こんにちは!ジョージア西部をのんびり旅している、世界半周中ののぶよ(@nobuyo5696)です。
(世界半周についてはこちらの記事へどうぞ。)
ジョージア北西部のサメグレロ地方は、ジョージア旅行の定番スポットからは外れているためか、訪れる旅行者の数も少ないエリア。
牧歌的な風景が広がるこの穴場エリアの東部に位置するマルトヴィリ(Martvili / მარტვილი)という小さな町に、一軒のホステルがあります。
その名も「カルマ・ホステル(Karma Hostel)」。
かつての民家を宿泊者向けに改装したもので、「何故こんなところに?」と疑問に思うようなど田舎に位置しています。
実はこのホステル、ジョージアを旅する海外バックパッカーやノマドワーカーの間では言わずと知れた存在で、「ここに泊まるためにわざわざサメグレロ地方まで来た」なんて人もいるほど。
のぶよもそのうちの一人なのですが、実際に宿泊してみてとても良い感じだったので紹介します。
「ホステル」と聞くと、なんとなく雑多なイメージを持つ人もいるかもしれませんが、良い意味で期待が裏切られるはずです。
今のところ日本人はほとんど来ていないそうですが、これから話題になる可能性大。
ジョージアの田舎暮らしを体験できるカルマ・ホステルの魅力を、余すところなくお伝えしていきます!
“THE・ジョージアの田舎暮らし”!Karma Hostelがおすすめな5つのポイント
①ホステルらしい落ち着ける空間がある
Karma Hostelに一歩足を踏み入れた旅行者が最初に目にするのは、温かい雰囲気のリビングエリア。
ホステルの建物の1階部分の大半が広々としたキッチン兼リビングとなっており、ゲストが自由にくつろぐことができる空間です。
キッチンは宿泊客が自由に使用することができ、コーヒーやお茶もフリーでいただくことができます。
リビングの裏側には、広い庭を望むテラスが。
座り心地の良いソファーが置かれ、宿泊客が集まる場所となっています。
サメグレロ地方はジョージアの中でもかなり温暖な地域。
10月にもかかわらず暖かい日差しが降り注いでいて、半袖半ズボンでも快適に過ごせました。
建物の2階部分は、ドミトリーと個室から成る宿泊部分。
ドミトリーは3段ベッドでかなり大型。
荷物を入れるスペースや、各ベッドに設置された読書灯&コンセントなど、旅行者のニーズにしっかりと対応しています。
個室は3部屋あり、それぞれ部屋タイプやコンセプトが異なるそうですよ。
②動物に囲まれた田舎暮らし体験ができる
カルマ・ホステルの特徴の一つに、様々な動物が飼われていることが挙げられます。
ジョージアの地方部では家畜を持って乳製品や肉類などを自給自足している家庭も多く、このホステルもその例に漏れません。
犬、猫、鶏などは自由に敷地内を歩き回っていますし、羊や山羊、豚までいるほど。
ジョージア地方部ではよくある光景なのですが、都市部ではなかなかこうもいきません。
動物たちに囲まれながら田舎暮らしを満喫したい人には、たまらなく嬉しいポイントなのでは?
1年前は小さな子豚だったそうな彼も、今やイノシシと見間違えるほどの巨漢に。
だいたいホステルの入口でブヒブヒ言いながら、旅行者を出迎えてくれます。
③オーガニックな食事&ワインで他のゲストと交流できる
カルマ・ホステルを訪れる旅行者たちの楽しみの一つが、地元産の野菜や果物をふんだんに使用したオーガニックな朝食&夕食。
オーナー夫妻はポーランド人とベルギー人のカップルで、ジョージア料理をベースにそれぞれの国の食文化をミックスしたメニューを提供してくれます。
ホステルの敷地内で採れた野菜や果物、ハーブ類をできる限り使用しているそうで、手間暇かけた料理の数々はどれも絶品です。
ホステルにはバーも併設されており、食事の後はゲストみんなで地元産のワインを飲みながら語り合うのがお決まりの過ごし方。
ジョージアを愛する旅行者や長期滞在者が国籍を問わずコミュニケーションが取れる場で、旅の情報交換にもただ楽しむにもぴったりな時間が過ごせます。
④サメグレロ地方の伝統家屋でピュアな村の生活が感じられる
カルマ・ホステルの建物は、サメグレロ地方の伝統的なスタイルで作られた民家を改装したもの。
設備や内装こそモダンなものとなっていますが、古き良きものが最大限に活かされています。
ホステルの庭はかなり広く、テラスやバー、ハンモックなどが設置されており、思い思いの時間を過ごすことができます。
カルマ・ホステルを一歩出ると、そこは昔ながらの風景が残る小さな集落。
集落の人口は数十人ほどだそうで、顔を合わせると笑顔で手をふってくれる温かな村人たちとの出会いも楽しみの一つです。
集落内には目立った観光スポットこそありませんが、なんてことはない普通の村の雰囲気も私たち旅行者にとっては特別なもの。
ぐるっと散歩するだけでも、ジョージア地方部らしいのどかな雰囲気に癒されるでしょう。
⑤周辺には見どころがたくさんある
カルマ・ホステルでの過ごし方はどこまでも自由。
一日中ハンモックに揺られながら読書するもよし。昼からワインをオープンしてしまうもよし。
しかしせっかくここまで来たなら、ホステル周辺に点在する見どころへと足をのばしてみるのもおすすめです。
カルマ・ホステルから2kmほど先にはマルトヴィリという町があり、このエリアの観光・買い物の中心となる場所。
有名な渓谷や修道院もあるので、一度は足をのばすことになると思います。
他にも、穴場スポットとしておすすめなバルダ渓谷や、天然温泉も湧いている遺跡・ノカラケヴィなど、自然面・文化面のどちらも楽しむことができます。
カルマ・ホステルでは自転車の貸し出し(無料!)も行っているので、各スポットへのアクセスも問題なし。
このエリアはとにかく公共交通が不便なので、かなり嬉しいポイントだと思います。
カルマ・ホステルへのアクセス・予約方法
カルマ・ホステル最寄りのバス停
カルマ・ホステルがあるのは、サメグレロ地方東部のマルトヴィリ(Martvili)の町の南2kmほどの、のどかな集落の中。
マルトヴィリ中心街には、各方面から/へ のマルシュルートカが発着するバスステーションがありますが、ホステルからは結構な距離があります。
おすすめは、上の地図内の緑色のポイントでマルシュルートカを途中下車すること。
どの町からやってくるかによって2つの下車ポイントがありますが、いずれの場所からもホステルまでは400mほどの距離です。
マルトヴィリへのアクセス
マルトヴィリへのマルシュルートカが出ているのは、クタイシかセナキ(Senaki / (Senaki / სენაკი)の二つの町からのみ。
クタイシ発着の方が便数がかなり多いので便利ですが、西部のズグディディからアクセスする場合はセナキ経由が最も早い&安いです。
ジョージア西部最大の都市・クタイシ~マルトヴィリ間は、直行のマルシュルートカが1時間に1本と頻発していてかなり便利。
クタイシの中央バスステーションの、マクドナルドの裏手の一角からの出発です。
サメグレロ地方最大の都市であるズグディディ(Zugdidi)。
メスティアなどスヴァネティ地方へアクセスする際の玄関口となる町でもあります。
ズグディディ~マルトヴィリ間の直行マルシュルートカは走っていないため、アクセスはやや不便。
サメグレロ地方東部のセナキ(Senaki / სენაკი)という町まで行き、マルトヴィリ行きのマルシュルートカに乗り換える必要があります。
セナキ行きのマルシュルートカは、ズグディディ中心街南側の自由広場西側のマクドナルド付近から1時間に1本ほど出発しています。
セナキは、ズグディディ~クタイシ間の幹線道路沿いに位置しているので、ズグディディ鉄道駅前発のクタイシ行きマルシュルートカを途中下車してのアクセスも可能です。
(その場合、バスステーションと線路を挟んだ反対側の鉄道駅入口付近で降ろされるので注意!)
セナキのバスステーションからは、マルトヴィリ行きのマルシュルートカが1日5本(10:00/13:00/15:00/17:00/18:30)走っています。
カルマ・ホステルの料金/予約方法
カルマ・ホステルの宿泊料金は部屋タイプ/時期によって変わりますが、最安値は以下の通り。
・ドミトリー:25GEL(=¥791)~
・個室:60GEL(¥1899)~
朝食は10GEL(=¥316) / 夕食は15GEL(=¥474)と別料金ですが、いずれもビュッフェスタイルの高クオリティーな料理ばかりなのでぜひ付けることをおすすめします。
(朝食・夕食オプションの有無は、現地で前日までに伝えておけばOKです!)
ジョージア地方部らしいのんびりとした雰囲気と、温かなおもてなし、世界各国の人々との交流も魅力的なカルマ・ホステル。
先述の通り、日本人はまだほとんどやってきていないとのことなので、体験しに行ってみてはいかがでしょうか。
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