こんにちは!クロアチアのアドリア海沿岸を南に向かって旅している世界半周中ののぶよ(@nobuyo5696)です。
(世界半周についてはこちらの記事へどうぞ。)
クロアチア第二の都市・スプリットは、1700年以上前のローマ時代から続くとてつもなく長い歴史を持つ町。
当時の皇帝の宮殿の中に造られた旧市街には、ローマ時代の遺跡が点在しており、中世に造られた建物と合わせて独特の魅力を醸し出しています。
そこはまるで、映画の中の世界。
もちろん、世界遺産に登録されているのは言うまでもありません。
スプリットの魅力は素晴らしい旧市街だけにとどまらないのもポイント。
市内に点在するビーチやハイキングコースなど、自然がすぐそばに感じられる点も素晴らしいのです。
こんな記事では到底スプリットの魅力を語り切れないのは重々承知しています。
しかし、少しでも多くの人に訪れてもらえるよう、
スプリットの無料観光スポット
他都市からのアクセス
格安のおすすめホステル
近郊の観光スポットを含めた上手なまわり方
を解説していきます。
物価が高めのスプリットですが、できるだけお金をかけないバックパッカースタイルでも十分に満喫できることをお伝えできればうれしいです。
スプリットの観光スポット
スプリットは、古代ローマ時代から続くとても古い町。
その起源は、ローマ皇帝のディオクレティアヌス帝が自身の隠居先として、この地に宮殿を建設した305年に遡ります。
その宮殿というのが、現在はスプリット旧市街の一部となっているディオクレティアヌス宮殿。
なんと1700年以上前の宮殿が今でも残っているんです。
ディオクレティアヌス帝の死後も、宮殿はローマ帝国の支配者によって利用されてきました。
ローマ帝国崩壊後の7世紀ごろに近郊の町からスプリットにやってきた人たちが、外敵から身を守るためにディオクレティアヌス宮殿の壁の内側に町を築いたのが、現在のスプリット旧市街の基となっています。
現在でも、かつてのディオクレティアヌス宮殿の内部には住人が生活をしていて、彼らのほとんどは当時この地に町を築いた人の子孫だと言うのだから驚きです。
スプリット観光地図
黄色:バスステーション/鉄道駅/フェリーチケット売り場
紫:おすすめホステル
青:ディオクレティアヌス宮殿内の見どころ
赤:その他スプリット旧市街の見どころ
緑:スプリットビーチエリアのみどころ
スプリット旧市街(ディオクレティアヌス宮殿内)の見どころ
ディオクレティアヌス「宮殿」といっても、よくあるヨーロッパの宮殿のような建物ではありません。
1700年前の宮殿の跡地に町が作られたといった感じで、いたるところにローマ時代の遺跡や中世の建物が残る様子は、まさに屋根のない美術館。
かつての宮殿の壁に囲まれたエリア内では現在でも生活が営まれ、多くのバーやレストランが点在しています。
古代・中世・現代が融合した世界でも珍しい場所だと言えるでしょう。
1.銅の門
城壁に囲まれたディオクレティアヌス帝の宮殿の四つの門のうち、南側に位置するのが銅の門です。
門というよりはトンネルのようで、まるでゲームの世界のような雰囲気。
内部にはお土産屋が並び、常に観光客で賑わっています。
2.聖ドミヌス大聖堂
銅の門のトンネルを抜けた先に広がるのが、スプリット旧市街のシンボルである聖ドミヌス大聖堂。
遠くからでも、鐘楼の姿を望むことができます。
聖堂自体は八角形のドームが特徴的なビザンツ様式で、その存在感はかなりのもの。
スプリット旧市街の観光の中心地として、多くの人で賑わっています。
3.ペリスティル
聖ドミヌス大聖堂がある広場は、ローマ時代の遺跡にかこまれた古代そのままの雰囲気のペリスティル。
ペリスティルから銅の門の上部にある通路にアクセスでき、次に紹介する皇帝の玄関やローマ時代の遺跡がそのまま残っている空間へとアクセス可能。
感動間違いなしの風景が待っています。
4.皇帝の玄関
空に向かってぽっかり空いた穴が特徴的な皇帝の玄関は、ペリスティルから通路を抜けてすぐのところにある屋根のない円柱型の空間。
不思議な写真が撮れることで、観光客に大人気です。
観光シーズンには、クロアチア伝統の男性合唱団がアカペラパフォーマンスを行なっており、不思議な雰囲気の空間に美しい歌声が響き渡ります。
皇帝の玄関の外側には、ローマ時代の遺跡がそのまま残されています。
知らないと通り過ぎてしまうような床に施されたモザイク装飾も、当時そのままのもの。
スプリットの歴史の深さに感動することでしょう。
5.銀の門
ディオクレティアヌス宮殿の東側の入口が銀の門です。
ローマ時代風の銀の門の外側にはお土産を売る露店が並んでいて、いつでも活気があります。
6.金の門
ディオクレティアヌス宮殿の北側の入口が金の門です。
金の門の外側には、グレゴリウス・ニンの銅像があります。
10世紀に建てられたこの像は、かつて古代クロアチア語を礼拝などの儀式の際に使用する権利を求めて戦った司教のもの。
像の左足のつま先を見てみると、そこだけ磨かれているのがわかります。
これは、像のつま先を触ると幸運が訪れるという言い伝えによるものだそう。
はるか昔から多くの人が幸運を求め、像のつま先に触ってきたのです。
もちろんのぶよもすりすりしておきました。
何かいいことありますように。
7.ジュピター神殿
頭部のないスフィンクス像に守られた小さなジュピター神殿は、スプリットの基礎を築いたディオクレティアヌス帝の終の住居として作られたものです。
神殿前のスフィンクス像は、神殿が建設された5世紀に、エジプトから持ってこられたものだそうです。
8.鉄の門
ディオクレティアヌス宮殿の西側の入口が鉄の門。
門の外側には、古い時計塔がひっそりと時を刻み続けています。
鉄の門周辺の路地には、いい感じのレストランやバーがたくさん。
散策が楽しいエリアです。
スプリット旧市街のその他の見どころ
ディオクレティアヌス宮殿の西側にも、スプリット旧市街は広がっています。
ディオクレティアヌス宮殿内に比べると目立った観光名所は少ないものの、迷路のような路地や点在するカフェなどはヨーロッパの旧市街そのままの雰囲気。
アドリア海をすぐ近くに感じられ、開放感と活気にあふれたエリアの観光スポットを紹介します。
1.時計塔
ディオクレティアヌス宮殿の西側の入口である鉄の門の外側にあるのは、雰囲気たっぷりの時計塔。
まるで映画のセットのような、完璧な中世の趣を今に残しています。
遥か昔から変わらずに時を刻み続けてきた時計塔は、現在でもひっそりとその役割を果たし続けています。
2.魚市場
スプリット旧市街西側、マルモントヴァ通り(Marmontova)沿いで開かれる小さな魚市場では、近海で取れた新鮮な魚が売られています。
売り子の多くは女性。
海に出る男性と役割分担がされてきた古くからの港町の風習が感じられます。
3.レプブリカ広場
スプリット旧市街西側にあるレプブリカ広場は、優雅な建物に囲まれた大きな広場です。
カフェやレストランがひしめき合う開放的な広場は、どこかイタリアの町のような雰囲気を感じます。
4.リヴァ通り
スプリット旧市街の南側を走るメインストリートがリヴァ通り。
海沿いに整備された歩行者専用の通りにはヤシの木が植えられ、多くのバーやレストランが並ぶスプリットで一番賑やかなストリートです。
5.スプリット市内を一望する展望台
スプリット旧市街全体を眺めるなら、旧市街西側のマリャン森林公園の入口にある展望台がベストスポット。
旧市街からは20分ほど階段を上っていく必要がありますが、その先にある展望台からの絶景は感動モノです。
午後~夕暮れの時間帯が特に美しく、だんだんと赤く染まっていく古い町並みとアドリア海が織りなす風景は一生心に残る思い出となることでしょう。
スプリットのビーチエリア
スプリット旧市街から南東方向には、大都市の中だとは思えないような美しいビーチが点在しています。
旧市街から最も近いビーチまで、徒歩で10分ほどという驚異のアクセスの良さも魅力的。
バーやレストランが建ち並ぶ賑やかなビーチから、ファミリー向けの遠浅で静かなビーチまで、好みによって好きなビーチに滞在できます。
夏場は灼熱となるスプリット。
旧市街の人混みと暑さに疲れを感じたら、ちょっと足をのばしてみるのがおすすめです。
いずれのビーチにもシャワーがあるのも嬉しい点。
ビーチでかいた汗を洗い流して、気温が下がる夕方に再び旧市街観光へと直行することもできます。
1.Bačviceビーチ
スプリットのバスステーションから最も近いのがBačviceビーチです。
近いということは、それだけ多くの人が集まるということ。
夏場の芋洗い状態は想像に難くありません。
ビーチ沿いにはレストランやバーが建ち並んでいてとても賑やかな雰囲気。
欧米のビーチ感を味わいたい人にはおすすめです。
2.Orčiceビーチ
かなり混雑するBačviceビーチから徒歩5分ほどのところにあるのがOrčiceビーチです。
Bačviceビーチに比べるとかなりこじんまりとしたビーチで、人は少なめ。
バーなどはなく、落ち着いた雰囲気です。
ただし、砂浜ではなく小石のビーチなので、のんびりするのには向かないかもしれません。
3.Firuleビーチ
Orčiceビーチから徒歩5分ほど。
湾状の遠浅のビーチがFiruleビーチです。
砂浜のビーチで浅めなので、誰にでも楽しめるおすすめの場所です。
すぐ近くにスーパーマーケットがあり、ビールや食材を買って砂浜でランチタイムが楽しめるのもポイント高いです。
スプリットが最も美しく輝く夕暮れ~夜も必見
スプリットに滞在するなら、夕暮れの散策は絶対に外せません。
暗くなっていく空を背景に、だんだんと明かりがともっていく旧市街の風景はとてもロマンティック。
ディオクレティアヌス宮殿内の路地も、とても素敵な雰囲気です。
昼間は照り付ける太陽と人混みでかなりの暑さを感じるスプリット旧市街ですが、夕方からは少し涼しくなるので散策しやすいです。
昼間は大勢の観光客で溢れる観光スポットも、やや人の数が少なくなるのがこの時間帯。
涼しい気温の中をのんびりと観光できます。
スプリットのおすすめホステル
のぶよはスプリットで二軒のホステルに宿泊しました。
いずれも観光客であふれる旧市街の北側に位置しており、静かな雰囲気のエリアにあります。
物価が高いスプリットの宿の中では比較的宿泊料金が抑えられているので、節約派にはおすすめですよ。
1.Hostel Quasimodo
住所:Ul. Ivana Gundulića 26, 21000, Split
料金:82Kn(=¥1351)
部屋:6ベッドドミトリー
立地:6/10
バスステーションまで徒歩20分、旧市街まで徒歩10分ほどのまずまずの立地です。
まわりにスーパーマーケットがなく、わざわざ旧市街まで行かなければならなかったのが少し面倒くさかったです。
アクセス:9/10
大きな建物の二階部分にありませが、入口に看板が出ているので簡単にアクセスできます。
レセプションは24時間対応で、常にだれかいるので問題なくチェックインできます。
スタッフ:7/10
数人のスタッフが交代のシフトで働いていました。
こちらから尋ねれば、快く観光情報やおすすめスポットなどを教えてくれます。
ただ、全体的に要領が悪い感じがしました。
チェックイン時にはそんなに混んでいないのになぜかかなり待たされます。
清潔さ:9/10
部屋、バスルーム、共用エリアともにとても清潔に保たれています。
設備:7/10
バスルームは男女別に二つずつあり、不便は感じませんでした。
キッチンもあり普通に自炊できますが、調理器具はあまり充実していません。
共用エリアにはゆったり座れる椅子やカウンターがあり、なかなか居心地が良かったです。
wi-fi:4/10
とにかくwi-fiの接続が不安定で、時々電波が途切れることがありました。
屋外のテラスにはwi-fiはありません。
せっかく広々としたテラスがあるのにもったいないと思いました。
雰囲気:7/10
季節柄か、団体の観光客が多く、個人旅行者は少なめでした。
どちらかというと個人主義的な人が多く、ホステルらしい雰囲気はあまり感じられませんでした。
屋外のテラスは開放感があって、スプリット旧市街も望める素晴らしい雰囲気です。
総合:7.0/10
スプリットで安く宿泊するならおすすめのホステルです。
この値段でこのクオリティーの宿に泊まれるのは、スプリットでは奇跡的なことだと思います。
キッチンもありますし、清潔で居心地もまずまずですが、wi-fiの不安定さだけはどうにかしてほしいです。
2.Spalato Hostel
住所:Zagrebačka ul. 1A, 21000, Split
料金:85Kn(=¥1399)
部屋:10ベッドドミトリー
立地:9/10
バスステーションから徒歩10分ほど、旧市街までは徒歩5分ほどの素晴らしい立地のホステルです。
どこへ行くのにも便利で、近くにはスーパーマーケットもあります。
アクセス:10/10
大きくホステルの表示があるので、絶対に迷うことはありません。
チェックイン対応時間には常に受付に人がいて、入口の鍵も開いているのでアクセスはとても簡単です。
スタッフ:9/10
数人の若いスタッフが交代で勤務しています。
いずれのスタッフもとても気さくで、旅行者と楽しんで会話をしている様子でした。
清潔さ:4/10
部屋、共用部分はとても清潔に保たれていますが、バスルームはどうにかしてほしいところ。
構造上、シャワーのの水がバスルームの床を濡らしてしまうので、常に床が濡れている状態でした。
トイレ・バスルームは男女別に分けられてはいるものの、ゲストの人数に対して数が少なめ。
特にトイレは男女ひとつづつしかなく、常にだれかが使用している状態でした。
設備:4/10
湯沸し器と電子レンジはあるものの、それだけ。
自炊はほぼ不可能と考えておいた方がいいでしょう。
共用部分も狭く、あまり快適にくつろぐことはできません。
wi-fi:9/10
速度、接続ともに問題ありません。
雰囲気:8/10
小さなホステルなので、宿泊客同士が仲良くなりやすい雰囲気です。
ただ、空間が狭いので開放感を感じられなかったのが個人的にはマイナス。
ある程度の人数が共用エリアに集まると、座る場所がなくなってしまいます。
総合:7.5/10
ロケーション、雰囲気ともにおすすめのホステルです。
バスルームはもう少し改善してほしいですし、物価の高いスプリットでちゃんとしたキッチンがないのはかなり痛手。
自炊派の人にはあまりおすすめできません。
スプリット観光のまわり方(必要日数・市内交通)
スプリットはクロアチア第二の都市であると同時に、クロアチア他都市への交通のハブでもあります。
また、フヴァル島やコルチュラ島などのアドリア海のリゾートアイランドへのゲートウェイでもあります。
近郊にはトロギールやプリモシュテン、シベニクなどの美しい町が点在しており、デイトリップの拠点としてもかなり使えるスプリット。
短期滞在で通り過ぎるもよし、スプリットを拠点にいろいろな町をまわるもよし。
好みによって様々な滞在の仕方ができます。
スプリット観光に必要な日数
スプリットの見どころは、ほぼ旧市街に集まっています。
その旧市街も大きなものではなく、ただ見てまわるだけなら半日あれば主な見どころはまわれてしまうほど。
近くのビーチエリア観光を含めても、丸一日あればスプリット市内の観光は十分満喫できます。
スプリット近郊には、
世界遺産のトロギール
ビーチと町並みのコントラストが美しいプリモシュテン
石造りの旧市街が美しいシベニク
など、魅力的なアドリア海沿いの町が点在しており、スプリットを拠点としてどの町へも日帰り可能です。
「泳げる絶景」として近年有名になっているクルカ国立公園も日帰り圏内。
ビーチや町並み観光とは異なる、川や滝の風景の中を散策することもできるんです。
どこまでまわるかにもよりますが、
クルカ国立公園+シベニク観光で1日
プリモシュテン+トロギール観光で1日
のように、スプリット市内観光に2日プラスすれば、スプリット近郊の主な見どころを制覇できるでしょう。
(少し忙しい気もしますが)
ザダル~スプリットを移動しながらの観光もアリ
上で挙げたスプリット近郊の見どころは、全て北側のザダル方面に位置しています。
なので、スプリット~ザダルへの移動途中に立ち寄って観光することも可能です。
移動しながら観光すれば時間の節約になりますし、行ったり来たりしなくていいので効率もいいですね。
のぶよ的には、
プリモシュテン+トロギール:スプリットを拠点に丸一日の日帰りで訪れる
クルカ国立公園+シベニク:ザダルへの移動途中に立ち寄って観光する
のがいいと思います。
プリモシュテンには荷物預かりサービスがないため、大きな荷物を持っての観光となってしまうためです。
反対に、シベニクのバスステーションには荷物預かりサービスがあるので、ザダル~スプリットの移動途中に荷物を預けて、身軽な状態で市内観光&クルカ国立公園に足をのばすことが可能です。
スプリットの市内交通
スプリットの市内交通
長距離バスステーション・フェリーターミナル
スプリットの観光は、基本的に徒歩で済みます。
バスステーションはスプリット旧市街から500mほど南、フェリーターミナルに隣接しています。
スプリットのビーチエリアもバスステーションから500mほどしか離れていません。
旧市街、ビーチ、バスステーションが全て徒歩圏内にある大都市は、世界中探してもなかなかありません。
また、スプリットはアドリア海の島々への海の玄関口となる町。
旧市街に隣接したフェリーターミナルからは、毎日多くのフェリー路線が運行しており、気軽にアドリア海の島旅を楽しむことができます。
スプリットの市内路線バス料金
スプリット市内路線バスの料金は均一です。
クロアチアの他の都市と同様、運転手から直接チケットを買うか、事前にTisakと呼ばれるキオスクで買うかによって料金と利用回数が変わります。
運転手から直接購入:1回券(片道)のみ/11Kn(=¥182)
キオスクで事前購入:2回券(往復)のみ/18Kn(=¥298)
市内観光では路線バスを利用する機会は少ないですが、マリャン森林公園など郊外の見どころへ足をのばす際には便利です。
スプリット~他都市間のアクセス
クロアチア第二の都市であるスプリットは、クロアチア各都市と密なバス路線で結ばれています。
移動費が比較的高めのクロアチアでの長距離移動は、Flixbusが安くて便利。
ローカルバス会社よりも安い料金で快適に移動できます。
ザグレブ~スプリット間のバス移動
新しい高速道路で結ばれているクロアチアの首都・ザグレブとスプリット間は、Flixbusが1日15便運行しています。
夜行便もあるので、かなり利用勝手が良いこの区間。
途中でプリトヴィツェ湖群国立公園を経由する便もいくつかあるので、ザグレブ~スプリットを移動しながらプリトヴィツェ湖群国立公園を観光することも可能です!
ザグレブ~スプリット間バス
所要時間:4時間半~6時間
料金:€13(=¥1581)〜
ザダル~スプリット間のバス移動
世界一の夕日の町と名高い世界遺産の町・ザダルとスプリット間も、Flixbusが1日3便運行しています。
所要時間:2時間半~3時間
料金:€15(=¥1825)〜
ドブロブニク~スプリット間のバス移動
クロアチアのNo.1観光地であるドブロブニクとスプリット間も、Flixbusが1日4便運行しています。
所要時間:4時間半
料金:€10(=¥1216)〜
スプリットに宿泊しながら、ドブロブニクまで日帰りで足をのばしたい人には、現地ツアー利用がおすすめ。
夏場はとにかく混雑するので、早めの予約がベターです。
・世界遺産ドブロヴニク 旧市街 1日観光ツアー<3月~10月/英語/スプリット発>
・ドゥブロヴニクツアー – スプリット発の日帰り旅行
モスタル(ボスニア・ヘルツェゴビナ)~スプリット間のバス移動
スプリットから、国境を越えてボスニア・ヘルツェゴビナへ移動することもできます。
ボスニア南部の観光都市・モスタルとスプリット間は距離が近いので、格安で移動できるのがとても嬉しいポイント。
Flixbusが1日3往復しており、事前に予約すれば驚くほど格安の値段で移動することができます。
所要時間:3時間半~5時間
料金:4.99ユーロ~ (=¥601)
※スプリット行き最終バス:20:00発
スプリットからお隣ボスニア・ヘルツェゴビナの世界遺産・モスタルは目と鼻の先。
ほとんどの現地ツアーは、モスタル周辺のブラガイ、ポチテリ、メジュゴリェなど素晴らしい観光地もまわります。
シベニク~スプリット間のバス移動
シベニク~スプリット間に関しては、Flixbusよりも現地のローカルバス会社の方が安くて便利です。
スプリットの中央バスステーションから、多くのバス会社が1時間に1本程度の頻度でバスを運行しています。
所要時間:1時間半
料金:48Kn(=¥793)〜
※荷物代別途7Kn(=¥115)必要
シベニクを訪れる現地ツアーは、近郊のクルカ国立公園とセットになったものがほとんど。
交通手段の心配なく、二つの見どころを効率良くまわることができます。
スプリットからアドリア海の島々へ
スプリットは、フヴァル島やコルチュラ島など、アドリア海に浮かぶリゾートアイランドへの入口。
ハイシーズンになると、スプリット港からは多くのカタマラン(高速船)やフェリーが運行されます。
スプリットから近いフヴァル島やコルチュラ島、ボル島などの美しい島々を限られた時間でまわるなら、現地ツアーが最も効率的。
個人でのフェリーチケット購入や時刻表の確認はなかなか手間がかかります。
また、話題の「クロアチアの青の洞窟」やブルーラグーンなど、ツアーでしか行けない場所にも訪れることができるのは大きなメリット。
・クロアチア青の洞窟 アドリア海6つの島をスピードボートorリブボートで巡る!1日観光ツアー<英語/スプリット発>
・クロアチア ブルーラグーン+世界遺産トロギール or チオヴォ島 半日観光ツアー!<4〜10月/午前 or 午後/英語/スプリット発>
スプリット~プリトヴィツェ国立公園間のバス移動
クロアチアに来たなら絶対に訪れたいプリトヴィツェ国立公園~スプリット間は、Flixbusが1日2~3便運行しています。
所要時間:4時間半~5時間半
料金:€22.5(=¥1588)〜
プリトヴィツェ行き始発バス
スプリット5:00発 – プリトヴィツェ10:25着
スプリット行き最終バス
プリトヴィツェ15:15発 – スプリット19:40着
※バスの時刻は季節によって変わります。あくまでも目安として考えてください。
クロアチアに来たなら絶対に外せないプリトヴィツェ国立公園。
スプリットから個人での日帰りも可能ですが、バスが大混雑するハイシーズンなら現地ツアーの方が確実に席を確保できます。
・世界遺産プリトヴィッツェ湖群国立公園 1日観光ツアー<3月~10月/スプリット発>
・スプリトまたはトロギール発 プリトヴィツェ湖群国立公園 1日ツアー
おわりに
のぶよ的に、「ここなら住める!」と強く感じたスプリット。
温暖な気候はもちろん、古い町並みや遺跡、ビーチ、山と全てがそろっている大都市はそうありません。
市内観光だけなら短い時間の滞在でも十分に満喫できますが、周辺の素晴らしい小さな町やアドリア海ビーチを訪れるなら、是非スプリットを拠点としてゆっくり滞在してほしいものです。
クロアチア他都市への移動やボスニアへの移動も安くて便利ですし、アドリア海に浮かぶ島々を巡る旅の出発点ともなるスプリット。
観光客は多い大都市ではあるものの、不思議と居心地が良かったのぶよのお気に入りの町の一つです。
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