こんにちは!ウクライナ西部のリヴィウに滞在中で世界半周中ののぶよ(@nobuyo5696)です。
(世界半周についてはこちらの記事へどうぞ。)
ウクライナにありながら、ポーランドやオーストリアなど近隣諸国の支配下に置かれたため、様々な文化が混じりあうリヴィウ。
かわいらしい世界遺産の街並みが広がる旧市街観光は、リヴィウの一番の魅力ですが、ウクライナの他の地方とは異なる独特な食文化を感じられるのも大きなポイントです。
古くからビール文化が根付いているリヴィウでは、ウォッカよりビールが主流。
食事も、ソーセージやポークリブなど、なんだかビールに合いそうなものが多いんです。
そんなリヴィウでのぶよが訪れた、おすすめのローカルレストランを3つ紹介します。
どれも現地の人がおすすめしてくれたもので、それぞれ異なったタイプのお店となっています。
また、後半では+αとして、リヴィウのビール文化を象徴するクラフトビールパブと、リヴィウ名物のチョコレート店も併せて紹介します。
プゼタ・ハタ(ウクライナの超有名チェーン店。日本でいう宮本むなしとか?)ばかりじゃもったいない!
リヴィウの豊かな食文化を存分に感じてください。
リヴィウのおすすめレストラン地図
リヴィウのおすすめレストラン3選
のぶよがリヴィウ滞在中に訪れたレストランの中で、おすすめのものを3つ紹介します。
基本的に高級レストランには行かないので、どれも一人でも利用しやすいものばかり。
あまりレストランのタイプが偏ってしまうのもよくないので、
1.リヴィウ名物のポークリブの有名店
2.普段使いできるパブレストラン
3.手早く&安く済ませたい時に便利な食堂
と、異なるタイプのレストランをピックアップしてみました。
1. Ribs Restaurant “At Arsenal”
リヴィウに来たら、有無を言わさず行ってみるべきレストランがこちら。
その名の通り、リヴィウ名物のポークリブの専門店です。
かつての城壁の地下を改装して作られたAt Arsenalの内装は、まるで中世に迷い込んでしまったよう。
店内はかなり広いですが、大変人気があるため、いつ行っても多くの人でにぎわっています。
入口には、名物のポークリブを焼き上げるグリルマシンが。
ここでジューシーな豚肉をじっくりと焼き上げていきます。
やはりイチオシはポークリブ400gのようです。
他のサイズはありません。
400gと聞くとかなりの量だと感じてしまいますが、実際は骨が多いので普通に食べられてしまいます。
ランチならポークリブだけで十分過ぎる量だと思いますが、好みでサイドメニューを注文してもいいかもしれません。
後ほど紹介する、リヴィウの地ビール、「プラーヴダ」を味わうことができるのも嬉しいポイントです。
やっぱり、ポークリブといったらビールでしょう!
注文すると、ポークリブの骨をオマージュしたような紙エプロンが渡されます。
これが結構大切。
このお店では、ポークリブはソースをつけて手で豪快に食べることを強制されるためです(笑)
そして到着したポークリブがこちら。かなり美味しそう。
ウクライナ美人の店員さんが、斧のようなものを使って、目の前で食べやすい大きさに切ってくれるパフォーマンス付きです。
リヴィウの地ビールと合わせて味わうポークリブは、絶品としか言いようがありません。
柔らかくてジューシー。
そしてポークリブにかけるソースも甘辛くてみんなが好きな味。
どことなく日本のウスターソースのような味がしたのは、のぶよが日本食を恋しがっているためだけではないでしょう。(笑)
リヴィウの外食の平均価格よりは少し高めではあるものの、地元の人がこぞって訪れる超人気レストランの”At Arsenal”。
リヴィウのビール文化を象徴するような絶品料理をぜひ味わっておきましょう!
インフォメーション
Ribs Restaurant “At Arsenal” (Реберня “Під Арсеналом”)
住所:5, Pidvalna St, L’viv, L’vivs’ka oblast, 79000
営業時間:全日 12:00~0:00
コメント:リヴィウで最も有名なレストランの一つなので、ランチタイム、ディナータイムは特に混雑します。それらの時間を外していくと、すぐに座れることが多いです。
ほとんどの客がポークリブを頼むため、グリルでは常時ポークリブが焼かれています。なので、注文から提供まではとても早いです。
2. Beer House 1715
リヴィウ旧市街西部にあるこちらのビアパブは、リヴィウのビール文化を象徴するような場所。
パブだからといって侮るなかれ。
このパブレストランは昼も夜も営業していて、絶品のウクライナ料理が手ごろな値段で食べられるおすすめスポットなんです。
内装は「THE・パブ」といった雰囲気ですが、ちゃんとウエイターさんがテーブルでサービスしてくれます。
さまざまな食事メニューがあるものの、おすすめはこちら。
平日12時~16時限定のビジネスランチメニューです。
ウクライナではかなりポピュラーなビジネスランチ文化。
スープ、メイン、サイドディッシュ、パン、飲み物などが全て込みで、100UAH(=¥410)~という格安価格でちゃんとした料理を食べることができるんです。
店によって、日替わりメニューが固定されていたり、数種類の中から選ぶことができたりと様々ですが、Beer House 1715の場合は後者。
5種類のコースメニューの中から好きなものを選ぶことができます。
前菜のサラダとスープ、コンポートというドライフルーツを煮詰めた飲み物。
そしてメインの鶏肉のハンバーグの煮込みとサイドメニューのマッシュポテト。
とにかくすべてにおいて美味しい!そして盛り付けがおしゃれ。
プゼタ・ハタではこんなおしゃれなものは食べられませんよね(笑)
これら全て込みで110UAH(=¥455)という恐ろしい価格。
いやあ、素晴らしすぎます、ウクライナ。
インフォメーション
Beer House 1715 (Пивний Дім 1715)
住所:Svobody Ave, 12, L’viv, L’vivs’ka oblast, 79000
コメント:とにかく一度ランチメニューを試してみるべし。パブのような雰囲気なので、一人でも全く問題ありません。
3. Mistechko
毎日ちゃんとしたレストランで食事、というのはなかなか肩肘張るもの。
また、毎日自炊して節約ばかり、というのも、「あんた、何しに来てんねん」感を強く感じてしまうもの。
そのような「お金はかけたくないけど、せっかくだからその場所の名物は食べたい」というのぶよのような旅人の強い味方となるのが、セルフサービスの食堂形式のレストラン。
(日本のオリジン弁当の食堂版と考えてもらえれば。)
すでに出来上がっている料理が並んでいて、見た目で判断した上で指差し注文もできるので、言葉がわからない旅行者の強い味方です。
味の面では、その都度作ってくれるちゃんとしたレストランに敵うはずもありませんが、かなりの低価格でその土地の料理を味わえるのは大きな魅力です。
ウクライナの超有名チェーン、プゼタ・ハタからほど近い場所にあるMistechkoは、ここにしかない個人経営のセルフ食堂。
こういう店を応援したくなるのが人の性でしょう。
システムは他のセルフ食堂と同じで、並んでいる料理を店員さんにとってもらうシステム。
最後に注文したものの合計金額を支払います。
見てください、このチープ感(笑) というか、実際にかなりチープなのですが。
(これで50UAH=¥206)
チェーン店であるプゼタ・ハタ(すでに激安)の3分の2くらいの値段で1食いただけます。
そして、チェーン店では見られない、手作り感あふれる料理が多かったのも魅力だと思います。
ちなみに、こちらの食堂では、500mlのビールを二杯頼むともう一杯無料でついてくるという食堂らしからぬ謎のサービスを実施していたので、飲みたい派は是非(笑)
インフォメーション
Mistechko (Ресторан Містечко)
住所:Modesta Mentsyns’koho Street, 12, L’viv, L’vivs’ka oblast, 79000
営業時間:全日 9:00~22:00
コメント:とにかく安いので、栄養補給スポットとしておすすめ(笑)そして店員さんがもれなく美人。
リヴィウのおすすめチョコレート屋&クラフトビールパブ
リヴィウには、食事以外でも楽しめるグルメスポットが多くあります。
その一つが、全て手作りで作られた、有名なリヴィウ・チョコレートの工房兼直売店です。
また、リヴィウではビール文化が深く浸透していて、ウクライナの他の地域ではあまり見られないクラフトビール(地ビール)の生産も盛んにおこなわれています。
ここでしか味わえないビールを売りにしたパブも見逃せません。
Lviv Handmade Chocolate
アーティスティックな外観が目を引くこちらの建物は、全体がリヴィウで有名な手作りチョコレートの工房兼ショップ兼カフェ。
リヴィウのお土産探しにはうってつけの場所です。
リヴィウの町がデザインされた入れ物に入ったチョコレートはお土産には最適でしょう。
のぶよはお土産を買う人がいないのでスルーです。そしてチョコって溶けるし。
そんなのぶよのようなバックパッカーにおすすめしたいのが、一個一個好きなものを選んで買える数十種類のチョコレート。
1つ9UAH(=¥37)ほどなので、美味しそうなものを選んで気軽に買うことができます。
もちろんすべてこの工房で作られた手作りチョコレートです。
とにかく全てがチョコレート尽くしのショップの他に、上の階にはホットチョコレートなどを提供するカフェ、さらに最上階にはリヴィウの旧市街を見渡せるテラスまであります。
甘いものが苦手な人も、このテラスからの景色を見るためだけに訪れる価値があると思います。
インフォメーション
Lviv Handmade Chocolate (Львівська майстерня шоколаду)
住所:Serbska St, 3, L’viv, L’vivs’ka oblast, 79000
営業時間:全日 9:00~22:00
Pravda Beer Theatre
最後に紹介するのがこちら、Pravda Beer Theatreです。
その名の通り、店内にはライブスペースがあり、日替わりでオーケストラやバンドなどのライブミュージックの演奏を聴きながらビールを楽しむことができます。
ビールは全てここで作られた「プラーヴダ」というブランドのクラフトビール。
好みによって様々な種類のビールを選んで飲むことができます。
一応アルコール度数や特徴、値段などがメニューに書かれてはいるのですが、ところどころウクライナ語オンリーでよくわかりません。
勘で頼みましょう(笑)
だいたい外れないと思います。
ライブミュージックを聴きながら楽しむビール。
正直、「一人で行くのもなあ…」と感じていましたが、行ってみたらなんの問題もありません。普通に楽しめます。
食事メニューもあり、ビールに合わせたソーセージや、リヴィウ地域の伝統的な料理まで、とにかく肉類が多め。
そして値段は結構高めです。
のぶよ的には、ここではビールとライブミュージックだけを楽しんで、先に紹介した格安のセルフサービス食堂でディナーというのが経済的に楽しむコツだと思います。
インフォメーション
Pravda Beer Theatre (Театр пива «Правда»)
住所:Torhovyy Dim Tsipperiv, Rynok Square, L’viv, L’vivs’ka oblast, 79000
営業時間:全日 10:00~22:00
おわりに
リヴィウのおすすめレストランを紹介しました。
複雑な歴史の影響もあり、ウクライナの他の地域とは、町の雰囲気や食文化が大きく異なるリヴィウの町。
せっかく旅行に来たなら、余すところなくその奥深いグルメを味わいたいものです。
とりあえず、リヴィウに来たら、プゼタ・ハタ禁止令を己に課しましょう(笑)
リヴィウでの宿泊なら、観光の中心であるリヴィウ旧市街がおすすめ。美しい町並みの中で、観光にグルメに満足のゆく滞在ができるはず。
鉄道駅/バスステーションともに、トラムで簡単にアクセスできるのもポイント。
コメント
やばい。面白いです笑
ありがとうございます!励みになります。