こんにちは!ウクライナの首都、キエフの街の魔法にかかり、のんびり滞在している世界半周中ののぶよ(@nobuyo5696)です。
(世界半周についてはこちらの記事へどうぞ。)
ウクライナの首都・キエフにはたくさんの観光地があり、とても数日間ではまわりきれないほど。
今回は、キエフを代表する世界遺産の聖ソフィア大聖堂周辺の地区と、キエフ中心街地区の観光スポットを紹介します。
世界遺産の大聖堂の美しさと、ストリートアートで溢れる街並みが隣り合わせにある聖ソフィア大聖堂周辺は、「オールド・キエフ」と呼ばれるエリア。
おしゃれなカフェやレストランも多く、散策が楽しいエリアです。
対するキエフ中心街エリアは、独立広場からのびるキエフのメインストリート、フレシャーチク通り沿いにおしゃれなショップが建ち並ぶ、キエフで一番の繁華街です。
キエフ滞在中に何度も足を運ぶことになるであろうこれらのエリア。
地下鉄の駅も複数あって、移動に困ることもないので、宿泊にもおすすめです!
聖ソフィア大聖堂周辺~キエフ中心街の観光地図
青:聖ソフィア大聖堂周辺の観光スポット
赤:キエフ新市街の観光スポット
黄:地下鉄駅
聖ソフィア大聖堂周辺の観光スポット
1.聖ソフィア大聖堂
ウクライナがキエフ大公国として栄華を誇った1037年建立の聖ソフィア大聖堂は、世界遺産に指定されており、キエフ観光の中心的な存在です。
キエフ四大聖堂の一つであり、ガイドブック等にもこちらの写真が使われていることが多いです。
13世紀のモンゴル軍の襲来により一時は荒れ果ててしまった聖ソフィア大聖堂ですが、18世紀に再建されました。
外観はウクライナ・バロック様式に作り変えられましたが、内部の装飾は大部分が古来のままで残されています。
その中心に堂々と立つ大聖堂の美しさはもちろん、絶対に外せないのが、ベル・タワーと呼ばれる大鐘楼。
その存在感は抜群で、遠くからでも望めるほど。
60UAH(=¥245)支払えば、上ることができます。
ベル・タワーというだけあって、内部には鐘が。鐘楼の規模に比べてかなり小さめな印象を受けました。
大鐘楼の一番上からの眺めがこちら。
ウクライナ・バロック様式らしい聖ソフィア大聖堂の緑色のドームと黄金の装飾。
その奥に広がるキエフの街並みを一望できます。
思わず息をのんでしまう絶景が広がっています。
インフォメーション
聖ソフィア大聖堂
住所:Volodymyrska St, 24, Kyiv, 01001
営業時間:全日 10:00~18:00
料金:敷地内入場 20UAH(=¥82) / 大鐘楼 60UAH(=¥245) / 敷地内入場+大聖堂入場 100UAH(=¥410)
2.黄金の門
キエフ大公国時代に建てられた要塞のような黄金の門は、キエフのシンボル的存在です。
かつてのキエフの町を思い起こさせるような、茶色い石造りと木組みの複合建築の門はただただ美しいです。
「黄金の門」の名の通り、夕方になると西日を受けて黄金色に輝くそう。
この日は曇り空で、残念ながらその姿を見ることはできませんでした。
3.ウクライナ国立オペラ座
重厚かつ豪華な佇まいが目を引く、ウクライナ国立オペラ座。
現在でもオペラやバレエなどを鑑賞することができる、キエフの文化的な中心地です。
オペラ座の周りはキエフの一等地。
どの建物も美しく、凝った装飾が施されているものも多く見かけます。
4.タラス・シェフチェンコ記念キエフ国立大学
独特の真っ赤に塗られた外観が目を引く、ウクライナで一番の大学です。
残念ながら内部への入場はできません。
5.アート地区
聖ソフィア大聖堂の西側の地区は、ストリートアートが至る所に見られ、こぢんまりとしたアートギャラリーが点在するキエフを代表するアートエリア。
ただ散策しているだけでも数多くのストリートアートに出会えます。
建物の壁全体を使って描かれた大規模なアート作品があちこちに。
このような小さなギャラリーもたくさんあります。
気になったら覗いてみるのもいいかもしれません。
謎のオブジェもたくさん。おしゃれな建物が並ぶ通りに突如出現するのでお見逃しなく。
キエフ中心街の観光スポット
キエフの中心街を南北に走るメインストリート、フレシャーチク通りは、キエフのビジネス・ショッピングの中心地。
毎日多くの人で賑わっています。
このエリアの観光の中心は、なんといっても独立広場でしょう。
数年前のウクライナ危機の際にはデモ隊と警察部隊の衝突の現場となった場所ですが、現在では完全に平穏を取り戻しています。
1.独立広場
ウクライナ語で、「マイデン・ニザレーシュナスチ」という独立広場。
ウクライナ独立を記念して整備されたこの場所は、ウクライナ人にとって自由を象徴するとても大切な場所です。
独立広場には、小さな凱旋門があり、通りを挟んだところにある独立記念碑と向かい合っています。
2.独立記念碑
独立広場の向かいにある、キエフ新市街の象徴ともいうべき独立記念碑。
ウクライナ危機時には、この記念碑周辺で衝突が多発し、多くの命が失われました。
記念碑の周りでは、ウクライナ危機についての展示がされています。
現在、この独立記念碑周辺をウクライナ危機を後世に伝えるためのミュージアムとして整備する計画があるそうで、すでに工事が始まっているところでした。
3.国際文化芸術センター
独立記念碑を見下ろす高台にある優雅な外観の建物は、コンサートホールを有する芸術センターです。
この辺りから、独立広場・独立記念碑の全体を望むことができます。
4.黒の通り
フレシャーチク通りを歩いていると突如出現する巨大なアーチ。
その向こうには、外壁が黒っぽい色で統一されたシックな通りが。
キエフの他の場所とはかなり雰囲気が異なるこちらの通り。
なんだか別の町に来てしまったような感覚を覚えます。
5.ツム百貨店
ロシア資本の高級百貨店であるツム百貨店はとにかく優雅。
内装はもちろん、接客やそこに集まる人々まですごくハイクラスです。
正直バックパッカーが訪れるような場所ではないのですが、近未来のようなエスカレーターはとてもフォトジェニック。
とても美しいのですが、エスカレーターを乗り継ぐたびにわざわざ反対側までぐるっと回らなければいけないという弊害があります。
6.ベッサラフスキー市場
キエフの食文化に直に触れられるベッサラフスキー市場は、かなり大きな建物の中にあります。
どちらかというと観光客向け感が強く、総じて値段は高めに感じました。
東欧のマーケットによくあるカオス間はさほどなく、ほどよく整備されています。
7.キエフ地下街
冬は極寒のキエフでは、地下街がかなり発達しています。
昔ながらの薄暗い旧共産圏感漂うものが多いのですが、ベッサラフスキー市場から地下鉄2号線プローシャ・リヴァ・トルストヴァ駅までのびる地下街は新しくてモダン。
明るい雰囲気の地下街を歩いていると、まるで東京の地下街かと思ってしまうほど。
交通量が多いフレシャーチク通りでの信号待ちを避けるためだけでも、地下街の利用価値はかなり高いです。
お土産屋などは少な目で、あくまでも地元の人々が利用するお店やカフェなどがメインです。
聖ソフィア大聖堂周辺~キエフ中心街のまわり方
聖ソフィア大聖堂周辺とキエフ中心街は隣り合った二つのエリアですが、見所が多いため、それぞれ半日ほどの時間が必要です。
おすすめは、聖ソフィア修道院を初めに訪れ、周辺を散策してランチ、午後に独立広場からフレシャーシク通りを下っていくコース。
キエフ中心街よりも、聖ソフィア大聖堂周辺の方がおしゃれでリーズナブルなローカルレストランやカフェが多いです。
地下鉄駅が複数あるこれらのエリア。
ただし複数の路線が乗り入れているため、意外にエリア内の移動には不向き。
乗り換えの手間などを考えると、歩いた方が早いことも多いです。
時間と体力に余裕があれば、夜の独立広場~フレチャーシク通りを散策するのもおすすめです。
オレンジ色のライトに照らされた統一感のある街並みは大変美しく、「ヨーロッパの夜」の雰囲気満載です。
夜でも多くの人が行きかい、治安は決して悪くはありません。
ただし一歩路地に入ると途端に人影がなくなるので注意は怠らないようにしましょう。
キエフでの宿泊なら、キエフ市内観光に便利なキエフ中心街の一択。
特に便利なのが、地下鉄プローシャ・リヴァ・トルストヴァ駅(Ploshcha Lva Tolstoho)周辺。キエフ中央駅やバスステーションへ1本でアクセスでき、独立広場までもたった一駅と最強の利便性です。
周辺には飲食店やカフェ、商店などが数多くあり、不便のない滞在ができます。
おわりに
キエフを象徴するようなランドマークが並ぶ中心街エリアと聖ソフィア大聖堂周辺エリアを紹介しました。
長い歴史の香りを感じながらもキエフの今を感じられるこれらのエリアはセットで訪れるのがおすすめ。
どこまでも美しい街並みが続く通りを歩いていると、きっとあなたもキエフの魔法にかかってしまうはず。
その結果、図らずも長期滞在してしまうこととなるのです。(笑)
コメント