こんにちは!トルコ滞在ももうすぐで2か月、世界半周中ののぶよ(@nobuyo5696)です。
(世界半周についてはこちらの記事へどうぞ。)
広大な国土に魅力的な町や見どころが点在しているトルコ。
有名どころは行きつくした!というトルコ通な人におすすめしたいのが、トルコ北西部に位置するエスキシェヒル(Eskişehir)という町。
日本では全く持って知名度はありませんが、イスタンブールの若いトルコ人におすすめの町を尋ねると、十中八九この町の名前が挙がるほど有名な町なのです。
一体何が、この町をそんなに特別な存在にしているのか。
今回の記事では、「トルコなのにトルコらしくない」魅力を持つエスキシェヒル観光で感じたい6つのことを紹介します。
いつものように、市内交通や宿情報も掲載しているので、この町へ行ってみようという物好きな方の参考となれば。
エスキシェヒルの歴史
トルコ語で「古い(eski)」「町(şehir)」という意味の名を持つエスキシェヒル(Eskişehir)。
その名の通り、その起源は紀元前3000年前の青銅器時代にまで遡るそう。
その後紀元前12世紀頃にはトラキア地方(現在のブルガリア南部~トルコのヨーロッパ側)からアナトリア北東部の内陸地方にやってきたフリギア人(Phrigian)がフリギア王国を興しました。
その後紀元前3世紀にはマケドニアのアレキサンダー大王によって征服されたエスキシェヒル。
ヘレニズム文化が持ち込まれ、その後ローマ帝国領となった際にはユスティニアヌス帝が夏の別荘を建てるほど重宝されます。
キリスト教文化圏のビザンツ帝国領と、当時この地に勢力を広げたアラブ人、それに取って代わったセルジューク朝(イスラム教徒)との文化的・政治的境界線に位置していたエスキシェヒルは、幾度も戦いの舞台となりました。
1420年にすでにオスマン帝国領となり、ビザンツ帝国征服の最前線となっていたエスキシェヒルは、コンスタンティノープル(現在のイスタンブール)への地理的近さから、後のコンスタンティノープル陥落(1453)に至る重要な拠点となったことも見逃せません。
1919年のトルコ革命(祖国解放戦争)においても主要な戦地となり、多くの犠牲者を出したエスキシェヒル。
現在残る町並みのほとんどは革命後に整備されたもので、ヨーロッパ風のモダンで開放的な町並みはトルコの他のどの都市とも異なった自由な雰囲気が感じさせます。
エスキシェヒル観光で感じたい6つのこと
その長い歴史とは対照的に、モダンな美しさが特徴的なエスキシェヒルの町。
大学を有することもあり、町には多くの若者があふれる「学生の町」としての一面も持ちます。
そんなエスキシェヒルの町中に見られるのは、自由を謳歌する人々の姿。
テラスでお酒を楽しむ人々や普通に手をつないで歩くカップル。
女性が髪の毛を隠している率も、トルコの他都市に比べて格段に少なく感じます。
「トルコで最も自由な町」・エスキシェヒルの風を感じに、さあ出発です!
1.ポップでカラフルな「現代風オスマン帝国」を感じる
エスキシェヒルの人々が観光客(ほとんど居ませんが)にまずおすすめするのが、オドゥン・パザル(Odunpazarı)と呼ばれる旧市街にあたる地区。
中心街南側の丘に広がるエリアには、幾多の戦火を逃れたオスマン帝国調の家々が点在しています。
トルコ国内はもちろん、かつてオスマン帝国領だったバルカン諸国でも多く見られるオスマン帝国調の家々ですが、エスキシェヒルのものは一味違います。
建物こそそのままなものの、とにかくカラフルでポップな色に塗られているのです。
パステルカラーなんてものではなく、とにかくビビッド。
原色でカラフルに塗られたオスマン帝国調の歴史ある家々が並ぶ光景は、トルコ広しと言えどもなかなか見られるものではありません。
かつては暖房に使う薪を売る商店街(odun)だったことからこの名がついたオドゥン・パザル。
その中心に位置するのが1525年建造のクルシュンル・ジャーミィ(Kurşunlu Cami)です。
モスクを取り囲むのはキュリーイェ(Külliye)という複合施設のような場所で、モスクやマドラサ(学校)、セマハネ(セマー儀式の会場)などが併設されていたものです。
クルシュンル・ジャーミィの周辺には、かつての民家を改装したカフェや現代美術館もあり、ここでも伝統とモダンが融合した「エスキシェヒルらしさ」を感じることができます。
↑突如出現する現代美術館
2.中心街で「自由な学生の町」を感じる
エスキシェヒルの自由な雰囲気を感じるには、中心街の大通りや路地を少し散策するだけでも十分。
トルコの他の町に比べて、かなり開放的な雰囲気が漂っていることにすぐに気づくことでしょう。
イスメット・イニョニュ1通り
エスキシェヒルのメインストリートが、トラム1号線が走るイスメット・イニョニュ1通り(İsmet İnönü-1 Cd.)。
広々とした大通りの両側には近代的な建物が並び、まるでヨーロッパの都市のような印象さえ受けます。
アナドル大学に通う学生の通り道でもあるイスメット・イニョニュ1通りには、学生向けの格安な飲食店や欧米風のファストフード店などが点在しています。
サラダ盛り放題で一皿4.5TL(=¥84)という驚異のコストパフォーマンスを誇るお店までありました。
クプリュバシ通り(Köprübaşı Cd.)
先に紹介したイスメット・イニョニュ1通り周辺が、「よそ行きのエリア」なら、クプリュバシ通り(Köprübaşı Cd.)周辺は「地元の若者が集まるエリア」といったところ。
小さな路地が連なるエリアは、ヨーロッパの路地裏を彷彿とさせるようななんだかとても良い雰囲気。
大きなエリアではありませんが、学生向きの食堂やカフェ、パブなどが軒を連ねます。
↑いい感じのカフェもたくさん。もちろん格安
「イスタンブールっ子が、わざわざ週末にエスキシェヒルにやって来る」と言われるほど、若者を引き付けるエスキシェヒルの中心的存在となるこのエリア。
週末は夜遅くまで若者でにぎわいます。
3.ポルスク川沿いを散策して「トルコのアムステルダム」を感じる
ホステルで同じ部屋だったトルコ人曰く、「エスキシェヒルはトルコのアムステルダムや!」とのこと。
というのも、町の中心を流れるポルスク川(Porsuk Çayı)周辺はとてもきれいに整備されており、自転車でも簡単に移動できる平坦な町(トルコでは珍しいこと)の雰囲気がオランダのアムステルダムのようだから、だそう。
中心街からポルスク川沿いを西側に歩いていくと、川沿いにオープンカフェやレズトランが建ち並ぶおしゃれエリアがあります。
地元民に大人気のスポットのようで、特に何をするでもなく川沿いを歩く人々で賑わっていました。
のぶよ的には、パリのサン・マルタン運河に少し雰囲気が似ているような印象を受けました。
(こう書くと、おフランス贔屓の人から苦情を受けそうですが(笑))
「川」というよりも「運河」と言った方がしっくりくるようなポルスク川沿いの風景。
両岸の遊歩道は歩行者専用となっており、いくつもの美しいデザインの橋がエレガントな雰囲気を醸し出します。
この橋も、なぜか原色で塗られていることが多かったのが気になります。
オドゥン・パザルのカラフルな民家しかり、エスキシェヒルには「カラフル=おしゃれ」という考え方でもあるのでしょうか。
夕方の川沿いもとても美しく、昼間とは異なったシックな雰囲気となるのでお見逃しなく!
4.エスキシェヒルの「ご当地グルメ」を舌で感じる
日本と同様に、国内で異なる食文化を持つトルコでは、各地域で食べられるご当地グルメを食べ歩くのも旅の楽しみの一つ。
ここエスキシェヒルには二つのご当地グルメが存在します。
バラバン・ケバプ
エスキシェヒルに来て、これを食べずに帰るなんて、日本に来て寿司を食べないようなもの。
それほどに有名なバラバン・ケバプ(Balaban Kebap)は、エスキシェヒルでしか食べることのできないご当地グルメです。
↑知らないと確実に通り過ぎてしまう入口
地元で有名だというAbdüsselam Balaban Kebap Salonuというお店でいただいてきました。
トルコでは肉をグリルした料理の総称が「ケバブ」で、鶏肉・牛肉などの肉の種類や調理法により様々なバリエーションがあります。
バラバン・ケバブを一言で表現するなら「ソース・ケバブ」といったところ。
ピタパンを敷いた皿に特製のソースをたっぷりかけ、その上にグリルした牛肉を乗せたものです。
ソースはトマト(Tamekli)、ヨーグルト(yoğurtlu)、バター(tereyağlı)の三種類から選ぶことができ、ソースなし(sade)か三種のソースのミックス(Sorpalı)も可能。
欲張りなのぶよは、もちろん三種のソースのミックス(Sorpalı)を選択。
値段が同じなら色々入っていた方がいいというどケチな考えです(笑)
待つこと10分ほどでやってきたのがこちら。
ソースの香りが食欲をそそります。
たっぷりソースを絡めた牛肉を一口食べてびっくり。
かなりまろやかです。今までのトルコ料理で味わったこともないような味。
ソースにバターが使われているためだと思うのですが、とにかく新感覚の味でした。
肝心の牛肉の焼き加減も絶妙で、かなり美味しくいただきました。
英語は全く通じないものの、店員さんもみんな愛想がよくてとても良い雰囲気のこちらのお店。
エスキシェヒルに来たなら是非訪れてみてください。
インフォメーション
Abdüsselam Balaban Kebap Salonu
住所:Arifiye, Belediye Sk. No:11, 26010 Odunpazarı/Eskişehir
営業時間:10:00~21:00 ※月曜定休
チーボレク
エスキシェヒルの人々に愛されるもう一つのご当地グルメがチーボレク(Çiğbörek)。
ボレク(Börek)とは、ひき肉やポテトなどの具を、幾層ものパイ生地で棒状に包んで焼き上げたもので、呼び方や形は異なるものの、かつてのオスマン帝国領であるバルカン諸国(主にブレクと呼ばれる)でもポピュラーな料理です。
チーボレクはトルコ語で「生の(Çiğ)」ボレクと言う意味。
実際には、牛ひき肉を乗せた薄いパイ生地を餃子のように折りたたみ、油で豪快に揚げたものです。
なにが「生」なのか謎ですが、日本にも「生キャラメル」や「生ビール」など謎の「生」がありますよね(笑)
エスキシェヒルで最も有名なチーボレク専門店が、Papağan Çiğbörekというお店。
明るく開放的な雰囲気の店内は、常に多くの人で賑わっています。
チーボレク5つ(17.5TL=¥329)が1ポーションで、それ以下では注文できないというスタイルです。
待つこと2分ほどでやってきたのがこちら。
見た目は巨大な揚げ餃子のようです。
半分に割ってみてびっくり。
中身、スッカスカです(笑)
10分の1ほどしかひき肉は入っておらず、残りは生地のみという斬新すぎる料理。
のぶよのだけ手抜きなのかと思いきや、周りの人のチーボレクも同様で、皆美味しそうに食べていたので、こういう料理なのでしょう。
味は…とにかく生地の食感が凄まじく、肝心の具の風味があまり感じられません。
もっとぎっしり具が詰まったミートパイのようなものを想像していたのぶよだったので、若干期待外れでした。
とはいっても、5つも食べるとかなりボリュームがあるのは事実。
エスキシェヒルの珍ご当地グルメ。興味がある人は是非挑戦してみては。
インフォメーション
Papağan Çiğbörek
住所:Arifiye, Köprübaşı Cd. Yalbı Sok No:5, 26010 Odunpazarı/Eskişehir
営業時間:10:00~22:00
5.ローカルと裸のお付き合いをして「ハマムの町」を感じる
「若者の町」「自由の町」「トルコのアムステルダム(これはホステルのトルコ人曰く)」と色々な表現で表されるエスキシェヒル。
実はもう一つ、「ハマムの町」と呼ばれることも忘れてはいけません。
理由は定かではないものの、人口の割にかなり多くのハマムが点在しているエスキシェヒルの中心街。
確かに、一つの路地に一つはハマムがあるほどです。
多くの人々がハマム体験に訪れるイスタンブールのハマムは、観光客向けにされたスパのようなものが多く、なんとなく「お高級な」感じを受ける敷居の高いものばかり。
高いのは敷居だけでなく、料金も180TL(=¥3387)~と結構な値段がします。
ハマムなんて、言ってしまえば、ただのマッサージ付きのお風呂。
のぶよは逆立ちしてもそんなに払えません。
一方のハマムの町・エスキシェヒルでは、ハマムは人々の日常生活の一部。
おじさんから学生まで一挙に集うその雰囲気は、日本のスーパー銭湯と似たものがあります。
料金も超リーズナブルで、入浴&マッサージで30~35TL(=¥564~¥658)ほど。
これならバックパッカースタイルの旅人にも十分手が届く範囲です。
全く観光地化されていないエスキシェヒルのハマムはとにかくローカルな雰囲気。
外国人は確実に注目の的となり、リラックスできる以前に友達ができます(笑)
おすすめは、中心街にあるKent Hamamı。
なかなか大きなの規模のハマム内には、かなり適温のお湯とスチーム&高温の二種類のサウナ、アカスリ、マッサージなどが完備されており、リラクゼーションスペースで好きなだけのんびり過ごすことができます。
↑サウナ↑休憩スペース
英語は全く通じませんが、従業員みんな温かくて親切にしてもらいました。
↑浴場
どローカルな雰囲気と格安の料金の割に、内装はモダンでかなり清潔なのも高ポイント。
学生の町だけあって、若者の姿も多く、じじいばかりの場末感は感じられませんでした(笑)
エスキシェヒルのハマム文化を感じたいならかなりおすすめです!
インフォメーション
Kent Hamamı
住所:İstiklal, Karagül Sk. No:8, 26010 Odunpazarı/Eskişehir
営業時間:全日5:30~22:00
のぶよのトルコ滞在の中でも一、二を争うほどに面白い経験だった、エスキシェヒルのローカルハマム。
ローカルと言えどもかなり清潔で、サービスも至れり尽くせりだったので、是非挑戦してみては?
6.エスキシェヒルの人々の温かさとオープンマインドさを感じる
これまで色々とトルコの町をまわってきたのぶよ。
日本でも地域によって異なる県民性などが大きく話題になるように、トルコでも地域によって人の感じに違いがあることは、いち旅行者でも簡単に感じ取ることができます。
・かなり閉鎖的だったコンヤ
・開放的でその日暮らしなアンタルヤ
・流行に敏感でちょっとスノッブ(気取った感じ)なイスタンブール
日本よりも宗教が生活の中で果たす役割が大きいトルコ。
そのためか、日本での地域間の気質の違いよりもさらに大きな違いが、地域や町によって存在します。
そんな中でのぶよがエスキシェヒルの人々に対して感じたのは、底なしの温かさとオープンマインドさでした。
人々の笑顔に触れる機会が桁違いに多く、その辺の人に話しかけられる頻度もトルコで一番でした。
ちょっと話している(というかボディーランゲージをしている)とチャイ(紅茶)が出てきておもてなしされたことも、一度や二度ではありません。
「学生の町」という称号の割に、壊滅的に英語が通じないエスキシェヒルですが、そんな言葉の問題なんて小さなことだと言わんばかりに、素晴らしい人たちに出会いました。
人に対して温かく接するのは、自分自身が幸せを感じていなければできないこと。
新しいもの好きなエスキシェヒルの気質がそうさせるのか、自由な雰囲気を謳歌する歓びがそうさせるのかは定かではありませんが、久しぶりに「この町いいなあ~、旅っていいなあ~」と心から感じることができたことは言うまでもありません。
エスキシェヒルの市内交通
エスキシェヒルはそれほど大きな町ではないものの、オトガル(バスステーション)~中心街は3kmほどと微妙な距離があります。
市内移動に便利なのは、町中に張り巡らされたトラム路線。
近代的で清潔感漂うトラムは、エスキシェヒルという町を象徴するような存在です。
Uverの先駆け?エスキシェヒルのタクシー
新しいもの好きなエスキシェヒル。
その気質は、タクシーを呼ぶシステムにも表れています。
エスキシェヒルの町を歩いていると、至る所で目にする黄色のボタン。
実はこのボタン、押したら数分でその場所にタクシーがやってくるというものすごいシステム。
いわば、Uverの先駆者的なシステムなわけです。
現役で使用されている独特のシステム。
次々と新しいものを生み出すエスキシェヒルらしさを象徴している存在です。
エスキシェヒル観光地図
灰色:オトガル(バスステーション)
黄色:主要トラム停留所
赤:おすすめレストラン
オレンジ:おすすめハマム
紫:ホステル
青:見どころ
エスキシェヒルのオトガル(バスターミナル)
中心街の東3kmほどのところに位置するオトガル(バスターミナル)は、比較的大きめなものの、ターミナルの建物は一つだけなので分かりやすいです。
24時間開いており、早朝の到着の場合は少し仮眠をとっても大丈夫そうな雰囲気。
(4時間ほど爆睡しました)
オトガルには出口が一つしかなく、すぐ目の前にトラム停留所があるので迷うこともありません。
便利なトラム路線
エスキシェヒルには、何と13ものトラム路線が走っています。
ソース:https://forum.affinity.serif.com/index.php?/topic/91999-eski%C5%9Fehir-tramvay-a%C4%9F%C4%B1-another-transit-map/
一見複雑そうに見えるものの、旅行者が利用するのはオトガル~中心街のÇarşı停留所~SSK停留所を結ぶ1号線のみ。
市内の見どころへは徒歩でのアクセスが可能なので、いちいちトラムを利用する必要もありません。
エスキシェヒルには、トルコの他都市のような交通系ICカードも存在しているものの、1回券も購入できるのが嬉しい点。
(ICカードを購入しないと市内交通を利用できないという不便極まりない町も多くあります。)
各トラム停留所付近には、緑色の有人チケットオフィスがあるので、こちらで必要な枚数のチケットを購入しましょう。
エスキシェヒルのトラム情報
運賃:片道3.5TL(=¥65)
運行時間:朝6時頃~夜23:30頃
エスキシェヒルのホステル情報
Bulvar Hostel
料金:50TL(=¥941)
部屋:4ベッドドミトリー
・立地:9/10
エスキシェヒルの中心街に位置しており、観光にも食事にもとても便利な立地です。
トラム駅のすぐ目の前にあるものの、このトラム駅からバスターミナルへの直行トラムはないため、数百メートル離れた停留所まで行った方が便利です。
・アクセス:7/10
運河沿いに入口があり、入口の扉は常に開いています。
二階に受付があるのですが、スタッフが居る時と居ない時があるのは少々不便。
なぜかチェックインに無駄に時間がかかったのが少々マイナス。
遠くからやってきて疲れた旅行者が最も苛立つのが、チェックインに時間がかかることということを理解してほしいです。
・スタッフ:7/10
普通に愛想の良いおばさんが応対してくれました。
が、全く持って英語が通じず、コミュニケーションが困難なほどでした。
観光案内など何もなかったのは言うまでもありません。
・清潔さ:7/10
部屋、シャワーともに清潔に保たれていますが、最上階にある共用エリアの清潔さは微妙。
朝食の後片付けがされぬまま、午後まで放置されていました。
また、最上階の共用エリアでは喫煙可なので、吸わない人には厳しいものがあります。
・設備:7/10
不満なのが、部屋に電源コンセントが一か所しかない点。
少し頭を使えば、四人部屋なんだから最低四つは必要であることはわかるのでないでしょうか。
最上階にはチャイやコーヒーが無料で飲めるスペースがあったのはプラスでした。
・wi-fi:1/10
のぶよがこのホステルがとにかく気に入らなかった一番の理由はwi-fi。
電波はあるのにつながらないor超スローという状態が24時間続きます。
最上階の共用エリアではもはや電波自体入らない状態。
「Wi-Fi有り」と書くなら、まともなものを用意するべきだと思います。
そもそもこんな状態のWi-Fiを放置しているのが一番の問題です。
・雰囲気:6/10
何というか、せっかく立地や共用エリアの雰囲気は良いのに、それを活かしきれていない感じがすごいです。
「ヨーロッパっぽいホステルを導入してみたけど、どうマネジメントしていいのかわからない」という状態なのではないでしょうか。
宿泊客同士のコミュニケーションも少なく、とにかく微妙な雰囲気でした。
総合:6.3/10
ネットでの口コミや写真が結構いい感じで、期待していただけにかなり残念なホステルでした。
特に、ほとんど使えないWi-Fiにはイライラしっぱなしの三日間で精神衛生上良くありませんでした(笑)
エスキシェヒルには同じくらいの値段で宿泊できるホステルが他にも数軒あるので、ロケーションにそこまでこだわりがない場合はそちらへの宿泊をおすすめします。
おわりに
トルコで最も自由な雰囲気が漂うエスキシェヒルの魅力を紹介しました。
伝統的な町並みのオドゥン・パザルから、まるでヨーロッパのような中心街、平和な雰囲気に包まれた川沿いの遊歩道など、そこに住んでいるように満喫したくなる雰囲気が至る所で感じられる町です。
イスタンブールまでバスで6時間ほどと、比較的アクセスしやすいのもトルコ人に人気の秘密。
一味違うトルコを感じたいなら、是非おすすめしたい穴場の町です。
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写真が多く、訪れる場所のイメージがわきやすいです。安心して旅行したい人にオススメ。
英語ができるなら、“Lonley Planet”は世界最強の旅人のバイブル。
とにかく情報量が半端じゃありません。人と違う場所へ行ってみたい人は是非!
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