トゥルチャ発、世界遺産ドナウデルタを観光!ボートツアー完全ガイド。

トゥルチャ発、世界遺産ドナウデルタを観光!ボートツアー完全ガイド。

こんにちは!世界半周中で現在はルーマニア旅行中ののぶよです。(世界半周についてはこちらの記事へどうぞ。)

ドイツに源流を発し、8ヵ国を流れて黒海へと注ぐ、「美しく青き」ドナウ川。
その長い旅の終着点となるのが、ここルーマニアの東部にあるドナウデルタという地域です。

ドナウデルタは、ドナウ川が黒海にそそぐ前に広大なデルタ(三角州)を形成している地域で、ルーマニア最大の湿地帯となっています。
大自然に囲まれたドナウデルタは野生動物の楽園。野生のペリカンや馬などを間近で見ることができ、UNESCOの世界遺産にも登録されているほどです。

そんなドナウデルタの観光手段は船のみ。様々なボートツアーやフェリーが運航されています。
その拠点となるのがドナウデルタ地域最大の町であるトゥルチャ (Tulcea)の町です。

ドナウデルタ観光のためにトゥルチャの町に滞在したので、その見どころやドナウデルタ観光のポイント (ツアー内容、料金、フェリー情報など)を記録しておきます。

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トゥルチャの町を観光

ドナウデルタを観光する人が必ず訪れるであろうトゥルチャの町。小さな地方都市といった雰囲気の町で、ドナウ川を使った運搬の重要な拠点となっています。

ドイツからルーマニアまで様々な国を経由してここまで流れてくるドナウ川。ウイーンやブダペストなど、優雅なイメージがある中欧の都市を経由しているため、どことなく洗練された感じを持ちますが、その終着点となるドナウデルタでのドナウ川は素朴な雰囲気そのものです。

トゥルチャの観光スポット

ドナウ川沿いの遊歩道

ドナウ川沿いの1kmほどは、遊歩道として整備されていて、晴れた日には散歩が気持ちいいです。
しかしながら遊歩道沿いの建物はぼろぼろで、共産主義感がプンプンします。オフシーズンである3月初めということもあり、観光客の姿はほぼ見かけません。

地元の人が散歩をしていたり、ドナウ川で釣りをしていたりとのんびりした雰囲気が漂っています。

世界遺産に登録されているドナウデルタ観光の拠点となる町なので、もっと観光地化された場所を想像していましたが、実際は普通の地方都市そのもののトゥルチャ。かなり寂れた感じがします。

ドナウデルタを周るボートツアーも、オフシーズンのため開店休業状態。川沿いにたくさんのツアー会社の船が停泊しています。

丘の上の展望台

町はずれにある小高い丘には、モニュメントがあり、トゥルチャの町を一望することができます。

夕方に訪れたため、かなりの逆光で町の写真は撮れませんでした。ドナウ川沿いに広がる美しい風景を持つトゥルチャの町のパノラマは、自分の目で確かめてみてください。

トゥルチャへの行き方

ルーマニアの他都市からかなりの距離があるトゥルチャ。正直なところ、アクセスはかなり不便です。

トゥルチャへの鉄道でのアクセス

↑Medgidiaからトゥルチャへのローカル線。2両編成で乗客の姿はほぼなし。

のぶよは首都のブカレストからトゥルチャに鉄道で入ったのですが、この鉄道がかなり不便なうえに時間がかかります。

直通の鉄道はなく、ブカレストからコンスタンツァ行きのIR (快速)に乗って2時間ほどのMedgidiaという町でR (普通列車)に乗り換えて3時間。合計で5時間ほどの道のりです。

料金は合計で66.20LEI (=¥1775)。

Medgidiaからトゥルチャへの普通列車はなんと一日2本のみ。かなり不便です。

↑トゥルチャの鉄道駅

トゥルチャへのバスでのアクセス

鉄道よりも若干移動時間が短いのがバスでのアクセスです。

ブカレストのAutogara Augustinaというバスターミナルから2時間に1本ほどの便があり、所要時間は4時間半ほど。料金は鉄道利用に比べて少し高めで90LEI (=¥2415)。

↑トゥルチャ行きの全てのバスが到着するバスターミナル

ブカレスト以外の都市からトゥルチャへのアクセスなら、断然バスが便利です。

黒海沿いの大都市、コンスタンツァやモルドバとの国境の町ガラチ、ルーマニア東部の大都市ヤシへのバスも出ています。

バスターミナルは鉄道駅のすぐそばにあるので、何かと使い勝手が良いです。

 

トゥルチャ発。ドナウデルタを楽しむ方法は二通り

トゥルチャへ来たということは、十中八九ドナウデルタの観光が目的でしょう。(おわかりの通り、トゥルチャの町自体には観光スポットはあまりありません。)

ドナウデルタへはバスや鉄道などの交通網はないため、必ず船に乗ってアクセスすることとなります。
その観光手段は大きく分けて二通り。

・トゥルチャ発の日帰りドナウデルタクルーズツアーに参加する
・トゥルチャからドナウデルタ内の村へフェリーで移動して滞在する

それぞれのドナウデルタの観光の手段について解説していきます。

 

1.トゥルチャ発の日帰りドナウデルタクルーズツアーに参加する

ほとんどの観光客が選択するドナウデルタ観光の手段がこちら。トゥルチャの町を発着する現地ボートツアーに参加するというもの。

トゥルチャの町には、ボートでのドナウデルタ観光ツアーを開催している会社が多くあり、特に予約をしなくても現地での申し込み、参加が可能です。

ツアーの料金は、以下の条件によって大きく変わってきます。

ドナウデルタクルーズツアーの選び方の基準と料金

・何時間のツアーにするか

日帰りのドナウデルタクルーズの場合だと、一番短いもので3時間(100LEI~)、長いもので9時間(250LEI~)なんてものも。
当然、時間が長いものほど料金が上がってきます。

・高速船か、スローボートか

どこの会社でも高速船とスローボートの二種類のボートを用意していることが多いです。高速船の方が料金が高いです。

おすすめは、スローボート。
ゆったりと流れるドナウ川を満喫できますし、なにより高速船が近づくと野鳥は一斉に逃げ出してしまうためです。

・ドナウデルタ内のどこを巡るか

ツアーの所要時間とも関連しますが、ツアーの内容によっても料金は変動します。
例えば、有名な漁師村であるミラ23へ訪れるツアーや、トゥルチャから離れた場所(スリナ、クリシャンなど)へ行くツアーの料金は高めです。
反対に、トゥルチャからあまり離れずに、周辺の湿地帯や野鳥の生息地を周るだけのツアーなら、3~4時間ほどで100LEIからある模様。

・昼食付か

ドナウデルタでの楽しみの一つである、川で捕れた淡水魚を使った豪快な魚料理。
ミラ23などの漁師村を訪れるツアーならまず組み込まれていると思って間違いありません。6時間以上のツアーならほぼ昼食付なので、ツアー選びの際の基準の一つになります。

・何人の参加者がいるか

ツアーの料金が決まる一番の要因が、何人の参加者がそのツアーにいるのかという点。
ドナウデルタクルーズのツアー料金は、基本的にボート一艘あたりの料金で表示されていることが多いので、一艘に乗る人数が多ければ多いほど一人当たりの料金が安くなります。

ツアーの詳細、料金は観光案内所を利用

トゥルチャの遊歩道沿いにある観光案内所では、ドナウデルタの日帰りボートツアーの情報を提供しています。

もちろん遊歩道沿いのツアー会社に一軒一軒尋ね周ってもいいのですが、観光案内所ならそれぞれのツアー会社が用意している料金相場が書かれた紙を用意してくれているのでわかりやすいです。

遊歩道沿いのツアー会社では、基本的にツアー料金が表示されておらず、係員に聞いてみないとわからないので、この観光案内所の情報はかなり参考になります。

ここに書かれている料金はあくまでも目安。参加人数やツアー内容によって料金が変わってくることをお忘れなく。

ドナウデルタクルーズのモデルプランと料金

・トゥルチャ発6時間コース、昼食付
・スローボート
・参加人数6名
という一般的な場合だと、一人あたり150LEI (=¥4025)~となります。

参加人数によって料金は変動し得ますし、あなたの交渉力によってはもっと安くなることもあるかもしれません。がんばってください(笑)

ドナウデルタツアーへの参加方法

とっても簡単です。
トゥルチャの町のドナウ川沿いの遊歩道を歩いていると、多くのツアー会社がオフィス兼船着場を川の上に構えているのに気が付くはず。そこでツアー内容と料金を確認、場合によっては値段交渉しましょう。

ハイシーズンならばツアーへの呼び込みのおじさんたちが遊歩道沿いを闊歩しているそうなので、困ることはないでしょう。

↑このようなツアー内容を謳った会社がずらりと並ぶ遊歩道沿い。料金は書かれていないので、観光案内所でもらえる紙をご参考に。

どのツアーも朝9時~11時の間に出発するものが多く、午後になるとツアーの選択肢がかなり狭まってしまうので注意。

ドナウデルタの観光シーズンは4月~10月。それ以外の時期は観光客がほとんど来ないため、ツアー参加者がなかなか集まりません。
 そのため、ツアー料金はかなり割高になってしまうことが多いので注意。

2.トゥルチャからドナウデルタ内の村へフェリーで移動して滞在する

のぶよがドナウデルタ観光に選んだ手段がこちら。
トゥルチャから運航される定期船に乗ってドナウデルタのもっと下流にある村まで行って滞在するというもの。

本当はトゥルチャからの日帰りツアーで十分とも思っていたのですが、いかんせん季節は3月。完全なオフシーズンのため、観光客の姿はほとんど見かけません。というかゼロです(笑)
宿泊したホテルも、のぶよ以外の宿泊客はなし。観光案内所のお姉さんも、この時期に観光客がやってきたことにおどろいていたほどです。

しかし心配ご無用。ドナウデルタツアーは他の参加者がいないので割高になってしまいますが、ドナウデルタ内の住民の足である定期船はちゃんと運航されています。
ここからは、トゥルチャからドナウデルタ河口でありルーマニア最東の村であるスリナ(Sulina)への定期船を使った移動情報です。

ドナウデルタの定期船(フェリー)会社は一社のみ!

バスステーションに隣接した建物にオフィスを構えるNavromという会社が、トゥルチャからドナウデルタ河口の3つの村(Sulina、Periprava、SF. Gheorghe)への便をそれぞれ運航しています。


↑Navromのオフィスが入った建物

のぶよが利用したのは、トゥルチャ – スリナ便。

Navromのフェリーは一日一便のみ。
曜日によって、ゆっくり進むスローボートか、高速艇か変わります。先述の通り、ゆったりと大自然を味わうなら断然スローボートがおすすめです!

スケジュールと料金は以下の通り。

トゥルチャ→スリナ

・スローボート (Classic Ship) 46LEI (=¥1235)
月、水、金 13:30発 /所要時間3時間半

・高速艇 (Catamaran) 56LEI (=¥1500)
木、土 13:30発 /所要時間2時間半

スリナ→トゥルチャ

・スローボート (Classic Ship) 46LEI (=¥1235)
火、木、土 07:00発 /所要時間3時間半

・高速艇 (Catamaran) 56LEI (=¥1500)
月、金 07:00発 /所要時間2時間半

最新のスケジュール、料金に関しては、Navromのサイトにて確認できます。オンライン予約も受け付けているようです。 ※サイトはルーマニア語のみ

おわかりのように、Navromのフェリーを利用する場合、どうしてもスリナに一泊する必要があります。
4月からのハイシーズンには、ホステルがオープンするそうなので、宿泊費を抑えることも可能です。

のぶよはスリナに一泊のあと、翌朝の便でトゥルチャに戻りました。
スリナは最果て感が漂う小さな町といった雰囲気です。黒海沿いのビーチがあり、スリナ発のローカルボートツアーもあるので、時間が許せば数日のんびりと滞在するのもいいかもしれません。

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