こんにちは!世界半周中ののぶよ(@nobuyo5696)です。
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「インスタ映え」という言葉が定着してから、結構な時間が経った今日このごろ。
少し前までは、猫も杓子もタピオカだったようですが、今ではインパクトと可愛さを兼ね備えた新しい「インスタ映えフード」が日々生み出されては、タイムラインを彩っています。
しかし、インスタ映えするようなインパクトがある食べ物があるのは、日本だけではありません。
これまでのぶよが滞在した国で食した様々な現地料理でも、「これは…!」という映えフードがたくさんありました。
今回の記事では、これまで食べたいろいろな国の料理から、インパクト抜群な「映える」食べ物10品を紹介していきます。
タイトルでは「世界の」なんて謳っていますが、実際はポルトガル~現在いるジョージアまでに滞在した十数か国の映えフードとなっています。
映えるためには、少々盛ることも必要なのです(笑)
どれも日本では全く有名でないものばかり。
先取りしておけば、次のインスタを席巻できるかも…!
世界のインスタ映え料理1:フランセジーニャ / ポルトガル
ポルトガルを代表するインスタ映えグルメが、フランセジーニャ(Francesinha)。
ポルトガル北部のポルト名物のローカルグルメなのですが、「フランス人の女の子」という意味の名前とは裏腹すぎるビジュアルに度肝を抜かれます。
驚くべきはその見た目だけではありません。
数枚のトーストに、ステーキ、ハム、チーズなどを挟み、最後にビールを煮詰めたソースと大量のフライドポテトをのせて出来上がり!という、すがすがしいほどのジャンクフード感も魅力です。
ナイフを入れてみると、中は美しい肉の層になっています。映えです。
インスタ映え女子に嬉しい野菜は一切使われておらず、肉と炭水化物のみでできているフランセジーニャ。
残さず食べられる覚悟がある人だけ、挑戦してくださいね!
世界のインスタ映え料理2:ハチャプリ / ジョージア
コーカサスの小国・ジョージアからのインスタ映えグルメが、ハチャプリ(ხაჭაპური)。
可愛らしい響きの「ジョージア風ピザ」のような一品で、地域によって具や形が異なるジョージアの国民的料理の一つです。
インスタ映えを狙うなら、ジョージア西部のアジャルリ・ハチャプリ(写真のもの)が船のような形で最も可愛いかも。
実は、このハチャプリ。注文を受けてから生地をのばして窯で焼きあげてくれるというこだわりよう。
耳のような厚めの生地に囲まれた具は、とろとろチーズと半熟卵という黄金の組み合わせです。
具をこぼさないようにかき混ぜて、耳の部分をちぎって浸しながら食べるのが正しいハチャプリの食べ方。
間違ってもそのままかぶりついてはいけません。(中のトロトロ激アツチーズがこぼれて、大洪水&火傷します)
材料はシンプルで作り方も簡単なので、日本に上陸する日も遠くないかも。
期待度No.1のネクスト映えグルメです。
世界のインスタ映え料理3:チェヴァピ / セルビア
続いては、バルカン半島の内陸国・セルビアの超定番グルメであるチェヴァピ(ћевапи)。
どうしてインスタ映えしそうなグルメは可愛らしい名前が多いのでしょうか(笑)
チェヴァピとは、旧ユーゴスラビア諸国全体でポピュラーな、棒状に肉を固めてグリルしたケバブのこと。
のぶよ的に、セルビアのチェヴァピが一番美味しかったです。
パンにチェヴァピを挟んだだけなのに、なぜかお洒落に見えてしまうのが不思議。
コロコロした見た目だけでなく、プチプチした独特の食感を楽しめるのもポイントです。
世界のインスタ映え料理4:バクラヴァ / トルコ
トルコ人の食に対するこだわりはもの凄いものがあり、さすがは世界三大料理の一つ。
味が美味しいのはもちろん、見た目にも美しい料理が多く、トルコ人の美意識の高さが感じられます。
中でもオスマン帝国時代からの伝統スイーツは、食べるのがもったいなく感じるほどの美しさ。
その代表格がバクラヴァ(Baklava)です。
何層にも重ねたパイ生地に、豆などを入れて焼き上げ、糖蜜をたっぷり染み込ませたバクラヴァ。
生地のサクサク感と、糖蜜のジュワりとした食感のハーモニーには感動間違いなしです。
「バクラヴァ」とひとことで言っても、その形や具材はかなり豊富。
街にはバクラヴァ専門店が多くあり、ぎっしりと敷き詰められた上品な色合いのスイーツは、もはやアートの域です。
可愛いばかりのインスタ映えグルメ界に、きっと新しい風を運んでくれる存在になりそうな予感…。
世界のインスタ映え料理5:スペアリブ / ウクライナ
ウクライナ西部のリヴィウの名物が、豚肉のスペアリブ(Свиные Ребрышки)
スペアリブなんて正直どこでも食べられそうですが、のぶよ的にリヴィウで食べたものが世界最高峰でした。
見た目のインパクトはもちろんのこと。
ウクライナ美人の店員さんが目の前で、食べやすいサイズに切り分けてくれるという有難きサービス付きです(笑)
骨付き肉のため、フォークやナイフは使わずに手で食べるのがウクライナ流。
服を汚さないために配られるエプロン(人間のスペアリブ柄)も、結構な映え具合でございます。
世界のインスタ映え料理6:ボスニア風コーヒー / ボスニア・ヘルツェゴビナ
続いては、オスマン帝国支配時代の伝統息づくボスニア・ヘルツェゴビナから、ボスニア風コーヒー(Bosanska kafa)を。
伝統の銅細工のコーヒーセットで提供され、とても優雅な見た目が特徴的です。
コーヒー豆に水を注いだものを沸かして作る独特のスタイルで、上澄みだけを上手に飲むのがポイントです。
ボスニアでは、最後にカップに残ったコーヒーの粉の形で未来を占う「コーヒー占い」なるものもあるそうで、インスタ投稿にもぴったりかもしれませんね(笑)
世界のインスタ映え料理7:チフチ / アルバニア
「ヨーロッパ最後の秘境」と称されるアルバニアからは、名前も見た目も可愛らしいチフチ(Qifqi)を紹介します。
炊いたお米にハーブを混ぜて団子状にしたものを油で揚げたもので、ひとことで表すなら「おにぎりフライ」といったところでしょうか。
ハーブとスパイスがしっかり効いたエスニックな味が特徴で、付け合わせで出されるヨーグルトをかけても美味しいです。
スパイスさえあれば日本でも簡単にできそうな料理なので、もしかしたら数年後に流行っているかも…(笑)
世界のインスタ映え料理8:モンテネグロ風BBQ / モンテネグロ
バルカン半島のずんぐりむっくり王国・モンテネグロから紹介するのが、モンテネグロ風バーベキュー(Crnogorski BBQ)。
とにかく肉しか食べないモンテネグロという国の食文化を象徴するような、皿から溢れんばかりの豪快すぎるビジュアルが特徴的です。
焼き加減が絶妙のジューシーな肉を、3種類のソースで味を調節しながらいただくのがモンテネグロ流。
インスタ映えどころか、「何これ?!」と注目されること間違いなしの一品です。
世界のインスタ映え料理9:トペノ・スィレーニェ / 北マケドニア
歴史的に周辺諸国にいじめ抜かれて、とうとう国名まで変更させられた可哀相な国・北マケドニアから紹介するインスタ映えグルメは、トペノ・スィレーニェ(Топено сирене)。
ひとことで言うなら、「マケドニア風チーズフォンデュ」といったところのこの料理。
窯で焼き上げた数種類のチーズに、パンをディップして食べるものです。
「どうしたらこんなに伸びるの?」と不思議に思うほどにトロットロなチーズは、きっとインスタ映え間違いなし!
北マケドニアのチーズは風味がかなり強く味も濃いめなので、一人で食べきるのはかなり大変。
間違っても他にサイドメニューなどは頼んではいけません。
世界のインスタ映え料理10:壺ケバブ / トルコ
最後はインスタ映えグルメ大国・トルコからもう一品。
きのこ型の奇岩が連なるカッパドキアの名物グルメであるテスティ・ケバブ(Testi kebab)を紹介します。
日本語で「壺ケバブ」の名の通り、名産の陶器の器に入れて提供されるのですが…何やら燃え盛っています。
そう。提供直前に炎で包み、蒸し焼きにした状態でいただくなんとも「映え」な一品なのです。
実は壺ケバブの陶器の器は使い捨て。
出来上がったころに、お店の人が目の前で壺を割ってくれるのです。映えすぎる。
味こそ普通の煮込み料理といった感じですが、燃え盛る炎の中で壺を割っていただくケバブは、トルコ以外ではなかなかお目にかかれません。
おわりに
というわけで、世界の(というか東ヨーロッパ~西アジアの)インスタ映え必至な10品の料理を紹介してきました。
正直のぶよはインスタとかよくわからず、美味しくたくさん食べられればそれでOKな人なので、プロのインスタグラマーからしたら「何これ?全然映えないわ!」と思われるかもしれません。
どうかご容赦ください(笑)
とはいえ、記事内で紹介した見た目良し&エキゾチックな料理の数々は、日本ではなかなか目にする機会が少ないものばかり。
見た目のインパクトはもちろん、安く手軽に食べられて、味も美味しい。と、流行るための三拍子が見事に揃っていると思います。
もし数年後に日本で壺ケバブやハチャプリがブームとなっていた時には、この記事のことを思い出して、のぶよの先見の明を褒めてやってください。
(絶対にないだろうけど)
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