こんにちは!ジョージア滞在ももう半年。世界半周中ののぶよ(@nobuyo5696)です。
(世界半周についてはこちらの記事へどうぞ。)
トビリシの市街地を望むムツタミンダ山。
頂上には巨大な観覧車とテレビ塔があり、市内のどこからでも見える&夜はライトアップされるので、「行ったことはないけど存在は知っている」という人も多いのではないでしょうか。
実は、標高数百メートルのムタツミンダ山の頂上には、ムタツミンダ公園という遊園地があり、トビリシの子供たちのハートをギュッとつかんで離さない場所です。
遊園地でありながら、入場無料というサービス精神も嬉しい点。
一歩足を踏み入れてみると、童心に還って楽しむことができる「ジョージアの夢の国」そのものでした。
今回の記事は、ちびっ子にも大人にも愛されるムタツミンダ公園を特集したもの。
を解説していきます。
ひとりで訪れてもかなり楽しめるので、のぶよのような友達いない系のトビリシ滞在者にもぜひおすすめしたいです(笑)
ムタツミンダ公園。それはジョージアらしさあふれる「夢の国」
日本にある「夢の国」に負けずとも劣らない(かもしれない)ムタツミンダ公園。
現実離れしたデザインの入園ゲートは、これから始まる楽しい一日を盛り上げてくれるかのようです。
背後にそびえ立つテレビ塔もあいまって、かなり写真映えしそうな感じです。
入園ゲート脇にはチケットオフィスがありますが、ムタツミンダ公園は入場無料。
アトラクション乗り放題券などを購入したい場合は、ここで買っておくのも良いでしょう。
ムタツミンダ公園内は3つのゾーンに分かれています。
敷地はそこまで広くなく、端から端まで歩いても15分ほど。
せっかくなら各エリアをゆっくりとまわりながら、気になったアトラクションに挑戦してみるのがおすすめです。
園内に一歩足を踏み入れると、確かに「夢の国」らしい現実離れした建物がずらり。
トビリシの伝統的な家に見られる木造のテラスを模した建物もいくつかあり、ジョージアらしさが感じられるのもポイントです。
よくある3Dハウスのアトラクション(壁を歩いたり、トリックアートがあったりして平衡感覚が狂うやつ)も、トビリシの伝統建築を模したデザイン。
本物の夢の国では、こういったアトラクションに色々なバックストーリーを設けたりしそうなものですが、ムタツミンダ公園の場合はそこまでのストーリー性はないよう。
歩いていると普通にこんな光景に出会えます(笑)
ジョージア料理のムツヴァディ(串刺しの肉)とハチャプリ(チーズパン)を持って写真撮影ができるスペースも。
あくまでも地域密着型な「夢の国」です。
旧ソ連圏ではどこもそうなのですが、ちょっとズレたデザインのオブジェなどが見られるのも忘れてはなりません。
どうしてこんなデザインのトイレにしたのか、謎が深まります。
(可愛らしい見た目に反して、中で0.5GEL(=¥17)のトイレ使用料を払わされます)
ムタツミンダ公園。それは某「夢の国」をパクった場所。
さんざん「ジョージアの夢の国」と謳ってきたムタツミンダ公園。
ジョージアらしさが詰まった園内の町並みやアトラクションはとても微笑ましいのですが、本家の「夢の国」を意識しているかもしれないアトラクションの数々もなかなか面白いです。
エクストリームゾーンにあるこちらは、定番の水がかかる系アトラクション。
説明書きによると、「アドベンチャー映画のヒーローになった気分に!」とのこと。
何のアドベンチャー映画の話なのか知りませんが、数人のヒーローたちが水でびしょびしょになって楽しんでいました。
続いては「ジョージア風お化け屋敷」らしいゴースト・キャッスル。
結構しっかりした造りで、おどろおどろしい雰囲気が漂っています。
ゴースト・キャッスルは、初めから終わりまで二人乗りの動くライドに乗るタイプのアトラクション。
あれ…この設定、どこかで…?
安全バーはゴーストが上げ下げしてくれるのでしょうか?
続いては、ムタツミンダ公園で最恐と噂のジェットコースター。
その名も「アメリカン・マウンテン」。何がどうアメリカンなのかは分かりません。
アメリカン + 山 + ジェットコースター。
この設定もどこかで聞いたことがあるような気がします。
のぶよはこのアメリカン・マウンテンに乗ってみたのですが、他に誰も乗客がおらず貸し切りでした。
ジェットコースターの怖さというより、なぜかゴトゴトと不穏な横揺れをしながら進むという安全面に対する怖さが味わえます(笑)
続いてのアトラクションは「ジュラシック・パーク」。
あれ…この看板のデザイン、どこかで…。許可は下りているのでしょうか(笑)
このアトラクションのすごいところは、ライド形式ではなく、自分の足で恐竜の棲む森を歩くという点。
いかがでしょうか。ものすごくシュールです。
恐竜たちも、隠れていて不意に出てくるというわけではなく、道端に立っていて「パオーン!」と鳴くだけ。
正直、スピーカーが丸見えの恐竜のオブジェの間を歩いて何が楽しいのかはよくわかりませんが、子供たちには大人気のようでした。
ムタツミンダ公園。それはトビリシ市内の絶景が望める場所。
ムタツミンダ公園の個性豊かなアトラクションを楽しんだ後は、トビリシ市内の絶景を眺めながらのんびりするのもおすすめ。
山の上に位置するロケーションのおかげで、トビリシ旧市街~新市街までのパノラマを見ることができるのです。
ベンチやピクニックエリアも設置されているので、心ゆくまで絶景を楽しむことができます。
こんなデッキチェアも無料で利用することができます。
地元民らしき人達はこのデッキチェアエリアで酒盛りをしていましたが、持ち込みOKなのかどうかはわかりません。
子供には子供の、大人には大人の楽しみ方があるのがムタツミンダ公園です。
ムタツミンダ公園のシンボルである観覧車付近は、園内で一番の絶景スポット。
観覧車も1回5GEL(=¥170)で乗れるので、さらに上から絶景を眺めてみるのもいいでしょう。
(さすがに一人観覧車は自重しました)
トビリシ中心街~ムタツミンダ公園のアクセス
トビリシ中心街から距離的には1kmほどの場所に位置しているムタツミンダ公園ですが、山の上にあるためアクセスはやや不便。
ここでは、トビリシ中心街~ムタツミンダ公園までのアクセス方法3種類を解説します。
・行き:路線バス
・帰り:徒歩
がおすすめです!
フニキュレール(ケーブルカー)
地下鉄1号線(レッドライン)のリバティー・スクエア駅から1kmほど。
ムタツミンダ山のふもとから出ているのが、フニキュレールと呼ばれるケーブルカーです。
交通手段というよりも、園内のアトラクションの一つという位置づけのようで、トビリシ市内交通のメトロカードは使用できません。
片道2GEL(=¥70)で利用でき、急な斜面を一気に登ることができますが、地下鉄の駅から乗り場がやや離れている&上り坂というのがネックです。
路線バス
フニキュレールの駅と反対側の入園ゲートへは、トビリシ市内路線バスが走っています。
トビリシ中心街で多くの路線バスが発着するバラタシュヴィリ通り(Baratashvili Street)の停留所から90番の路線バスが15分に1本の頻度で走っているのでとても利用しやすいです。
市内路線バスなので、メトロカードが利用可能なのも嬉しい点。
運賃も他の交通機関利用時と同じ、1回0.5GEL(=¥17)です。
徒歩
ムタツミンダ公園へは徒歩でアクセスすることももちろん可能です。
山の麓~公園までは遊歩道が完全に整備されているので、道なき道を歩いたりする心配もありません。
とはいえ、上りはかなり急なため、公園→中心街へと戻る下りの道のりを徒歩にするのがおすすめ。
緑が気持ち良い遊歩道からは、トビリシ市内の絶景が望めるのはもちろんのこと。
地元で有名な文学者たちが眠るパンテオンという霊廟も途中にあるので、立ち寄ってみるのもおすすめですよ。
おわりに
「トビリシの定番観光スポットはほぼ制覇した!」という人にこそおすすめしたいムタツミンダ公園。
アトラクションを楽しむも良し、絶景を眺めながらのんびりするも良し。
好みや気分に合わせた楽しみ方ができるのがポイントです。
路線バスで気軽にアクセスできて入場も無料なので、ちょっと気が向いたらお散歩がてら訪れることだってできます。
園内で目をキラキラさせてはしゃぎまわる地元の子供たちのように、童心に還りたくなった際にぜひいかがでしょうか。
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