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“ジョージアは親日国!”らしいから、コロナ禍での差別体験をリアルに語りたい。

こんにちは!ジョージア滞在ももう1年、世界半周中ののぶよ(@nobuyo5696)です。
(世界半周についてはこちらの記事へどうぞ。)

ジョージアに長期で滞在していると、結構な頻度で日本人にこう尋ねられます。

ジョージアって、日本人に対する差別はあるの?

コロナウイルスが流行した初期には、欧米圏や中東、アフリカなど世界各国において、アジア系が差別的な言動や行為を受けたことが大きな話題となりました。

これからジョージアに渡航したいと考えている人にとっては、行き先の国で日本人がどう思われているのか、どんな扱いを受けるのか、気になる点の一つだと思います。

結論から言いますね。ジョージアには差別があります

正確に言うと、この世界には差別がない国は一つもありません。
人間というものは自分と異なるバックグラウンドや文化、人種に対してどうしても線引きし、優位に立ちたがってしまう生き物です。

ジョージアと日本の歴史的関係性やら、数少ない「日本に興味があるジョージア人」との心温まるエピソードやらを持ち出して「親日国ジョージア!」なんて言っている幸せな人もいるにはいます。
(ある程度の立場の公的機関の人まで「親日」という言葉を使っているのにはまじで驚き。何かの案件?サブリミナル効果?気になる。)

でもね、のぶよからするとそんなの幻想でしかありません
ごめんだけど。

なぜなら、のぶよ自身がこの1年間で差別的な経験を数多くしましたし、知り合いのアジア系の人も結構な差別を受けているのを知っているから。
そもそも、国民全員が日本や日本人に対して親しみを持っている「親日国」なんてこの地球上に存在しません。

今回の記事は、コロナ禍真っ只中の一年間をジョージアで過ごしてきた中で、のぶよ自身/友人が受けた差別や偏見について淡々と語っていくもの。

・ジョージアのみならず差別は世界中どこにでもある
・日本人だから差別されないことはない

という点について、リアルな体験談を通して少しでも考えてもらうきっかけになればと思います。

コロナ流行直前に入国。私がジョージアで体験した&聞いた差別

のぶよがジョージアという国に入国したのは、2020年1月末のこと。

その当時の世界は「中国で未知のウイルスが広まっている」という認識でしかなく、イタリアでも感染者が数人出たかどうか、という状況でした。

あの時は誰も、世界中でこんなに感染が拡大することなど夢にも思っていなかったでしょう。
(のぶよも想像すらしていませんでした)

コロナ禍1年間のジョージアを振り返る

ジョージアのコロナ禍をザックリと
ソース:https://github.com/CSSEGISandData/COVID-19 を筆者編集

【コロナ第一波のジョージア】

のぶよが入国した2020年1月から1ヶ月以上の間感染者ゼロだった当時のジョージア。
コロナ=アジアで広がっているもの」という感覚が、人々の間で共通のものだったと思います。

中国だろうと日本だろうとモンゴルだろうと…
とにかくアジア系の外見の人は一括ひとくくりにされがちですし、アジア人全体に対する風当たりはかなり強いものがありました。

その後2020年2月末にジョージアにも初めて感染者が出て、3月の半ばにはロックダウンに入った(第一波)のですが、その時期には欧米でも感染が急拡大しており「コロナ=アジアだけでなく世界的なもの」という認識に変わりつつあったと思います。

2020年春~夏にかけてのジョージアでは感染拡大がかなり抑えられていて、自由に旅行ができるほどでした。
(むしろ、ジョージア政府が国内旅行を奨励していた)

ジョージアの人々も、数か月前に黒々と渦を巻いていたアジア系に対する差別意識など、さも初めから存在していなかったかのように温かく振舞ってくれるばかり。
「数か月前の差別でいっぱいの世界線はパラレルワールドだったんじゃ?」と思ってしまったほどです。

しかし2020年の秋。
ジョージア国内で、統制不可能なほど急激に感染が広がってしまいました(第二波)

【コロナ第二波のジョージア】

のぶよ的に意味が分からなかったのが、この2020年秋の第二波の際にアジア系に対する差別が再び目立ってきた点。

第一波の際のアジア系に対する差別は、百歩譲って「アジアの未知のウイルスに感染したくない」という恐怖心に起因したものだったのかもしれませんし、理解できなくもありません(許せないけど)。

いっぽう、これだけコロナが世界中で蔓延まんえんした第二波の時期にわざわざアジア系をターゲットに差別的な言動/行動をとるのは、もはや「コロナがどうにもこうにもならない→責任転嫁でストレス発散」という流れにしか感じられませんでした。

本当に数えきれないほどの嫌な体験をし、差別に遭った人の話を聞いて心が痛んだのですが、ここでは悪い意味で印象的だった5つのエピソードに絞って語っていきます。
(でないと恐ろしいボリュームの記事になってしまうので)

下書きの段階では、その時の状況を思い出してかなり感情的な表現が目立ったため、大幅に書き直した結果、どれもかなり軽めでオブラートに三重くらい包んだ表現となっています(のぶよ至上)。

大したことなさそうに感じられても、実際に自分がそんな目にあうと結構しんどいもの。
その辺はくみ取っていただければ。

①市場で「コロナ!」と叫ばれる

のぶよの天敵、市場

もうこれ、2020年にジョージアにいた人なら「あるある」過ぎると思うのですが、市場など地元の人が多く集まる場所にアジア人が足を運ぶと「コロナ!コロナ!」とほぼ確実に言われます。

何が腹立つかというと、純粋な疫病に対する恐怖心で言っているのではなく、単に面白がって(馬鹿にして)言っている点。(表情や態度を見れば明らか)

「ジョージア人は外国人とコミュニケーションを取りたいから、そうやって言ってきているだけ!根はみんな優しくて良い人!(きらきらぁ~お花ぁ~)」

と、このことを発信した際にご意見をいただいたこともあるのですが…
は?なんなの?頭沸いてんの?実際言われたこっちはとてつもなく気分悪いんですが。

そんな風にしかコミュニケーションが取れないような人と、のぶよはコミュニケーションを取りたくもありません。
そこに費やすジュール熱がもったいないし、まず全員マスクしろ。

・外出する際は「私は日本人です」とジョージア語で書いた紙を首からさげていく
・日本の国旗のワッペンを服に縫い付けて日本人アピール

など対策していた人もいるようですが、そうして馬鹿にしてくるような人たちからすれば、こちらが日本人だろうが何だろうが正直関係ありません。
(そもそも、市場で「日本や韓国、中国あたりが異なる国である」と理解している人がどれだけいるのかも疑問)

アジア系だから馬鹿にしている。たとえ馬鹿にしても何も反撃してこない。
それだけです。なめられてるんです。

あまりこういうことを言うべきではないのかもしれませんが、ジョージアの市場で働く人は地方部出身だったり高等教育を受けていない場合も多く、「人生の大半を野菜作り&市場で過ごしている」なんてこともザラ。
「差別感情を持っていたとしても自分の中だけに留めておく」という大人たるべき振る舞いができない人いるのは、残念ながら事実だと思います。(もちろん良い人もいますし、ちゃんとした人もいます)

初めこそ、「ここで言い返さなければ、次にここに来たアジア人が同じ目に遭う」と謎の正義感にかられていたのぶよは、トマトを投げつけたり売り物のジャガイモの箱を蹴飛ばしたりして応戦していました(笑)

でもね、ある時ふと疲れてしまって、「もういいよ、コロナだよ。ほっといてくれ。」となってしまったんです。こういうことが余りにも多すぎて。

ジョージア第二の都市・クタイシの屋内市場で、一人がこちらを指さして「コロナ!」と大声で叫ぶやいなや、合唱のように「コロナ!コロナ!」と全員唱和がなされた時には、さすがに笑ってしまいました。

②商店で「コロナ♪コロナ♪」と囁かれる

市場のように「自分以外のほとんどが敵」という場面もありますが、もっとイラッとした場面も。

それが、商店のお会計で並んでいる際に後ろにいる人が小声で(しかも何かメロディーをつけて)「コロナ♪コロナ♪」と囁いてきたとき。

まだクタイシのソ連感漂う市場でコロナ協奏曲(輪唱)にまみれている方がまし。
なぜなら、明らかに一対一でこちらを馬鹿にして言ってきてるのですから。もう宣戦布告ですよ。

のぶよの性格上もちろん黙っていられるわけもなく、「は?のぶよに言ってんの?なんなん?」と言い返しましたが、ニヤニヤしながらジョージア語で何かを言い返してくるだけ。
もちろん、何を言っているのかなんてわかりません。

気分が悪いので、さっさとお会計を済ませて商店を出たのですが、「コロナ♪コロナ♪」はこちらをチラチラ見ながらレジの人と何やら話していました。(二人ともニヤニヤしながら)

思い出すだけでイライラが蘇ってキーボードをぶっ壊しそうになっていますが(笑)、これだけは言えます。

30年生きてきて、この時ほど現地語がわからなくて悔しい思いをしたことは初めてでした。

③温泉で「中国人なら追い出してた」と言われる

アバノトゥバニ地区

ジョージアの首都・トビリシには温泉が湧いているアバノトゥバニという地区があります。

ペルシア風の町並みに数件の温泉施設が建ち並ぶエキゾチックな雰囲気の温泉街で、観光客にも人気のエリアとなっています。

のぶよがこの地区を訪れたのは、まだジョージアでコロナが拡大する以前の2020年2月初めのこと。

・格安で入浴できる公衆浴場
・グループで貸切ることができるプライベート浴場

の2種類があるのですが、のぶよはもちろんローカルな雰囲気が味わえそうな公衆浴場を利用しました。
(同じ温泉を引いてるのに10倍以上の値段のプライベート浴場をわざわざ利用する理由もないので)

因縁の浴場

公衆浴場はかなり狭く、混み合っていて、自分以外の客は全て地元の人たち。
併設のサウナもかなり狭く、4畳ほどの空間に10人ほどの人がすし詰め状態で汗を流していました。

サウナ内で隣になったおじさんが「どこから来たんだ?」と話しかけてきて(ロシア語で)、「お!ジョージアの地元の人との温かい交流!」なんてキラキラした考えに包まれていたのもつかの間。

「そうか、日本か。中国だったらすぐに追い出していたわ。」と。

これ、人によっては「日本はやっぱり(中国と違って)好かれてる!ああジョージアって親日!」と感じるキラキラ幸せフェアリータイプな人もいるのかもしれませんが、のぶよ的には全然嬉しくもなんともありません。(し、むしろすごく嫌な気持ちになりました)

じゃあもし、自分が中国人だったら?
トビリシに長く住んでいる中国人だっているでしょうし、その人たちはどれだけ肩身の狭い思いをしているのでしょうか。

ある国と比較して(その国を貶めて)自分の国が褒められたり認められたところで、1ミリも嬉しくないですし、他国と比較した結果での日本アゲなんて「親日」でもなんでもありません。

それを勘違いして「日本人だから(中国や韓国と違って)受け入れられた!やっぱり親日国!」と考えてしまうのは、もう虫唾の極み。

そもそもアジア系に対する差別的感情が根底になかったら「中国人だったら追い出してた」なんてセリフ、出てこなくないですか?

のぶよは経験していませんが、同じ地区の温泉施設で入場券を係員に手渡したときに「うわ…コロナが触った券…」と目の前でライターの火で焼かれた人の話を耳にしました。

④アパートの隣人が警察に通報

次は、のぶよの友人であるタイ人の女の子が経験したことで、ジョージアでコロナがじわじわと広がり始めていた2020年3月のこと。

入国したばかりだった彼女は、1年間のジョージア滞在にワクワクしており、AirBNB(現地の人からアパート等を借りて滞在できるサービス)を利用して滞在用に自分のアパートを見つけました。

彼女が入居した初日の夜のこと。
いきなり玄関のドアを叩く音が聞こえて出て見ると、そこには数人の警察官が立っていたそう。

お互いに言葉が通じないながらも何が起こったのか状況を確認しようとしていたところ、通路を挟んだ向かいの部屋の住人が出てきて彼女を指差し、「コロナ、ノー!」と。

つまり「私の隣の家にコロナ王国出身のアジア人が滞在するなんてありえない!」ということだったそう。

結局大家さんを呼ぶことになって隣人には話をつけたそうですが、彼女はこの一件で深く傷ついてしまいました。
本当は1ヶ月分予約していたのに数日間で別の場所に引っ越すことになり、それ以降は外出することすら怖くなってしまったそう。

彼女は他にも色々と嫌な目に遭っていたそうで、最後に会った時は「もう二度とこんな国には来ない」と泣きながら言い残し、早々と出国してしまいました。

⑤自分だけ握手を拒否される

トビリシに来てすぐの2020年2月半ばのこと。
当時、のぶよの家にはオランダ人とカナダ人(いずれも白人)のルームメイトがいて、3人でまあ楽しく生活していました。

ある日、カナダ人ルームメイトがトビリシ出身の現地人の友人を家に誘って、みんなで楽しく飲むことに。

現地人が家にやって来てそれぞれ軽く自己紹介をする際、それは起こりました。

オランダ人ルームメイトが自己紹介と握手をした後にのぶよの番となったのですが、なんと握手を避けられたのです。

具体的には、こちらが自己紹介をして普通に手を出したにもかかわらず、向こうはそれに応じず「じゃあ飲もうか!」という流れになった感じ。

いやいやいや!2秒前にオランダ人と握手してたのは何?

ものすごく気分を害され、汚泥おでいのような黒々とした気持ちがビールグラスをいっぱいにしつつあったものの、「せっかくの場の空気を壊すのもなあ…」と思って何も言わなかったのですが、今思い返しただけで腹が立ちます。何かの呪いにかかってほしいわ

当時はまだコロナがジョージアまで到達しておらず、握手=タブーという認識はゼロでした。
にもかかわらず、のぶよの握手を拒否するということは「コロナの国の奴には触りたくない」という暗黙の意思表示に他なりませんよね。

彼が帰宅した後、オランダ人に「なあ見た?あいつのぶよの握手拒否したよね?」と言ったら、「いやあ気のせいじゃない?めっちゃ良い奴だったじゃん。」と返される始末。

「話していて楽しくて良い奴=差別意識がない」というわけではありません。
明らかに握手を拒否されたし、その後の飲みの席でも何となく嫌な居心地の悪さを感じさせる態度だったし。

以前にも「白人特権」に関する記事を書いたのですが、今思い返してみるとそれに通じるものがあったと思います。

「白人特権」って知っていますか?

ジョージアにも差別はある。でも、知っておいてほしいこと

差別はある。でも、それだけじゃない。

ジョージアで自分や友人が体験した5つの差別・偏見エピソードをお話ししました。

正直、現代よりも人権だの平等だのという価値観が一般的に根付いていなかった往年の時代に世界に出ていた人からしたら、
「そんなことで差別されたなんて言って…これだから平成生まれは!俺なんてもっとこれこれこういう差別や修羅場をくぐりぬけてきて…」
と、「もっと壮絶な差別をくぐりぬけてきた私の武勇伝マウント」を披露したくなるレベルのしょぼいことかもしれません。

が、のぶよが言いたいのはそこではありません。

2021年にもなり、「やれグローバル化だ、優しい世界だ」と言われているこのご時世にも、差別は現実にちゃんと存在していること。

それを少しでも知り、現実を受け止め、多くの人に考えてもらい、それが一つの流れとなることで、後の世代の人々が少しでも嫌な思いをしないで済むような世界になってほしいから、こうして長々と文章を書いているわけです。
(というか、前の世代の「こんな差別を乗り越えてきた俺!」的な人達が真摯にこうした問題に向き合って声を上げていたなら、のぶよ世代を取り巻く状況はまた違っていただろうし。)

こうして、自分や身の回りにあった差別的なエピソードを思い返して言葉にしているだけでも、はらわたが煮えくり返りそうになること極まりないのですが、ジョージアの現地人から受けた差別的な言動や行動はまだまだたくさんありますし、のぶよよりさらにひどい差別に遭った人の話も知っています。

「私なんてもっとひどい目に遭ってる」
「ジョージアはまだまし。うちの国ではこんなことが…」
「向こうには悪気はなかったかもしれない」
「コロナ禍だから仕方がない」

など様々な考え方や捉え方があるかもしれませんが、これだけは言わせてください。

いじめやセクハラ等のハラスメントと同様に、こちらが差別を受けたと感じた/嫌な思いをしたなら、それはもう立派な差別です。

「コロナだから差別があるのは仕方がない」なんて、言い訳にすらなりません。

すでに話した通り、「コロナという病に対する恐怖心ゆえの自衛手段」として心ない言葉を投げかけられていたわけではなく、「“コロナ”を免罪符にしてこちらを馬鹿にしている」のですから。

それが「(コロナの影響で)アジア人だから差別されても仕方ない」で済んでしまうこと、それこそが問題なのではないでしょうか。

また、「優しくてキラキラ&ふんわぁりした世界」に身を置いていたい人にはとっっっても残念なお知らせで忸怩じくじたる思い極まりないのですが、この世界には差別のない国など一つも存在しません

のぶよは「親日」や「反日」という、おおざっぱにも程がある概念である国をグループ分けすることが大嫌いですし、そんな大きすぎる主語を用いて他所の国を語ろう/日本人ウケを狙おうetcとする傲慢さや浅はかさも大嫌いです。
(し、そんな言葉をNGワードにせずにまかり通す日本のメディアや社会、発信者はとっても変だと思います)

やたらと「親日国」と持ち上げられてばかりな国でも、馬鹿にしてくる・差別的言動をしてくる人はいますし、「反日国」と言われる国でも日本の文化が好きだったり、国籍関係なく良くしてくれる人はいます。

大切なことは、国など大きな単位でグループ分けして語ることではなく、個人をちゃんと見て判断すること。

それはジョージアに関しても、例外ではありません。

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市場にも良い人はたくさんいる(ビールもらった)
知らない人の家に招かれることもよくある

市場で「コロナ!」と言ってくるような人もいれば、見ず知らずの外国人を自宅や自分の売り場に招き入れて酒を飲ませたがる気の良い人もいます。

侮蔑ぶべつ的かついやな視線でこちらをニヤニヤしながら見てくる人もいれば、「あなたの髪型、超いい感じ!」と、とびきりの笑顔で言ってくれるスーパーの店員さんもいます。

とにかく、同じ国で育った同じ民族であっても、差別的な感情があるかないかは本当に人それぞれ

・一度差別に遭った→「○○国は差別的/反日」
・自分が差別に遭わなかった/日本好きの現地人に出会った→「○○国は親日」

一括ひとくくりに捉えるような、安直にも程があるロジックはもはや成り立たないのです。

すでに他記事でも書いていますが、一時は(特に最初の数か月間)「もう本当にジョージアとか無理だわ…」と思っていた時期もありました。

それでも。

この国で1年間という、長くも短くもないがまあまあな期間(しかもコロナ禍真っ只中)を過ごせたことは、自分の人生においてかてになっていることは間違いないですし、こうして今でも居座り続けていられることに感謝しています。

手招きされて行ってみたら、わらわらと人が集まって飲み会が始まることも。(お土産に大量のナスをもらう)

のぶよはジョージアで差別に遭ったり不快な思いをするたびに、「絶対こんな奴ばかりじゃない。次は良い人に会うはず!」と考えるようにします。
(でもやっぱりわら人形に釘を打ちまくりたくなる衝動には駆られるが)

そして、どう考えてもこの1年間のジョージア滞在中で、差別などの嫌な経験よりも人の優しさに触れた経験の方が多いです。100倍どころじゃ足りないくらいに。

嬉しかったことや、心がふんわりと温まるような出会いがあったらその都度つどシェアしたいもの。

でも、「良くしてくれる人だけが居る国」というのがジョージアの現実というわけでもありませんし、良いところだけを切り取って「ジョージアの人はみんな良い人!親日国!」と、さもそれが「真実はいつも一つ!」であるかのように発信するのは断じて違うと思います。

差別がない国などこの世に存在しないように、完璧な国などこの世界に一つとして存在しません。

だからこそ、自分が「ジョージアのこういうところ、好きだなあ」ということも、「ちょっとこれは意味がわからない」ということもありのままに伝えていくことが、世界情勢が落ち着いた後にこの国を訪れる人にとって、何かしらの役に立つのではないかと考えています。

今後ジョージアに旅行・長期滞在しようと考えている人に、コロナ禍真っ只中の1年間を過ごした経験から、先輩風を吹かせて偉そうに何か言わせてもらうとしたら、

「差別がないわけでもないし、親日国でもない。嫌な思いをすることはたぶん…ある。けど、それ以上に良い人にもたっっくさん出会えて良い思い出もできるから、まあ楽しみにしときな~」

くらいかな。

歯の浮くようなセリフに彩られたキラキラしたことばかりじゃないけど、意外と悪くないもんですよ。
ジョージアという国に、人生のうちの貴重な1年間を費やすような生き様も。

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