こんにちは!ウクライナの首都、キエフの街の魔法にかかり、のんびり滞在している世界半周中ののぶよ(@nobuyo5696)です。
(世界半周についてはこちらの記事へどうぞ。)
メジャーな観光地として名前が挙げられることは少ないウクライナの首都・キエフ。
実はたくさんの観光地があり、とても数日間ではまわりきれないほど。
今回は、キエフの街を見渡す丘の上に広がる、聖アンドレイ教会を周辺とした地区の観光スポットを紹介します。
薄い青色の壁に黄金のドームが特徴の聖アンドレイ教会を中心としたこのエリア。
小高い丘の上に広がっていて、キエフ東部を流れるドニエプル川や新市街を望む絶景スポットや、謎のアートスポット「化け猫公園」などを有するエリアです。
地元の人が、「キエフで最もキエフらしい」と称賛する雰囲気が残るアンドレイ坂や、アーティストたちが自身の作品を販売している露店など、多彩なキエフの魅力を感じられるおすすめエリアのひとつです。
時間を気にせず、ゆっくりと散策を楽しみましょう!
聖アンドレイ教会周辺の観光地図
青:観光スポット
緑:撮影スポット
聖アンドレイ教会周辺の観光スポット
1.聖アンドレイ教会
キエフの四大聖堂の一つである聖アンドレイ教会は、ウクライナらしさが詰まった可愛らしい外観が大きな魅力です。
パステルブルーの外壁と、黄金の装飾がされた玉ねぎ型のドームを有するウクライナ・バロック様式の教会。
小さいながらもその存在感は圧倒的です。
2.アンドレイ坂
聖アンドレイ教会からポディール地区へとのびる緩やかな坂道は「アンドレイ坂」と呼ばれ、キエフの街の魅力を凝縮したような瀟洒で可愛らしい建物が並びます。
「キエフで最もキエフらしい」とも言われるアンドレイ坂周辺は、なんだかパリのモンマルトル地区のような雰囲気。
お土産を売る屋台や、絵を販売する人たちの存在が、いっそうモンマルトル感を演出しています。
アンドレイ坂から見上げる聖アンドレイ大聖堂は、かなりの存在感。
オフシーズンだったためか、観光客の姿はあまり見られず、閑散としていました。
夏になるときっと多くの人で賑わうことでしょう。
3.リチャード王の城
アンドレイ坂を聖アンドレイ教会に向かって登っていく途中にある、存在感抜群のリチャード王の城は、20世紀初めの建造という比較的新しいものです。
中世のゴシック様式を模した造りは、キエフのバロック調の街並みとは異なった雰囲気です。
撮影スポット1
リチャード王の城の脇にある階段を上ると、高台にある展望台にアクセスできます。
リチャード坂を上から望める撮影スポットです。
4.アンドレイ教会裏遊歩道
「キエフのモンマルトル」感を強く感じさせる、小道沿いに絵描きたちが自分の絵を展示・販売しているエリア。
聖アンドレイ教会のちょうど裏手にあります。
遊歩道沿いからは、キエフの新市街やドニエプロ川の絶景を望むことができます。
撮影スポット2
遊歩道沿いは、観光客が少なめの穴場の絶景ポイント。
新市街方面のパノラマが広がります。
5.昇天教会跡遺跡
10世紀頃にウクライナ地域にあったキエフ・ルーシ。
当時の石造りの教会の基礎部分が、現在でも残っている大変貴重なスポットです。
当時絶大な軍事力を誇ったタタール・モンゴル軍によって破壊されてしまった昇天教会。
長い間廃墟となっていましたが、石造りの基礎部分のみ再建されたものを見ることができます。
撮影スポット3
昇天教会跡付近からは、聖アンドレイ教会の全体を望むことができます。
正直、教会の敷地内にお金を払って入場するよりも、ここから無料で眺めた方がいいんじゃないかと思います。
6.聖ニコラ平和教会
一階建ての質素な聖ニコラ平和教会は、地元の人たちがお祈りにやってくる場所です。
とても小さい教会ですが、「聖母マリアがこの地に降臨した」という伝説が残っており、熱心にお祈りを捧げる信者の姿が後を絶ちません。
7.国立ウクライナ歴史博物館
ウクライナの歴史に興味があるなら是非訪れたいスポット。
かなり大きな館内には、先史時代からキエフ・ルーシの時代、ロシア帝国領時代まで、激動のウクライナの歴史を知るうえで欠かせない展示の数々を見ることができます。
8.歴史博物館裏遊歩道
歴史博物館裏手には、新しく整備された遊歩道があり、散策にはうってつけの隠れたオススメスポットです。
博物館近くの階段を降りて、いくつかの展望台を巡った後、聖アンドレイ教会横にぐるっとまわっていくコースからは、カラフルな屋根が印象的な家々を望むことができます。
撮影スポット4
おもちゃの町のような可愛らしい家々を望むパノラマビューは、是非写真に収めておきましょう!
9.化け猫公園
「化け猫公園」は正式名称でもなんでもなく、のぶよが勝手に命名したものです(笑)
しかし実際に足を踏み入れてみると、確かにここが化け猫公園であることがわかるはず。
恐ろしい表情をした猫たちを筆頭に、ウサギ、ペンギンなどの動物のオブジェ(みんな変な表情)が置かれた、キエフで一番のミステリースポットといえるでしょう。
一応は「公園」なので、子供向けの遊具なども設置されているのですが、やっぱりどれもデザインがおかしいです。
聖アンドレイ教会周辺地区のまわり方
聖アンドレイ教会周辺地区に行くなら、午後がおすすめ。
なぜなら、午前中は多くの場所で逆光となってしまい、写真が撮りづらいためです。
おすすめは、北に位置するポディール地区を午前中に観光し、午後を聖アンドレイ教会周辺地区の観光にあてること。
日が長い夏場なら、さらに東に位置する聖ミハイル黄金ドーム修道院の裏手に位置する丘の上まで足をのばして、夕日に染まるキエフの街を見に行くのもいいでしょう。
聖アンドレイ教会周辺には地下鉄の駅がなく、独立広場にあるマイダン・ニザレシュノースチ駅(Майдан Незалежності)か、ポディール地区にあるコントラクトヴァ・プローシャ駅(Контрактова площа)が最寄り駅となります。
いずれも地下鉄2号線です。
キエフでの宿泊なら、キエフ市内観光に便利なキエフ中心街の一択。
特に便利なのが、地下鉄プローシャ・リヴァ・トルストヴァ駅(Ploshcha Lva Tolstoho)周辺。キエフ中央駅やバスステーションへ1本でアクセスでき、独立広場までもたった一駅と最強の利便性です。
周辺には飲食店やカフェ、商店などが数多くあり、不便のない滞在ができます。
おわりに
キエフを訪れた旅行者が一度は足を運ぶスポットが点在する、聖アンドレイ教会周辺エリア。
あまり広いエリアではないものの、丘の上という地形上アップダウンがあるため、急ぎすぎずにのんびりと散策するのがおすすめです。
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