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こんにちは!世界半周中ののぶよ(@nobuyo5696)です。
ルーマニアに旅行に来た多くの人が訪れるであろう首都のブカレストと、トランシルヴァニア地方の古都ブラショフ。
全く雰囲気の異なるこの二都市間の移動は、鉄道が断然便利です。
ルーマニア国内の鉄道網はかなり発達していて、運賃もバスに比べて格安という旅行者の強い味方。
ポピュラーなブカレスト~ブラショフのルートはもちろん、国内どこへ移動するのでも利用価値が高いです。
今回は、ルーマニア国鉄(CFR)を実際に利用してブカレスト~ブラショフ間を移動したので、
列車の種類
時刻表の調べ方
チケットの購入方法、
列車の乗り方
などの情報を解説していきます。
ブカレスト~ブラショフ間に限らず、他のルートでも鉄道利用方法は全く同じなので、ルーマニア旅行の際の参考にしてください。
ルーマニア鉄道利用の4つのポイント
ルーマニアの鉄道利用は、以下の4ステップに従うだけ。
- 1列車の種類を知る
- 2時刻表・料金をオンラインでチェック
- 3チケット購入
- 4プラットホーム確認&乗車
ここでは、各ステップの内容を詳細に解説していきます。
ルーマニアの鉄道利用のステップ1:列車の種類を知る
いくつか鉄道の種類があるルーマニアの鉄道。
大きく分けると以下の3つとなります。
種類 | 種別 | 座席 | 所要時間 (ブカレスト~ブラショフ) |
料金 (ブカレスト~ブラショフ) |
IC | 特急 | 指定 | – | – |
IR/IRN | 快速 | 指定 | 2時間半 | 48.6LEI(=¥1228) |
RE/R | 普通 | 自由 | 3時間45分 | 25LEI(=¥631) |
IC:日本でいう「特急」にあたり、大都市間や他国の都市までを最短時間で結ぶ列車。
1等と2等があり全席指定。最も料金が高い。
※ブカレスト~ブラショフ間には設定なし
IR/IRN:日本でいう「快速」や「急行」に当たり、停車駅は少なめ。
1等と2等があり全席指定。目的地に速く着くが、料金は2等でも下のRの倍以上する。
RE/R:日本でいう「各駅停車」。
席は自由席で、もちろん時間はかかる。格安の料金が魅力的。
といったところ。
曜日や時間帯によって料金や所要時間は変わってくるのがルーマニアの鉄道。
ブカレスト~ブラショフ間(166km)の所要時間と料金の目安は、快速にあたるIR/IRNは、普通列車であるRE/Rの倍の料金で所要時間は1時間ちょっと短いといったところ。
スケジュールや予算と相談して好みの列車を選べばいいと思います。
のぶよ的には、普通列車のRE/Rで十分だと思います。
なんといっても安いですし、車内にはトイレ完備、座席には充電用のコンセントまでちゃんと設置されています。
時間に余裕があればかなり快適に移動できるので、おすすめです!
ルーマニアの鉄道利用のステップ2:時刻表・料金をオンラインでチェック
ルーマニアの鉄道のスケジュールや料金を調べる際は、ルーマニア国鉄(CFR)のサイトが最も正確。
出発地、目的地と日付&時間帯を入力して検索するだけというオーソドックスなものなので、簡単に利用することができます。
英語対応もしているCFRのサイトですが、地名は全てルーマニア語表記にする必要がある点にご注意を。
英語表記では検索に反映されません。
ルーマニアの鉄道利用のステップ3:チケットの購入
ブカレストからブラショフ方面への電車は、全てブカレスト北駅(Gara de Nord)を発車します。
(というかルーマニア国内ほぼ全ての列車がブカレスト北駅発です)
ブカレスト北駅は、中心街のウニリイ広場と地下鉄で直結しているので便利です。
治安が悪いと言われるブカレスト北駅周辺ですが、昼間の間は特にそんな感じはしませんでした。
よくあるターミナル駅と言った感じです。
鉄道チケットの購入方法は二種類。
自動券売機(クレジットカードのみ)
有人のチケットオフィス(カード、現金)
自動券売機は英語に対応していて、クレジットカードさえあれば簡単にチケットを購入できます。
1.目的地、日付を選ぶ
2.条件に該当する全ての列車と、出発時刻・到着時刻が表示されるので、乗りたい列車を選ぶ
3.人数を選ぶ
4.クレジットカードで支払い
たったこれだけ。
超簡単に鉄道チケットが購入できます。
しかしながら、のぶよ的には有人のチケットオフィスを利用することを強くおすすめします。
というのも、ルーマニアの自動券売機などでのセキュリティーにはかなり疑問が感じられるため。
実際、のぶよはルーマニアでクレジットカードのスキミング被害に遭いました。
自動券売機が原因だったのかは定かではありませんが、用心に越したことはないと思います。
券売機でも有人の窓口でも、鉄道チケットの料金は変わりません。
券売機で列車番号や出発時刻等を確認→窓口でそれを伝えて購入、というのがスマート&安心だと思います。
ルーマニア国鉄のサイトで事前にチケットを購入することも可能です。
出発6日前の購入ならば割引があるそうですなので、人によっては魅力的かもしれません。
のぶよ的には、そもそものチケット代が安いので、そこまでオンライン予約には惹かれません。(アナログな人間なので)
旅程の変更がしづらくなるのが一番のネックだと思います。
ルーマニアの鉄道利用のステップ4:プラットホーム番号確認&乗車
日本の駅のように、「〇〇番線には〇〇行きの電車」とにホームが振り分けられていないヨーロッパの鉄道駅。
ルーマニアも例外ではありません。
自分で駅構内の出発案内の掲示板を見て、利用する列車が発車するプラットホーム番号を確認しなければいけません。
チケットに書かれた出発時刻、目的地、列車番号を、電光掲示板の表示に照らし合わせて、指定されたプラットホームへ向かいます。
ブカレスト~シナイア~ブラショフ間を鉄道で移動してみた
ブカレスト~シナイア間の鉄道移動
ブカレストから夏は避暑地、冬はスキーリゾートとして栄えるシナイアという小さな町までは、IRの2等で移動することに。
というのも、料金が安いRは、早朝に1本ある後は14時台までないという謎なスケジュールだったためです。
全席指定のIRではありますが、なんと満席で指定席が取れず。
立ち乗りでシナイアまで行くこととなりました。
正直1時間半以上立ち乗りでこの価格というのには納得いきません。
ブカレスト~シナイア間鉄道
・IR/IRN
料金:1等56LEI (=¥1480)/2等35.6LEI(=¥940)
所要時間:1時間40分
・R/RE
料金:18LEI(=¥470)
所要時間:2時間30分
シナイア駅・荷物預かり所情報
雪の降りしきる2月に訪れたというのもありますが、「津軽海峡冬景色」の世界に感じたシナイア駅。(上の写真を撮った後から猛吹雪になる)
だだっぴろい待合所の一角にチケットオフィスと自動券売機があるので、ブラショフ行きやブカレストへ戻るチケットを問題なく購入できます。
のぶよのように移動がてらシナイアを半日観光する場合は、荷物預かり所を利用するのが便利です。
荷物預かり所はホーム上にあるのですが、利用するためにはいったん駅舎内のトイレにいるおばちゃんに声をかけて鍵を開けてもらうシステムです。
19時まで開いていて、料金は10LEI(=¥263)。
利用の際にパスポートの提示が必要です。
荷物と引き換えにもらう手書きの番号札をなくさないように気をつけましょう。
シナイア~ブラショフ間の鉄道移動
シナイア~ブラショフ間は、距離がそこまでないので2等で十分です。
所要時間も15分ほどしか変わりません。
R/REの列車には座席指定はありませんが、車内はガラガラ。
180円で1時間半の距離を移動できるルーマニア国鉄は素晴らしい!
行きのIRが1000円近く払って立ち乗りだったことを考えると、なんだか悔しくなります。
これからはR/REひとすじでいこうと強く誓いました(笑)
シナイア~ブラショフ間鉄道移動
・IR/IRN
料金:1等24LEI (=¥630)/2等12.9LEI(=¥340)
所要時間:1時間
・R/RE
料金:6.80LEI(=¥180)
所要時間:1時間15分
ブカレストを拠点に他都市をまわるなら、現地ツアー利用も一つの手。
交通手段が確保されているので安心して旅行できるのがメリットです。
・カルパチア山脈の真珠シナイア&ドラキュラ城 日帰り観光ツアー<貸切チャーター/ブカレスト発>
・ドラキュラ城 日帰り観光ツアー<終日/日本語 or 英語/昼食/ブカレスト発>
おわりに
鉄道を利用することで比較的安く移動できるルーマニア。
日本に比べると、快速列車・IRの1等席でもかなりお得感のある料金設定です。
格安の普通列車・R/REでも十分すぎるクオリティーなのもポイント。
のぶよのようにできる限り移動費を節約したい旅行者は、普通列車一択でOKです。
個人旅行者でも簡単・安全に移動でき、車内ではルーマニアの人々の温かさに触れられる機会もあるかもしれません。
ルーマニア旅の醍醐味が感じられる鉄道を利用して小都市や、地方部を巡ってみてはいかがでしょうか。
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