こんにちは!ジョージア滞在ももう1年、世界半周中ののぶよ(@nobuyo5696)です。
(世界半周についてはこちらの記事へどうぞ。)
ジョージアの首都・トビリシの中心街東側に位置するサムゴリ地区(Samgori)は、巨大なバザール(市場)を中心に多くの人が行き交うローカルな雰囲気が魅力的なエリア。
トビリシの他の市場と同様に、サムゴリの市場にも野菜や肉、衣料品に電化製品など色々なものが売られているのですが、ここにしかないユニークな市場があります。
それが、ガラクタ市場。
「ガラクタ市場」とは文字通り、誰かが使って要らなくなったものを売っている市場のこと。
いわば「フリーマーケット」のようなものですが、この場所に日本のフリマのような整然とした雰囲気はありません。
ありとあらゆるガラクタを崩れんばかりに積み上げただけのお店がズラリと並ぶのです。
売られている物はもちろん全てが中古品で、埃をかぶった洋服やお皿などがほとんど。
しかし中にはアンティーク感ただようお宝も眠っているとか、いないとか…
今回の記事では、サムゴリのガラクタ市に潜入したようすをお伝えしていきます。
サムゴリの市場内でも少々わかりにくい一角にあるガラクタ市。
詳しい行き方も解説しているので、実際に訪れる際の参考になるはずです!
サムゴリのガラクタ市に潜入!
サムゴリ市場の一角には、バラック小屋がいくつも並ぶコーナーがあります。
これが噂のガラクタ市場。
「いったいどんなものが売られているの?」と気になる人も多いでしょう。
答えは「すべて」。ありとあらゆるものが所狭しと積み上げられています。
どこかで拾ってきたようなビンや、年季の入った鍋、ボロボロになったセーター…
「いったい誰が買うんだろう?」と不思議になるような物で溢れかえっています。
商品を良く見せるように展示するという概念は存在しないようで、お目当ての品物を探すのは客の役目。
もちろん値札などついているわけもなく、お店の人との交渉が基本となります。
ザっと見た感じでは、調理器具や食器類が多いような印象を受けました。
鍋のフタ単体で売られていたり、取っ手のないフライパンが売られていり…もうなんでもありです(笑)
よくよく探してみると、ジョージアらしいアレコレが見つかることも ▼
クヴェヴリを買って帰るのはさすがに厳しいですが、ワイン用のお椀なんかはお土産用にもなりそう!
よくトビリシ中心街のお土産屋で売っていそうな「ジョージアっぽいアイテム」の数々も目にしました。
中古なので値段が安いのはもちろん、お土産用ではなく実際に使われていたものなので、何となく「本物」な感じがするのは気のせいではないはず…。
そしてこちら。
好きな人にはたまらない、ソ連時代のピンバッジです!
他にもソ連当時のコインが山積みになっていたり、当時の家財道具(?)が売られていたりと、見る人が見ればかなりのレアものが手に入るかもしれません。
トビリシのローカル感をギュッと詰め込んだような、雑然とした市場の雰囲気も含めて楽しむことができました。
市場散策後の腹ごしらえは、絶品のムツヴァディ!
サムゴリのガラクタ市とセットで楽しみたいのが、ジョージア風BBQのムツヴァディ。
のぶよが心からおすすめする、ローカルなムツヴァディ専門店が市場のすぐそばにあるので、お宝さがしの後の腹ごしらえにもおすすめ!
お店の雰囲気もサムゴリ地区らしいディープでローカルな雰囲気で、ムツヴァディの味もかなりの絶品。
食べ終わってお店を出るころには、「サムゴリ…また来よう…!」と思っているはずです!
サムゴリ・ガラクタ市場へのアクセス
ガラクタ市場があるのは、広大なサムゴリ市場の一角。
通り沿いではなく少し奥まった場所にあるので、初めて訪れる場合は分かりにくいと思います。
まずは、地下鉄1号線のサムゴリ駅の出口(①)を出て、市場のメインストリートであるメヴェレ通り(Mevele St.)に入りましょう。
メヴェレ通りに入ったら、少し南へと歩いたところに“ბარახოლკა”と書かれた看板(②)があるので、そこを曲がって衣料品市場へと入ります。
衣料品市場の通りを100mほど歩くと、ガラクタ市の入口となる通り(③)が右手に見えるので入っていきましょう。 ▼
上の写真の左側手前、黄色い看板のお店が目印。(このお店もすでにガラクタを売っている)
この通りをまっすぐ50mほど行った先に広場があり、そこらじゅうでガラクタが売られているのが目に入るでしょう。
ここがサムゴリのガラクタ市。
意外と広い範囲にお店が点在しているので、ゆっくりと時間をかけて散策するのがおすすめです!
おわりに
「トビリシの定番観光スポット!」…ではもちろんありませんが、もっともっとトビリシをディープに味わいたい人におすすめなサムゴリのガラクタ市を紹介しました。
「ガラクタ」と言いながらも、けっこう可愛いデザインの食器やガラス製品も多く見かけたので、好きな人には何時間いても飽きない場所かもしれません。
トビリシは小さな町ですが、探してみると穴場スポットもまだまだ多く残っているもの。
観光客は訪れないようなエリアを気ままに散策してみると、新しい発見があるかもしれませんよ!
コメント