こんにちは!ジョージア滞在も1年、世界半周中ののぶよ(@nobuyo5696)です。
(世界半周についてはこちらの記事へどうぞ。)
当ブログの新企画・「トビリシローカルさんぽ」の第十三回(および、最終回)。
今回は街歩き記事ではなく、自然を感じながらトビリシの絶景を望むことができるお手軽ハイキングコースを歩いていきます。
山々に囲まれた谷間にひらけたトビリシの町。
その独特の地形を最大限に味わえるのが、中心街からも簡単にアクセスできるハイキングコースです。
難易度低め&短い時間でも歩けるので、ちょっとした気分転換にもおすすめです!
1600年の歴史を持つ、ジョージアの首都・トビリシ。
「トビリシローカルさんぽ」とは、この町に滞在して1年となったのぶよが市内10エリアを散策するもの。
歴史スポットやローカルな見どころ、おすすめのお店などを紹介していくユルめな企画です。
どの散策コースも所要時間は2時間~4時間ほど。
・時間が空いたときにサクっと散策
・複数のコースを組み合わせてガッツリ散策
など、トビリシに長期滞在する人向けの情報たっぷりです!
トビリシ絶景ハイキングコースの概要
今回のさんぽ(というかハイキング)コースのスタート地点となるのは、トビリシ中心街の西側の山頂にあるムタツミンダ公園(Mtatsminda park)。
地元の家族連れや若者グループに大人気の遊園地です。
中心街~ムタツミンダ公園間のアクセスは2通り。
・路線バス90番/124番で直行
・ムタツミンダ地区からケーブルカーでアクセス
便利&安い(0.5GEL)のは路線バスですが、ケーブルカーを利用するのも面白いかもしれません。
ムタツミンダ公園からは、タートル・レイクまでの5kmほどのハイキングコースを歩いていきます。
最初の200mほどだけガッツリ上り坂ですが、あとはほぼ下り坂の簡単なコース。
道も分かりやすく危ない箇所もないので、スニーカーでも余裕で歩けてしまうほどです。
ハイキングコースはムタツミンダ山の尾根にそって敷かれているため、コース上のいたるところでトビリシ市街地を一望できるのもポイント。
首都にいるのに大自然に囲まれているような風景の中を歩いた先にあるのが、タートル・レイク(Turtle lake)です。
トビリシ周辺に数か所ある湖の中でも最も静かな雰囲気のタートル・レイク。
湖の周りを散歩したり、数軒あるカフェでのんびり過ごしたり…
ハイキングの疲れを癒したら、ロープウェイに乗ってトビリシ市内へと戻りましょう。
今回はムタツミンダ公園→タートル・レイク方面でのハイキングを紹介していますが、反対方向で歩くことも可能です。
ただ、タートル・レイクの方がムタツミンダ公園よりも低い場所に位置しているため、反対方向で歩く場合は上り坂がかなり多くなることにご注意を。
ムタツミンダ公園~天空のベンチ
ハイキングのスタート地点となるムタツミンダ公園【地図①】は、トビリシの地元の人に大人気の遊園地。
観覧車やお化け屋敷、ジェットコースターまでさまざまなアトラクションがあり、大人も子供も楽しめる「ジョージアの夢の国」といった感じです。
ムタツミンダ公園への入場は無料なのも嬉しいポイント。
トビリシ市内を一望できる絶景ポイントも数多くあるので、ハイキングのスタート前に一周してみましょう。
ムタツミンダ公園内の見どころやアクセス情報に関しては別記事にまとめているので、そちらもチェックしてみてください!
ムタツミンダ公園を見学したら、いよいよハイキングをはじめるとき。
公園入口からハイキングコース入口までは、幹線道路沿いを500mほど歩きます。
ハイキングコース入口【地図②】は、バス停のすぐ横に設置されたマップが目印。
緑色のパイプをくぐると、いきなりガッツリ上りの区間となります ▼
いきなり上りとなるものの、コース全体でここまでガッツリ上り坂があるのはここだけ。
ここさえ乗り越えれば、あとは平坦か下り坂が続くだけとなります。
200mほどの坂を登りきったところにあるのが、ムタツミンダ公園上展望台【地図③】▼
その名の通りムタツミンダ公園よりさらに高い場所に位置する展望ポイントで、さきほどまで居たムタツミンダ公園とトビリシの町を一望することができます。
ハイキング開始から10分ほどでこんなに雄大な風景が見られることに驚くはず。
展望台からは西方向にのびるハイキングコースを歩いていきましょう。
コース上には数か所の分岐点があるのですが、どの場所にもちゃんと標識が設置されているので迷うことはありません。
“Turtle Lake”と書かれている方向に進んでいけばOKです。
ムタツミンダ山の尾根を歩いていく眺めの良いコースからは、いたるところでトビリシ北部の町並みを一望することができます。
この時は町が春めいてきた3月後半でしたが、山の上はまだまだ物寂しい茶色の景色でした。
一面が緑で覆われるのは5月頃だと思うので、より春らしい風景を見るならその時期が良いかも。
眼下に絶景を望みながらのんびりと歩いて約30分ほど。
コース上で最大の絶景ポイントに到着です!
天空のベンチ~タートル・レイク
のぶよ的に、このハイキングコースで一番の絶景が見られると思うのが天空のベンチ展望台【地図④】▲
「天空のベンチ」とはもちろんのぶよが勝手に名付けたものですが、トビリシの町並みをはるか上から一望できるポイントにちょこんと設置されたベンチは、なかなかの「天空感」です。
東側には百万人都市のトビリシの町すべてを、西側には民族博物館内にあるスヴァネティの塔と山々を…
360°の絶景を堪能できます。
天空のベンチからの眺めを楽しんだ後は、眼下にタートル・レイクを望みながら下っていくコース ▼
下り坂の途中にはタートル・レイク展望台【地図⑤】があり、湖周辺を一望することができます ▼
ここからゴール地点のタートル・レイクの湖畔までは再び下り坂を歩いて行くだけ。
首都だとは思えないような自然あふれる風景が目の前に広がります。
スタートから1時間半ほどでタートル・レイクに到着です!【地図⑥】
タートル・レイクは、雨水と地下水が溜まってできた湖。
夏場は水の量が多くなるので貸しボートも楽しめるのですが、春先は水かさが少ないためボートには乗れないよう。
土日は多くの地元民がやってくるのですが、平日はかなり閑散としていました。
今回のハイキングはここでゴール。
体力や時間に余裕があるなら、タートル・レイクから少し坂を下ったところにある野外民族博物館を見学していくのもおすすめです!
トビリシ中心街へと戻る場合は、タートル・レイクからロープウェイに乗って一気に下ってしまうのが楽。
ロープウェイを下った先は、トビリシで一番のセレブエリアと言われるヴァケ地区(Vake)。
お洒落なカフェや良い感じのレストランが点在しているので、ここで腹ごしらえしていくのもいいかも。
おわりに
ちょっと時間があるときや、開放的な風景を楽しみたいときにサクッとハイキングできるコースを紹介しました。
中心街からすぐにハイキングコースにアクセスできるのは、東西を山に挟まれたトビリシだからこそ。
特別な装備も必要ないほどに簡単なコースなので、子供連れでも十分に楽しむことができると思います。
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