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こんにちは!世界半周中ののぶよ(@nobuyo5696)です。
(世界半周についてはこちらの記事へどうぞ。)
ヨーロッパを旅行した人なら一度は利用したことがあるであろう長距離バス。
陸続きで多くの国々が点在するヨーロッパでは、格安航空会社や鉄道などの移動手段と共に、旅行者の強い味方です。
今回は、ヨーロッパ全土に路線網を持つドイツの格安バス会社、Flixbusを紹介します。
予約方法や当日の乗車までの流れを画像付きで解説しているので、参考にしてください。
フリックスバス(Flixbus)の基本情報
ヨーロッパでは知らない人はまずいないFlixbus。
インターネットで気軽に予約でき、考えられないような格安の値段で移動できることもあり、多くの人が旅行や都市間移動に利用します。
そんなFlixbusの特徴をまとめてみました。
Flixbusの特徴1:ヨーロッパ最大級の路線網
Flixbusの一番の強みは、ヨーロッパで最も多くの都市に路線がある点です。
西はポルトガル、東はウクライナまで、多くの国・都市をカバーしています。
特に多くの便があるのが、ドイツを中心とした西ヨーロッパや中央ヨーロッパ地域。
反対に、バルト三国やバルカン諸国ではあまり路線網は発展していません。
Flixbusの特徴2:格安のバス料金
Flixbusは「格安」であることを売りにしています。
残席数によって料金が変動するシステムを採用しているため、早めに予約すれば驚くような料金で利用できます。
ウィーン→プラハ:6ユーロ(=¥733)
パリ→ミュンヘン:12ユーロ(=¥1467)
という、それまでは考えられなかったような格安の価格で移動できることも。
Flixbusの特徴3:充実の車内環境
Flixbusが革新的だったのは、退屈な長いバス移動を快適なものへと変えた点。
トイレやWi-fiはもちろん、各座席には電源コンセントが設置されていて、スマートフォンやパソコンのバッテリーを心配する必要もありません。
何となく泥臭いイメージだった長距離バス移動の概念を変えたというのは特筆すべき点です。
Flixbusの特徴4:アプリだけで予約・購入・乗車の全てが完結
従来は、バスに乗車するためにはバスターミナルでチケットを予約・購入し、紙のチケットを乗車時に提示する必要がありました。
Flixbusにおいては、チケットの予約・購入は全てオンラインで行われ、乗車時にはeメールに送られてくるチケットを提示するだけ。
事前にバスステーションまで行ってチケットを購入する必要はありませんし、eメールを印刷する必要すらありません。
Flixbusのスマートフォンアプリを使えば、チケットの購入や乗車時のチケット提示も全てアプリ内で完結するのでさらに便利です。
Flixbusの予約方法
とても便利で快適なFlixbus。
ここからは、実際にオンラインでチケットを予約する手順を、画像付きでステップ別に解説していきます。
1.Flixbusのサイトで、出発地・目的地・日付を入力して便を検索
まずはFlixbusのオフィシャルサイトで、希望する区間・日付の便があるか検索します。
必要な情報を入力して、便を検索しましょう。
2.都合のいい時間・料金の便を選択
同じ区間でも、時間帯や残席数によって大きく料金が変わることがあるFlixbus。
自分が希望する時間帯・料金にあった便を慎重に選びましょう。
多くの便が運行されている区間の場合は、フィルター機能を使って、希望の条件にあった便だけを表示させることも可能です。
注意したいのが、所要時間の欄に記載された”Direct”か”1 Stop”などの表示。
これらは、そのバスが”Direct”=直行便なのか”1 Stop”=乗り換え1回なのかを表しています。
飛行機とは異なり、乗り換えをしたからと言って料金が安くなるわけではありません。
特別な理由がないなら、直行便を選ぶべきでしょう。
希望の便を選択すると、次のような画面になるので、予約へと進みましょう。
3.オプションの選択
次は、実際にバスに乗車する人の氏名と、電話番号を入力する画面です。
日本の電話番号を使用する場合は、国番号(+81)を選択した後に、頭の0をとった番号を入力します。
(例)080-1111-2222→+81(日本の国番号) 8011112222
画面下部には、座席の指定と追加の荷物を選択できるオプションが。
後述しますが、Flixbusは指定席ではありません。
前方の足元が広々とした座席や窓際の席など希望がある場合は、追加料金を支払って座席を指定して予約することができます。
座席を指定しなくても、当日満席で乗車できないということはないので、ご安心を。
追加の荷物オプションですが、Flixbusでは一人につき大きな預け荷物1つと手荷物1つは無料で持ち込むことができます。
(そうでない場合については後述しています。)
もし大きなスーツケースが複数ある場合などは、こちらのオプションを選択し、追加料金を支払って予約することで、当日バスに持ち込むことができます。
情報を入力し、必要なオプションを選択したら、画面下部のボタンをクリックして支払いへと進みましょう。
4.クレジットカード情報を入力して決済
Flixbusのオンラインチケット購入の際の支払い方法は、主にクレジットカード決済となります。
他にもPaypalやGoogle Pay等のオプションもありますが、現金での支払いには対応していません。
お好みの支払い方法を選択(この場合はクレジットカード)し、メールアドレスを入力します。
このメールアドレス宛に、当日乗車時にチケット変わりとなるバーコード付きのメールが送られてくるので、絶対に間違えないようにしましょう。
最後にクレジットカード情報を入力し、予約内容が全て正しいか確認ののち、画面下部の“Pay now(支払い)”ボタンをクリックして購入を完了させましょう。
カード決済時の英語表現
・”Card Type”:カードの種類(Visa,Master等)
・”Card Number”:クレジットカード番号
・”Expiration “:有効期限 (月/年)
・”Card Holder Name”:カード記載の氏名(ローマ字)
・”CVV number”:カード裏面に記載されている3桁の番号
5.送られてくるメールがチケット代わりとなる
正しく予約・購入が完了すると、入力したメールアドレス宛にPDFファイル付きのメールが届きます。
このPDFファイル内のバーコードを、当日バスの係員が専用の機械で読み取ることで乗車となります。
乗車場所の詳細な地図や、予約内容(氏名・荷物オプション等)も記載されています。
注意したいのが、画像内青枠内の「運行バス会社について」の表記。
後述しますが、Flixbusには
直営のバス便
現地バス会社に委託運行されているバス便
の二種類の運行形態があります。
直営のバス便の場合は、”Flixbus”と大きく書かれた緑色のバスですが、委託運行バス便の場合は、そうとは限りません。
委託運行バス便の場合には、その旨とバス会社名・バスの外観等の情報が注意事項として記載されます。
直営バスの場合はこの欄には何も表示されません。
フリックスバス(Flixbus)の利用方法
無事オンラインで事前にチケットを購入したら、あとは当日バスの出発地へ行くだけです。
基本的に他の長距離バス乗車時のステップと変わりませんが、当日のFlixbusへの乗車までの流れを解説していきます。
1.バスステーションで乗り場を確認する
多くの人は、主要な町のバスターミナルからの乗車となることでしょう。
バスターミナルにもよるものの、大都市でのバスターミナルなら電光掲示板などで、出発時刻や行き先、プラットホーム番号など必要な情報が提示されています。
電光掲示板がないような地方都市での乗車の場合や、表示されている言語がわからない場合は、バスターミナル内の人に確認しましょう。
アプリの予約画面を見せるか、送付されたeメールを見せればすぐに理解してもらえます。
2.乗り場には15分前までに行く
Flixbusによると、指定された乗り場(プラットホーム)には、15分前までにつくように指定されています。
のぶよ的には、ギリギリで行っても全く問題はありませんでしたが、念のために早めにプラットホームに到着しておくようにしましょう。
3.アプリ画面かメールのバーコードを提示して乗車
Flixbusの乗車方法が他のバス会社と大きく異なるのは、運転手が専用の機械を使って、印刷されたチケットやスマートフォン画面上のバーコードを読み取る点です。
予約の手順の項で紹介した、eメール内の添付ファイルのバーコードをスマートフォンに表示させて提示するだけで乗車できます。
わざわざ印刷する必要もないので、とても便利です。
アプリ利用の場合も同様で、インターネット環境に無くても予約済みのバスチケットは表示させることができます。
オプションで座席指定していない場合は、自由席となります。
Flixbusはオンライン予約限定で、座席の数しかチケットが販売されていないため、満席で座れないことはないのでご安心を。
フリックスバス(Flixbus)利用の注意点
とても便利で格安な料金で利用できるFlixbus。
一度利用してしまえば、とても簡単に予約&利用できることがおわかりいただけることでしょう。
ここからは、Flixbus利用の際に少し注意すべき点やアドバイスを解説していきます。
早めの予約がおすすめ
先述の通り、Flixbusの料金は一定ではなく、残席数によって料金が変動するシステムです。
座席さえあれば当日でも格安料金で予約できることもありますが、多くの旅行者が利用するハイシーズン等は、早めの予約に越したことはありません。
予約の変更&キャンセルは手数料がかかる
当たり前と言えば当たり前のことなのですが、いったん完了した予約内容を変更する場合には、手数料がかかります。
タイミングや元々の予約内容によって、どのくらいの手数料がかかってくるのかは変わってきます。
せっかく格安のチケットを購入したのに、変更やキャンセルで手数料を取られるのは悔しいので、しっかりとスケジュールを組んだ状態で予約しましょう。
委託のバス会社による運行便もある
先述の通り、Flixbusには直営のバス便と、現地バス会社によって委託運行されている便の二種類の便があります。
注意したいのは、直営のバス場合はFlixbusのポリシーや車内設備、荷物持ち込み条件などが適用されるものの、委託運行されているバスの場合は委託バス会社のポリシーが適用されるという点。
つまり、Flixbusのウリと言える
wi-fi・トイレ・充電コンセント完備
荷物持ち込み無料
などの条件を満たしていないバスを利用する場合もあるのです。
また、委託運行バス便の外観は、緑色が特徴的なFlixbus直営便とは異なっているため、一目見ただけでは自分が乗るバスかどうかわかりにくいことも。
委託運行便の場合でも、行き先表示には小さく”Flixbus”の表記が必ずあるので、確認することをお忘れなく!
荷物の数に制限がある
先述の通り、Flixbusへの荷物持ち込みは、預け荷物が1つ、車内持ち込み手荷物が1つとされています。
一応荷物のサイズも規定されてはいますが、格安航空会社とは異なり、そこまで厳しくはチェックされません。
複数の荷物を持ち運ぶ場合、予約時の追加荷物オプション購入が必須となります。
予約時にオプション購入をせずに、当日複数の荷物を持ってバスに乗車しようとすると、最悪の場合乗車を拒否されることも考えられます。
wi-fiの通信量に制限がある
気を付けた方がいいのが、Flixbus車内でのwi-fiの通信量は制限されている点。
その通信量も動画などを見てしまうと、一瞬で制限に達してしまうほどです。
Flixbus的には「乗客全員にwi-fiサービスがいきわたるように」とのことなのですが、のぶよ的にはただのドイツ的なケチさの表れな気がしてなりません(笑)
Flixbus利用はアプリが便利!
ヨーロッパをバスで旅行するなら、幾度となくFlixbusのお世話になることでしょう。
何回もFlixbusを利用する予定なら、公式サイトから会員登録をしておきましょう。
いちいち名前やメールアドレスの入力をする必要がなくなるので便利です。
また、スマートフォン用のアプリをダウンロードしておけば予約完了時のメールのチェックすら必要ありません。
チケットの予約・購入、当日の乗車まで全てアプリ内で完結できるので、かなり重宝しますよ。
おわりに
ヨーロッパを旅行するなら是非知っておきたいFlixbusについて、詳細に解説してきました。
オンラインでチケットが予約でき、当日の乗車もとてもスムーズなので、言葉がわからない個人旅行者でも問題なく利用することができます。
シェンゲン協定のおかげで、国境審査なしで多くの国を行き来できるヨーロッパの強みを活かした格安バスサービスだと言えるでしょう。
ヨーロッパでの移動に関して、こんな記事も書いています。
コメント
いつも為になるヨーロッパの情報をありがとうございます!
Flixbusなんですが、
ウィーン国際空港(Vienna Airport)‐ウィーン国際バスターミナル(VIBとかErdbergとも呼ばれます)
の路線をWEB予約で検索しても出てきません。
グーグルマップでは現在も運航していると情報が出ますが、買えないのでどうしたものか。
こういう場合は現地空港でチケットを買うしかないのでしょうか?
Andrew様
コメントいただきありがとうございます!
Flixbusの路線に関してですが、Google Map上で表示される情報よりも公式サイトで表示される情報の方が確実性が高いと思われます。
そもそもFlixbusは都市間移動に特化したもので、空港~市内等の市内交通ではありません。ウィーンに関しては、バスターミナルや空港の選択肢はありますが、これはウイーン~他都市(ブラチスラバ等)を結ぶ路線が空港とバスターミナルに停車して乗客をピックアップするためのもので、空港~バスターミナル間の市内移動という設定自体が存在しないのではないかと思います。
ウイーンに関しては、空港~バスターミナル間の市内交通はFlixbus以外にもあるでしょうし、現地でのチケット購入を考えるのがベターかと思います。
以上、ご参考いただければ幸いです。
ご丁寧に教えてくださり、ありがとうございます!
たぶん、flixbusのカウンターがウィーン空港にあるはずなので、聞いてみます。
なぜ乗りたいかと言うと、ホテルが国際バスターミナルの近くなんです。
無理なら電車乗るしかないですね…。