こんにちは!アルメニア滞在ももうすぐ2ヶ月、世界半周中ののぶよ(@nobuyo5696)です。
(世界半周についてはこちらの記事へどうぞ。)
滞在した国の物価から、旅行に必要な1日の予算を考えていく「世界の物価シリーズ」。
今回はアルメニア編です!
結論から言ってしまうと、アルメニアの物価は驚くほどに安いです。
日本や西ヨーロッパなどの物価が比較的高めな地域からやって来た人にとっては、もはや天国。
「物価が安い!」と散々言われているお隣のジョージアと比べても、負けず劣らずかもしれません。
というわけで今回の記事は、実際に現地滞在中ののぶよが、アルメニアの物価について語っていくもの。
多くの人がお隣のジョージアとセットでアルメニアを訪れると思うので、ジョージアの物価と比較する形で解説していきます。
(ジョージアに1年半いたので、客観的に比較できているはず)
あまり話題に上ることがないアルメニアですが、現地の物価の感覚をなんとなくつかむことができるはずです!
アルメニアの物価:食費
アルメニア料理と聞いて、具体的なイメージが思い浮かぶ人はかなり少数派なのでは。
お隣のジョージアに比べると、アルメニアの食文化は中東に近い感じ。
肉を多用する点は「THE・コーカサス」ですが、ハーブを多用したあっさりした味付けのものが多く、日本人の口にも合います。
ヨーロッパに比べると、アルメニアの食費(外食費、食材費)は激安。
予算が限られている節約派バックパッカーでも、肩肘張らずにレストランで名物料理を味わうことができるのです。
アルメニアのファストフードの値段
お隣のジョージアに比べると、アルメニアは手軽に&格安で食べられるファストフードが充実しているのが特徴的。
ファストフード天国のトルコに通ずるものがあり、限られた予算でもアルメニアの奥深い食文化を満喫することができます。
アルメニアのファストフードの代表的なものが、以下の3品 ▼
・シャワルマ:鶏肉/豚肉のドネルケバブ
・ラフマジョ:薄い生地にひき肉をたっぷり乗せたアルメニア風ピザ
・ホロヴァツ:アルメニア風BBQ
いずれもかなり安い価格で買うとこができるので、節約派の強い味方です。
アルメニア | ジョージア | |
シャワルマ | 800AMD (=¥178) | 7GEL (=¥245) |
ラフマジョ (ジョージアではハチャプリ) | 300AMD (=¥67) | 2.5GEL (=¥88) |
ホロヴァツ (ジョージアではムツヴァディ) | 800AMD (=¥179) | 6GEL (=¥210) |
比べて見ると一目瞭然なのですが、アルメニアの外食費はジョージアよりもかなり安いです。
そもそもジョージアでは外食文化/ファストフード文化があまり根付いていません。
いっぽうのアルメニアでは気軽に外食する文化があるため、価格が抑えられているのかもしれませんね。
アルメニアのレストランの値段
ファストフードも美味しいアルメニアですが、たまにはちゃんとしたレストランで食事をするのも良いもの。
アルメニアのレストランの価格帯は、その種類によって大きく変わってはくるものの、概してかなり安めです。
首都のエレバンでもかなりお得感があるのですが、地方部へ行くとレストランの価格は3分の2ほどに下がるのもポイント。
その地方限定の郷土料理なども多くあるので、エレバン以外でもレストランに挑戦してみたいものです。
アルメニア (エレバン) | ジョージア (トビリシ) | |
庶民的なレストランでランチ | 1500AMD (=¥335) | 15GEL (=¥526) |
庶民的なレストランでディナー (アルコール込) | 2500AMD (=¥550) | 25GEL (=¥877) |
おしゃれレストランでランチ | 3000AMD (=¥670) | 25GEL (=¥877) |
おしゃれレストランでディナー (アルコール込) | 7000AMD (=¥1565) | 50GEL (=¥1755) |
レストランでの外食費をザッと計算しても、アルメニアの方が断然安いです。
予算や好みに合わせた選択肢が豊富なのも嬉しいポイントではないでしょうか。
アルメニアのカフェの値段
アルメニアのコーヒー文化の根付き具合は、「ジョージア以上・トルコ以下」といった感じ。
至る所にチャイハネ(紅茶屋)やカフェがあって人々が集まるトルコに比べると、アルメニアのカフェ文化は発達途中に感じます。
いっぽう「外出して飲み物を飲む」という文化自体がそもそも根付いていないジョージアに比べると、アルメニアではローカルなカフェからお洒落なカフェまで結構充実している印象。
リモートワークできるようなWi-fi完備のお洒落カフェも、エレバンでは近年続々とオープンしています。
アルメニア | ジョージア | |
ローカルカフェでコーヒー1杯 | 300AMD (=¥67) | 3GEL (=¥105) |
ローカルカフェでカフェラテ1杯 | 600AMD (=¥134) | 5GEL (=¥175) |
お洒落カフェでコーヒー1杯 | 500AMD (=¥111) | 6GEL (=¥210) |
お洒落カフェでカフェラテ1杯 | 900AMD (=¥201) | 8GEL (=¥280) |
アルメニアのビール・ワインの値段
これまで、外食費の安さに関してはアルメニアの圧勝が続きましたが、アルコールとなると話が別。
ワイン発祥の地であり、激安飲み倒れ天国であるお隣・ジョージアに比べると、アルメニアのアルコール類の価格は概して高めです。(もちろん日本に比べると格安ですが)
最大の理由は、ジョージアほどにガブガブとお酒を飲む文化がアルメニアには根付いていないからかもしれません。
ジョージアでは昼間っから市場や路上で飲んだくれているおじさん達が風物詩(?)となっていますが、アルメニアでは全く見かけません。(そもそも、アルメニアでは屋外での飲酒が禁止されている)
ジョージアでは2.5ℓのペットボトルビール(!)がどこででも普通に売られていますが、アルメニアのビールは最も大きいもので1ℓが普通。
なのに値段はジョージアの2.5ℓビールとさほど変わらないので、どうしても割高に感じてしまうかも。
アルメニアの名産品としてワインやコニャック酒などが有名ではあるものの、生産量に限りがあるためか、こちらも「激安」というほどではないと思います。
アルメニア | ジョージア | |
缶ビール(500ml) | 430AMD (=¥96) | 2GEL (=¥70) |
ペットボトルビール (アルメニア1ℓ/ジョージア2.5ℓ) | 680AMD (=¥152) | 7GEL (=¥250) |
ボトルワイン | 2000AMD (=¥447) | 6GEL (=¥210) |
バーでビール1杯(500ml) | 800AMD (=¥178) | 3GEL (=¥105) |
アルメニア単体で見ればかなりリーズナブルではあるのですが、お隣のジョージアから来ると酒代がグッと上がることにビックリするかもしれません。
(ジョージアで毎日2.5ℓビールを飲んでいたのぶよ、涙目)
アルメニアのスーパーマーケットの食料品の値段
アルメニアに来て割高に感じるものの一つが、スーパーマーケットでの食材の値段。
作物が育ちにくい不毛な土壌&エクストリームな気候ということで、野菜や果物などはお隣ジョージアに比べて1.2~1.5倍ほどの価格であることが普通です。(しかも野菜や果物の味もジョージアの圧勝)
また、食品の多くを輸入(しかもロシアからの空輸)に頼っているため、加工食品やパスタ、お米などの主食もやや高めに感じます。
アルメニアでは外食費がとにかく安いので、下手に食材を揃えて自炊をするよりも毎食を外食で済ませた方が安く済む場合もあるかもしれません。
アルメニア | ジョージア | |
水(1.5ℓ) | 230AMD (=¥51) | 1.5GEL (=¥52) |
牛乳(1ℓ) | 450AMD (=¥100) | 3.5GEL (=¥122) |
米(1kg) | 680AMD (=¥152) | 3.5GEL (=¥122) |
鶏肉(1kg) | 2100AMD (=¥469) | 12GEL (=¥421) |
卵(12個) | 800AMD (=¥179) | 4GEL (=¥140) |
じゃがいも(1kg) | 230AMD (=¥51) | 1.5GEL (=¥52) |
トマト(1kg) | 600AMD (=¥134) | 3GEL (=¥105) |
リンゴ(1kg) | 480AMD (=¥107) | 2.8GEL (=¥98) |
アルメニアの物価:移動費
アルメニアは面積が小さい国なので、旅行中の長距離移動費はそこまで大きな割合を占めないと思います。
主な長距離移動手段は鉄道 / マルシュルートカ(乗り合いのミニバス)の2種類のみで、大型バスは存在しません。
首都・エレバンの市内交通に関しては、1路線の地下鉄と各種バス、タクシーの3通り。
旧ソ連の国あるあるで、市内交通はかなりの激安価格に設定されているのも嬉しいポイントです。
アルメニアの鉄道の料金
アルメニアの国内鉄道路線はかなり限られており、国内路線は以下の2路線のみ。
・エレバン~ギュムリ間
・エレバン~セヴァン間(夏季のみ)
この他には、1日1便の国際列車(エレバン~トビリシ間)が走っているだけです。
マルシュルートカ利用に比べると、鉄道の料金はやや割安といったところ。
所要時間も鉄道の方が長くかかる&本数に限りがあるので、正直あまり便利な交通手段とは言えません。
鉄道 | ミニバス | |
エレバン~ギュムリ (120km) | 1000AMD (=¥223) | 1500GEL (=¥335) |
トビリシ~ハシュリ (130km) | 5GEL (=¥175) | 5GEL (=¥175) |
エレバン~セヴァン (55km) | 500AMD (=¥111) | 600AMD (=¥134) |
トビリシ~ゴリ (68km) | 4GEL (=¥140) | 5GEL (=¥170) |
比べてみると、ジョージアもアルメニアも鉄道料金はあまり変わらないような気がします。
(アルメニアの方が距離の割にやや高いような気もする)
アルメニアのミニバスの料金
マルシュルートカと呼ばれるミニバスは、長距離移動にも近郊への短距離移動にも利用できる便利な交通手段。
首都のエレバンを起点にアルメニア全国各地を結んでいる交通手段で、庶民の足として大活躍しています。
長距離移動時のマルシュルートカ料金の目安としては、1時間/60kmの移動で500AMD(=¥111)ほど。かなり安いです。
お隣のジョージアのマルシュルートカ料金の目安が1時間/60kmの移動で5GEL(=¥175)なので、マルシュルートカ利用時の長距離移動費はアルメニアの方が格安で済みます。
アルメニアの市内交通の料金
【地下鉄/路線バス】
アルメニアの首都・エレバンの市内交通はあまり発達しておらず、1路線の地下鉄以外は各種路線バスを利用する場合がほとんど。
エレバン以外の町には地下鉄はなく、市内移動は路線バスかマルシュルートカのいずれかのみとなります。
ジョージアの首都・トビリシでは「メトロカード」と呼ばれる交通系ICカードがあり、90分以内は乗り換えし放題。かなり便利&格安でした。
いっぽうのエレバンにはこのようなICカードや乗り換えシステムは存在しません。
運賃は現金支払いのみ&乗り換え時には再度支払う必要があるため、トビリシに比べると市内交通はかなり割高に感じます。
エレバン | トビリシ | |
地下鉄/路線バス 運賃 | 100AMD (=¥22) | 0.5GEL (=¥17) |
ICカード | なし(現金のみ) | あり |
乗り換え | その都度100AMD払う | 90分以内は無料 |
【タクシー】
市内交通が未発達のエレバンでは、タクシーを利用するのもアリ。
エレバンのタクシー料金のだいたいの相場は、初乗り600AMD(=¥130) / 以後1kmごとに100AMD(=¥22)ずつ加算されていくシステムです。
ただし、こちらはあくまでもローカル価格で、こちらが外国人だとわかると吹っ掛けてくるドライバーもしばしば。不要なトラブルを防ぐためにも、
・事前にメーターを使用するようにお願いする
・配車アプリ(yandexがポピュラー)を利用する
などの対策をおすすめします。
交通手段に乏しい地方部でタクシーをチャーターして観光する場合は、メーター制ではなく事前に料金を交渉する場合がほとんど。
2時間ほどの利用(うち1時間は観光地で待ってもらう時間)で2500AMD(=¥559)くらいが相場です。
アルメニア | ジョージア | |
タクシー初乗り | 600AMD (=¥134) | 3GEL (=¥105) |
タクシー 1kmごとの加算 | 100AMD (=¥22) | 1GEL (=¥35) |
タクシーチャーター 2時間 | 2500AMD (=¥559) | 20GEL (=¥702) |
こうしてみると、ジョージアよりもアルメニアの方がタクシー料金は安く済むように思います。
アルメニアの物価:宿泊費
アルメニア旅行/滞在において最も大きな出費となるのが宿泊費。
もしかしたら世界最安かもしれないお隣ジョージアの宿泊費と比べると、アルメニアの宿泊費の相場はやや高めに感じられます。
首都のエレバンに限れば、ドミトリー(相部屋)スタイルのホステルも増えてきてはいますが、地方部に行くと選択肢がかなり限られてしまうのが現状。
観光業がまだまだ発展途上にあるアルメニアなので、これからに期待したいところです。
アルメニアのホステルの料金
ドミトリーがあるホステルの料金の目安は、1泊2000AMD~3000AMD(=¥447~671)ほど。
ヨーロッパや日本に比べると激安ですが、1泊8GEL~12GEL(=¥280~¥421)ほどで済んでしまうジョージアに比べると割高に感じてしまいます。
しかもこちらは、ホステルの数が多く価格競争も激しいエレバンでの価格。
地方部では一つの町にホステルが一軒のみなんてこともザラで、1泊3500AMD(=¥782)を切るような宿は珍しいです。
アルメニアのアパートの料金
アパートを1ヶ月借りても500GEL(=¥17,553)ほどで済んでしまうジョージアに比べると、アルメニアでアパートを借りるのはかなり割高。
料金は町や季節によって変わるものの、1ヶ月で100,000AMD(=¥26,838)を切るような部屋は見つからないでしょう。(しかも、中心街ではなく郊外の古い集合住宅のような建物)
特に、首都のエレバンの家賃相場の高さは折り紙付き。
アルメニア国外に住むディアスポラと呼ばれる人々(大虐殺の際にアルメニアから逃れた)が物件を所有している場合が多く、家賃の高騰が社会問題となっているほどです。
アルメニアのホテルの料金
ドミトリーやアパート滞在ではなく、ホテルで快適に滞在するのも一つの手。
ホテルといってもピンキリですが、首都エレバンの中心街に位置するエコノミーなホテルなら10000AMD(=¥2236)/1部屋を切るところはなかなか見つからないかもしれません。
お隣のジョージアではかなり手頃な価格でホテル宿泊ができるのですが、アルメニアではやっぱりある程度の出費を覚悟しなければなりません。
アルメニア | ジョージア | |
エコノミーホテル | 10000AMD (=¥2236) | 40GEL (=¥1404) |
中級ホテル | 15000AMD (=¥3354) | 80GEL (=¥2808) |
ラグジュアリーホテル | 30000AMD (=¥6709) | 150GEL (=¥5266) |
アルメニアの物価:観光費・雑費
アルメニアの観光地への入場料は、特に考えなくて良いくらいにリーズナブル。
自然スポットや修道院などはほぼすべてが入場無料で、ミュージアムなどの入場料も格安に設定されています。
一方で、雑貨や日用品に関しては、輸入に頼っていることもありかなり割高。
お隣ジョージアと比べても、1.5倍~2倍ほどの値段がする場合がほとんどなので、必要なものはアルメニア入国前にそろえておくのがおすすめです。
アルメニアの観光地入場料
アルメニアの有名観光地のほとんどは、修道院などの宗教施設や自然スポット。
つまり、ほとんどの場所を無料で観光することができるのです。
一方で、観光客向けの美術館や世界遺産に指定されている建造物への入場は有料であることが多く、どこもだいたい1500AMD(=¥335)ほどが相場です。
アルメニア | ジョージア | |
ミュージアム | 1000~1500AMD (=¥223~335) | 10~15GEL (=¥351~¥526) |
世界遺産スポット (アルメニア:ガルニ神殿/ジョージア:ヴァルジア) | 1500AMD (=¥335) | 15GEL (=¥526) |
比較してみると、数少ない入場料がかかるスポットでもアルメニアの方がリーズナブルですね!
アルメニアの衣料品・靴の料金
ヨーロッパへの衣類の製造拠点・トルコからジョージアへと移動した際に、衣料品や靴などの価格が高めに感じたのですが、アルメニアでの衣料品の価格はさらに高め。
靴や衣料品はほとんどが輸入品で、しかもお隣の衣料品大国・トルコとは仲が良くないため、ロシア製やヨーロッパ製の衣料品がショーウインドウを飾ります。
そのため、トルコやジョージアなどの周辺諸国に比べるとかなり高めの料金設定となっています。
アルメニア | ジョージア | |
Tシャツ1枚 | 3000AMD (=¥671) | 15GEL (=¥526) |
ジーンズ1着 | 12000AMD (=¥2683) | 50GEL (=¥1755) |
スニーカー1足 | 7000AMD (=¥1565) | 40GEL (=¥1404) |
靴下1足 | 400AMD (=¥89) | 1GEL (=¥35) |
アルメニアのトイレ料金
アルメニアではトイレは基本的に無料であることが多いです。
しかしながら、長距離バスが停車するサービスエリア(と言う名のただの田舎のレストハウス)などでは、100AMD~200AMD(=¥22~44)を支払わなければならない場合も。
無料のトイレを見つけたら、なるべく行っておくのがスマートです。
アルメニアのタバコの値段
あらゆる雑貨や日用品、衣類の価格がジョージアより高いアルメニアですが、タバコの値段に関しては話が別。
ブランドにもよるものの、アルメニアのタバコの値段は400AMD~550AMD(¥89~¥111)と考えられない安さ。
お隣ジョージアでのタバコの値段が6GEL~7GEL(=¥210~¥245)なので、半額以下ということになります。(もちろん同じ銘柄で)
これまで訪れた国の中でも、アルメニアのタバコの値段はダントツに安いと思います。
旅のスタイル別!アルメニア旅行1日の予算
ここまで、アルメニアの物価を項目別に解説してきました。
かなり安いものが目立ったので、いったい1日の予算がいくらで済むのかとても気になるのでは?
ここからは、
・節約型の「バックパッカースタイル」
・快適旅行型の「トランクで一人旅スタイル」
の二つの旅行スタイル別に、アルメニア旅行で一日に必要な予算を考えていきます。
バックパッカースタイルのアルメニア旅行一日の予算
「宿泊は基本的にホステルのドミトリー、食事は自炊を中心としながらも時々名物を外食、移動は最安の手段で観光は有名どころを制覇しつつ無料スポットを中心に。」
そんな節約型のバックパッカースタイルの一日の予算がこちら。
アルメニア | ジョージア | |
朝食 (パン) | 150AMD (=¥33) | 1.5GEL (=¥52) |
ランチ (庶民的レストラン) | 1500AMD (=¥335) | 15GEL (=¥526) |
夕食(自炊) | 800AMD (=¥178) | 4GEL (=¥140) |
市内移動 | 徒歩 | 徒歩 |
長距離移動 (100km) | 700AMD (=¥156) | 6GEL (=¥210) |
宿泊 (ドミトリー) | 2500AMD (=¥559) | 10GEL (=¥351) |
観光地1か所 | 1500AMD (=¥335) | 15GEL (=¥526) |
ビール1缶 | 430AMD (=¥96) | 2GEL (=¥70) |
合計 | 7580AMD (=¥1692) | 53.5GEL (=¥1879) |
まさかの2000円切り!
しかも、さんざん物価が安いと言われているジョージアよりも安く済むという結果に…!
これまで旅してきた東ヨーロッパ・バルカン諸国の「物価の安さ殿堂入り三ヶ国」(ウクライナ・モルドバ・アルバニア)を軽く抜き去って、のぶよ史上歴代No.1の安さです。
この予算は、移動して、外食して、観光地に入場して、宿泊して…
と、目いっぱい旅をした1日のモデル。
移動をしなかったり、無料の観光スポットだけを訪れる日なら、これよりもかなり安い金額となります。
のぶよ的には、アルメニア旅行1日の平均予算は6000AMD(=¥1341)ほど。
タバコを吸わない&お酒を飲まない人なら、1日5000AMD(=¥1118)ほどに収めることもできそうです!
トランクで一人旅スタイルのアルメニア旅行一日の予算
「無駄な出費は押さえるけど、移動や宿泊はある程度快適にしたい。食事も現地の美味しいものをたくさん食べて、観光スポットも逃したくない!」
そんなエコノミーなトランクで一人旅スタイルの一日の予算がこちら。
アルメニア | ジョージア | |
朝食 (カフェでコーヒー&軽食) | 1000AMD (=¥223) | 10GEL (=¥351) |
ランチ (庶民的レストラン) | 1500AMD (=¥335) | 15GEL (=¥526) |
夕食 (中級レストラン) | 3000AMD (=¥670) | 25GEL (=¥877) |
市内移動 (バス/地下鉄) | 400AMD (=¥89) | 1GEL (=¥35) |
長距離移動 (100km) | 700AMD (=¥156) | 6GEL (=¥210) |
宿泊 (エコノミーホテル個室) | 10000AMD (=¥2236) | 40GEL (=¥1404) |
観光地2か所 | 3000AMD (=¥670) | 25GEL (=¥877) |
バーでビール1杯 | 800AMD (=¥178) | 3GEL (=¥105) |
合計 | 20400AMD (=¥4555) | 125GEL (=¥4390) |
自炊はせずに、ホテル宿泊で、移動も快適に…
と結構贅沢しても4000円台に収まってしまうのがアルメニア。
こちらも、丸一日観光して移動して食事を外食で済ませて…と目いっぱい楽しんだ1日の例なので、平均すると出費はさらに安く済むはず。
とはいえ、宿泊費がぶっちぎりで安いジョージアに比べると、やや割高に感じてしまいますね。
レストランでの外食ではなく軽食をテイクアウトして済ませたり、宿泊を安宿で済ませたりすることで、もう少し費用を抑えることも可能です。
平均して1日3500円もあれば、十分快適なアルメニア旅行を楽しむことができると思います!
おわりに
アルメニアの物価について、実際に滞在している経験をもとに詳細に解説しました。
面白いのが、ドミトリー宿泊のバックパッカースタイル旅ではぶっちぎりで安く済むのに、滞在をホテルやアパートに変えた途端に出費が大きく上がる点ではないでしょうか。
先述の通り、アルメニア(特にエレバン)の家賃相場の高さは本当にものすごいです。
「アパートを借りてのんびりノマドスタイルで滞在」には正直あまり向いていない気がします。
「宿泊をいかに安く済ませるか」がアルメニア旅の予算を決定づける最大のポイント。
個人的には、バックパッカースタイルで旅する人にとっては楽園のような国だと感じます。
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