるツルニェスコヴォ展望台(Црњесково)です。

タラ国立公園の大自然を見下ろす絶景スポットで、遠くには先ほどまで居たバイナ・バシュタの赤い屋根の町並みが。

その向こうに見える山々は、もうボスニア・ヘルツェゴビナです。

ツルニェスコヴォ展望台(地図1)~ラヂェヴァツの泉(地図2)へ:3.1km /1時間15分

↑途中ではやたら羊に出会う

展望台の絶景を堪能したら、次の見どころであるラヂェヴァツの泉(Ladjevac)まで山道を歩きます。

ここが、このハイキングコース内で一番の難所と言えるでしょう。

かなりの急こう配の坂を下っていくのですが、階段などは全く整備されていない山道のため、距離以上に時間がかかります。

少し足を踏み外すと、谷底へ真っ逆さまに落ちてしまいそうな狭いコースは、中級車向けのコースです。

特に、ツルニェスコヴォ展望台を出発してから最初の1kmはかなりハードなコース。
道案内もあまりちゃんとされていないので、地図を頼りに進んでいきましょう。

このハイキングコースの道順は、赤と白のサインで示されています。
道に迷いそうになったら、木や石に描かれているこのサインを探しましょう。

見どころ2:ラヂェヴァツの泉(地図2)

ハードな山下りが一段落したところで現れるのが、ラチェヴァツの泉(Ladjevac)です。

泉というよりも滝に近いのですが、タラの山々から湧き出した水が、幾本もの筋となって急な斜面を流れ落ちる様子は圧巻で、神聖な雰囲気です。

ラチェヴァツの泉の水には、天然のミネラル分が豊富に含まれているそうで、眼病や皮膚病に効果があると言われているそうです。

もちろん飲用可能なので、ここで水分補給も兼ねて少し休憩していきましょう。

ラチェヴァツの泉(地図2)~ラチャ修道院(地図3):2.2km / 30分

↑美しい川の流れを感じながらのコース

ラチェヴァツの泉で喉を潤したら、次の見どころであるラチャ修道院までは川沿いに1.8kmほどの遊歩道を歩いていくだけの超簡単コース。

…のはずだったのですが。

土砂崩れが発生したため、この遊歩道は途中で途切れてしまっていました。

↑川沿いの遊歩道(途中で途切れている)への入口。一応木が横に置かれているものの、なんの表示もありません。

少し迂回して、土砂崩れ箇所を避けて川沿いの遊歩道に合流するコースが臨時で作られていたのですが、正直整備が甘すぎます(笑)
表示もほとんどなく、道なき道を行くことになるので安全とは言えません。

完全に安全なコースを行くなら、いったんLanista村まで山を登り、そこから舗装道路を下ってラチャ修道院へ到着するコースを選ぶのがいいでしょう。
距離にして3kmほどですが、アップダウンは激しそうです。

見どころ3:ラチャ修道院(地図3)

セルビア正教の聖地であるラチャ修道院は、山々に囲まれた谷にひっそりとたたずむ神聖な雰囲気の場所です。

内部への入場は無料で、色褪せたフレスコ画がとても美しいです。

ここで生活をする修道士たちの姿も見られ、放牧した羊たちとともに伝統的な生活を送っているようでした。

ラチャ修道院(地図3)~ドリナ川の中に建つ家(地図4):7.7km / 1時間半

ラチャ修道院からは、バスターミナルがあるバイナ・バシュタの町へと戻るだけとなります。

緩やかな下り坂が7kmほど続く舗装道路で、決してハードな山道ではありません。

しかし、ここまで結構ハードな山道を歩いてきたので、肉体的に少ししんどく感じてしまうかも。

実は、ラチャ修道院~バイナ・バシュタまでは、1日1本ミニバスが運行されています。

修道院前を16:40発、20分ほどでバイナ・バシュタのバスターミナルへと到着するこのミニバス。時間さえ合えばかなり便利です。

のぶよの場合、ラチャ修道院を出発してかなり歩いたところでバスに抜かされてその存在を知ったので、利用することができませんでした。

時期、曜日によってミニバスの運行スケジュールは変更となる可能性があります。現地での確認をお忘れなく。

見どころ4:ドリナ川の中に建つ家(地図4)

お待ちかねの「ドリナ川の中に建つ家」。

現地では「ドリナ・リバーハウス」なんて呼ばれています。

バイナ・バシュタの中心街にあるバスターミナルから1.5kmほど北、ドリナ川の真ん中にぽつんと佇む小屋は、ある写真家が撮影した写真によって一躍人気の観光スポットとなりました。

とはいっても、観光地化はほとんど進んでおらず、周囲にはドリナ川を見下ろすテラス席があるレストランが一軒あるだけ。

この小屋、そもそもはドリナ川をボートで下る人の目印、及び緊急避難用に建てられたもので、セルビアとボスニアの国境線のちょうど真上に位置しています。

ゆったりと流れるドリナ川はとても美しく、青とも緑ともつかない不思議な色をした水の流れには感動すること間違いありません。

頑張ってハイキングをした自分を労いながら、雄大な絶景ともに缶ビールでも飲んでみてはいかがでしょうか。

タラ国立公園の現地ツアー&アクティビティ

「そんなに歩けない!」という方や、「川の中の家だけ見られればいい!」という方は、ベオグラード発の現地ツアー参加がおすすめ。
川の中の家以外にも、周辺の見どころを効率よくまわることができます。

おわりに

今回紹介したタラ国立公園のハイキングコースの距離の合計は16~17km(ラチャ修道院からバスに乗れれば10kmほど)。

正直、かなりハードです。翌日は動けなくなります(笑)

それでも、自分の足で大自然を歩いたという達成感はかなりのもの。
また、見どころに立ち寄りながらのハイキングとなるので、飽きることなく歩けるのがとても良かったです。

ドリナ川の中に建つ家だけを見に、わざわざバイナ・バシュタまでやって来るもの好きな人もいるようですが、せっかく大自然がすぐそばにあるのに掘っ立て小屋を見て満足する神経がのぶよにはわかりません(笑)

今回はウジツェからの日帰りハイキングとして訪れましたが、数日滞在して他のハイキングコースに挑戦してみるのもいいかもしれません。

今回紹介したハイキングコース入口であるKaludjerske Bareには、比較的お得な値段で滞在できるホステルもあるので、数日滞在して大自然を満喫するのもいいかもしれません。

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Kaludjerske Bare


タラ国立公園ハイキングの拠点となるKaludjerske Bareには、数件の小規模ホテルやゲストハウスが点在しています。
 

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バイナ・バシュタ


川の中の家があるバイナ・バシュタは、タラ国立公園観光のもう一つの拠点です。
 

バイナ・バシュタの宿をすべて見る!

タラ国立公園から足をのばして

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