こんにちは!ジョージア滞在も4年目、世界半周中ののぶよ(@nobuyo5696)です。
(世界半周についてはこちらの記事へどうぞ。)
ジョージアに4年も居座っていると、この国独自のイベントや行事もひと通り体験するもの。
毎年春に国をあげて祝われるイースターが代表的で、日本ではほとんど馴染みのない伝統的な文化や習慣に驚くことも多いです。
キリスト教国であるジョージアにおいて、イースターと並ぶ大切なイベントがクリスマス。
日本のクリスマスにおいては宗教的な感覚はほとんどないですが、元々はキリスト教における大切な祝日であることは誰もが知るところ。
「世界で二番目のキリスト教国」であるジョージアのクリスマスは、宗教行事としての性格がとても強いです。
「キリスト教国のクリスマス」と聞くと、多くの人が思い浮かべるのは以下のイメージではないでしょうか。
・12月25日に教会でお祈り
・大規模クリスマスマーケットでホットワイン
・12月24日の深夜にサンタクロースがフィンランドからやって来てプレゼントを置いていく
これらは、ジョージアには当てはまりません。
ジョージアのクリスマスは、ヨーロッパの多くの国のクリスマスとは完全なる別物なのです。
また、ジョージアが独特なのはクリスマスだけではありません。
日本では1月1日にあたるお正月も、ジョージアでは別の日にあたります。
お正月に関する文化や過ごし方も日本とは大きく異なるので、年末年始にジョージアに滞在する人にとっては驚きの連続となります。
というわけで、今回の記事はジョージアのクリスマスからお正月にかけてのアレコレを解説するもの。
年末年始における独自の文化はもちろん、日付ごとのイベントや習慣についても順番に紹介していきます。
運良くこの時期にジョージアに滞在する人は、現地の伝統的な年末年始の文化に浸れるチャンス!
日本で年末年始を過ごす人も、今年はジョージア流を導入してみては…?(そんなマニアックな人いないか)
ジョージアのクリスマス&お正月の5つのヒミツ
まずは、日本から遠く離れたジョージアという国のクリスマスやお正月に関する基本情報を知っていきましょう。
絶対に知っておきたいクリスマスアイテムや、この時期だけ食べられる伝統料理の数々、年末年始をジョージアで過ごそうとしている旅行者向けのアドバイスまで…
ジョージアの年末年始がどんなものなのかザックリとイメージが湧くはずです!
①ジョージアのクリスマスは12月25日ではない!
最初にして最重要であるのが、ジョージアのクリスマスやお正月は、日本と日付が異なる点。
・クリスマス:1月7日
・新年:1月14日
つまり、日本人的にはすでにクリスマスムードはとっくに去り、三が日も終わりを迎え、仕事はじめの憂鬱に包まれる時期に、ジョージアではようやくクリスマスを祝うというわけです。
いったいどうしてこのようなズレが生じているのか…それは、暦の違いによるもの。
日本をはじめ、アメリカや西ヨーロッパ諸国において私たちが用いているのはグレゴリオ暦のカレンダーです。
いっぽうジョージアをはじめ、ロシアやセルビア、ブルガリアなどヨーロッパ東部の正教の国々ではユリウス暦のカレンダーを用いて宗教的な祝日の日付が定められるのです。
ユリウス暦はグレゴリオ暦よりも常に13日遅れるため、ジョージアのクリスマスやお正月は、私たち日本人よりも13日遅い日付で祝われる、というわけ。
ジョージアのユリウス暦は、私たちのグレゴリオ暦とは1年の長さが異なります。
しかしその差は、1年につき約11分と微々たるもの。
なので、ジョージアのクリスマス&新年の日付はしばらくの間不変で、毎年クリスマス=1月7日/新年=1月14日です。
溜まりに溜まった毎年11分の差によってジョージアでクリスマス=1月8日/新年=1月15日となるのは、2101年のこと。
まあ、その頃にはのぶよも読者の皆さんも荼毘にふされているので関係ありませんね。(誰か生きてたらコメントくれ)
…とはいえ、ジョージアでユリウス暦が用いられるのは、クリスマスやイースターなど宗教的な行事に関してのみ。
普段の生活では、私たち日本人と同様のグレゴリオ暦が用いられます。
後述しますが、ソ連時代の宗教的行事の禁止政策や、独立後の欧米文化の流入によって、昨今のジョージアの年末年始のイベントは日付ごっちゃごちゃのカオスとなっています。
②12月31日にやって来る?ジョージアのサンタクロースのヒミツとソ連時代の名残
「クリスマスといえばこの人!」といった存在のサンタクロースに関しても、ジョージアでは少々事情が異なります。
ジョージア語でサンタクロースは、「トヴリス・バブア」(Tovlis Babua / თოვლის ბაბუა)。
直訳すると「雪のおじいさん」と言う意味です。
12月半ばごろになると、白ひげをはやした赤い帽子&赤い服のでっぷりとしたおじいさんの人形が店先に置かれたり、クリスマスマーケットに微妙なクオリティーの赤い服と帽子でコスプレをしたおじいさんが現れてお小遣い稼ぎしたりします。
これだけを見ると、ジョージアのトヴリス・バブアは私たち日本人のイメージにぴったりな「サンタクロース」そのものに思えます…が。
そもそもジョージアの伝統的なトヴリス・バブアは、現在のような赤い服&赤い帽子の姿ではありませんでした。
トヴリス・バブアは、フィンランドではなくジョージア北西部のスヴァネティ地方からやって来ると言われています。
スヴァネティ地方の伝統的な衣装であるスヴァン帽と白い羊毛のコートを着用し、赤い要素はいっさいありません。
まさにジョージア語の「雪のおじいさん」の名前にぴったりな、全身白装束のいでたちなのです。
トヴリス・バブアは、ジョージア全国を周って子供たちにプレゼントを置いていく…とされていますが、おそらくこれは西洋の「サンタクロース」の概念が後から入ってきたもの。
そして、トブリス・バブアがプレゼントを運んでくる日付は12月25日ではなく、ジョージア正教のクリスマスである1月7日でもありません。
なんと、大晦日ど真ん中の12月31日の真夜中にやって来るのです。
(考えようによっては、家族団欒に割って入ってくるちょっと迷惑な来客?)
どうして、12月25日でも1月7日でもなく、何もクリスマスに関係なさそうな12月31日なのかというと、ソ連時代の名残によるもの。
ジョージアは1921年から1991年までの70年もの間、ソ連の支配下にありました。
社会主義政策を敷いていたソ連政権下ではありとあらゆる宗教的行事が禁止され、1月7日のジョージアの伝統的なクリスマスも規制の対象となります。
とはいえ、頭ごなしにすべて禁止してしまうのは民衆の反感を買うもの。
そこでソ連政府は、西欧のカトリックにおけるクリスマス(12月25日)でもジョージア正教におけるクリスマス(1月7日)でもない、ちょうど中間にあたる12月31日に宗教的性格のないクリスマス&年越しを家族みんなで祝うことを許可したのです。
そのため現在のジョージアでも、12月31日は家族全員が集まって豪華なクリスマスディナーとともにプレゼント交換をし、1月1日を迎えるという特別な日。
まるでクリスマスと大晦日が融合したかのような不思議な一日になっています。
ソ連政府によって「宗教的性格がないクリスマスのシンボル」として普及されたのが、西ヨーロッパの赤い服のサンタクロースと、緑のクリスマスツリーでした。
私たち日本人が、もみの木のツリーやサンタのコスプレをした人を見ても、特に宗教的なものを感じないのと同様の感覚を、ソ連政府は根付かせようとしたのかもしれません。
というわけで、現在のジョージアで見られる赤いサンタクロースや緑のクリスマスツリー、12月31日に家族で集まってプレゼント交換をする文化は、西欧文化が自然と流入したものではなく、ソ連時代に意図的に普及された「宗教的ではないクリスマス文化」の名残。
そんなヨーロッパっぽいクリスマスの文化に加え、伝統的な白装束のトヴリス・バブアがいたり、「チチラキ」と呼ばれるジョージア独自のツリーがあったりするのがジョージアのクリスマス。
すでにもうごっちゃごちゃのカオス感が漂います…
③ジョージア伝統のクリスマスツリー!「チチラキ」のヒミツ
ジョージアの伝統的なクリスマスにおけるマストアイテムのひとつが、チチラキ(Chichilaki / ჩიჩილაკი)。
12月半ばころになると、市場や商店、その辺の道端などどこでも売られ、はじめて見た旅行者が「あの白い妖怪みたいの…なに?」と思うランキングNo.1のアレです。
チチラキは、ヘーゼルナッツの木を手作業で削って作られるジョージアのクリスマスツリーのような存在。
もともとのチチラキはサメグレロ地方やグリア地方などジョージア西部の文化でしたが、現在ではジョージア全国に広がりました。
チチラキは高さ30cm~50cmほどのものが一般的ですが、中には人間の背丈ほどの巨大チチラキが売られていることも(これはまじで妖怪のように見える)。
白くてひらひらした部分が聖バジルというジョージア正教における聖人の髭を象徴しているとされ、1月14日のジョージア正教のお正月まで各家に飾られます。
売られているチチラキには飾り付けがされていないのが基本で、人々は購入したチチラキにりんごやドライフルーツ、ざくろなどの果物で飾り付けをするのがポピュラー。
この習慣には、翌年の豊作祈願が込められているのだそうです。
その宗教的シンボルのような性質から、ソ連時代にはチチラキの生産&販売は完全に禁止され、宗教的性格がない緑のツリーに置き換えられました。
1991年の独立後は再びチチラキの生産&販売が可能になり、この時期にジョージア全国でポピュラーになったとされています。
純白で可愛らしくミステリアスなチチラキのたたずまいは、まるで雪の妖精のよう。
小さなサイズのものなら5GEL(=¥250)~購入可能なので、年末年始をジョージアで過ごす予定の人は飾ってみるのも良いのでは?
④ジョージアのクリスマスの定番料理
日本の年末年始といえば、年越しそばやお雑煮、おせちに七草がゆ…
どれも一年のうちこの時期にしか食べられることがない伝統的な料理で、新年の特別感を演出してくれますよね。
対するジョージアでも、日本のように年末年始限定料理が多く存在しています。
▲ 定番中の定番が、サツィヴィ。
ペースト状にしたくるみにスパイスを加え、七面鳥を丸々一羽煮込んだものです。
サツィヴィは、もともとジョージア西部地域発祥の料理ですが、現在では全国に広まって「年末年始の定番」とされているお雑煮のようなポジション。
高価で手に入りにくい七面鳥の代用として丸鶏が使用されるのが、現在ではよりポピュラーとなっています。
サツィヴィが独特である最大のポイントが、出来たての温かい状態ではなく冷ました状態で食べられること。
個人的には、どう考えても出来たての方が鶏の風味やくるみの芳醇さが感じられて美味しいと思うのですが…
サツィヴィが冷ました状態で食べられる理由には諸説あるものの、有力なのは年明け後に料理をせずに済むようにしたためというもの。
例えるなら、日本で三が日には台所に立たずにおせち料理を楽しむような感じです。
1月1日以降の数日は12月31日の残り物を食べる家庭が多く、昔はガスも電気もなかったため火を起こすのもひと苦労。
そのため、いちいち温め直さずに残り物のサツィヴィをパンと一緒に食べる習慣が普及した結果「サツィヴィ=冷たい状態」という概念が広まったのかもしれません。
サツィヴィの他にも、ジョージアの年末年始の定番とされる料理は多数存在します。
・豚のアジカ焼き:アジカと呼ばれる激辛ペーストで下味をつけた豚を丸ごとローストしたもの
・タバカ:鶏一羽を大量のバターで揚げ焼きにし、スパイスで味付けしたもの
・プハリ:ほうれん草やビーツなどの野菜をくるみペーストで和えたもの
・ゴジナキ:砕いたくるみに蜂蜜をまぜて固め、ひし形に切り分けたスイーツ
こうして見ると、やたらとくるみを使用した料理が目立つように思います。
くるみはジョージアの年越しには欠かせない食材ですが、年末が近づけば近づくほどに値段が上がっていくもの。
ジョージアの賢い主婦たちの間では、12月初旬までにはくるみを数キロ単位で大量に購入しておくのが半ば常識のようになっています。
また、ジョージア全国的に定番とされる料理以外にも、地方によってはその地域伝統の郷土料理が食されるのも面白い点。
特にジョージア西部地域では、トビリシなど東部地域とは大きく異なる宴会料理が定番とされています。▼
ラチャ地方の郷土料理であるラチュリ・ロリは、年末年始に出来上がって食卓に並べられるように日付を計算したうえで、数週間前からじっくりと燻製にされるほどの気合いの入りよう。
ジョージアの人々の年末年始に対する思い入れの強さが感じられます。
これらの年末年始料理がいつ食べられるのかというと、12月31日の晩である家庭がほとんど。
先述した通り、ソ連時代の名残で12月31日に家族みんなでクリスマスを祝う習慣が強く根付いているため、実際のジョージア正教のクリスマスにあたる1月7日よりも12月31日に豪勢な食事とともに宴会が行われる場合が多いです。
⑤年末年始のジョージア旅行Tips
ここまで読んで、「ジョージアのクリスマスとお正月…体験してみたい!」と思った人、ようこそ。
年末年始であってもジョージア旅行&滞在は問題なく可能ではありますが、いくつか注意しておくべき点があります。
ジョージアの年末年始Tips①:店の営業は?
日本であっても元旦は閉まるお店が多いでしょうが、ジョージアでもそれは同様。
1月1日と1月2日の2日間は、レストランや商店、市場や銀行などありとあらゆる施設が閉まります。
街を歩く人は皆無で、外国人と野良犬がぶらぶら散歩しているくらい。
百万人都市のトビリシにおいても、この2日間はゴーストタウンさながらとなります。
店の半分ほどが営業しはじめるのは1月3日、街に完全なる活気が戻って来るのは1月4日以降のこと。
1月1日と1月2日は外食やちょっとした買い物にすら困るほどなので、この時期をジョージアで過ごす場合は必需品や食料の買いだめ必須となります。
ジョージア正教におけるクリスマスである1月7日とお正月にあたる1月14日は、どこのお店も通常営業している場合がほとんどなので安心です。
日本では新年を迎える準備に忙しい12月30日と12月31日ですが、年の瀬の忙しさはジョージアでも同じ。
レストランや商店などは通常営業していますが、特にスーパーマーケット等は必要なものを買おうとする人で大混雑するので、できればそれ以前の日に買い物を済ませておきましょう。
ジョージアの年末年始Tips②:どの町がおすすめ?
ジョージアで年末年始を過ごすなら、おすすめなのはやっぱり都市部。
地方部で伝統にひたりながらの滞在ももちろん良いのですが、クリスマスや新年で盛り上がる街のなんとも言えない高揚感はぜひ体験したいものです。
はじめて年末年始を過ごすなら、やはり首都のトビリシが鉄板。
クリスマスや年越しのイベントも数多く開催されますし、年明けの瞬間の花火大爆発状態が見られるのも魅力的です。
ジョージア第二の都市であるバトゥミでも、年末ムードはちゃんと感じられます。
トビリシに比べると規模は小さくなるものの、年明けの花火や年越しコンサートは開催され、海沿いの町ならではの開放的な雰囲気でのカウントダウンが魅力的です。
静かに&伝統的な年末年始を過ごしたいなら、第三の都市クタイシも◎
カウントダウンイベントの活気や年越しを祝う花火に関しては他の町に及ばず、とても静かな年越しとなるでしょうが、ジョージア三大都市の中で最もジョージアらしい伝統が残っている町ならではの習慣が感じられるかもしれません。
ジョージアの年末年始Tips③:年末年始のジョージアの気候は?
年末年始のジョージアは、ご想像の通り寒いです。
特に東部のトビリシでは寒さが厳しく、昼間は10℃以下で夜は0℃近くまで下がるのが普通。
クリスマスマーケットやカウントダウンイベント等に行く際は、防寒対策は必須となります。
バトゥミやクタイシなど西部の都市は、昼間は15℃以上/夜は10℃前後となるのが普通で、トビリシに比べるとだいぶまし。
しかしながらジョージア西部は湿度が高めなので、体感温度はかなり低く感じられることも少なくありません。
というわけで、ジョージアのどこで年末年始を過ごすにしても、ある程度の防寒対策はお忘れなく。
現地でダウンや防寒靴を購入することも可能ですが、日本の方が質が高く値段も安い場合がほとんどです。
ジョージアのクリスマス〜お正月の流れ
ここまで、ジョージアのクリスマスから新年に関するアレコレを解説してきました。
すでにもう、日本のクリスマスやお正月とはだいぶ異なることがお分かりいただけたのでは。
ここからは、実際にジョージア現地がどのようにクリスマス&新年モードになっていくのか、当日はどのように祝われるのか、日付とともに追っていきましょう。
ジョージアならではの習慣や文化についてもしっかりと解説していきます!
12月上旬:クリスマスツリーの設営&徐々にクリスマスムードに
12月上旬になると、ジョージアの町はすっかり秋の雰囲気が消え、冬らしい気候になってくるもの。
この時期に各都市中心街の広場で設営が始まるのが、大きなクリスマスツリーです。
高さ数十メートルの巨大なツリーには電飾が施されており、夜は美しくライトアップされます。
しかしながらトビリシもバトゥミもなぜか枝が少なめ&スッカスカのデザインのツリーであるため、昼間はちょっと見ごたえに欠けるかも…
クリスマスツリーの設置と並行して、街には徐々に飾り付けやイルミネーションが増えていき、どんどんクリスマスムードに。
年末に向けて街の高揚感が少しずつ高まっていくのが感じられ、散策が楽しい時期です。
12月中旬:クリスマスマーケットの開始
12月中旬以降になると、ジョージアの大都市ではクリスマスマーケットが開催されます。
もともとジョージアにはクリスマスマーケットを開く文化はなく、近年になって欧米圏から入ってきたもの。
本場・ヨーロッパの豪華絢爛なクリスマスマーケットに比べるとおままごとレベルな規模ではあるものの、人々の楽しい雰囲気は伝わってきます。
【トビリシ】
・場所:ルスタヴェリ通り南端(マップ 青①) / オルベリアニ・スクエア(マップ 青②) / ダデアナ公園(マップ 青③)
・期間:12月16日~1月7日
・時間:全日10:00~24:00
【バトゥミ】
・場所:ヨーロッパ・スクエア
・期間:12月25日~1月7日
・時間:全日12:00~23:00
ジョージアのクリスマスマーケットでは、定番のホットワインやククルザ(茹でトウモロコシ)はもちろん、伝統的な刺繍や雑貨が多く売られるのもポイント。
どれも値段はやや高めですが、好きな人にはたまりません!
クリスマスマーケットが賑わいを見せるのは、12月24日以降。
昼間から開催されていますが、やはり暗くなってからの雰囲気の方がロマンティックさが倍増すると思います。
12月24日&25日:何も起こらない
(リア充な)日本人にとって、楽しみで仕方がない一日が12月24日のクリスマスイブ。
クリスマスディナーを楽しみ、イルミネーションで彩られた街を歩き、「ちょっと寒くなって来たね…どこか暖かいところでも行こうか…?」なんて肩を寄せ合う恋人たち…
もしくは、家族みんなでケンタッキーをほおばり、クリスマスソングを合唱し、サンタさんの訪問を心待ちにして枕元に靴下を置いてすやすや眠る子供たちの顔を見て、幸せをかみしめるお父さんお母さん…
そんな聖夜。
ここまで読んでイイィィィィィィッ!!!となった大きなおともだちの皆さん、ぜひジョージアに来ましょう。
なぜなら、ジョージアの12月24日と12月25日は完全なる平日であるため。
先述の通り、ジョージアのクリスマスは1月7日にあたり、12月24日/25日はクリスマスでもなんでもない普通の日なのです。
「いやあ~いくらクリスマスが1月7日だからって、天下の12月24日と25日なんだからちょっとくらい何かするんでしょ?リア充爆発しろ」なんて思った疑ぐり深いみなさん、ご安心を。
本当に、「ここまで何も起こらないの…?」と感動してしまうくらいに、ジョージアの12月24日&25日はただの普通の一日です。
近年でこそヨーロッパ諸国からの外国人の増加とともに、外国人向けのクリスマス特別ディナーを提供するレストランがあったり、外国人主催のクリスマスイベントが12月24日の夜に開かれたり…などはありますが、これらはトビリシ中心街のほんの一部での話。
一般的なジョージア人は、12月24日の夜であろうがいつもと変わらずに過ごします。
強いて言うなら、クリスマスのイルミネーションを見に行く人もいるかな?くらい。
というわけで、あまりに何も起こらなすぎるジョージアの12月25日が物足りなさ過ぎたのぶよ。
古くは万葉集の時代から伝わるとされる、日本のクリスマス伝統儀式をちゃんと行ってきました。▼
トビリシ、バトゥミ、クタイシのいずれの都市にもちゃんとKFCがあるので、大和魂的にクリスマスを祝いたい系旅行者でも安心。
ジョージアのケンタッキーは意外とレベルが高いような気がするので、クリスマス抜きにしても一度は食べてみてほしいです。
~12月31日:最終買い出し
12月もあと残り数日…となってきた年の瀬のジョージアの町は、年末年始に必要なものを購入する人で大いににぎわいます。
飾り付け用の雑貨や温かい衣類、チーズや肉の買いだめなど、両手に大きな袋を持った人たちで市場は大混雑。
12月31日が近づくほどに人の数は増えていくので、必要なものは早めに購入しておきましょう。
一日ごとに物の値段が大きく変動するのも年の瀬ならでは。
需要が激減するクリスマスツリーやクリスマス飾りは叩き売り価格となりますし、年末年始の料理に使われる材料はどんどん値上がりしていきます。
そして、この年の瀬の時期のジョージアの町で旅行者を悩ませる要因No.1となるのが、道端で爆竹を鳴らすクソガキお子様たち。
そこらじゅうの道端で爆竹に火をつけ、パンパンパンッ!!とけたたましい音を立てるだけ立てて風のように去ってゆくクソガk…お子様たちの姿は、ジョージアの年末の風物詩のようになっています。
「なんだか楽しそうで良いじゃない…!」なんて思ったあなた、まじで年末年始のジョージアに一度来てから言ってください。
所かまわずゲリラ的に爆竹を鳴らされるの、けっこうたまったもんじゃないです…
そんなわけで、12月末のジョージアの町は完全に年末モード一色。
数日後に迫った12月31日という日を誰もが心待ちにしているような、不思議な一体感が感じられます。
12月31日:クリスマスの宴会&新年のイベント
そしてとうとう、12月31日。
この日は祝日に定められ、多くのジョージア人が心から楽しみにする一日です。
年越し前の最後の準備をようやく終えた人々が年末モードになるのは、日が暮れる18時頃。
ここから、歓喜に満ちたジョージアの年越しの一夜が始まります。
12月31日のイベント①:クリスマスディナー&プレゼント交換
12月31日の夜の始まりとなるのが、スプラ。
「スプラ」とはジョージアの伝統的な宴会のことで、何種類もの料理とボトルいっぱいのワインやチャチャ(蒸留酒)とともに家族や友人と飲み食いを楽しみます。
「クリスマスのグルメ」の項で解説した通り、ジョージアの多くの家庭でクリスマスディナー兼年越しディナーが行われるのが12月31日の夜。
どこの家庭でも、この日のために用意された豪勢でスペシャルな料理が食卓を彩り、新しい年を目前に控えた歓びを分かち合います。
「ジョージアのサンタクロース」の項で解説した通り、集まった家族や親戚の間でプレゼント交換が行われるのもこのスプラのタイミングにて。
家庭によっては、子供たち用のプレゼントは12月31日の深夜にチチラキの横に置き、翌1月1日の朝に開封させるという場合もあるようです。
12月31日のイベント②:カウントダウンイベント
スプラで家族や親戚との温かな時間を楽しんだジョージア人の若者の楽しみは、まだまだこれから。
お腹を満たしてほろ酔い気分の若者たちは、各都市で開催される年越しコンサートやカウントダウンイベントへ繰り出します。
トビリシでは中心街のリバティースクエア、バトゥミでは旧市街のヨーロッパスクエアに設置された特設ステージで、ジョージア国内の著名アーティストがコンサートを行います。
午前0時が近づくにつれ、人々の熱気は最高潮に…
その溜まりに溜まったエネルギーは、まさかの形で(文字通り)大爆発することとなります。
12月31日のイベント③:年越しの花火
ジョージアの年末年始における最大のイベント(?)となるのが、年が明けて1月1日となった瞬間から打ちあがる無数の花火。
文字にすると「なあんだ、花火なんて世界中どこでも上げるのでは?」と思うかもしれませんが、ジョージアの年明けの花火はまじで信じられないほどの規模です。
ロケット花火が縦横無尽に行き交い、大量の打ち上げ花火が町中で上がる風景は、もはや戦争状態のよう…
「町が爆発している」と錯覚してしまうほどの、とにかくものすごい状況となります。
特筆すべき点が、これらの花火は市や国が主催するオフィシャルなものではなく、一般の人々が自分で購入した花火を打ち上げているという点。
ジョージアの花火の価格は、10連発ほどの小さな打ち上げ花火で20GEL(=¥1000)/大きなものになると100GEL(=¥5000)は下らないほどで、この国の物価や収入水準を考えるとかなりの高級品。
それを惜しげもなく買い、火をつけ、新年を祝うのですから…ジョージアの人にとってこの瞬間がどれだけ大切なものであるのか分かるような気がします。
(同時に、「ジョージア人は後先考えずにお金を使うどんぶり勘定国民」と周辺国で言われる理由を察する)
2023年の年明け前にジョージアで販売された花火に含まれる火薬の量の合計は、712トンにも及んだそう。
この量を、年明けから15分ほどの短い時間に一斉に打ち上げるのですから、正気の沙汰ではありません。
ちなみに、日本最大級とされる長岡花火大会での火薬使用量合計は、1時間ほどで10トンくらいとのこと。
ジョージアでいかに大量の花火が年明けから十数分のうちに打ち上げられるか、少しイメージが湧くのでは?(震え声)
ジョージアの年明けを告げる大量の打ち上げ花火を鑑賞するなら、やはりトビリシがおすすめ。
バトゥミやクタイシでも花火は打ち上げられますが、トビリシの花火の規模はもはや比較にならないほど大きなものです。
トビリシは谷間のような地形であるため、少し坂を登れば見晴らしの良いビューポイントがいくつもあり、首都の夜空全体を照らす花火を存分に満喫できます。
・ナリカラ要塞 【GoogleMap】
・ムタツミンダ公園【GoogleMap】
・リケ公園上側の展望台【GoogleMap】
・サメバ教会【GoogleMap】
・ベトレミ教会【Google Map】
年明けの瞬間から十数分続く打ち上げ花火も徐々に落ち着いた頃。
まだエネルギーの残っている若者はクラブ等へ足を運び、朝まで踊りつくします。
こうして、フェスティバルムードに満ち溢れた12月31日~1月1日にかけての特別な一夜の高揚感は、夜が更けて初日の出が町を優しく照らす朝までノンストップで続いていくのです。
1月1日:メクヴレオバ
年明けのカオスな打ち上げ花火大爆発から数時間後。ジョージアは1月1日の朝を迎えます。
日本人にとっては「1月1日=元旦」ですが、ジョージアでは1月1日=メクヴレオバ(Mekvleoba / მეკვლეობა)の日。
メクヴレオバとは、ジョージアに古くから伝わる民間信仰のひとつ。
1月1日になってから初めて自宅を訪れる客人が、その一年の自身の運命を決めるというもので、日本で例えるなら初詣のおみくじのようなものです。
メグヴレオバとおみくじの最大の違いは、ジョージアのメグヴレオバでは誰を客人として招くか自分で選べる点。
すべては神様の言う通り…なおみくじに比べ、だいぶ運命の選択権が人間任せになっていますね。
メグヴレオバにおいて、一年で初めての客人となる人物は「メクヴレ」と呼ばれ、ジョージア人は誰をメクヴレに選び自宅に招くかに細心の注意を払うのです。
メクヴレが働き者であれば自分の仕事も安泰に、メクヴレが酒飲みであれば自分も飲んだくれの一年に…といった感じ。
私たち外国人がメクヴレに選ばれることはとても難しいですが、もし1月1日の早い時間帯にジョージア人の自宅に招待されることがあれば、それは相手があなたのことを高く評価しているということです。
1月1日はほとんどの店が閉まっているため、外出する人よりも自宅でゆっくり過ごす人の方が多数派。
それでも、外に出る際は出会った人に「明けましておめでとう=ギロツァフト・アハル・ツェルス!」(Gilitsavt akhal tsels / Გილოცავთ ახალ წელს)と挨拶するのが定番。
長くて発音も難しいので、外国人的には「ギロツァフト(=おめでとう)」だけでも使えれば上出来です!
この新年の挨拶は1月1日~1月3日くらいまでは普通に使われるもの。
日本の「明けましておめでとう」と同じような感覚だと言えます。
1月2日:ベドバ
日本ではまだまだ新年モードな1月2日ですが、それはジョージアでも同じ。
ジョージアの1月2日は「ベドバ」(Bedoba / ბედობა)と呼ばれる古い習慣が残っています。
ベドバをひとことで言うなら「その一年の過ごし方を自分で決める日」。
特にこの日にするべき伝統行事や宗教的儀式は定められておらず、自分の好きなように一日を過ごすのがルール。
この1月2日をどのように過ごすかによって、その後364日がどんな一年となるのかが決定づけられる…といった感じです。
・銀行でお金を多く下す:金運に満ちた一年に
・恋愛ドラマを見まくる:恋愛運が上がるかも?
・仕事にあけくれる:仕事に恵まれた一年に
・好きな友人と過ごす:人間関係が向上する年に
といった感じ。
思いっきりわがままに、好きな人と好きなように1日を過ごすのが良いでしょう。
ちなみにベドバの存在を知らなかった2023年初めののぶよは、1月2日に寿司を作らされて宿の民たちと食べていました。
その後、寿司を作らされること十回近く…ときには20人分巻きまくって泣きそうになったことも…
そう考えると、ベドバは結構ガチなのかもしれません。
ジョージアで1月2日を過ごすみなさん、よく考えてこの一日をお過ごしくださいませ。
1月6日:ジョージア正教のクリスマスイブ
日本で三が日の後といえば、年末年始モードはすでに終焉し、仕事はじめや学業はじめや…と何かと忙しい時期。
ジョージアでもそれは同様で、年末年始のフェスティバルモードやのんびりモードにひと区切りついて、街は再び通常通りに動き出します。
そんな通常通りのジョージアの日常が再び年末年始モードへと逆戻りするのが、1月6日。
そう、この日こそがジョージア正教におけるクリスマスイブなのです。
ジョージアのクリスマスイブの伝統①:ろうそくを窓辺に灯す
1月6日のジョージアの家庭では、日が暮れて辺りが暗闇に包まれると、表通りに面した窓辺にキャンドルを灯します。
これは、聖書の内容に則った習慣によるもの。
『イエス・キリストの両親である聖ヨセフと聖マリアが、寒さを凌いで赤ん坊(=イエス)を出産するための場所を探せるよう、人々は道をろうそくで照らした』とのエピソードが基になっています。
ジョージアのクリスマスイブの伝統②:夜通しで礼拝
クリスマスイブの夜が更けてくると、人々は各町の聖堂や教会に足を運び、礼拝を行います。
人によってどれくらいの時間を礼拝に捧げるかは異なりますが、夜通し寝ずの祈りを捧げる敬虔な人も少なくありません。
それもこれも、翌1月7日のイエス・キリストの誕生を祝おうとする想いからでしょう。
トビリシのサメバ教会やバトゥミの聖マリア聖堂など町の中心的な宗教施設では、1月6日は夜通し門戸が開かれており、翌1月7日の早朝まで礼拝に訪れる人が後を絶ちません。
ジョージアのクリスマスイブの伝統③:聖歌隊にお菓子をあげる(地方部限定)
大都市では廃れつつあるあるものの、小都市や地方部の町へ行くと根強く残っているジョージアのクリスマスイブの習慣が、アリロ。
トビリシでの「アリロ」は、翌1月7日のクリスマス当日に行われる大規模なパレードのことを指しますが、地方部では事情が異なります。
例えるなら、「ジョージア番ハロウィーン」のような伝統がいまだに残っているのです。
ジョージア地方部におけるアリロは、1月6日の夜に行われます。
白装束に身を包んだ地元の子供たちが、聖歌を歌いながら民家を一軒一軒訪問し、家の人はお礼として果物やお菓子を与えるというもの。まさにハロウィーンのようです。
バトゥミやクタイシなどでは今でもわずかながらこの習慣が残っていますし、それ以外のさらに小さな町ではさらに色濃く残っているはずです。
トビリシではすでに廃れてしまった1月6日のハロウィーンのようなアリロですが、「知らない人にお菓子をあげる」という習慣だけは一部の人の間に残っているよう。
この日に道を歩いていたりローカル商店で買い物したりすると、地元の人が飴やクッキーをいきなり手渡してくる場合も。
あげる用/もらった時のお返し用としてお菓子を持ち歩いている隙一つないおばちゃんも多く、なんとも大阪的な(?)光景に驚くかもしれません。
1月7日:ジョージア正教のクリスマス
クリスマスイブが明けて、1月7日となったジョージア。
ジョージア正教におけるクリスマス当日で、もちろん祝日となっています。
ジョージア語でクリスマスは「ショバ」(Shoba / შობა)と呼ばれ、国民の大多数を占めるジョージア正教徒にとっては特別な日。
イエス・キリストが誕生した日を祝おうと、多くの人が教会や聖堂に足を運んで祈りを捧げます。
1月7日をトビリシで過ごすなら、絶対に見逃せないのがアリロ(Alilo / ალილო)。
トビリシのアリロは、ジョージア正教における重要な儀式の一つ。
白装束に身を包んだ聖歌隊が、ジョージア国旗や十字架を片手に町を練り歩いて聖堂へ向かうパレードのようなイベントです。
見慣れたトビリシの街が白一色に染まり、美しいポリフォニーが建物に反響する神々しさ。
とても神聖で純潔で、キリスト教国の底力を見せつけられているかのような不思議なパワーが感じられます。
アリロへの参加・見学は完全に自由で、誰もが聖歌隊の後に続いてパレードに参加することが可能。
聖歌隊は見学者から食料や物資を寄付として集めながら聖堂へと歩を進め、集まった食料を貧しい人に分け与えます。
アリロの先頭をゆくのは、ジョージア正教会の総主教。
現在では車の荷台に乗って、お香を振りまきながら、トビリシ最大の聖堂であるサメバ聖堂へと向かいます。
サメバ聖堂に到着した総主教は、ジョージアのテレビ局によるインタビューに応じるのが定番。
この場に立ち会うことができない高齢者や地方部在住のジョージア人たちに向けて、クリスマスの説話が生放送されます。
こんな感じで、ジョージア正教のクリスマスはとても宗教的な性格が強い日。
とはいえ、キリスト教徒でなくともアリロの参加や物資の寄付は可能ですし、ジョージアのキリスト教文化を五感で感じることができます。
冬のぴりっとした空気の中で、純白の聖歌隊がポリフォニーを歌いながら歩く光景は、まさに神聖そのものな雰囲気。
防寒対策をしっかりとして、見学/参加しに行ってみてはいかがでしょうか。
・開始時間:13:00
・参加費:無料
・コース:バラ革命広場→ルスタヴェリ通り→バラタシュヴィリ通り→サメバ教会
1月14日:ジョージア正教のお正月
美しいイルミネーションから、怒涛の年末年始、厳かな雰囲気のクリスマスまで…ジョージアの年末年始をたどってきましたが、最後の締めとなるのが1月14日。
ジョージア正教における新年最初の日であり、お正月にあたります。
12月31日~1月1日の盛り上がりに比べると、1月14日の盛り上がりはかなり控えめ。
日が変わる瞬間には多くの花火が打ちあがるものの、1月1日の大爆発戦争状態には遠く及びません。
ジョージア正教における新年をもって役割を終えるのが、チチラキ。
本来は、1月19日の「イエス・キリストが洗礼を受けた日」を待ってから火で燃やされるのがチチラキの伝統。
しかし最近では1月14日の新年とともにゴミに出したり、その辺の道端に置き去りにしていったり…と野良チチラキも多く見られます。なんともけしからん!
不届きものは少なからず居るとはいえ、伝統に則ってチチラキを燃やして供養(?)する人の方がジョージアでは多数派。
真っ白なチチラキが真っ赤な炎に包まれながら消えていく様子は、とても神聖でミステリアスなもの。
日本の初詣で、前年のお正月飾りやお守りをお焚き上げするのと似たような文化を感じます。
かわいそうなチチラキちゃんの末路はひとまず置いておくとして、とにかくこの1月14日をもってジョージアの年末年始ムードは完全なる終焉に。
翌日からの町は完全に通常モードとなり、まだまだ先は長く厳しいジョージアの冬という現実が人々を待ち受けています。
ジョージアが再び高揚感に包まれるのは、人々がイエス・キリストの復活を祝い、春の訪れを歓び合うイベントでもあるイースターの時期となります。
おわりに
ジョージアのクリスマスからお正月まで、年末年始の時期の過ごし方や独自の習慣を解説しました。
4年近くも滞在しているのに知らなかったことはたくさん。
こうして改めてまとめることで、さらにこの国の伝統の奥深さに気が付くことができました。
もし年末年始にジョージアに滞在する予定があるなら、少しでも現地の文化に浸ってみるのがおすすめ。
この記事が独自の文化と習慣に満ちたジョージアという国の魅力を知るきっかけとなれば、何よりも嬉しいです!
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