こんにちは!ジョージア滞在も1年、世界半周中ののぶよ(@nobuyo5696)です。
(世界半周についてはこちらの記事へどうぞ。)
ジョージアの首都・トビリシには、長い歴史を今に伝える見どころがたくさん。
ヨーロッパでもアジアでもない、ユニークな町並みと雰囲気にどっぷりと浸かることができる町です。
そんなトビリシには、歴史やら文化やら難しいことは抜きに感動できる絶景スポットが点在しています。
トビリシは谷間にひらけた町。
周囲を山に囲まれており、少し坂を登るだけでパノラマビューが目の前に広がる「絶景天国」な町なのです。
今回の記事は、トビリシ市内の絶景スポットを定番から穴場まで20か所紹介していくもの。
ド定番の有名どころから、「ええ~こんなところあったの!?」という穴場感ただようものまで…
トビリシの町を色々な角度から眺めていきましょう!
全制覇したという人、もし居たら連絡ください。すごく喜びます(笑)
トビリシの絶景ポイント20マップ
旧市街を望む絶景ポイント
①ナリカラ要塞 定番!
はじめに紹介するのは、トビリシ観光の定番中の定番・ナリカラ要塞(Narikala fortress)からの絶景。
4世紀に起源を持つ歴史ある城壁の向こうには、トビリシ旧市街のミニチュアのような可愛らしい町並みが広がります。
高台の上に位置しているナリカラ要塞ですが、中心街からロープウェイで楽々アクセスできるのも魅力的。
かつてこの地を治めた歴代の支配者たちが眺めた景色は、息を呑むほどの感動を与えてくれるはず!
【おすすめ時間帯:昼過ぎ】
午前中は完全なる逆光!
また、午後遅すぎても旧市街が影になってしまうので、お昼過ぎくらいが理想的です。
②メテヒ教会 定番!
5世紀建造のメテヒ教会(Metekhi church)は、歴史的にものすごく価値がある場所。
断崖絶壁に建つ独特のロケーションや教会内部の神聖な雰囲気も素晴らしいのですが、教会前から眺めるトビリシ旧市街の風景も見逃せません。
木造テラスを持つカラフルな旧市街の家々と、その上に堂々とそびえ立つナリカラ要塞を一度に眺めることができます。
【おすすめ時間帯:午前中】
旧市街方面は午後は完全なる逆光!
午後1時くらいまでならきれいな写真がとれるはず。
③ダレジャン王妃の宮殿 おすすめ!
メテヒ教会のすぐ近くにあるものの、意外と知られていない絶景スポットがダレジャン王妃の宮殿(Queen Darejan palace)。
メテヒ教会を含めたトビリシ旧市街の町並みを眺めることができます。
18世紀にペルシア帝国のトビリシ侵攻を生き延びたダレジャン王妃が住んでいた場所で、パステルブルーの円形テラスが目印。
彼女が日々眺めたクラ川のゆったりとした流れは、200年以上経った今でも変わっていないはずです。
【おすすめ時間帯:午前中】
旧市街方面は午後は完全なる逆光!
午後1時くらいまでならきれいな写真がとれるはず。
④緑のテラスの家
トビリシ旧市街の中でも、美しいテラスを持つ家々が建ち並ぶカラ地区。
その一角にひっそりと建つ緑のテラスの家は、知る人ぞ知る絶景ポイントです。
少し登ったところにあるため、旧市街の家々を上から眺めることができるのがポイント。
旧市街の向こうには、トビリシ最大の大きさであるサメバ大聖堂が存在感抜群に立っています。
【おすすめ時間帯:昼過ぎ~夕方】
午前中は完全なる逆光なので午後がおすすめ。
サメバ大聖堂が西日を受けて輝く夕方も幻想的です!
⑤青いテラスの家 おすすめ!
緑のテラスの家から階段を上りまくった先に建つ青いテラスの家付近も、隠れた絶景ポイント。
トビリシ旧市街の町並みはもちろん、クラ川にかかるピース・ブリッジを正面から眺めることができます。
トビリシ旧市街らしい木製テラスも情緒があって素敵。おすすめです!
【おすすめ時間帯:昼過ぎ】
午前中は完全なる逆光!
また、午後遅すぎると旧市街が影に入ってしまうので、お昼過ぎくらいが理想的です。
⑥アバノトゥバニ地区の浴場の上 定番!
トビリシ旧市街の中でも異国情緒漂うペルシア風の町並みが残るアバノトゥバニ地区(Abanotubani)。
温泉が湧いていることで知られ、ドーム型にぽっこりと突き出た屋根を持つ浴場が点在しています。
屋根の上からは、ナリカラ要塞とアバノトゥバニ地区のおもちゃのような家々を一望でき、温泉の丸屋根も含めてエキゾチックな風景が見られます。
【おすすめ時間帯:午前中~昼過ぎ】
ナリカラ要塞方面は午後になると完全に逆光となります。
また、午後遅すぎるとアバノトゥバニ地区全体が影に入るため、昼過ぎくらいまでが◎
⑦タボルの三位一体教会 おすすめ!
トビリシ旧市街を一望するポイントの定番は、最初に紹介したナリカラ要塞に間違いありません。
しかしながら、ナリカラ要塞からは要塞自身を含めた町並みを見ることはできないもの。
要塞に抱かれるように広がるトビリシ旧市街の絶景を眺めるなら、アバノトゥバニ地区の南側にある丘の頂上に建つタボルの三位一体教会(Tabor Monastery)へ行きましょう。
アクセス方法は徒歩で山道を登ることのみで、穴場感が強いのもポイント。
人とは違う角度でトビリシの町を眺めたい人に強くおすすめしたいです!
【おすすめ時間帯:昼過ぎ】
午前中は完全なる逆光で、午後遅すぎても旧市街が影になります。
午後3時~4時くらいがベスト。
中心街を望む絶景ポイント
⑧ベトレミ教会上 おすすめ!
トビリシ全体でのぶよが最も好きな絶景ポイントの一つが、旧市街西部にあるベトレミ教会(Betlemi Church)の上部にあるテラス。
リバティー・スクエアやルスタヴェリ通りなど、トビリシ中心街方面の絶景ならここが文句なしのNo.1だと思います。
鉛筆のような屋根を持つベトレミ教会の向こうに広がるトビリシの風景は、なんとなく厳かで神聖な雰囲気に感じられます。
旧市街にあるにもかかわらず観光客の姿は少なめ。
地元の若者が遊びにくるようなローカルな雰囲気も含めて大好きな場所です。
【おすすめ時間帯:1日中】
北向きの展望台なので、1日中どの時間帯でも美しい風景が見られます。
⑨リケ公園上 おすすめ!
透明ブルーのピース・ブリッジをはじめ、謎デザインな建物が点在する「キラキラ系トビリシスポット」の代表・リケ公園(Rike park)にも絶景ポイントがあります。
それが、公園の東端にある階段を登った先、幹線道路沿いに整備された展望コーナー。
手前に緑(と謎建造物)あふれるリケ公園、奥にトビリシ中心街の町並み&テレビ塔が目印のムタツミンダ山を一望できます。
この角度からの眺め(西から中心街を望む)はけっこう珍しいよう。
あまり知られていない穴場の展望台です!
【おすすめ時間帯:午前中】
昼過ぎには完全なる逆光となるので、できる限り早い時間に訪れるのが◎
⑩ムタツミンダ公園
トビリシ中心街の西側にそびえ立つムタツミンダ山。
赤いテレビ塔が立っており、トビリシ市内のどこからでも見られます。
ムタツミンダ山の山頂はムタツミンダ公園(Mtatsminda park)という遊園地になっており、高い場所からトビリシ市内を一望することができます。
ムタツミンダ公園への入場はなんと無料。
中心街からはケーブルカーか路線バスで簡単にアクセスできるので、ランチを持っていっての絶景ピクニックもできちゃいます!
【おすすめ時間帯:昼過ぎ】
午前中は完全なる逆光なので、お昼過ぎに行きましょう。
⑪サメバ大聖堂 定番!
2004年に完成した、トビリシで最大規模の宗教建造物がサメバ大聖堂(Sameba Cathedral)。
正式名称を「至聖三者大聖堂」と言いますが、みんな「サメバ」と呼んでいます。
アヴラバリ地区の高台に位置するため、聖堂の敷地内からはトビリシ中心街方面の町並みを一望できます。
絶景はもちろん要チェックですが、太陽の光を受けて黄金に輝く聖堂自体もかなりの見ごたえ。
ロンリープラネット(世界最大手の旅行ガイドブック)のコーカサス編の表紙になったこともあるほどの定番スポットです。
【おすすめ時間帯:午前中 or 夕方】
サメバ大聖堂から中心街を眺めるなら午前中がおすすめ。いっぽう、西日を受けて聖堂が美しく輝くのは午後遅い時間帯になってから。
昼過ぎの時間帯はは白壁に反射する太陽光が強すぎるので避けるべきです。
その他の絶景ポイント
⑫トビリシ・スカイブリッジ おすすめ!
トビリシ西部の居住エリアの一つであるサブルタロ地区。
その最も奥に位置するのが、「トビリシ・スカイブリッジ」と呼ばれる共同住宅で、山がちな地形にひろがるサブルタロ地区の町並みが一望できます。
「スカイブリッジ」という名前の由来は、3棟の共同住宅が地上14階部分でなぜか橋でつながっているため。
こんな謎建築は、もちろんソ連時代お得意のものです(笑)
現在でも住人がいる場所なので、訪問の際はマナーを守るようにしましょう!
【おすすめ時間帯:午前中~昼過ぎ】
午後遅い時間はサブルタロ地区全体が逆光となってしまうので、遅くとも午後2時くらいまでに行きましょう!
⑬旧考古学博物館
トビリシ北部は、ソ連時代の町並みが色濃いエリア。
(というか、トビリシ自体がほぼソ連な町並みですが、このエリアは特にすごい)
そんなある意味レトロな町並みを一望できるポイントが、旧考古学博物館。
だだっぴろい大通りに真四角の共同住宅がずらりと建ち並ぶ光景は、とにかく圧巻です。
博物館の建物自体も、ソ連崩壊直前に完成→放置されて廃墟となった味わい深い(?)もの。
正面のソ連レリーフもかなり秀逸なので、こちらもお見逃しなく!
【おすすめ時間帯:夕方】
南東向きの展望ポイントなので、1日中日が差しています。
太陽光が弱まる夕方に訪れるか、曇り空の日もソ連感が増すので良いかも。
⑭トビリシのポンテ・ヴェッキオ
カオスな雰囲気が漂うトビリシ中央市場の裏側、トビリシ中央駅から線路をまたぐ歩行者専用の陸橋も、のぶよ的に感動したスポット。
「トビリシのポンテ・ヴェッキオ」と勝手に名付けたのですが、ちゃんと裏付けがあります。
ポンテ・ヴェッキオとは、イタリアのフィレンツェにある歴史ある石橋。
橋の上には商店が所狭しとならんでいる風景で有名です。
トビリシのポンテ・ヴェッキオの上にも、謎のお店がずらり。
屋根はビニールシートというクオリティーですが、他ではなかなか味わえない独特な雰囲気を感じてみては?
【おすすめ時間帯:1日中】
北向きなので、1日中いつでもOKです!
⑮ヒッポドロム
ソ連的な共同住宅とモダンな高層ビルが混在する、トビリシ西部のサブルタロ地区には、ヒッポドロム(Hippodrome)と呼ばれる広場があります。
「ヒッポドロム」とは、ローマ帝国時代に競馬などが行われた楕円形の広場のこと。
この場所にはもちろんそんな歴史はなく、ただ形が似ているというだけでそう呼ばれています。
ヒッポドロム自体は高台には位置していないのですが、開発が進むサブルタロ地区の高層ビルに囲まれた開放的な風景が見られます。
谷間にひらけたトビリシの町は平地が少なく、このような広々とした風景を見られる場所は意外にも珍しいもの。
「ニューヨークのセントラルパークっぽい(行ったことないけど)」と思ったのですが、考えすぎでしょうか(笑)
【おすすめ時間帯:1日中】
北向きに開けているため、1日中いつでも開放的な風景が見られます。
⑯ヴァケ公園
「トビリシで一番のセレブエリア」と称されるヴァケ地区の西の端にあるのが、とにかく広大なヴァケ公園(Vake park)。
公園の半分は平地、もう半分は山の斜面という独特な地形の公園なのですが、斜面に敷かれた階段を登った先がヴァケ地区の町並みを一望できるポイントです。
謎デザインの高層ビルが建ち並ぶヴァケ地区の風景は、大都市さながら。
さらに登った先にはタートル・レイクという湖もあるので、ちょっとしたハイキング気分で挑戦してみるのも良いでしょう。
【おすすめ時間帯:1日中】
北向きの展望スポットなので、1日中いつでも絶景が見られます!
⑰クロニクル・オブ・ジョージア 定番!
トビリシ市内の東側には丘陵地帯が広がり、トビリシ・シー(Tbilisi sea)という巨大な人口湖があります。
湖のほとりの丘の上に建つ巨大な建造物がクロニクル・オブ・ジョージア(Chronicle of Georgia)と呼ばれるもの。
その名の通り、ジョージアの歴史が描かれた黒い石を積み重ねたもので、観光スポットとしても有名です。
建造物自体もかなり見ごたえがありますが、目の前に広がるトビリシ・シーの青く輝く風景は感動もの。
天気の良い日を狙って訪れたい場所です!
【おすすめ時間帯:午後遅め】
午前中~昼過ぎまでは完全なる逆光です。
午後3時以降の遅い時間の方がきれいに見えるでしょう。
⑱トビリシ植物園 おすすめ!
トビリシ旧市街近くにありながら、なぜかみんなあまり訪れないトビリシ植物園(Tbilisi Botanical Garden)。
今回紹介している絶景スポットの中で唯一、入場料がかかります。(4GEL=¥125)。
トビリシ旧市街南側の谷間を利用して整備された園内は、起伏がけっこう激しくて散策には体力が必要。
その代わり、園内の至る所に絶景ポイントが点在しているのがおすすめする理由です。
ナリカラ要塞やジョージア母の像など「トビリシのランドマーク的存在」を裏側から眺めることができるのは、トビリシ市内でもここだけ。
植物園なので、季節ごとの花々で彩られた絶景が見られるのも嬉しいですね!
【おすすめ時間帯:午後遅め】
絶景ポイントの多くは東向きなので、午前中~午後2時頃までは完全な逆光。
おすすめは午後3時以降です。
園内はかなり広くて起伏が激しいので、履き慣れた靴で行きましょう。(子連れやベビーカーはキツいと思います)
⑲「天空のベンチ」おすすめ!
トビリシ市街全体と、まわりの山々の全てを一望したいなら「天空のベンチ」を目指しましょう!
ムタツミンダ山~タートル・レイク間の5kmほどのハイキングコースの途中にある絶景ポイントで、ベンチが2台置かれているだけの質素なもの。
またもやのぶよが勝手に命名したスポットですが、こちらもかなりおすすめ。
ここ以上に開放感が感じられる場所は他にありませんから。
天気が良い日なら、遥か北にそびえるコーカサスの山々も見られるそう。
山の国・ジョージアの首都に立っていることを実感できるはずです!
【おすすめ時間帯:昼過ぎ】
北東向きなので、午前中は逆光となります。
ハイキングコース自体は1時間半~2時間ほどで歩ける簡単なコースなので、午後遅めの時間帯スタートでも問題ありません。
⑳ソ連ロッククライミング塔
最後に紹介するのが、トビリシ東部の山の斜面に建つソ連ロッククライミング塔からの風景。
谷間に広がるトビリシの町並みの全てが見られるポイントですが、ほとんど知られていません。
中心街からトビリシ・シー方面へと向かう途中の道路沿いに建っているこちらの巨大な塔。
おそらくソ連時代に建設されたモニュメントだと思うのですが、ただのオブジェではありません。
塔の内側は空洞になっており、壁にはロッククライミング用の石が設置されているのです。
完全なる直角の壁にズラリと並ぶカラフルな石。
塔は数十メートルの高さなので、落ちたら間違いなくあの世行きです。
いったい誰がこんなところでロッククライミングに挑戦するのか謎ですが、世の中にはきっといるのでしょう。命知らずな人たちが…
ロッククライミングをする/しないは別として、塔付近からの開放的な絶景は一見の価値がありますよ!
【おすすめ時間帯:午前中~昼過ぎ】
西向きの絶景ポイントなので、午後になるとかなりの逆光となってしまいます。
塔までの道は少しわかりにくく、急な坂道となっているので履き慣れた靴で行くのがおすすめ。
おわりに
トビリシ市内に点在するさまざまな絶景ポイントを、有名なものから穴場まで紹介してきました。
全部制覇しよう!という物好きな人がもしいたら、ぜひ感想を聞かせてください(笑)
定番観光地をまわるだけでなく、自分でいくらでも楽しみ方が見つけられるのもトビリシの魅力の深さ。
今回紹介していない絶景ポイントも数多くあると思うので、自分だけのお気に入りの場所を探してみるのも楽しいと思います!
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