こんにちは!ジョージアにのんびり滞在中!世界半周中ののぶよ(@nobuyo5696)です。
(世界半周についてはこちらの記事へどうぞ。)
最近日本でも話題になっているジョージアの首都・トビリシは、コンパクトな中心街に見どころがギュッと詰まった町。
日本から、魅力にあふれたこのコーカサスの小国を訪れようとする旅行者にとって、空の玄関口となるのがトビリシ国際空港です。
しかしながら、トビリシ国際空港は日本のように電車で中心街と結ばれてはおらず、エアポートシャトルなども存在しないのがネック。
タクシーを利用することも可能ですが、注意しないとジョージア到着早々嫌な思いをしてしまう場合もあります。
今回の記事は、トビリシ国際空港~トビリシ中心街の移動方法を解説するもの。
空港から市内への移動は、ジョージアを訪れる旅行者にとって最初の関門。
初めてのジョージア旅行でも迷わないように、どんな感じで移動すれば良いかしっかりと知っておきましょう!
トビリシ国際空港~中心街の移動手段は2種類!
トビリシ国際空港は、トビリシ中心街から16kmほど東に位置しています。
「一国の首都の空港」と聞くと、かなりの大規模空港をイメージするかもしれませんが、トビリシ国際空港に降り立った旅行者は、そのこぢんまりとした佇まいに驚くことでしょう。
首都の国際空港とは思えないほどのコンパクトさであるトビリシ国際空港は、出発ロビーと到着ロビーこそ別々の建物に分かれてあるものの、ターミナルは一つだけ。
大規模空港のようにターミナル1やターミナル2や…と迷うことはないのでとてもシンプルです。
旅行者が到着するのは、北側にある到着ロビー棟。
その内部は、両替オフィスが数軒と飲食店が一軒のみと、信じられないほどに質素です。
トビリシ国際空港の到着ロビー棟からトビリシの中心街までの移動手段は、以下の二種類のみ。
地下鉄や鉄道、エアポートシャトルなどはトビリシ国際空港に乗り入れていません。
トビリシ国際空港~トビリシ市内の移動手段①:エアポートタクシー
大きな荷物がある場合や複数人での移動に便利なのが、エアポートタクシー。
トビリシ国際空港の到着ロビーを出たところには、白い車体の公式エアポートタクシーが列を作っています。
エアポートタクシーの利用方法はとても簡単。
到着ロビーの建物内にある専用のオフィスで料金を支払って手配してもらうだけです。
料金はトビリシ市内のどこまで行くかによって異なるものの、固定制&事前払いなので安心。
オフィスの職員にトビリシ市内での行き先住所を伝え、料金をその場で支払います(クレジットカード払いも可能)。
▲ こちらがエアポートタクシーの料金。
多くの旅行者が宿泊エリアとして選ぶリバティー・スクエアや旧市街、地下鉄Rustaveli駅周辺など、トビリシ中心街エリアまでは一台30GEL(=¥1500)です。
料金を支払ったら、控えのレシートを受け取って指定されたエアポートタクシーに乗車するだけ。
とても簡単ですし、運転手には行き先の住所がすでに伝わっているので、言葉ができない人でも問題なく市内まで移動ができます。
流しのタクシーは絶対に使わないで!
どこの国でもそうなのですが、一国の首都の国際空港には右も左も分からない旅行者を狙った犯罪が多く発生する傾向があるもの。
トビリシ国際空港も例外ではなく、この場所で最も悪名高いのがぼったくりタクシーです。
こぢんまりとした空港の建物を出て、いざトビリシ市内へ…!と意気揚々としている旅行者を最初に待ち受けるのが、ターミナル前のタクシーの客引き。
正規のタクシーもあるにはあるのですが、大半は白タク(自家用車を使って無許可でタクシー業務をしている一般人)です。
白タクであろうと良心的なドライバーは多いのですが、そもそもジョージアではタクシーはメーター制ではなく、乗車前の言い値が基本となる点に要注意。
この国のタクシーのシステムや料金相場を知らない観光客に対して、相場の数倍~数十倍をふっかけてくる悪徳ドライバーも多く存在します。
トビリシ国際空港~トビリシ市内間のタクシー料金の相場はだいたい30~50GEL(=¥1500~¥2500)と決まっています。
しかしながら、こちらが外国人(しかも英語もロシア語もできない金持ちそうなアジア系)だと見るや否や、「中心街まで300GEL!!(=¥15000)どのタクシーもそうだ!!」とふざけ散らかした価格をふっかけてくるのもザラです。
しかし、乗車前にぼったくり価格をふっかけてくるドライバーはまだましな方。
中には、乗車前の交渉で30GELと決定したのに、トビリシ市内に到着して降車時に支払おうとしたら「300GELだ!!俺はそう言った!お前が間違って理解した!」とゴネるような糞ドライバーまで存在するそうです。(まじ滅びろ)
日本人旅行者で「勢いよく言われて怖くて1万円以上も払ってしまった…」なんて話をちらほら聞きま
すが、絶対に払ってはダメです。
万が一こうしたケースに遭遇してしまった際は、必ず警察を呼びましょう。(誰かがぼったくり価格を払ってしまう=日本人ちょろいと思われる=次に来た日本人が被害に遭う…の悪循環が実際に生まれていて、「日本人=カモ」という認識になっています。)
とにかく、言葉がわからないor勝手がわからない旅行者が流しのタクシーを利用するのはリスクだらけ。
本記事で紹介しているエアポートタクシーを利用するか、市内路線バスを利用することを強くおすすめします。」
トビリシ国際空港~トビリシ市内の移動手段②:市内路線バス
移動費を抑えたい人におすすめなのが、空港~市内を結ぶ市内路線バスを利用すること。
この区間を結ぶバスは1路線のみで、337番バスとなります。
驚くのが、トビリシ中心街までたったの1GEL(=¥50)という激安すぎる料金。
タクシーに比べると雲泥の差です。
というわけでのぶよ的におすすめなのは、路線バスを利用して市内中心部までアクセスすること。
利用方法も難しくなく、目的地に近い停留所さえ押さえておけば安心して利用することができます。
路線バス利用のデメリットは、大きな荷物を置く専用のスペースがない点。
ごく一般的な大きさのバスといった感じなので、混雑する時間帯に大荷物で乗車すると窮屈な思いをするかもしれません。
複数のスーツケースなどがある場合は、エアポートタクシーを利用した方が体力的にも精神的にも楽だと思います。
トビリシ国際空港~トビリシ市内間337番バス利用法
①路線バス337番乗り場へ
到着ロビーから外に出て、出発ロビーの建物方面へと歩いていきましょう。
およそ100mほど歩いた先にある出発ロビー棟の端にあるのが、337番の路線バス乗り場です。
337番以外に空港まで乗り入れているバス路線はないため、この場所に停車しているバスに飛び乗ってしまって問題ありません。
曜日や時間帯にもよるものの、20分~30分に1本ほど運行しているのでとても利用しやすい点も◎
7:00~23:00までの運行ですが、この時間帯以外にトビリシ国際空港を発着する飛行機はないため、旅行者的には問題なく利用できます。
②バスに乗車&カードをタッチ決済
337番の路線バスに乗車したら、車内中央部にある専用の端末にカードをタップして運賃を支払います。
現金での運賃支払いはできない点にご注意を。
①日本の銀行発行のクレジットカードでタッチ決済
②トビリシ市内交通専用のICカードを空港の窓口で購入&タッチ決済
①クレジットカードでタッチ決済する場合は特に問題ないと思うので、②トビリシ市内交通専用ICカードで支払う場合について詳しく見ていきましょう。
交通系ICカード(メトロカード)で支払う場合
トビリシの地下鉄・路線バスに共通で利用できる交通系ICカードはメトロカード。
予めカード内に現金をチャージしておき、交通機関利用時に専用の端末にタッチすると運賃分が引かれる…という日本の鉄道でもおなじみのシステムです。
1回分の運賃は1GEL(=¥50)で、最初の乗車時から90分間の乗り換えは無料です。
メトロカードは、ジョージア最大手の銀行であるBank of Georgiaが発行しているもので、市内の地下鉄駅に設置された専用有人オフィスでの購入が基本となります。
トビリシ国際空港内の購入場所は、オレンジの看板が目印のBank of Georgiaのオフィス一か所のみ。
両替所のように見えますが、「メトロカード」と言えばすぐに発行してくれます。
メトロカードの料金は、カード自体の料金2GEL(=¥100)と、1回分の運賃(1GEL)がチャージされた3Gel(=¥150)が最低購入金額。
購入時にいくら分チャージするか尋ねられるので、希望を伝えましょう。
のぶよ的には、とりあえず空港→市内の移動に必要な1回分(=1GEL)のみをチャージしておくのがおすすめ。
多くチャージしすぎて使いきれなくなるのはもったいないですし、トビリシ市内の至る所に設置されている専用の機械でいつでも再チャージできるためです。▼
▲ このオレンジ色の端末が、メトロカードチャージ用の端末。
トビリシ市内の地下鉄駅やバス停を始め、商店の前や銀行の前など、とにかく至る所に設置されているので便利です。
メトロカードはデザインも可愛いので、ちょっとしたお土産にもなりそう。
そこまで公共交通機関を利用する予定がなくても、購入しておくのはいかがでしょうか。
③目的地の近くで下車
トビリシ国際空港を出発した路線バス337番は、中心街を経由して、市内東部の鉄道駅前(ステーション・スクエアー)が終点となります。
多くの旅行者が宿泊先に選ぶエリアのほとんどをカバーしているので、最寄りの停留所が近づいたら車内の降車ボタンを押して降りましょう。
路線バス337番の主な停留所は、以下の通り。▼
青:主な37番バス停留所
路線バス337番のバス停が宿泊先の近くにない場合でも大丈夫。
地下鉄リバティー・スクエア駅(Liberty Square)や、地下鉄ルスタヴェリ駅(Rustaveli)、地下鉄ステーション・スクエア駅(Station Square)などの主要な地下鉄駅前を路線バス337番は経由するので、バス→地下鉄と乗り換えればトビリシ市内のどこにでも個人でアクセスすることが可能です。
トビリシの宿泊におすすめのエリアは、リバティー・スクエア周辺の中心街。
観光の中心となる旧市街やナリカラ要塞などは徒歩圏内で、ショッピングや食事にも抜群のロケーションです。
地下鉄赤線が通っているので、移動や近郊へ足をのばす場合もとても便利です。
【トビリシの宿をすべて見る!】
おわりに
言葉の通じない国で、空港から市内へと個人で移動するのはなかなか骨が折れるもの。
しかしながら、トビリシの場合は話が別です。
空港の規模が小さく、バスの運行も1路線しかないため、個人でも公共交通機関を利用して比較的にシンプルに移動できるのが嬉しいです。
トビリシの市内観光情報や旅行・滞在に役立つ情報に関しては色々と記事を書いているので、ぜひそちもチェックを!
コメント