こんにちは!3週間滞在したイスタンブールをようやく脱出した、世界半周中ののぶよ(@nobuyo5696)です。
(世界半周についてはこちらの記事へどうぞ。)
鉄道網があまり発達していないトルコは、世界有数のバス大国。
広い国土のどこへでも長距離バスが走っており、バス会社もものすごい数が存在します。
夜行バスもポピュラーなので、移動しながら宿泊費を浮かすことができるのもバス利用のメリット。
日本人旅行者の間でもポピュラーな路線が、
・イスタンブール〜カッパドキア
・イスタンブール〜パムッカレ
など、イスタンブールと有名観光地を結ぶ路線。
多くの旅行者が利用するため、さぞや簡単に利用できるのだろうと思いきや、ここはトルコ。
そうはいきません。
今回の記事では、慣れないうちはかなり難易度が高いトルコ国内の長距離バス(夜行バス)の予約方法、利用方法や車内の様子を解説します。
トルコの長距離バス(夜行バス)利用の4ステップ
トルコの長距離バス利用の手順自体は、ヨーロッパや日本とほぼ変わりません。
大きく分けて以下4つのステップです。
1.オンラインで時刻表と料金をチェック
2.チケットを購入
3.プラットホーム(乗り場)へアクセス
4.乗車
こう書くと、何の問題もなく利用できるように思えますが、実際はとにかく色々と厄介です。
特に、イスタンブールから他都市へのバスを利用する際は要注意。
各ステップごとに解説していきます。
1.オンラインで時刻表と料金をチェック
トルコ国内各社のバスを一括で検索できるサイト
まずは、オンライン上で目的地までのバスのスケジュールと料金をチェックしましょう。
どのバス会社も自社サイトを持っているのですが、便利なのは目的地へと向かうバスを一括検索できるサイト、obilet.com。
トルコ国内のほとんどのバス会社が網羅されています。
【発着地・日付を選択】
サイトはトルコ語のみですが、出発地・目的地・日付を選ぶだけなので感覚でわかります。
イスタンブールからの出発の場合は、基本的にヨーロッパ側に位置するメインのオトガル(バスターミナル)からとなります。
↑とにかく巨大なイスタンブールのオトガル
ややこしいのが、バス会社やバス比較サイトによって、このオトガルを異なった名称で呼ぶ点。
(しかもトルコ語しかない)
obilet.comでイスタンブールのオトガルを出発地として選ぶ場合は、トルコ語で「ヨーロッパ」を意味する“Istanbul Avrupa”を選択します。
(アジア側からの出発を希望する場合は、”Anadolu”=「アナトリア(アジア側のこと)」を選択)
続いて表示される各バス会社のバス一覧では、同一のバスの経由地も含めて表示されます。
上の画像の便は、オトガルを20:30に出発して、どこか他の場所を20:50に経由するということ。
20:30と20:50の二つの便があるわけではありません。
obilet.comでは、イスタンブールのオトガルは”Istanbul Esenler”と表示されます。
(オトガルがあるのはEsenlerという地区のため)
ヨーロッパ側の他の場所からの出発時間と勘違いしてしまわないようにご注意を。
【便の選択】
日付、出発地・目的地を入力して検索すると、条件に合うバスの一覧が表示されます。
運行バス会社名、出発&到着時刻、座席タイプ&設備、料金が全て表示され、比較することが可能です。
【座席の選択(空席状況を確認)】
希望のバスを選択すると、座席を選択する画面へと移ります。
トルコの長距離バスは全て座席指定。
どの座席が埋まっているのか、オンライン上で見ることができるのです。
リアルタイムでの空席状況が表示されているので、かなり利用価値が高いです。
面白いのが、男性と女性の乗客が色分けされて表示されている点。
世俗主義であっても、依然としてイスラムの国である一端が見られます。
オンライン予約ができない!超厄介なシステム
本来ならここで希望の座席を選択して、オンライン予約手続きに進みたいところ。
しかし、トルコではそう簡単にいきません。
いざ座席を選択してオンライン予約しようとすると、乗客の名前やeメールアドレスはもちろんのこと、トルコの電話番号やトルコ国民が持つID番号の入力が求められるのです。
これはこのサイトだけではなく、他のバス比較サイトや各バス会社のサイトでも同様。
ただの旅行者がID番号なんて持っているわけがありません。
試しにIDの欄を入力しないでカード決済しようとしたら、エラーになりました。
そう、トルコの長距離バスのオンライン予約は、旅行者個人が行うことはほぼ不可能なのです。
したがって、私たち旅行者がチケットを購入する手段はただ一つ。
利用したいバス会社のチケットオフィスに行って直接購入するのみとなります。
予約はできないとはいえ、obilet.comの出発時刻や空席状況などの情報はかなり正確。
移動のスケジュールをたてるにはかなり役に立つサイトです。
トルコで厄介なのは、長距離バスのオンライン予約だけではありません。
公共の場所でのフリーWi-Fiも、トルコの電話番号を入力しないと利用できないという、短期旅行者にとっては不便にも程があるシステム。
インターネット環境が必要な場合は現地SIMカードを購入するか、日本からポケットwi-fiを持参するのがおすすめです。
バス会社選択時のチェックポイント
バス大国・トルコでは、一つの区間を数社のバスが走っていることは珍しくありません。
obilet.comでは、オンライン上で各社のバス内の設備を確認・比較することが可能です。
必ずチェックしたいのは以下3点。
・wi-fiの有無
・座席タイプ(3列・4列シートetc)
料金と設備をじっくり見比べて、都合に合うバス会社を選択しましょう。
2.チケットオフィスでチケット購入
市内のチケットオフィスかバスターミナルでチケットを購入
先述の通り、現実的にオンラインでのバスチケットの予約ができないトルコ。
各バス会社のチケットオフィスに直接出向いて、チケットを購入することになります。
Metro社などの大手バス会社なら、イスタンブール市内に支店がいくつかあるので、そこで購入するのが便利。
会社によっては、支店からバスが出発するバスターミナルまでの無料シャトルバス(セルヴィス)が利用できる場合もあります。
逆に小規模バス会社の場合は、バスターミナルにのみチケットオフィスを構えていることが多く、シャトルバスなどのサービスはないため、自分でバスターミナルへアクセスする必要があります。
のぶよ的には、初めてトルコで長距離バスを利用するなら、(イスタンブールのオトガル発なら尚更)出発場所の下見も含めてバスターミナル(オトガル)のオフィスでチケットを購入するのがおすすめです。
イスタンブールのオトガルの場合、バスが出発するのは、各バス会社のチケットオフィスの裏手から。
事前に場所を把握しておけば、出発間際になって乗り場を探さずに済むためです。
↑イスタンブールのオトガルのバス会社のオフィス。とにかく無限にあるので、目的の場所を探すのが大変。
イスタンブールのバスターミナルはとにかく巨大。
地下鉄1号線(M1)のオトガル駅を取り囲むように、100以上のバス会社のチケットオフィスが所狭しと並んでいるのです。
中には一つのオフィスで数社のチケットを販売しているようなものまであり、とにかくカオス。
インフォメーションセンターや案内表示も全くないため、初めて訪れたなら目的のバス会社のチケットオフィスを探すのにも一苦労。
何の前知識もなしに行くと、出発前に絶対に困惑することとなります。
とにかく英語は通じない
のぶよ的にかなりびっくりしたのですが、イスタンブールのバスターミナルでは英語が全く通じません。
多くの旅行者がやってくるイスタンブールの、しかもバスターミナルで、どうしてここまで通じない?
と衝撃を受けるレベルです。
Metro社などの大手バス会社なら、最低限の英語なら通じる場合もあるかもしれません。
しかし小規模バス会社の場合は、とにかく絶望的にトルコ語オンリーです。
時間や値段を理解するための数字など、基本的なトルコ語は覚えておくと便利かもしれません。
バス予約・利用時に便利なトルコ語
バス:otobüs (オトビュス)
何時?:Kaç saat? (カチ サート)
いくら?:Kaç lira? (カチ リラ)
どこ?:Nerede? (ネレデ)
ここ:burada (ブラダ)
今日:bugün (ブギュン)
明日:yarın (ヤルン)
朝:sabah (サバー)
午後:öğlen (ウーレン)
夜:gece (ゲヂェ)
バスチケットは事前に購入しておくべき?
イスタンブール市内から距離があるバスターミナル(オトガル)。
わざわざ事前にチケットを買いに行くのもなかなか面倒です。
こればかりは利用区間や時期によるのですが、人気路線に関しては事前購入しておくのをおすすめします。
多くの観光客が利用するイスタンブール〜カッパドキア線やイスタンブール〜パムッカレ線などは、利用者の多さの割にその本数が多くありません。
夏場の夜行便は特に混雑しますし、オフシーズンでも当日は満席となっていることも。
(実際に、オフシーズンの11月の平日でも満席で予約できませんでした。)
これらの区間のバスを利用する場合は、遅くとも乗車当日の午後(夜行バスの場合)にはチケットを押さえておくべきでしょう。
反対に、アンカラやイズミルなどその他の区間の場合は、基本的にどこかの会社のバスに飛び込みで乗ることが可能。
出発時刻の少し前にバスターミナルでチケットを購入しても問題ないと思います。
3.プラットホームへアクセス
チケットを購入し、出発時間が近づいてきたら、バスが発車するプラットホームへアクセスします。
ポイントとなるのが、イスタンブールとそれ以外の都市で、オトガルの構造が大きく異なる点。
ここでは、イスタンブールとそれ以外の都市の二つの場合に分けて、オトガルでのプラットホームへのアクセス方法を解説します。
また、大手バス会社利用の場合に便利な、市内~オトガル間を結ぶ無料シャトルバスのセルヴィス(Servis)の利用方法も見ていきましょう。
イスタンブールのオトガルの場合
↑無数のバスが停まるプラットホーム
驚くことなかれ。
イスタンブールのオトガル(バスターミナル)は数百のバス会社ごとに乗り場が分かれているため、プラットホーム番号160番なんてものも普通にあります。
しかしながら、バスが発着するプラットホームは基本的に、そのバス会社のチケットオフィスの真裏。
オフィスの裏口からそれぞれのプラットホームに直接アクセスできるので、チケットオフィスの場所さえ把握しておけば心配ありません。
バスターミナルでの事前のチケット購入をおすすめしたのはこのため。
チケットを購入した場所を覚えておけば、出発時刻前に慌てることなくプラットホームにアクセスできます。
地下鉄1号線(M1)のオトガル駅と直結しているイスタンブールのバスターミナル。
地下鉄駅出口付近には、「アンカラ!イズミル!」などと行き先を言いながら声をかけてくる人がいます。
彼らは別に怪しい人ではなく、各バス会社の呼び込み担当。
呼び込みをしている=空席があるということなので、まだチケットを購入しておらず、自分の目的地を叫んでいる場合は、出発時間と料金を確認してついていっても大丈夫です。
チケット購入はオフィス内で行うため、料金は通常と同じ。
ぼったくられる心配はありません。
チケットをすでに購入してある場合も、飛び込みで購入する場合も、最低でも出発時刻30分前にはバス会社のオフィスに到着しているようにしましょう。
イスタンブールのオトガルは、「ただ各バス会社のオフィスが集まった場所」と言った感じで、待合室などの設備がないのが残念。
出発までは各バス会社のオフィスで時間をつぶすこととなります。
その他の都市のオトガルの場合
イスタンブール以外の都市のオトガルは、ヨーロッパ諸国のバスステーションと同じようなシステムなので、比較的利用しやすいです。
オトガルの建物内には待合所や食堂などの設備があることが普通なので、他の国のバスターミナルと何ら変わりません。
アンカラやイズミルなどある程度の規模の都市なら、オトガル内に電光掲示板が設置されており、そこで行き先やプラットホーム番号を確認してアクセスします。
購入したチケットにもプラットホーム番号が記載されていることがほとんどなので、時間までに指定された所で待っていればいいだけ。
それ以外の小都市のオトガルを利用する場合や、中距離・短距離移動の場合には、プラットホーム番号の割り当て自体がないこともあります。
しかしながら、やってくるバスの数は限られており、基本的にどの会社がどのプラットホームに停車するのかは決まっているようなので、周りの人に聞くのが一番でしょう。
無料シャトルバス(セルヴィス)の利用方法
↑セルヴィスはミニバンタイプなことがほとんど
バス会社によっては、市内中心部~オトガル間を無料で走るセルヴィス(Servis)というシャトルバスを運行している場合があります。
こればかりはバス会社と都市によるのですが、利用できればかなり便利なことは言うまでもありません。
Metro社、Kamil Koç社、Pamukkale社などの大手バス会社なら、自社のセルヴィスを運行している場合がほとんどですし、小規模バス会社の場合でも数社共同でセルヴィスを運行している場合があります。
注意したいのが、すべての都市でセルヴィスが運行されているわけではない点。
その場合は、公共交通手段を利用して自力で移動しなければなりません。
市内からオトガルへのセルヴィス利用方法
セルヴィスが結ぶのは、市内中心部にある自社チケットオフィス前~オトガルの区間。
自分の会社のバスチケットを購入した乗客専用のサービスとなるので、
・他の会社のセルヴィスの利用は基本的にできない
・事前のチケット購入が必須
などの条件があるものの、利用者側からするととても便利なサービスです。
セルヴィスを利用するためには、各バス会社の市内オフィスでチケットを購入する際に、利用したい旨を伝えておくのがベスト。
すると、バスの出発時間に適したセルヴィスの発車時間を教えてくれるので、あとは指定された時間にオフィスに出向いて待つのみです。
オトガルから市内へのセルヴィス利用方法
市内→オトガル方向に比べて不確定要素が強いのが、オトガルから市内へのセルヴィスの利用。
というのも、各バス会社のセルヴィスは、オトガルからのバスの発車時刻に合わせて運行されているため、到着時にはうまく接続できないことが多いためです。
最大でも1時間ほど待てば利用は可能ですが、初めて来た町でいつ来るかわからないシャトルバスを待っているのはなかなかのストレス。
到着したオトガルのバス会社のカウンターで聞いても、あまり確かな答えは返ってこないのが現状です。
のぶよのおすすめは、最初に来たセルヴィス(どの会社のものでも)に飛び乗ってしまうこと。
市内→オトガル方面のセルヴィス利用と異なり、どのバス会社を利用して到着したか聞かれることはまずないため、わざわざ自分が利用したバス会社運行のセルヴィスを律儀に待つ必要はないと思います。
いずれの会社のセルヴィスも、中心街の自社チケットオフィスに向けて走ります。
どの町でも各バス会社のオフィスは隣り合っていることが多いので、結局どのセルヴィスを利用しても同じこととなります。
オトガル→市内の移動の際には、わざわざ中心街のオフィスまで行かずとも、途中で下車することも可能。
宿泊先の近くを通る場合には、運転手にひとこと声をかければ好きな場所で停車してくれます。
4.乗車
イスタンブールからのバスは、ほぼ全てオトガル(バスターミナル)が始発。
出発時刻20分前ほどには、すでにプラットホームに待機しているバスに乗車することができます。
大きな荷物はトランクに預けることができ、荷物代は無料です。
荷物を預ける際に座席番号を伝えると、その番号が書かれた荷物引換券をくれるので、下車時まで保管しておきましょう。
トルコのバス会社は、設備・サービスともに総じてクオリティーが高いことで有名。
各座席には液晶画面があり、テレビや音楽を楽しめます。
(もちろんトルコ語のみですが)
各座席にはUSBケーブルでの充電コンセントも。
スマートフォンの充電切れの心配もありません。
さらに、乗客へのサービス専門のバスアテンダントが同乗しているのもポイント。
出発後にはチャイ(紅茶)やコーヒーなどの温かい飲みものや、スナックなどの軽食をサービスしてくれたりと至れりつくせりです。
(しかしながらトイレはないため、飲みすぎにはくれぐれもご注意を。)
バス会社にもよるものの、座席はかなりゆったりめ。
のぶよが利用した会社では、通路を挟んで2列と1列の3列シート。
1列シート側の座席なら、一人旅の場合でも隣を気にせずに済みます。
チケット購入時のややこしさは何だったのかと思うほど、快適に移動できるトルコの長距離バス。
結構ぐっすりと眠ることができ、個人的には大満足でした。
大手バス会社 vs 小規模バス会社
ここまで、トルコの長距離バスの利用方法や注意点を解説してきました。
一番気になるのは、バス会社の選び方ではないでしょうか。
トルコのバス会社は、トルコ全土の大都市間の路線網を持つ大手バス会社と、いくつかの路線に特化した小規模バス会社に分かれます。
それぞれのメリット・デメリットを考えてみました。
トルコの大手バス会社利用のメリット/デメリット
■メリット
・チケットオフィスが市内に数ヶ所あり、最寄りの場所でチケット購入が可能
大手バス会社は、大都市の主要地区にチケットオフィスを構えていることが多く、わざわざ離れたバスターミナルまで行かずに済みます。
・バスターミナルまでの無料シャトルバスサービスがある場合も。
最大手のMetro社では、行き先や時間帯によって市内〜バスターミナル間の無料シャトルバス(セルヴィス)を運行しています。
市内からシャトルバスを利用する場合は、基本的に指定された時間にチケットオフィスに集合となります。
バスターミナルでは乗り場の前で下ろしてくれるので、迷うことなくプラットホームに向かうことができます。
・もしかしたら英語が通じる(かもしれない)
可能性の話でしかないのですが、大手のバス会社なら英語が通じる可能性があります。
特に、イスタンブール中心街の支店やギョレメ(カッパドキア)など観光客が多い場所ならなおさらです。
・誰でも知っている会社なので、乗り場やチケットオフィスが見つけやすい
大手ということは、知名度があるということ。
チケットオフィスの場所や乗り場がわからなくても、誰かにきけば必ず教えてもらえるでしょう。
■デメリット
・小規模バス会社に比べて料金が高い
行き先にもよるものの、大手バス会社の料金は、小規模バス会社よりも高め。
のぶよが利用したイスタンブール〜カイセリ(Kayseri)間の小規模バス会社の料金は90TL( =¥1711)だったのに対して、最大手のMetro社は120TL(=¥2281)。
日本円にして600円ほどの差ですが、トルコでは3食食べられる金額です。
・混雑する場合が多い
大手バス会社は、小規模バス会社よりも混雑することが多いです。
日本でもトルコでも、有名な会社が利用されるのは同じのよう。
同じ日付の同じ区間でも、最大手のMetro社のバスが先に埋まっていきます。
トルコの小規模バス会社
■メリット
・大手バス会社の路線網がない場所への便がある
大手バス会社の路線網は素晴らしいものの、一つの地域や路線に特化した小規模バス会社には敵わない場合も。
地方都市や小さな村などへの便の良さは、小規模バス会社の強みです。
・料金が安い
区間にもよるものの、小規模バス会社は基本的に料金が安め。
短い距離だとそこまで気にならないほどの差でも、夜行で移動するような長距離だとその差は結構開いてきます。
・大手バス会社より快適な設備の場合も
知名度では大手に敵わない小規模バス会社は、乗車中のサービスを充実させたり車内設備を改善したりと営業努力を行っていることが多いです。
3列シートや近代的な内装、足元広々の座席など、とにかくバス会社によっていろいろな強みを売りにしています。
■デメリット
・バスターミナルにしかオフィスがない場合が多い
会社にもよるものの、小規模バス会社のほとんどは、バスターミナルにのみチケットオフィスをかまえています。
わさわざバスターミナルまで行ってチケットを購入しなければならず、シャトルバスサービスもないことがほとんどです。
・絶望的に英語が通じない
大手バス会社もなかなかひどいですが、小規模バス会社の英語の通じなさは尋常ではありません。
慣れてしまえば問題ないものの、最初のうちはかなり難易度が高いです。
おわりに
トルコの国内移動に欠かせない長距離バスの利用方法を解説してきました。
オンライン予約ができなかったり、無数のチケットオフィスの中から目的の場所を探したり、英語が通じなかったりと一筋縄ではいかないものの、のぶよ的にはそれも旅の醍醐味。
自分の力でバスに乗車できたときの達成感とワクワク感は、ツアー利用ではなかなか味わえないものです。
バスに乗ればどこへでも行けるトルコの夜行バスの移動には、メリットがたくさん。
宿泊費節約はもちろん、朝の到着後は一日の時間を有効に活用できます。
トルコの人々の間で最もポピュラーな移動手段であるバスを利用して、有名どころだけではなく、美しく雄大なトルコ地方部へも足をのばしてみてはいかがでしょうか。
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とにかく情報量が半端じゃありません。人と違う場所へ行ってみたい人は是非!
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