こんにちは!ジョージア滞在も4か月目、世界半周中ののぶよ(@nobuyo5696)です。
(世界半周についてはこちらの記事へどうぞ。)
いきなりですが、こちらの写真。
どこの町の風景だと思いますか?
カラフルでポップ、開放的でオシャレな雰囲気は、アメリカ西海岸やヨーロッパのどこかの町のように見えます。
しかしここは、コーカサスのジョージアの首都・トビリシの風景なのです!
トビリシの町の大部分は旧ソ連時代が色濃く残った町並みが特徴的で、お世辞にも美しい町並みとは言えません。
レトロな建物が建ち並び、観光客にも人気のトビリシ旧市街はとても小さく、その一部はゴーストタウンのような雰囲気で再開発が行われている状態です。
しかしながら、トビリシ中心街の近くにあるファブリカ(Fabrika)では話が別。
ソ連時代の紡績工場の建物が再開発によって生まれ変わった場所で、トビリシの若者にも大人気の「最先端のお洒落スポット」として評判になっています。
今回の記事では、地元っ子にも海外からのノマドワーカーにも人気のファブリカの見どころを紹介します。
宿泊施設も併設されているので、おしゃれでインターナショナルな雰囲気の中でのトビリシ滞在も楽しめますよ!
ファブリカの魅力1:ストリートアート
ファブリカ(Fabrika)があるのは、旧ソ連感むき出しの真四角の無機質な建物を中心とした敷地。
初めてファブリカの建物を見た人は、そのインパクトに度肝を抜かれるかもしれません。
なんと、かつての工場の建物がびっしりとグラフィティ(落書き)で覆われているのです。
ここだけ見ると、入るのを躊躇してしまうほど。
治安の悪そうな香りしか漂っていません。
実はこちらの落書きは、れっきとした地元のアマチュアアーティストたちの作品。
恐い人たちがいるわけではないので、安心して入りましょう(笑)
かつて紡績工場だった歴史を語り継ぐように、ソ連製の巨大なミシンが展示されています。
例に漏れず落書きだらけなのはご愛嬌。
ソ連時代のミニバンを改造した無人フォトスタジオまでありました。
日本の証明写真撮影機のようなもので、ちゃんと利用することができます。
ぜひ注目してほしいのが、中庭にあるこちらの羊のアート。
実はこれ、トビリシでは超有名なストリートアーティスト、LAMBの作品なのです。
トビリシでは誰もが知っているLAMBは、ジョージアの伝統的な動物や物をモチーフにしたストリートアートを描くことで知られている謎の人物。
羊の他にもヒンカリ(ジョージア風小籠包)をモチーフにした作品も多く残しています。
(のぶよは勝手に「ヒンカリアーティスト」と呼んでいます)
ファブリカ以外にも、トビリシの町の至る所に彼の作品が見られるので、街歩きの際にはぜひ探してみてくださいね!
そのうち、トビリシのヒンカリアーティスト作品スポットをまとめた記事を書こうと思います。
需要ゼロだろうけど(笑)
ファブリカの魅力2:開放的な中庭
ソ連時代の無機質な建物 × ポップなストリートアートという組み合わせもユニークですが、ファブリカを象徴するのが広大な中庭部分。
誰もが自由に立ち入ることができ、コワーキングスペース利用者から地元の若者まで、いろいろな人が集まる場所です。
中庭にはテラス席があるレストランが数軒営業していて、おしゃれなライフスタイルを送っていそうな人々で常に賑わいます。
英語が多く聞こえますが、ジョージア語で話している人も多く、かなりインターナショナルな雰囲気が漂っていました。
旧ソ連というよりも、かなりヨーロッパ感が漂う中庭。
集まる人の装いもなんだかおしゃれで洗練されているように感じます。
お決まりのソ連製クラシックカーが展示されており、人気の撮影スポットの一つとなっています。
トビリシのどこのエリアとも異なる、自由で国際的な雰囲気に満ち溢れた空間。
きっと、この町が持つ新たな一面に気づくことができるでしょう。
ファブリカの魅力3:ノマドな雰囲気漂うコワーキングスペース
続いて紹介するのは、かつての紡績工場の建物の内部。
いい感じにボロボロ感がある鉄製の扉の向こうにあるのは、開放的なカフェ&レストランでした。
シンプルな内装ながら、ライトのデザインなど細かなところに感じられるこだわり。
紡績工場時代の雰囲気もある程度残しながら、モダンでオシャレに改装されています。
ファブリカの一番のウリが、広々としたコワーキングスペース。
宿泊客はもちろん、外部客も気軽に利用することもでき、多くの若者(こちらは主に外国人ノマド系な方々)が集まります。
静かで仕事に集中できる落ち着いた雰囲気の空間で、誰にも邪魔されずに作業をしたい人にはおすすめです。
のぶよはこういった「人がいっぱい集まってパソコンカタカタしてるお洒落系スペース」にアレルギーがあるタイプなので(笑)、ぐるっと一周して退散しました。
ファブリカの魅力4:ホステル&ラーメン屋まである?!
コワーキングスペースの雰囲気はのぶよ向きではなかったのですが(一人で集中して何かをしたい人には向いていると思います)、ファブリカには宿泊用のホステルも併設されています。
ドミトリーからプライベートルームまで用意されていて、その内装ももちろんおしゃれなのは言うまでもありません。
コワーキングスペースを始め、おしゃれな中庭や敷地内のレストランにいつでも行けるのは魅力的ですし、トビリシ中心街へのアクセスも悪くありません。(地下鉄で1~2駅)
ホステルの料金相場はトビリシの平均価格よりも高めですが、こうしたライフスタイルでの滞在がしたい人にとっては決して高すぎる料金ではないと思います。
また、ファブリカの敷地内には、日本のラーメン専門のレストラン・“Shio Ramen”が併設されており、トビリシでラーメンづけな日々を送りたい系旅人にもおすすめ(笑)
結構評判は良いそうなのですが、あいにくのぶよが訪れた日は休業中でした。
訪問した際にはまた別記事に書こうと思います!
後日、Shio Ramenを訪問した際の記事を書きました!
ファブリカへのアクセス
ファブリカがあるのは、トビリシ中心街とクラ川を挟んだ反対岸。
お洒落な町並みが広がるマルジャニシュヴィリ地区(Marjanishvili)の住宅街に位置しています。
最寄り駅は地下鉄1号線(レッドライン)のMarjanishvili駅(მარჯანიშვილი)で、徒歩600mほどです。
トビリシ観光の中心となるリバティー・スクエア駅から直行で2駅と近いので、観光の合間に立ち寄ることも、ファブリカを拠点に市内観光することも可能です。
おわりに
中心街の町並みとは少し違うトビリシの新しい一面が見られるファブリカを紹介しました。
近年日本のノマドワーカーの間で人気となっているジョージアですが、それは欧米圏の人にとっても同じこと。
ファブリカのようなヨーロッパ風な都市空間が人気となるのもわかるような気がします。
格安の物価や整備されたインフラなど、外国人を惹きつけるたくさんの魅力があるトビリシの「今」を象徴するようなスポットで、おしゃれで快適な滞在をしてみるのはいかがでしょうか。
もしかしたら、自分と同じようなスタイルで滞在している仲間に出会うことができるかもしれませんよ!
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